システムキッチンとは?費用は?交換できる?

「古いキッチンからシステムキッチンにリフォームしたい」「システムキッチンがよく分からない」「食洗機をキッチンの中に入れたい」などと考えている人は少なくないのではないでしょうか?

いま使っているキッチンが便利と思っていても、暮らしているうちに不便さを感じたら、システムキッチンへのリフォームを検討しましょう。

この記事の著者

住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3463号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

目次

システムキッチンとは

今回は、システムキッチンへのリフォームについて、メリット・デメリットや工事費用、施工期間などのポイントを徹底解説します。

システムキッチンとは

【2024年8月】キッチン交換リフォーム費用を部位別解説

システムキッチンのリフォームの費用

システムキッチンのリフォームの工期

システムキッチンのメリットデメリット

メリット①:ユーザビリティが高い

メリット②:継ぎ目がない

デメリット①:費用が高い

デメリット②:部分的な部品の交換が難しい

システムキッチンのリフォームのよくある質問

おすすめのシステムキッチンのレイアウトは?

キャビネット(棚)は引き出し式と扉式どちらが良い?

メンテナンスは必要?

システムキッチンリフォームまとめ

システムキッチンとは

システムキッチンは、現代の住宅設計において非常に人気があり、調理スペースを最適化し、収納スペースを最大化するために設計されたキッチンのセットです。家庭内での料理や食事の準備をより効率的かつ快適にすることができます。

システムキッチの特徴

システムキッチンとは、シンクやコンロ、収納キャビネット、作業スペースなど、キッチンでの作業に必要な設備を組み合わせ、一枚のワークトップ(天板)で一体化したキッチンのことです。

従来のキッチンと比べて、各パーツの色や仕上げ材などを統一することができ、バリエーションも豊富にそろっているため、キッチンのデザイン性が高いという特徴があります。

また、ビルトイン食洗機やIHクッキングヒーターなどの設備も組み込むことができるため、機能性も充実しています。

ただし、システムキッチンはキャビネットやワークトップが一体化しているため、設置後に本体のサイズやレイアウトを変更する場合は、大掛かりな工事が必要になることがあります。設置する際には、現在の使い方だけでなく、将来の家族構成や必要な収納量なども考慮して計画を立てましょう。

システムキッチンの配置は、大きく分けると壁付け型と対面型があります。対面型には、アイランド型やペニンシュラ型などの種類があります。

対面型はリビング・ダイニングに向けて設置するタイプで、調理や家事をしながら部屋の中にも視線を向けることができます。

アイランド型はキッチンの周囲がどの壁にも隣接していないタイプで、ペニンシュラ型はキッチンの左右どちらか一方が壁に接しているタイプです。

キッチンタイプの特徴や費用、実際の施工事例や見積もりをこちらの記事で詳しく説明しています。

古いキッチンからシステムキッチンにリフォームできる?

流し台や調理台、コンロ台などが分かれている古いキッチンから、システムキッチンへリフォームすることは可能です。一般的には、既存のキッチンを撤去したあと、給排水管やガス管、電気配線などを整え、新しいシステムキッチンを設置します。

ただし、設置できる商品のサイズやレイアウトは、キッチンスペースの広さや配管・換気ダクトの位置、電気容量などによって異なります。キッチンの位置や向きを変更する場合は、配管や内装などの工事範囲も広がります。希望するシステムキッチンを設置できるか、事前の現地調査で確認しましょう。

システムキッチンへのリフォーム費用

システムキッチンへのリフォーム費用は、本体のグレードやサイズ、素材、機能、工事内容などによって異なります。一般的な費用の目安は以下の通りです。

  • システムキッチンの費用相場は、50~70万円
  • 対面型やアイランドキッチンの費用相場は、70~150万円

ワークトップや扉材のグレードを上げたり、ビルトイン食洗機やIHクッキングヒーター、オーブンなどの設備を追加したりすると、費用が高くなります。また、キッチンの位置を変更する場合は、給排水管やガス管、電気配線、換気ダクトなどの移設工事が必要になるため、同じグレードの商品でも費用が上がる傾向があります。

住宅設備協同組合におけるシステムキッチンリフォームの概算費用は、以下の通りです。

キッチンリフォーム施工名費用
システムキッチン一式680,000円〜
キッチンパネル仕上げ28,000円〜
レイアウト変更(アイランドキッチンの新設等)要相談

弊社「住宅設備協同組合」のリフォーム費用概算

実際の費用は、使用する商品や既存設備の状態、工事範囲などによって異なります。既存キッチンの解体・撤去や廃材処分、給排水・ガス・電気工事、周囲の内装工事などが上記の金額に含まれているか、見積もりの際に確認しましょう。

システムキッチンの取替え費用の内訳

システムキッチンの取替えには、本体価格の他に次のような費用がかかります。

  • キッチン本体費:キャビネットやワークトップ、シンク、コンロなどの商品代
  • 養生・搬入費:搬入経路を保護し、新しいキッチンを運び入れる費用
  • 解体・撤去費:既存のキッチンを取り外す費用
  • 廃材処分費:撤去したキッチンや建材を処分する費用
  • 組立・設置費:新しいシステムキッチンを組み立てて設置する費用
  • 設備工事費:給排水管、ガス管、電気配線などを接続・移設する費用
  • 内装工事費:キッチンパネルの施工や、床・壁などを補修する費用
  • 諸経費:現場管理や車両、事務手続きなどにかかる費用

見積書に記載される項目や工事範囲は業者によって異なります。本体価格だけでなく、必要な工事を含めた総額を確認しましょう。

システムキッチンのリフォームの工期

システムキッチンの工期は、導入する工事の規模や内容によって異なります。本体を同じ位置で交換するだけであれば数日程度、周囲の壁紙や床材の張り替えを含む場合は1~2週間程度が目安です。

キッチンの大きさや配置を変更する場合は、配管や電気配線の工事が必要で、工期が長くなる傾向があります。また、キッチンの素材や設備によっても工期が異なり、天板に人工大理石を使用する場合は、加工に時間がかかるため、工期が長くなることがあります。

住宅設備協同組合では、自社の職人が施工を担当しています。工期の目安は、システムキッチン本体のみで2日〜6日程度、周囲の壁紙や床材の交換を含む場合で1週間程度です。

システムキッチンの取替え費用を左右する要素

システムキッチンの取替え費用は、商品や工事内容によって変わります。主な要素は以下の通りです。

  • 本体のグレードやサイズ:サイズが大きく、扉材やワークトップなどに高品質な素材を使用した商品ほど高額になります。
  • 設備やオプション:食洗機やオーブン、高機能なレンジフードなどを追加すると費用が上がります。
  • レイアウト変更の有無:キッチンの位置や向きを変える場合は、配管・配線などの移設工事が必要です。
  • 内装・配管工事の範囲:床や壁の張り替え、古い配管の交換などを行うと、その分の費用が加わります。

同じシステムキッチンでも、既存設備の状態や設置条件によって総額は異なります。現地調査を受け、必要な工事を確認した上で見積もりを取りましょう。

システムキッチンの取替え費用を抑える方法

システムキッチンの取替え費用を抑えるには、希望する機能に優先順位を付け、工事範囲を必要以上に広げないことが大切です。ここでは、取り入れやすい3つの方法をご紹介します。

キッチンの位置やレイアウトを変えない

現在と同じ位置に、同程度のサイズのシステムキッチンを設置すれば、給排水管やガス管、電気配線、換気ダクトなどの移設を抑えやすくなります。レイアウトに大きな不満がなければ、既存の位置を活かしたプランを検討しましょう。

本体のグレードやオプションを見直す

システムキッチンは、扉材やワークトップ、収納、設備などの選び方によって価格が変わります。必要な機能と、なくても困らない機能を整理し、予算に合わせてグレードやオプションを選びましょう。

毎日使うコンロや収納などを優先し、使用頻度の低い設備やデザイン面のオプションを見直すことで、使い勝手を保ちながら費用を調整できます。

複数の業者から見積もりを取る

システムキッチンの取替え費用は、商品の仕入れ価格や工事費、諸経費などによって業者ごとに異なります。複数の業者へ同じ希望条件を伝え、見積もりを比較しましょう。

比較するときは総額だけでなく、使用する商品や工事範囲、廃材処分費の有無、保証内容なども確認することが大切です。極端に安い見積もりは、必要な工事が含まれていない可能性もあるため、内訳まで確認しましょう。

システムキッチンのメリット・デメリット

ここでは、システムキッチンの導入後のメリットやデメリットを詳しく解説していきます。

メリット①:ユーザビリティが高い

システムキッチンは、自分のライフスタイルや好みに合わせて仕様を選べるため、使い勝手がよくなります。

例えば、自分の身長や調理時の姿勢に合ったワークトップの高さを選ぶことができます。

また、製品の仕様や設置条件に応じて、ビルトイン食洗機やIHクッキングヒーターなど必要な機能を取り入れることも可能です。

メリット②:継ぎ目がない

多くのシステムキッチンでは、シンクや作業台、コンロが一枚のワークトップでつながっているため、継ぎ目や段差が少なく、お手入れをしやすいです。

汚れが付きにくい素材や形状を採用した製品もあるため、日々の掃除にかかる負担を軽減できます。

デメリット①:費用が高くなる場合がある

システムキッチンは、デザインや機能、素材などの選択肢が豊富ですが、選ぶ仕様やオプションによっては、費用が高くなることがあります。

また、キッチン本体の代金だけでなく、既存キッチンの撤去や設置、給排水管・ガス管・電気配線の工事、内装の補修などにかかる費用を含め、トータルコストを把握することが重要です。

また、システムキッチンは長期的に使用するものであるため、耐久性やメンテナンスのしやすさにも注目しましょう。

デメリット②:設置後にレイアウトを変更しにくい

先述のように、システムキッチンはキャビネットやワークトップ、シンク、コンロなどを組み合わせて設置するため、設置後に本体のサイズやレイアウトを簡単に変更することはできません。

シンクやコンロの位置を移動する場合は、給排水管やガス管、電気配線、換気ダクトなどの工事が必要です。変更する範囲によっては、キッチン本体の取り外しや床・壁の補修も伴います。

将来的に家族構成や生活スタイルが変わる可能性も考慮し、作業動線や収納量、必要な設備などを十分に検討してから設置しましょう。

システムキッチンのリフォームのよくある質問

ここでは、システムキッチンのリフォームに関するよくある質問を厳選してご紹介します。

おすすめのシステムキッチンのレイアウトは?

システムキッチンには、I字型、L字型、U字型などの形状があり、壁付け型や対面型といった設置方法も選べます。一概にどのレイアウトが最もおすすめとはいえないため、キッチンの広さや家族構成、家事スタイルなどに合わせて選びましょう。

I字型は、シンクやコンロを一列に配置する基本的なレイアウトで、比較的省スペースで設置できます。L字型は、シンクとコンロの間を移動しやすく、作業スペースを確保しやすい点がメリットです。一方、一定以上の設置スペースが必要で、コーナー部分が使いにくくなる場合もあります。

長く使うシステムキッチンだからこそ、調理中の動線や冷蔵庫・食器棚の位置なども考慮してレイアウトを決めることが大切です。

フロアキャビネット(下部キャビネット)は引き出し式と開き扉式どちらがよい?

システムキッチンのワークトップ(天板)下に設置されるフロアキャビネットには、引き出し式と開き扉式があります。現在は引き出し式を採用した製品が多いものの、メーカーや商品シリーズによっては開き扉式も選択できます。

引き出し式は、収納物を上から見渡しやすく、奥にしまった物も取り出しやすいのが特徴です。調味料や食器、調理器具などを整理して収納したい方に向いています。

一方、開き扉式は内部の仕切りが少ない仕様もあり、背の高い鍋や大きな調理器具などを収納しやすい点がメリットです。ただし、奥に入れた物を取り出す際に、かがむ必要がある場合もあります。収納する物や使いやすさを考慮して、自分に合ったタイプを選びましょう。

メンテナンスは必要?

システムキッチンを衛生的かつ長く使用するには、日常的なお手入れと定期的な掃除が必要です。

使用後はワークトップやコンロ、シンクなどの汚れや水分を拭き取りましょう。また、排水口やレンジフード、食洗機なども、取扱説明書に記載された方法や頻度に従ってお手入れすることが大切です。

適切な掃除方法は、ステンレスや人工大理石などの素材によって異なります。変色や傷みを防ぐためにも、使用できる洗剤や掃除用具を事前に確認しましょう。

システムキッチンは部分的に交換できる?

システムキッチンは、本体を丸ごと取り替えなくても、コンロやレンジフード、水栓、ビルトイン食洗機などの設備だけを交換できる場合があります。現在使用しているものがシステムキッチンで、キッチン本体の劣化が少なく、レイアウトや収納に不満がない場合は、必要な部分だけを交換する方法も選択肢の一つです。

住宅設備協同組合における部分交換の概算費用は、以下の通りです。

部分交換する設備・箇所費用
キッチンシンク交換95,000円~
キッチン吊戸棚交換158,000円~
レンジフード交換80,000円~
ビルトイン食洗機交換60,000円~
ガスコンロ交換80,000円~
IHクッキングヒーター交換120,000円~
キッチン水栓交換35,000円~

ただし、交換できる設備は、既存製品のサイズや型番、電源、配管、設置スペースなどによって異なります。特にシンクはワークトップと一体化している製品もあり、シンクだけを交換できない場合があります。部分交換を希望する場合は、既存設備の状態や製品の適合状況を施工業者に確認しましょう。

※上記は住宅設備協同組合における概算費用です。使用する商品や工事内容などによって、実際の費用は異なります。

システムキッチンリフォームまとめ

キッチンは料理をするだけでなく、家族が集まる場所にもなります。そのため、システムキッチンの導入・リフォームは今後の暮らし方を考えながら計画することが大切です。適切なサイズやレイアウト、収納、設備を選ぶことで、使い勝手や収納力を高め、デザイン性にも優れたキッチンを目指せます。

しかし、キッチンの広さや既存設備の状態によっては、希望するレイアウトや機能を採用できない場合もあります。リフォームをする際には、信頼できる業者に現地調査を依頼し、費用や工期、工事内容などを確認した上で、希望に合ったプランを提案してもらうとよいでしょう。

毎日の調理や片付けがしやすい、使い勝手のよいシステムキッチンを導入しましょう。