浴室タイル補修の方法・費用・DIYの注意点は?【2024年版】

お風呂のタイルのヒビ割れが目立ってきたなと感じたら、大部分のタイルが欠けてしまう前に補修してあげましょう。

ひび割れてしまうと、ゴツゴツして怪我にもつながります。

特にお子さんがいる場合に関しては危ない早急に張り替えをする必要があります。

タイルの種類によっても値段が違ったり、どうしても費用を抑えたい場合はDIYでもできたりするので、今回の記事では浴室タイルが割れたときに必要な全ての情報を徹底的に解説します。

この記事の著者

住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

浴室タイルの補修(張り替え)とは

ここでは、浴室タイルの補修方法やDIYができるかなどを詳しくご紹介します。

浴室タイルのひび割れや劣化を放置するとどうなる?

浴室のタイルが欠けたりひび割れたりした場合、あるいは浴槽と壁や床のタイルの間にすき間がある場合、これらの問題を放置してはいけません。なぜなら、タイルのひび割れや浴槽周りのすき間をそのままにしておくと、水漏れのリスクが高まります

ひび割れや欠けが放置された場合、壁や床の下地が損傷するだけでなく、建物の基礎部分にも損傷を及ぼす可能性があります。

幸いにも、タイルの補修や張り替えにかかる費用は、早急に対処することで高額になることは避けられます。従って、浴室のタイルに問題がある場合、できるだけ早くリフォーム会社に相談することが大切です。

ひび割れた浴室タイルの補修方法

ひび割れた浴室タイルの補修には、合うカラーのエポキシ系接着剤を使用します。接着剤を混ぜてタイルに塗り、はみ出た部分は硬化前に拭き取ります

目地が割れた場合は、タイル用の目地セメントを注入し、余分なセメントを拭き取ります。浴槽とのすきまを埋めたい場合には、コーキング剤を使用します。

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浴室タイルの補修はDIYでもできる?

浴室のタイル補修をDIYで行うことはできますが、注意が必要です。

汚れた目地の補修には市販の目地補修剤が使えますが、カラーマッチングが難しいことがあります。見た目を重視する場合や、タイルの張り替えが必要な場合は、専門業者に頼ることが賢明です

タイルの張り替えには既存のタイルを剥がし、下地を整えて新しいタイルを貼る作業が含まれます。この作業は難易度が高く、DIY初心者には向いていません。

DIYで床のタイルを張り替える際、既存のタイルを取り外す作業は慎重さが求められます。誤って防水加工が施された箇所を傷つけると、床下や階下への水漏れのリスクが高まります

タイルの取り外し自体も難しく、防水部分を損傷させる可能性があるため、DIYはあまりおすすめできません。特に集合住宅では、下の階の住民に迷惑をかける可能性があるため、プロの手に任せることが賢明です。

浴室タイルの補修にかかる費用

部分的なタイルの張り替えと全体的な張り替えをリフォーム会社に依頼する場合、費用には大きな差はないことが多いです。

なぜならどちらも補修作業にも人件費がかかるためです。たとえば、数枚のタイルを張り替える場合でも、施工費用は3万円以上になることがあります。

一般的な住宅の浴室(0.75坪)の床タイルを全面的に張り替える場合、床タイルの場合は約6万円、壁タイルの場合は約10万円程度の費用がかかります。工事期間は通常2〜3日程度です。

ただし、使用するタイルの種類や下地の状態によって費用は変動するため注意が必要です。モザイクタイルの場合、他のタイルと比べて材料費や施工費を数千円程度節約できることがあります。

 

浴室タイルのリフォームは、県知事認可法人の住宅設備協同組合へ

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浴室タイルの選び方のポイント

ここでは、壁や床の浴室タイルの選び方の重要なポイントを解説していきます。

浴室壁のタイルの選び方

浴室の壁タイルは、吸水性が低く、水垢やカビがつきにくく、お手入れがしやすい素材を選びましょう。特に、滑らかな表面を持つ釉薬を使用したタイルや、目地の少ない大判タイルがおすすめです。

また、寒冷地域では夜間に水が凍結する可能性があるため、耐凍害性能を備えたタイルを選ぶことで凍結に対する対策ができます。

浴室床のタイルの選び方

浴室の床は素足で触れる部分であり、冷えにくく、滑りにくい素材を慎重に選ぶべきです。浴室は水に濡れることが多く、特に高齢者や幼児の転倒事故が起こりやすい場所です。床材を選ぶ際には「適正表示」と呼ばれる指標を確認し、浴室向きの床材を選ぶことが重要です。

ただし、表面がザラザラしていたり、素足で歩くと痛みを感じる材料は避けるべきです。冷えにくいタイル材も選択肢の一つで、特に高齢者のいる家庭ではヒートショック対策として役立つことがあります。

浴室の壁と床の色調も検討する必要があります。単色または同系色を使用することで、落ち着いた雰囲気を醸し出すことができます。異なる色調を採用する場合、床タイルを壁タイルよりも暗い色調にすると、全体的な調和が生まれます。

浴室タイルの補修まとめ

浴室の床や壁のタイルは、劣化やひび割れを見つけた際には、早急に補修・張り替えをしましょう。そのままにして放置すると、下地の劣化や水漏れの原因となります。部分的な補修と全体的な補修はどちらも費用が変わらないことが多いため、全体の補修をおすすめします。
タイルの補修経験が豊富な業者に相談し、ご希望に合うプランを提案してもらい、理想的で快適に暮らせるお風呂を実現しましょう。