戸建ての浴室リフォーム費用はいくら? 在来工法からユニットバスへ交換する相場と安く抑えるコツ

戸建ての浴室リフォーム費用はいくら? 在来工法からユニットバスへ交換する相場と安く抑えるコツ

戸建ての浴室で「壁にひび割れがある」「水がスムーズに流れない」とお悩みなら、浴室リフォームを検討すべきタイミングかもしれません。「費用がかかりそう」と心配している方も多いかもしれませんが、実際のところどの程度の費用がかかるのでしょうか。

本記事では、戸建ての浴室リフォームを行う時期の目安や浴室タイプ別の特徴、ユニットバスにリフォームするメリット、費用相場、費用を抑えるコツを分かりやすく解説します。

浴室リフォームにかかる実際の費用は、既存の浴室の状態や製品・デザインへのこだわりなどによっても変わってきます。適正料金でリフォームするために重要な相見積もりについてもご紹介しているため、ぜひ本記事を参考に、納得できる戸建ての浴室リフォームを行いましょう。

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【この記事で分かること】

  • 戸建ての浴室リフォームを検討する目安時期や劣化のサイン
  • 在来工法の浴室からユニットバスへ変更するメリットと費用感
  • 費用相場を踏まえながら、無理なくリフォームを進めるためのヒント
この記事の著者

住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3463号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

戸建ての浴室リフォームの目安はいつ?

戸建ての浴室リフォームの目安はいつ?

一般的に戸建ての浴室リフォームの目安は、使用開始から15~20年です。使用頻度や日頃のお手入れの状況によっても異なりますが、水回りの設備は20年前後で不具合が出る傾向にあります。

可能であれば、目に見えるトラブルが起きる前にリフォームを検討するのが理想的です。大きな故障や水漏れが発生してからでは、修繕範囲が広がり、費用がかさむこともあります。

また使用開始から15~20年たっていなくても、次のような症状が見られた場合は、リフォームを検討するべきタイミングかもしれません。

  • 壁や床、浴槽にひび割れや傷、サビがある
  • コーキング部分にひび割れやはがれがある
  • 掃除をしてもカビが取れない、またはすぐに再発する
  • 排水の流れが悪い
  • 排水口から嫌なにおいがする

これらの症状を放置すると、内部で劣化が進む可能性もあります。

さらに家族構成やライフスタイルの変化も浴室リフォームを検討するタイミングの一つです。安全性や使いやすさを見直すきっかけとして、リフォームを前向きに検討してみると良いでしょう。

戸建ての浴室は「在来工法」と「ユニットバス」の2種類

戸建ての浴室は「在来工法」と「ユニットバス」の2種類

戸建ての浴室タイプは、大きく分けて「在来工法」と「ユニットバス」の2種類があります。ここからは、それぞれの特徴について見ていきましょう。

在来工法の浴室の特徴

在来工法の浴室とは、現場で防水処理を施した上で、壁や床などを仕上げる浴室のことです。タイル張りが一般的ですが、石や木材などを使って仕上げることもできます。ユニットバスが普及する前は、多くの戸建て住宅で在来工法が採用されていました。

在来工法の浴室は、間取りや素材の選択肢が幅広く、デザインの自由度が高いのが特徴です。ただし、施工方法や経年劣化の状態によっては、ユニットバスと比べて防水性を保ちにくいことがあります。年月がたつにつれて目地やコーキング、防水層などが劣化すると水漏れのリスクが高まるでしょう。

またタイルやコンクリートは冷えやすいため、冬場に寒さを感じやすい傾向にあります。さらに、在来工法の浴室は、現場で職人が一から施工するため工期が長くなりやすく、費用が高くなるケースも多いです。

ユニットバスの特徴

ユニットバスは、現在主流となっている浴室タイプです。床・壁・浴槽・天井などの規格化されたパーツを工場であらかじめ製造し、現場で組み立てる構造になっています。浴室全体が一体化しており品質が安定しやすく、防水性を確保しやすいのが特徴です。

在来工法の浴室と比べると構造がシンプルで、工期も短いため、その分費用も比較的抑えやすい傾向にあります。また、浴槽や床、壁などに断熱材を使用した製品も多く、断熱仕様を選ぶことで、冬場でも浴室が冷えにくい環境を作りやすくなります。

段差が少ない設計や滑りにくい床材を採用している製品も多く、小さなお子さんやご高齢の方がいるご家庭でも使いやすい仕様です。さらに、汚れが付きにくく、水はけの良い素材が使われていることが多いため、日々の掃除の負担が軽減できます。

ただし、デザインや間取りの自由度は、在来工法の浴室ほど高くありません。気密性が高い作りの場合は換気が不十分だと湿気がこもりやすくなるため、適切な換気対策も重要です。

戸建てで在来工法からユニットバスへ変更するメリット

快適な入浴環境や掃除の楽さを重視して浴室のリフォームをするのなら、ユニットバスがおすすめです。

ここからは、在来工法の浴室からユニットバスに変更する4つのメリットを解説します。

冬でも寒さを感じにくい

戸建てで在来工法の浴室からユニットバスへ変更すると、冬でも寒さを感じにくい浴室を実現できます。

ユニットバスには、浴槽や床、壁、天井などに断熱材を使用した製品があります。こうした断熱仕様の製品を選び、窓の断熱改修や浴室暖房などを組み合わせることで、冬場の寒さを軽減しやすくなります。

浴室や脱衣所を暖かく保ち、居室との温度差を小さくすることは、ヒートショックを防ぐための対策の一つです。

メンテナンスが楽になる

メンテナンスが楽になることも、在来工法の浴室からユニットバスにリフォームするメリットの一つです。

ユニットバスは、汚れが付きにくく落としやすい素材や、水はけの良い床材を採用している製品が多く、継ぎ目の少ない構造になっています。そのため、タイル張りの在来工法の浴室と比べると、汚れがたまりにくく、掃除がしやすいのが特徴です。

カビの栄養源となる汚れがたまりにくくなることで、カビの発生も抑えやすくなります。中には、抗菌・防カビ加工が施された製品もあり、清潔な状態を保つ工夫が施されている製品が多いです。

お手入れにかかる時間や手間が軽減されれば、家事の負担も少なくなります。忙しい毎日の中でも、快適で清潔なバスルームを維持しやすくなるでしょう。

安全性が向上する

在来工法の浴室からユニットバスにリフォームすることで、安全性の向上も期待できます。

多くのユニットバスは、出入り口や床の段差を抑えた設計になっており、滑りにくい床材が採用されているのが一般的です。そのため、入浴時の転倒リスクを軽減しやすいのが特徴です。

小さなお子さんやご高齢のご家族がいる場合、浴室内のちょっとした段差や滑りやすさは入浴時の不安要素になります。ユニットバスにすることで、より安心して入浴できる環境を整えられるでしょう。また、将来の介護を見据えて、段差の解消や手すりの設置などを検討するのもよいでしょう。

生活への影響が少ない

ユニットバスのリフォームには、生活への影響を抑えられるというメリットもあります。

前述の通り、ユニットバスへのリフォームは、在来工法の浴室へのリフォームと比べて工期が短い傾向にあります。既存の浴室の状態にもよりますが、在来工法の浴室からユニットバスへ変更する場合、工期は4~7日程度です。一方、在来工法を新しく作り直す場合は、施工内容によって2~4週間かかることもあります。

工事期間中は浴室が使用できないため、銭湯を利用したり、親族宅や宿泊施設を利用したりと、別の入浴手段を確保しなければなりません。工期が短いユニットバスなら、このような日常生活への影響をできる限り抑えられるでしょう。

戸建ての浴室リフォームの費用相場

戸建ての浴室リフォームを行う場合、費用相場はどの程度なのでしょうか。ユニットバス本体と標準的な工事費を含む、代表的なリフォーム方法の相場は以下の通りです。

リフォーム方法費用相場
ユニットバスの交換60万~150万円程度
在来工法の浴室からユニットバスへのリフォーム80万~200万円程度
在来工法の浴室の作り替え(全面改修)50万~200万円程度

既存のユニットバスを新しいユニットバスへ交換する場合は、比較的工事がシンプルなため、費用も抑えやすい傾向にあります。一方、在来工法の浴室からユニットバスへ変更する場合は、解体工事や下地補修が必要になるため、やや費用が高くなるのが一般的です。

また在来工法で浴室を一から作り替える場合は、デザインや素材にこだわるほど費用が上がりやすく、場合によっては200万円以上かかることもあるでしょう。

ただし、実際の費用は、製品のグレードやデザイン、浴室の広さ、間取り変更の有無、下地・配管の状態、追加工事の有無などによって変動します。見積もりでは、ユニットバス本体や工事費、諸経費、消費税などがどこまで含まれているかも確認しましょう。

戸建ての浴室リフォームで追加費用が発生するケース

戸建ての浴室リフォームでは、解体後に土台や配管の劣化が見つかり、追加工事が必要になることがあります。特に築年数が古い住宅や、タイル張りの在来工法の浴室では注意が必要です。

主な追加工事と費用相場は、以下の通りです。

追加工事費用相場
土台や木部の補修 5万~30万円 
給排水管の交換 5万~20万円 
シロアリ対策 10万~20万円 
断熱工事 10万~40万円 
2階への搬入・搬出 3万~10万円 
2階浴室の床補強 5万~20万円 

土台や木部の腐食を補修する場合

水漏れや湿気によって土台や柱が腐食している場合は、ユニットバスを設置する前に補修が必要です。部分補修は5万~15万円程度、土台の交換は10万~30万円程度が目安です。

給排水管の交換が必要な場合

配管の劣化や漏水が確認された場合は、5万~20万円程度の交換費用がかかります。特に古い金属製配管が使われている住宅では、浴室リフォームと併せて状態を確認してもらいましょう。

シロアリ対策が必要な場合

解体後にシロアリの被害が見つかった場合は、木部の補修や薬剤処理が必要です。費用は10万~20万円程度が目安ですが、被害の範囲によってはさらに高くなることもあります。

断熱工事を追加する場合

壁や床への断熱材の追加、浴室窓の交換などを行う場合は、10万~40万円程度の追加費用がかかります。冬場の寒さが気になる場合は、ユニットバス本体だけでなく、窓や建物側の断熱も検討しましょう。

2階の浴室で搬入や床の補強が必要な場合

2階の浴室では、搬入経路によって3万~10万円程度の追加費用がかかる場合があります。また、浴槽や設備の重量によっては、5万~20万円程度の床補強工事が必要です。

追加工事には、解体するまで必要性を判断できないものもあります。見積もりの際は、追加工事が発生する条件や費用の目安も確認しておくと安心です。

戸建ての浴室を間取り変更する場合の費用相場

戸建てでは、浴室を別の場所へ移動したり、洗面所などの隣接スペースを利用して広げたりすることも可能です。浴室の移動・拡張・増築にかかる費用は、75万~250万円程度が目安です。

通常のユニットバス交換に加えて、給排水管や電気配線、換気設備の移設、床・壁の補修などが必要になるため、工事範囲によっては250万円を超えることもあります。

浴室を移動・新設する場合

浴室を別の場所へ移動する場合は、既存浴室の解体に加えて、給排水管や給湯管を新しい設置場所まで延長する工事が必要です。排水に必要な勾配を確保できない場合は、希望する場所へ移動できないこともあります。

洗面所などを狭くして浴室を広げる場合

隣接する洗面所や脱衣所の一部を浴室へ取り込めば、配管の移動を抑えながら浴室を広げられる可能性があります。ただし、壁の撤去や洗面台・洗濯機置き場の移動、内装の補修などが必要になる場合は、追加費用がかかります。

増築して浴室を広げる場合

敷地に余裕があれば、建物の外側へ浴室部分を増築する方法もあります。基礎や屋根、外壁などを新しく作るため、通常の浴室リフォームより工期が長く、費用も高くなりやすい方法です。

増改築部分が10㎡を超える場合は、原則として建築確認申請が必要です。防火地域・準防火地域では、10㎡以内でも申請が必要になるため、事前にリフォーム業者や自治体へ確認しましょう。

浴室の間取り変更で確認したい注意点

浴室の間取り変更では、給排水管の経路や排水勾配、柱・耐力壁の位置、床の強度などを確認する必要があります。見積もりでは、ユニットバス本体だけでなく、配管・電気・換気工事や内装復旧、設計・申請費用が含まれているかも確認しましょう。

戸建ての浴室をユニットバスにリフォームする際の費用を抑えるコツ

戸建ての浴室をユニットバスへリフォームする場合、選び方次第で費用に大きな差が出ます。

ここからは、できるだけ負担を抑えるためのポイントを見ていきましょう。

グレードを上げ過ぎない

費用を抑えるためには、ユニットバスのグレードを上げ過ぎないことが大切です。

多くのメーカーでは、価格帯ごとに複数のグレードが用意されています。最上位グレードになると、機能性がかなり高く、素材やデザインの選択肢も豊富になるケースが多いです。ただし、その分本体価格は高くなります。

スタンダードクラスやミドルクラスの製品でも、基本的な機能や使い勝手に優れたものは数多くあります。グレードを一段階見直すだけでも、総額に大きな差が出る可能性が高いです。

必要な機能だけを付ける

ユニットバスは、標準仕様に加えてさまざまなオプション機能を追加できる製品が多くあります。浴室暖房乾燥機やジェットバス機能など、魅力的な設備も充実しているため「あれもこれも付けたい」と考えている方も多いかもしれません。

しかし、機能を追加するほど本体価格は上がります。カタログを見ると便利そうに感じる機能でも、実際にはあまり使わないケースも少なくありません。日常的に使うのかどうかを考え、必要な機能だけを選ぶことが、費用を抑えるポイントです。

また設備によっては、電気代やガス代などのランニングコスト、定期的なメンテナンス費用が発生する場合もあります。導入時の価格だけではなく、将来的なコストも含めて検討しましょう。

補助金の利用を検討する

ユニットバスへの浴室リフォームをする際は、補助金の利用も検討しましょう。国や自治体が行っている補助金制度の中には、浴室の省エネ化やバリアフリー化に関する工事を対象としたものもあります。

これまで活用されてきた制度の一つが「長期優良住宅化リフォーム推進事業」です。既存住宅の性能向上を目的としたリフォームなどを支援する制度で、インスペクションの実施や住宅全体の耐震性・省エネルギー性など、所定の要件を満たす必要がありました。ただし、公式サイトでは、令和7年度の交付申請はすでに終了しており、令和8年度(2026年度)は実施しないと案内されています(※1)。

2026年現在では「住宅省エネ2026キャンペーン」の「みらいエコ住宅2026事業」を利用できる可能性があります(※2)。一定の要件を満たすリフォームを行う場合、高断熱浴槽や節湯水栓、浴室乾燥機、手すりの設置、段差の解消などが補助対象に含まれます。

ただし、ユニットバスを交換するだけで、必ず補助を受けられるわけではありません。所定の断熱改修などを行うことや、対象製品を使用することなど、制度ごとに条件が定められています。

補助金制度は年度ごとに内容や要件が変わることもあります。活用を検討する場合は、公式サイトで最新情報を確認するとともに、リフォーム業者へ対象となる工事や申請方法を事前に相談しましょう。

※1 参考:令和7年度長期優良住宅化リフォーム推進事業.「TOPページ」..https://r07.choki-reform.mlit.go.jp/ ,(2026-08-06).

※2 参考:住宅省エネ2026キャンペーン.「みらいエコ住宅2026事業」.https://mirai-eco2026.mlit.go.jp/ ,(2026-08-06).

戸建ての浴室リフォームは相見積もりが重要

戸建ての浴室リフォームをする際は、相見積もりを取ることも重要です。相見積もりとは、複数の業者に見積もりを依頼することを指します。

戸建ての浴室リフォームの費用相場は前述の通りですが、あくまで目安であり、実際の費用は既存の浴室の状況や選択するグレード、オプション、追加工事の有無などによって大きく変動します。

相見積もりを取れば、ご自宅の浴室リフォームにかかる費用の目安を把握しやすくなります。見積もりを見る際は、費用総額だけではなく、製品のグレードや工事範囲などの条件をそろえた上で、どのような工事や設備が含まれているかも確認しましょう。

また、既存の浴室の状態によっては、解体後に下地の腐食や配管の劣化などが見つかり、追加工事が発生するケースもあります。どのような場合に追加工事が必要になるのか、発生した場合にどの程度の費用がかかるのかも事前に確認しておくと安心です。

さらに費用だけではなく、保証内容やサポート内容も併せて確認しましょう。口コミや実際の対応の良し悪しもチェックして、信頼できる業者に依頼することが大切です。

戸建ての浴室リフォームは早めの検討がおすすめ

戸建ての浴室リフォームは、使用開始から15~20年が一つの目安です。不具合が出てからリフォームすると、大がかりな工事が必要になることもあるため、15年以上使用していて、劣化が見られる場合はリフォームを検討すると良いでしょう。

また、断熱性や清掃性に配慮したユニットバスへリフォームすることで、冬場の寒さやお手入れの負担も軽減しやすくなります。費用を抑えるコツを参考にした上で相見積もりを取り、信頼できる業者に依頼しましょう。

神奈川県住宅設備協同組合では、TOTOやLIXIL、パナソニック、クリナップなど、複数メーカーのユニットバスを多数取り扱っています。施工はもちろん、2年ごとの無料点検や10年間の工事保証付きで、リフォーム後もしっかりとサポートを行っています。

国や自治体の補助金制度の案内や手続きのサポートにも対応しているため、戸建ての浴室リフォームを検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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