
府中市で住宅のリフォームを検討しているものの、「利用できる補助金はある?」「どのような工事が対象になる?」と気になっている方もいるでしょう。
府中市では、耐震改修やバリアフリー改修などを対象とした独自の助成制度が設けられています。また、国や東京都でも、窓の断熱改修や高効率給湯器、太陽光発電などを対象とした支援制度が実施されています。
本記事では、府中市で利用を検討できるリフォーム補助金・助成金を紹介します。対象工事や補助額、申請の流れ、利用時の注意点も解説するので、リフォーム費用の負担を抑えたい方は参考にしてください。
本記事では、リフォームに関する補助金制度について詳しく解説しているため、一部専門的な内容も含まれます。
制度の細かな内容よりも、「どのような補助金があり、自分のリフォームが対象になるのか」をまず知りたい方は、こちらよりお気軽にご連絡ください。
県知事認可法人である当組合が、どなたでも無料でご相談を承っています。
※ご検討中のリフォーム内容や家屋の状態により、補助金の適用可否は異なります。
府中市で利用できるリフォーム補助金制度の概要
府中市でリフォームを行う際、さまざまな補助金制度を活用できます。市独自の助成金に加えて、国や東京都が実施する支援制度も利用可能です。対象となる工事内容や条件を把握して、費用負担を軽減しましょう。
府中市内で利用できる主な補助制度について、それぞれの特徴や概要を順に紹介します。

府中市独自で実施している主な補助金・助成金一覧
府中市では市民の安全確保や環境保護を目的として、独自の助成事業を設けています。各制度によって対象工事や補助金額、申請時期などが異なります。
市が実施している主な助成事業について確認していきましょう。
エコハウス設備設置費助成金交付事業
環境に配慮した住宅設備を導入する方向けの助成制度です。令和8年度分の本事業は、2026年9月17日時点で予算額が上限に達したため申請受付を終了しています。
なお、令和9年度の実施の有無や制度内容につきましては未定となっています。令和8年度に実施された制度内容としては、太陽光発電システムや蓄電池、高断熱窓などの設置費用に対して一部が助成される仕組みでした。
| 対象設備(令和8年度実績) | 補助額・助成率 |
|---|---|
| 太陽光発電システム | 1kW当たり2万円(上限10万円) |
| 家庭用蓄電池システム | 1kWh当たり2万円(上限10万円) |
| 二酸化炭素冷媒ヒートポンプ給湯器(エコキュート) | 定額1万5,000円 |
| 既設窓の断熱改修 | 設置に要する費用の1/5(上限10万円) |
申請に必要な書類の例(令和8年度実績):
- 府中市エコハウス設備設置費助成金交付申請書
- 工事請負契約書等の写し
- 設備の費用が記載された見積書または内訳書
- 領収書の写しなど支払い完了が確認できる書類
- 施工後の写真
令和8年度は、設備設置完了後の1年以内に申請書類を提出する形式でした。
木造住宅耐震診断・耐震改修等助成事業
地震発生時の倒壊リスクを減らす目的で、木造住宅の耐震化を支援する制度です。診断から改修工事まで事業ごとに助成要件が定められています。
耐震診断調査では、昭和56年5月31日以前に着工された一戸建て木造住宅が対象となります。加えて、昭和56年6月1日から平成12年5月31日までに着工された在来軸組工法の平屋建て・2階建て木造住宅も対象です(事前のアドバイザー派遣事業の利用が必要です)。
耐震改修工事は、診断で評点1.0未満と診断された住宅を評点1.0以上にする工事が対象となります。一方で、全除却工事や耐震シェルター設置は昭和56年5月31日以前に着工された住宅が対象であり、事業ごとに要件が異なります。
| 区分 | 助成割合 | 上限額 |
|---|---|---|
| 耐震診断調査 | 費用の2/3 | 12万円 |
| 耐震改修工事 | 費用の1/2 | 170万円 |
| 耐震除却工事 | 費用の1/2 | 50万円 |
| 耐震シェルター等設置 | 設置費用の3/4 | 30万円 |
申請に必要な書類の例:
- 交付申請書
- 現況写真および配置図・平面図
- 工事見積書の写し
- 建物登記簿謄本
改修工事などは契約前の事前申請が必要条件となっています。
ブロック塀等安全対策費用助成事業
通学路や避難路に面した危険なブロック塀等の撤去や建替えを補助する事業です。地震による倒壊事故を未然に防ぐことを目指しています。
耐震診断により倒壊の危険性があると判断された壁が対象になります。撤去工事のみでも助成を受けられますが、建替え工事も対象です。助成対象費用の上限は1m当たり8万円であり、助成割合は3分の2となっています(助成金額そのものが1m当たり8万円支給されるわけではありません)。建替え後の塀に国産木材を使用した木塀を採用する場合、全額加算(上限27万2,000円/m、木塀長さ25mまで)の加算助成が受けられます。
| 工事区分 | 助成割合 | 助成対象費用の上限 |
|---|---|---|
| ブロック塀等の除却・建替 | 助成対象費用の2/3 | 1m当たり8万円 |
| 木塀への建替(加算助成) | 8万円超〜27.2万円/m部分全額(10/10) | 木塀長さ25mまで |
申請に必要な書類の例:
- 事前相談カード
- 案内図・所在図
- ブロック塀等の現況写真
- チェックポイントシート
事前相談カードを提出した後に、市から派遣される調査士の診断を受ける流れとなります。
高齢者自立支援住宅改修給付・障害者等日常生活用具費等給付事業
高齢の方や障害のある方が自宅で生活を継続できるよう環境を整える給付制度です。日常生活の負担を減らす改修工事をサポートしてくれます。
高齢者自立支援住宅改修給付では、制度ごとに対象者が分かれています。手すり取り付けや段差解消などの「住宅改修予防給付」は、要介護認定の結果が「非該当」の方(給付基準額20万円)が対象です。
一方で、浴槽や洗面台、トイレなどの「住宅設備改修給付」は要介護認定の結果が「要支援・要介護」の方を対象としています。「障害者等日常生活用具費等給付事業」における住宅設備改善工事は、身体障害者手帳をお持ちの方などが対象です。工事内容(小規模改修、中規模改修、屋内移動設備など)によって個別に給付基準額が設定されています(屋内移動設備は機器本体と設置費の合計で上限133万2,000円など)。
| 制度名 | 主な対象者 | 給付割合・給付基準額 |
|---|---|---|
| 高齢者自立支援住宅改修給付(予防給付) | 65歳以上で要介護認定が「非該当」の方 | 70%〜90%給付(給付基準額20万円) |
| 高齢者自立支援住宅改修給付(設備給付) | 65歳以上で要介護認定が「要支援・要介護」の方 | 70%〜90%給付(浴槽37.9万円、流し台15.6万円、便器10.6万円など) |
| 障害者等日常生活用具費等給付(住宅設備改善) | 身体障害者手帳をお持ちの方など | 原則1割自己負担(工事内容により基準額設定、屋内移動設備上限133.2万円など) |
申請に必要な書類の例:
- 給付申請書
- 改修箇所の写真
- 工事見積書およびカタログ
- 医師の意見書(必要な場合のみ)
工事着工前に窓口への相談と事前申請が必要になります。
吹付けアスベスト等飛散防止対策促進事業助成金
建築物に吹き付けられた有害なアスベストの飛散を防ぐための助成金です。健康被害を予防し、安全な住環境の確保を目的としています。
平成18年8月31日以前に着工された一定規模以上の建築物が対象となります。アスベストの有無を調べる含有調査と、実際の除去や封じ込め工事に要する費用が補助されます。
| 区分 | 助成割合 | 上限額 |
|---|---|---|
| アスベスト含有調査 | 費用の10/10 | 10万円 |
| アスベスト除去等工事(延べ面積1,000㎡以上) | 費用の19/24 | 100万円 |
| アスベスト除去等工事(その他規模) | 費用の1/2 | 100万円 |
申請に必要な書類の例:
- 助成金交付申請書
- 建築確認時期が分かる書類
- 工事内訳見積書
- 分析調査結果報告書
契約締結前の事前相談が必要となります。
国や東京都が実施している主な補助金・助成金一覧
府中市の助成制度に加えて、国や東京都が提供する補助金も利用できます。条件を満たせば組み合わせることも可能です。
広域の支援策について順番に確認していきましょう。
先進的窓リノベ2026事業
住宅の断熱性能を高める開口部改修への補助制度です。非常に手厚い補助額が魅力となっています。
高断熱窓への交換や内窓(二重窓)の設置、断熱ドアへの変更が対象です。ガラス交換や外窓交換など施工方法に応じて定額が支給されます。個人で直接申請はできず、登録施工業者を経由して手続きを行います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助上限額 | 1戸当たり100万円 |
| 主な対象工事 | 内窓設置、外窓交換、ガラス交換、ドア交換 |
| 申請主体 | 登録事業者(住宅省エネ支援事業者) |
必要書類の例(事業者に提出):
- 本人確認書類
- 工事前後の写真
- 性能証明書(メーカー発行)
予算の上限に達した時点で締め切られます。
給湯省エネ2026事業
高効率な省エネ型給湯器の設置を支援する補助金です。給湯に係るエネルギー消費量を削減することを目的としています。
エコキュートやハイブリッド給湯機、エネファームの導入が対象です。機器種別ごとに基本補助額が設定されており、要件を満たすことで性能加算が適用されます。また、既存の電気温水器や電気蓄熱暖房機を撤去する一定の条件を満たす場合、撤去加算が上乗せされます。
| 給湯器の種類 | 基本補助額 | 性能加算 | 撤去加算 |
|---|---|---|---|
| ヒートポンプ給湯機(エコキュート) | 7万円/台 | 3万円/台(要件を満たす場合) | 電気温水器・電気蓄熱暖房機撤去等(条件あり) |
| ハイブリッド給湯機 | 10万円/台 | 2万円/台(要件を満たす場合) | 電気温水器・電気蓄熱暖房機撤去等(条件あり) |
| 家庭用燃料電池(エネファーム) | 17万円/台 | なし | 電気温水器・電気蓄熱暖房機撤去等(条件あり) |
※実際の支給額は機器の性能要件や既存設備の撤去有無など適用条件によって変動します。
必要書類の例:
- 対象機器の保証書・型番確認書
- 工事完了前後の写真
- 撤去機器の確認書類(加算時)
光熱費削減にもつながる支援制度です。
みらいエコ住宅2026事業
省エネ改修や子育て対応改修を幅広くサポートする補助金です。既存住宅の省エネ化を総合的に推進しています。
開口部や外壁・屋根の断熱工事、節水型トイレなどのエコ設備設置が対象となります。さらに、手すり設置などのバリアフリー工事や子育て対応改修も含まれます。必須となる断熱改修を組み合わせる必要があります。
| 対象住宅の新築時期 | 補助上限額(義務基準に相当する工事) | 補助上限額(次世代省エネ基準に相当する工事) |
|---|---|---|
| 〜平成3年以前 | 100万円/戸 | 50万円/戸 |
| 平成4年〜平成28年 | 80万円/戸 | 40万円/戸 |
必要書類の例:
- 工事請負契約書
- 対象設備の性能証明書
- 施工前後の写真
先進的窓リノベ事業や給湯省エネ事業との併用が可能です。
既存住宅における省エネ改修促進事業・太陽光普及拡大事業(東京都)
東京都が独自に行っている省エネ化推進事業です。高断熱化や再生可能エネルギー設備の導入を助成しています。
「既存住宅における省エネ改修促進事業(断熱改修促進事業)」では、高断熱窓やドア、断熱材の施工が対象です。高断熱窓は通常1住戸当たり200万円まで助成されます。なお、国の住宅省エネキャンペーンで「断熱窓+防犯窓」として登録された製品を用いる場合は1住戸当たり300万円まで助成されます。
「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」では、太陽光発電や蓄電池の導入を支援します。既存住宅の太陽光発電は発電出力3.75kW以下の場合は15万円/kW(上限45万円)、3.75kW超の場合は12万円/kWとなります。蓄電池システムは蓄電容量1kWh当たり10万円(上限120万円)となり、デマンドレスポンス(DR)実証参加による加算条件なども設定されています。
| 事業名 | 対象工事 | 補助額・条件の例 |
|---|---|---|
| 既存住宅における省エネ改修促進事業 | 窓・ドア・断熱材・高断熱浴槽 | 高断熱窓上限200万円(防犯窓指定時上限300万円) |
| 太陽光普及拡大事業 | 太陽光発電・蓄電池設置 | 太陽光既存3.75kW以下15万円/kW(上限45万円)、蓄電池10万円/kWh(上限120万円・DR加算あり) |
必要書類の例:
- 事前申込書
- 対象製品の仕様書
- 工事費見積書
東京都の事務局へ申請を行います。
【目的別】府中市で使えるおすすめのリフォーム補助金
リフォームの目的に応じて使える補助金は異なります。ここでは「省エネ・断熱」「耐震補強」「バリアフリー」という3つの目的別に制度を整理しました。プラン作成の参考にしてください。
それぞれの目的にお勧めの制度を順番に解説します。
省エネ・断熱リフォーム(窓・給湯器・太陽光など)
住まいの断熱性を高めたり、高効率な設備を入れたりするリフォームは補助金が充実している分野です。毎月の光熱費を削減できる効果もあります。
窓やドアの断熱化には国の「先進的窓リノベ2026事業」(1戸当たり100万円まで)や東京都の断熱改修助成の活用を検討できます。給湯器の交換には国の「給湯省エネ2026事業」を活用しましょう。また、太陽光発電や蓄電池の設置には東京都の普及拡大事業が利用できます。なお、府中市の「エコハウス設備設置費助成金」は令和8年度分の受付が終了している点にご留意ください。
| リフォーム内容 | 活用を検討できる主な補助制度 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 内窓設置・窓交換 | 先進的窓リノベ2026事業(国)、東京都断熱改修助成など | 結露防止、冷暖房効率の向上 |
| 高効率給湯器(エコキュート)交換 | 給湯省エネ2026事業(国) | 光熱費の削減、節湯効果 |
| 太陽光発電・蓄電池の設置 | 東京都太陽光普及拡大事業 | 自家消費、停電時の非常用電源 |
国や東京都の支援制度について、併用条件を確認しながら活用を検討しましょう。
耐震補強・耐震診断・ブロック塀改修
万が一の大地震に備えて、住まいや周囲の安全性を高めるリフォームも重要です。府中市では安全対策工事に対する補助体制が整っています。
木造住宅の耐震診断では「木造住宅耐震診断・耐震改修等助成事業」が使えます。昭和56年5月31日以前着工の住宅に加え、昭和56年6月1日から平成12年5月31日までに着工された在来軸組工法の木造住宅(アドバイザー派遣利用必須)も診断対象です。
改修工事(上限170万円)や除却工事(上限50万円)などは昭和56年5月31日以前着工の住宅が対象となります。通学路等に面したブロック塀の撤去・建替えには「ブロック塀等安全対策費用助成事業」(助成対象費用上限1m当たり8万円、助成割合2/3)が利用可能です。
| 対象となる場所・工事 | 該当する制度名 | 補助割合・上限額など |
|---|---|---|
| 木造住宅の耐震診断・改修 | 木造住宅耐震診断・耐震改修等助成事業 | 診断費用の2/3(上限12万円)、改修費用の1/2(上限170万円) |
| 通学路等の危険なブロック塀 | ブロック塀等安全対策費用助成事業 | 助成対象費用上限1m当たり8万円(助成割合2/3・木塀加算あり) |
| 分譲マンションの耐震化 | 分譲マンション耐震化助成事業 | 診断費用の2/3(上限200万円・指導時250万円) |
申請条件や対象住宅の築年数を事前によく確認してください。
バリアフリー・介護リフォーム
高齢の方や障害を持つ方が自宅で安全に暮らすための改修もサポートされています。転倒防止や生活動作の補助に役立ちます。
高齢者自立支援住宅改修給付では要介護認定の結果に応じた申請が必要です。要介護認定が「非該当」の方は手すり設置などの「予防給付」が利用できます。一方で、「要支援・要介護」の方は浴槽交換などの「設備給付」が対象となります。障害をお持ちの方は「障害者等日常生活用具費等給付事業」により住宅設備改善工事のサポートを受けられます。
バリアフリー改修の主な内容:
- 手すりの取付け(廊下、階段、浴室、トイレなど)
- 床の段差解消および滑り止め床材への変更
- 開き戸から引き戸等へのドア取替え
- 和式便器から洋式便器への取替え
- 車いす対応の流し台や洗面台への変更
工事着工前に窓口や地域包括支援センターへご相談ください。

府中市でリフォーム補助金を申請する際の流れ
ここでは、リフォーム補助金を申請する際の一般的な手順を整理します。実際の申請時期や手続きは制度によって異なるため、契約・着工前に必ず各制度の公式情報を確認してください。
一般的な3ステップを順番に確認します。
手順1:リフォーム会社への相談・現地調査と見積もり取得
まずはリフォームしたい箇所の要望をまとめ、施工業者に相談します。現地調査を実施してもらい、正確な見積書を取得しましょう。
補助金を利用したい旨をあらかじめ業者へ伝えておくことが大切です。国の住宅省エネ2026キャンペーン対象制度(先進的窓リノベ2026事業や給湯省エネ2026事業、みらいエコ住宅2026事業など)を利用する場合、「住宅省エネ支援事業者」に登録されている事業者と契約する必要があります。事前の打合せには時間を要する場合があるため余裕を持った計画が必要です。
確認ポイント:
- 業者が補助金の登録事業者であるか(対象制度利用時)
- 見積書に対象製品の型番や仕様が明記されているか
- 補助金申請の代行やサポートに対応してくれるか
必要書類の例:
- 工事見積書
- 製品カタログや仕様書
準備が整ったら次の手続きへ進みます。
手順2:府中市・関係窓口への事前相談・申請書類の提出
事前申請が必要な制度の場合、工事契約または工事着工の前に担当窓口へ相談および申請書類の提出を行います。制度によっては事前診断の手続きが必要です。
府中市の耐震助成やブロック塀撤去などは契約前の申請が必要であり、バリアフリー給付などは工事着工前の申請が必須となっています(工事完了後に申請する制度を除きます)。申請書を提出後、審査が行われます。問題がなければ通知書が手元に届きます。
事前申請に必要な主な書類の例:
- 補助金交付申請書
- 現況写真(施工前)
- 建物登記簿謄本や固定資産評価証明書
- 工事見積書の写し
事前申請が必要な制度では、通知書が手元に届くまで契約や着工を待つ必要があります。
手順3:交付決定後の工事契約・着工・実績報告
交付決定等の通知を受けた後に、施工業者と正式な工事請負契約を結んで着工します。事前申請が必要な制度において決定前の契約・着工は対象外になるため注意しましょう。
工事中は指定の写真を撮影しておく必要があります。工事完了後、定められた期限内に「実績報告書(完了届)」と請求書を提出します。報告書の審査を経て、指定口座へ補助金が振り込まれます。
完了報告に必要な書類の例:
- 工事完了届(実績報告書)
- 工事契約書の写し
- 工事代金の領収書写し
- 日付入りの施工前・施工中・施工後写真
完了報告の提出期限を守るよう意識しましょう。
府中市でリフォーム補助金を利用するときの注意点
補助金制度を活用する際には、気をつけるべき落とし穴がいくつか存在します。申請漏れや不交付を防ぐために注意点をあらかじめ把握しておきましょう。
代表的な3つの注意点を解説します。
制度によって申請時期や条件が異なる
補助金制度はすべて同じタイミングで申請できるわけではありません。契約前や工事着工前に申請が必要な制度と、工事完了後に申請する制度が存在します。
府中市の耐震助成などは工事契約前の事前申請が必要であり、バリアフリー給付などは工事着工前の申請が必須です。一方で、府中市のエコハウス設備設置費助成金(令和8年度分は受付終了)のように工事完了後に提出する制度もあります。
| 申請タイプの分類 | 申請のタイミング | 対象となる主な制度例 |
|---|---|---|
| 事前申請タイプ | 工事契約または工事着工の前 | 耐震改修、ブロック塀撤去、バリアフリー給付など |
| 事後申請タイプ | 工事完了・引渡し後 | 府中市エコハウス設備設置費助成金(令和8年度受付終了) |
工事を始める前に必ず申請タイミングを施工業者や役所窓口へ確認してください。
先着順・予算上限により途中で受付終了となる場合がある
補助金事業はあらかじめ決められた予算の範囲内で実施されています。申請が予算上限に達した時点で受付が早期終了してしまいます。
公表されている受付期間内であっても、予算が消化されれば締め切られます。実際、府中市の令和8年度エコハウス設備設置費助成金は2026年9月17日時点で受付終了となりました。リフォームを計画したら、早い段階で見積もりを取り申請の準備を進めることが大切です。
注意すべきポイント:
- 募集開始時期に合わせた計画立て
- 予算消化状況の定期的なチェック
- 書類不備による受付遅れを防ぐ事前の書類確認
余裕を持ったスケジュールで動き出しましょう。
一般的な内装改修や外壁塗装単体は府中市独自の対象外
府中市独自の助成制度では、見た目を整える目的の改修工事は対象外となっています。希望する工事が該当するか確認しておくことが必要です。
部屋の壁紙貼り替えや単なる外壁塗装・屋根塗装のみの工事には、市独自の助成金が出ません。しかし、断熱改修や耐震補強と同時に行う場合や、国の補助金(みらいエコ住宅など)の条件を満たす場合は対象に含まれることがあります。
対象の有無の例:
- 市独自で対象外:クロス張り替えのみ、単体の外壁塗装・屋根塗装
- 令和8年度に対象だった工事:断熱窓改修(令和8年度分は受付終了)
- 市独自で対象内:耐震補強、バリアフリー工事など
工事内容の組み合わせを工夫して補助金の活用を目指しましょう。

リフォーム補助金を活用するための業者選びのポイント
補助金申請をスムーズに進めるには、施工業者選びが極めて重要です。手続きに慣れた実績豊富な業者を選ぶことで、トラブルなくお得に工事を進められます。
信頼できる施工業者を見極めるポイントを説明します。
補助金申請の実績や知識が豊富な地元の登録業者を選ぶ
国の支援事業や府中市の助成制度に対応している施工事業者を選びましょう。登録業者でなければ補助金が利用できないケースもあります。
国の住宅省エネ2026キャンペーン対象制度を利用する場合は「住宅省エネ支援事業者」に、市の制度では各種名簿に登録されているか確認しましょう。申請手続きは提出書類が多く複雑なため、実績のある業者に頼むのが安心です。地元の業者であれば市役所の窓口対応や手続きの流れにも精通しています。
業者選びで確認すべき条件:
- 必要な事業者登録(住宅省エネ支援事業者など)を済ませているか
- 補助金を活用した施工実績が豊富にあるか
- 申請書類の作成や提出サポートを行ってくれるか
事前に補助金の利用実績について質問してみましょう。
複数の業者から相見積もりを取って費用と提案内容を比較する
1社だけに頼まず、必ず複数のリフォーム会社から相見積もりを取得しましょう。費用相場や活用できる補助金の提案内容を比較できます。
工事費用自体が高く設定されていると、補助金を使っても損をしてしまう可能性があります。2〜3社から見積もりを取ることで適正価格が判断しやすくなります。見積書に補助対象の型番や工事内訳が明確に記載されているかをチェックしましょう。
比較する際のチェックリスト:
- 工事費用の内訳が細かく書かれているか
- 使える補助金制度の提案があるか
- 担当者の対応が丁寧で質問にわかりやすく答えてくれるか
無料の一括見積もりサービスを活用すると効率的に比較できます。
まとめ
府中市で使えるリフォーム補助金制度や申請手順について解説しました。ポイントを押さえて正しく活用することで、工事費用を抑えられます。
国や東京都の窓リノベ事業や市独自の耐震助成、バリアフリー給付などを目的に合わせて活用するのがコツです。なお、府中市の令和8年度エコハウス設備設置費助成金は2026年9月17日時点で受付終了となっております。制度ごとに申請時期や条件が異なるため、事前の確認が必要となります。
全体のポイント:
- 目的に適した補助金制度を把握して活用する
- 制度ごとの申請時期や対象要件を事前に確認する
- 先着順の予算枠がなくなる前に早めに動く
- 補助金申請に強い実績豊富なリフォーム会社を選ぶ
ご自宅のリフォームでどの補助金が使えるか気になる方は、当サイトの「無料一括見積もり依頼・補助金診断」をご利用ください。補助金に詳しい優良施工業者から簡単に相見積もりを取り寄せることができます。お得で快適な住まいづくりに向けて、第一歩を踏み出してみませんか。

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