【2026年最新】ブレーカーの交換費用は?|分電盤交換は必ず業者へ依頼しよう

「分電盤から異音がする」「ブレーカーがよく落ちる」「分電盤が古くなってきた」などと、分電盤について悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
分電盤は、家電製品が使用する必要な電気を分配するための装置であり、不具合が生じると接続された家電製品に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、交換が必要になる場合があります。

特に近年は、電気代の高騰対策や電気自動車(EV)、IHクッキングヒーターの普及にともない、大容量で安全な新しい分電盤への交換を検討する方が増えています。 今回は、分電盤のリフォームについて、耐用年数や工事にかかる費用、最新のスマート分電盤や補助金情報などを徹底解説します。

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住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

ブレーカー(分電盤)の交換にかかる費用

分電盤の交換には、「電気工事士」の国家資格が必要であり、資格のない方が自ら扱うことは法律で禁止されています。設置方法や配線に誤りがあると、感電や分電盤の故障、最悪の場合は火災などの重大な危険が生じるため、安全に作業を行うためには必ず資格を持ったプロの業者に依頼する必要があります。

ここでは、分電盤の交換にかかる費用の目安を詳しく解説していきます。

分電盤工事にかかる費用の相場

分電盤の交換には、本体ごと交換する場合と、ブレーカーなどの一部のみを交換する場合があり、費用も異なります。 近年は部材価格の高騰などもあり、標準的な分電盤への交換総費用(本体+工事費+処分費等)は、50,000円~100,000円程度が相場となっています。

また、最近では節電に役立つ機能を持った最新機器へ交換するケースも増えています。

  • 標準的な分電盤交換: 50,000円~100,000円程度
  • スマート分電盤(HEMS対応)への交換: 100,000円~200,000円程度
  • 大容量盤(EV・太陽光対応)への交換: 150,000円~300,000円程度

分電盤の種類や大きさ、また古い家屋で必要となる「単相2線式から単相3線式への配線切り替え工事」の有無などによっても価格は大きく変わります。交換前に必要な種類や大きさを業者に確認し、事前に見積もりをとって費用を把握することが重要です。

各ブレーカーの工事にかかる費用の相場

ブレーカーの種類によって、交換費用が異なります。

  • アンペアブレーカーの交換費用: 3,000円~7,000円
  • 安全ブレーカーの交換費用: 4,000円~10,000円
  • 漏電ブレーカーの交換費用: 20,000円~50,000円(※盤全体はそのまま主幹のみ交換する場合など)

また、出張費などが別途かかる場合があります。正確な費用は見積もりを依頼して確認することがおすすめです。

分電盤とは

ここでは分電盤についてや寿命(耐用年数)をご紹介していきます。

分電盤とは?

分電盤とは、住宅に供給された電力を、各部屋や用途に応じて複数の回路に分岐(分配)するための装置です。

このように回路を分岐しておくことで、ある回路でトラブルが起きた場合でも、他の回路に接続された電気機器が影響を受けずに済みます。 例えば、コンセントと照明を別々の回路に接続しておくことで、ドライヤーを使いすぎてコンセント側のブレーカーが落ちたとしても、照明は消えずに利用できます。

分電盤の寿命は?

日本電気工業会(JEMA)の指針によると、住宅用分電盤の更新推奨時期(寿命)は「13年」とされています。

設置から13年以上が経過すると、内部のブレーカーや部品が経年劣化し、本来の保護機能を十分に発揮できなくなる可能性が高まります。たとえ目立ったトラブルがなくても、交換を検討することをお勧めします。

また、古い分電盤には、漏電を検知するための「漏電ブレーカー」がついていない場合もあります。そのような場合も、安全のために早急な交換をお勧めします。

最新の分電盤は安全性が高く、漏電や過電流に対する対応も迅速なため、古いモデルを使用している場合は最新モデルへの切り替えが安心です。

故障や劣化に火災保険は使える?

分電盤が故障した際、「火災保険で直せるのではないか」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

結論から言うと、設置から13年以上経過したことによる「経年劣化」での故障は、火災保険の補償対象外となります。 しかし、「落雷(雷サージ)」によって分電盤のブレーカーがショートして故障した場合や、それに伴ってエアコンなどの家電が壊れた場合は、火災保険の補償対象となるケースがあります。

落雷後に不具合が起きた場合は、保険会社や修理業者に確認してみましょう。

分電盤のブレーカーの種類

分電盤の中にある3つのブレーカーそれぞれの役割についてご紹介していきます。

アンペアブレーカー

アンペアブレーカーは、家の電気回路の開閉を制御する装置で、契約アンペア数を超えると電気回路が閉じてしまいます。

電力会社との契約用のため、基本的には電力会社の所有物です。

アンペアを変更する場合はアンペアブレーカーの交換が必要であり、多くの電力会社が無償で対応しています

ただし、一部の電力会社ではアンペアブレーカーがない分電盤もあるため、事前に確認が必要です。

安全ブレーカー

電力会社との契約用として、家の電気回路の開閉を制御する装置です。

家全体で使う電力量が契約アンペア数を超えると、自動的に電気が遮断されます。 基本的には電力会社の所有物であり、契約アンペアを変更する場合は無償で対応してもらえることが多いです。

ただし近年は、通信機能を備えた「スマートメーター」の普及が進んでおり、メーター自体にアンペア制限の機能が内蔵されているケースが増えています。そのため、最新の分電盤にはアンペアブレーカーが存在しないことも多くなっています。

安全ブレーカー(分岐ブレーカー)

家庭内の電気回路をコンセントや照明などの設備グループごとに分け、それぞれにつけられた遮断器のことです。

もし家電の故障や使いすぎにより、ある回路に許容範囲を超えた電流(過電流)が流れると、その回路の安全ブレーカーのみが落ちます。これによって、他の正常な回路に過電流が流れることを防ぎます。

漏電ブレーカー

電気配線の漏電を感知すると、自動的に家全体の電気を切断する非常に重要なブレーカーです。 漏電が発生して電気が流れ続けると、配線がショートして火災につながる危険性があります。そのため、漏電ブレーカーはこのような事故を未然に防止する役割を担っています。アンペアブレーカーが設置されていない家庭では、この漏電ブレーカーが家全体の電気を管理する役割も兼ねています。

【2026年注目】スマート分電盤と補助金について

これから分電盤を交換するならぜひ知っておきたい、最新のトレンドと制度をご紹介します。

スマート分電盤とHEMS(ヘムス)

現在主流になりつつあるのが「スマート分電盤」です。これは、回路(部屋や設備)ごとの電力使用量をリアルタイムで計測できる機能を持っています。

これを「HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)」と呼ばれる管理機器と連携させることで、スマートフォンから電気の無駄遣いを可視化し、AIが自動でエアコンなどの家電を制御して電気代を大きく削減することが可能になります。

災害を防ぐ「感震ブレーカー」と補助金制度

地震発生時、倒れたストーブや損傷した配線から発生する「通電火災」を防ぐため、揺れを感知して自動で電気を遮断する「感震ブレーカー」の設置が国や自治体によって強く推奨されています。

2026年現在、東京都や各市区町村など多くの自治体で、この感震ブレーカー(特に安全性の高い分電盤タイプ)の設置費用に対する補助金・助成金制度(費用の1/2〜2/3の助成や、最大数万円の支給など)が実施されています。

※補助金を利用するには、必ず機器の購入・工事前に自治体への申請が必要となります。事後申請はできないため、補助金申請に詳しいリフォーム業者に事前に相談することをおすすめいたします。

分電盤の交換リフォームまとめ

分電盤は、不具合が生じると接続された家電製品に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、設置から13年以上が経過すると、寿命を超えて使用している可能性があるため、最新の分電盤に交換をおすすめします。また、分電盤の交換には資格が必要であり、設置方法や配線に誤りがあると、感電や分電盤の故障、火災などの危険が生じるため、必ず信頼できる業者に依頼しましょう。
快適に暮らせる自宅のために、定期的に分電盤の交換を行いましょう。