【2024年1月】キッチン交換リフォーム費用を部位別解説

「キッチンはいくらでリフォームできる?」「安く費用を抑える方法は?」「素材は何がおすすめか」などとキッチンをリフォームする際に、このように考える人はたくさんいるかと思います。
キッチン・台所のリフォームを検討中の方は、この記事を読んでご自宅や予算に合ったキッチンを選びましょう。

今回は、キッチン・台所リフォームの費用や安くする方法などを徹底解説します。

この記事の著者

住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

【価格・予算別】キッチンリフォームの費用相場

ここでは、予算別にキッチンリフォームの費用相場をご紹介します。

30万円〜100万円のキッチンリフォーム

コンロ、レンジフード(換気扇)、食洗機の交換や設置といった部分的な工事であれば、30万円以内で収まることが多いです。

また、ワンルームのような狭いスペースにあるコンパクトなミニキッチンの交換であれば、50万円未満で施工可能な場合があります。
ただし、具体的な費用は、素材や機能の違い、工事の難易度によって異なるため、個別に見積もりが必要です。

こちらの記事では、レンジフードの交換費用や注意点などを詳しく解説しています。

【激安】クリナップのレンジフード交換費用79800円で!

100万円のキッチンリフォーム

一般的に、キッチン全体を交換する工事の費用は、約50万円から150万円程度です。

ただし、具体的な費用は、導入するシステムキッチンのサイズ、性能、グレード、壁紙や床材の張り替えの必要性、キッチンの位置変更などによって異なります。

こちらの記事では、システムキッチンについてや部分ごとの交換費用などを詳しくまとめています。

システムキッチンとは?費用は?交換できる?

150万円以上のリフォーム

キッチンの場所の移動などの、水道やガス、電気などの大規模な配管工事が必要になると、150万円を超える費用がかかる場合があります。
特に、1階から2階に移動する場合には、200万円から250万円以上の予算を見積もる必要があります。

また、150万円以上の予算があれば、対面型やL型のキッチンにすることが容易になります。

特注品や高級品を採用する場合や、広範囲にわたる内装補修が必要な場合、そして構造部の補強が必要な場合などは、300万円以上の費用がかかることがあります。
具体的な費用は、素材や機能の違い、工事の難易度などによって異なるため、個別に見積もりが必要です。

こちらの記事では、対面型キッチンのよくある後悔やキッチンごとの特徴を詳しく説明しています。

【2024年版】対面キッチンの後悔するポイント3選

素材やキッチンの形によって価格は変わる

キッチンの費用は、天板(ワークトップ)の素材やI型・L型・アイランド型などのキッチンの形によっても変動します。

ここでは、素材やキッチンの形ごとの費用の比較をしていきたいと思います。

キッチンの天板(ワークトップ)の素材別の費用

キッチンにおける「ワークトップ」とは、調理や下ごしらえなどの作業を行うための天板・カウンターのことです。

特にシステムキッチンでは、非独立型(天板がコンロやシンクと一体化)となっている場合が一般的です。ワークトップには、ステンレス、人造大理石、天然石など様々な素材があり、料理のスタイルに合わせて最適な素材を選ぶことが重要です。

それぞれの素材の費用の目安を以下の表にまとめました。

天板の素材価格相場
ステンレス11〜15万円
人工大理石10〜15万円
天然石12〜18万円
メラミン2〜5万円
セラミック4〜8万円

キッチンのタイプ別の費用

I字型のキッチン

I型キッチンとは、コンロ、シンク、作業スペースが一直線に並んでいるキッチンのことです。

I型キッチンは、一般住宅において頻繁に使用されており、配置によっては壁に設置することでオープンキッチン、独立型キッチンにも対応することができます。

I字型キッチンの本体価格は、格安メーカーで約13万円〜、中級メーカーで約70万円〜、高級メーカーで約100万円まで幅があります。ただし、量産型の人気シリーズの商品には割引がある場合があり、それによって価格を抑えることができます。
本体のグレードを上げると金額も上がり、オプションをつける場合も金額が上がることになります。

【意外と安い?】I型キッチンの費用や特徴が丸わかり

L字型のキッチン

L字型キッチンは、上から見た際に「L」の形をしたキッチンで、コンロとシンクが直角に配置されています。

広々とした調理スペースがあり、複数人でも調理がしやすく、行き来もしやすいため、使い勝手が良いとされています。

L字型キッチンの本体価格は最安でも50万円からであり、人気の高いグレードだと100万円から170万円程度が相場となります。

アイランド型のキッチン

アイランド型キッチンは、独立した島のように中央に位置し、キッチンの両サイドから出入りできるタイプのキッチンです。

オープンキッチンの代表的な形態の一つであり、使い勝手の良さが特徴となっています。

アイランド型キッチンの本体価格は、一般的に100~200万円の価格帯が多く見られます。

そのため、アイランドキッチンを導入する場合は、最低でも100万円程度の予算を確保する必要があります。

ペニンシュラ型のキッチン

アイランドキッチンに似た形状をしているが、ペニンシュラキッチンは片側が壁にくっついているキッチンのことです。

アイランドキッチンに比べて開放感は劣るものの、コミュニケーションがしやすく、リビング・ダイニングのスペースを取らずに設置することができます。

ペニンシュラ型キッチンの本体価格の相場は、60万円から150万円程度です。

ただし、機能が豊富であったり、高級素材を使用していたりする場合は、価格が高くなる傾向にあります。
素材やオプションの選択によって価格帯が大きく異なるため、予算やニーズに合わせた選択が必要です。

コの字型(U字型)のキッチン

上から見た際にカタカナの「コ」の字に似た形状をしているキッチンを、コの字型キッチンまたはU型キッチンと呼びます。

一般的にはコンロ、シンク、カウンターの3面で構成され、対面キッチンや独立型キッチンといった様々なレイアウトが可能です。

コの字型キッチンの本体価格は、壁付けタイプやオープンスタイルによって異なりますが、一般的には約90万円から200万円程度です。
ただし、リフォームの方法によっても価格は変動するため、事前にプロに相談することが重要です。

システムキッチン見積もりの内訳

マンションで、クリナップ「ラクエラシリーズ」のシステムキッチンに交換した際に、お客様に提出した見積りになります。

システムキッチン交換リフォームの施工事例

施工前 Before

施工後 After

施工日2023年2月15日
建物の種別マンション・アパート
築年数35年
施工箇所キッチン
取り付け製品名クリナップ ラクエラシリーズ
工期2日
施工地神奈川県横浜市戸塚区
邸名A様邸

システムキッチン交換リフォームの実際の見積もり

当社で実際にお受けしたキッチンリフォーム工事の見積もりを公開します。

内訳金額
I型ワークトップ121,600円
コンロキャビネット90,200円
調理機器(ガスコンロ)217,800円
ガス配管ガード5,500円
ベースキャビネット81,400円
シンクキャビネット130,900円
フィラー24,200円
レンジフード121,000円
セミミドル吊戸棚96,500円
天井幕板13,200円
幕板取り付けキット11,000円
キャビネットオプションパーツ2,200円
CAボード92,100円
壁パネル用28,600円
現場配送費30,000円
税別合計1,066,200円
税込合計1,172,820円

 

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キッチンリフォームを格安・激安に抑える方法

ここでは、キッチンリフォームをする際に、できるだけ費用を安く済ますことができるポイントをご紹介します。

キッチンの位置は変えずにリフォーム

キッチンリフォームのコストを抑える方法の一つは、キッチンの配置を変更しないことです。

キッチンの位置を変更すると、床の修復や水道、電気工事が必要になり、費用が高くつきます。

壁付けキッチンを対面キッチンに変更するリフォームは、費用が高額になるため、予算に合ったキッチンの交換工事を検討しましょう。
また、同じレイアウトでもシンクとガスコンロの位置が変わることがあるので、注意が必要です。

メーカーの新商品のリリース時期にリフォーム

2月から4月頃にかけては、住宅設備メーカーが新製品を発表する時期であり、セールを実施することが多いため、お得な買い時となります。

また、リフォーム会社にとっては、旧型モデルの在庫を処分するためのタイミングでもあります。

業者の閑散期にリフォーム

リフォーム工事費用を出来るだけ削減するためには、工事の時期を考えることが大切です。業者によって閑散期が異なるため、できるだけ柔軟な時期を選びましょう。

たとえば、「施工時期は問わないので、最も経済的な時期に施工したい」と提案することで、値引交渉の余地があるかもしれません。

ただし、リフォーム業界では、9月から12月にかけて需要が高まりがちであり、価格交渉が難しいことも考慮しておくべきです。

補助金を活用してリフォーム

キッチンリフォームには、国や自治体からの補助金制度があります。

ただし、補助金を受け取るためには、工事着工前に申請する必要があります。
そのため、補助金制度の概要や申請タイミングなどを事前に確認し、早めに申請することが大切です。

こちらの記事では、キッチンリフォームに使える補助金情報を詳しく解説しています。

【全国対応】キッチンリフォームの補助金・助成金の種類と申請方法

キッチン・台所リフォームの費用まとめ

キッチンのリフォームでは、素材や形によって費用が大きく変わります。決められた予算に従ってグレードやキッチンの形を選びましょう。また、キッチンのリフォームをできるだけ安くする方法はいくつかあります。これらを使ってお得にリフォーム工事を行いましょう。信頼できる業者を選び、事前にしっかりと見積もりを依頼することが大切です。
リフォーム費用を抑えながら、快適で暮らせるキッチンを実現しましょう。