ユニットバス交換の費用相場は?交換のタイミングや費用を節約するポイント、補助金制度について解説

ユニットバス交換の費用相場は? 交換のタイミングや費用を節約するポイント、補助金制度について解説

「汚れやカビが目立ってきた」「もっと快適なお風呂にしたい」と思ったら、ユニットバスの交換を検討しましょう。ユニットバスの交換にかかる費用はグレードによって異なるため、相場を知った上で予算を組んだり、リフォーム業者を選んだりすることをおすすめします。

本記事ではユニットバス交換を検討するタイミングや費用相場、タイル張りの浴室から交換する場合の費用、工期、活用できる補助金の概要、費用を抑えるコツについて紹介します。

ユニットバスの交換費用を知りたい方や、費用を抑える方法を知りたい方はぜひ参考にしてください。

【この記事で分かること】

  • ユニットバスの標準的な交換費用は50~150万円、タイル張りの浴室から交換する場合は90~180万円が目安
  • 交換費用はグレードやオプション、工事内容によって異なり、工期は3~6日程度が目安
  • 要件を満たせば、国の補助事業や介護保険、自治体の補助金・助成金を利用できる可能性がある
この記事の著者

住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3463号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

ユニットバスを交換するタイミングは? 交換を検討した方がよいサイン

ユニットバスを交換するタイミングは? 交換を検討した方が良いサイン

ユニットバスを交換するタイミングはおおむね15~20年が目安といわれています。ただし、15年を迎えるまでにも、部品の交換やメンテナンスは必要です。例えば、コーキング材や目地材、浴室ドアのパネル・パッキン、ドア枠まわりのパッキンなどは5年頃から劣化がないか点検し、必要に応じて補修・交換を行いましょう。

コーキング材やパッキンなどの劣化を放置すると、隙間から水が入り込み、漏水や内部の腐食につながる可能性があります。メンテナンスの状況によっては、15~20年を待たずにユニットバスの交換が必要になることもあるため、定期的にお手入れや点検を行うことが大切です。

特に以下のような症状が現れた場合は、ユニットバスの交換を検討しましょう。

浴槽・洗い場にひび割れがある

浴槽や洗い場には、FRP(繊維強化プラスチック)などの樹脂素材が多く用いられています。浴槽にはステンレスなどが使われることもありますが、いずれも経年劣化や衝撃によってひびや亀裂が生じる可能性があります。ひび割れを放置すると、水漏れや汚れの蓄積につながるため注意が必要です。

表面の小さなひびであれば補修できる場合もありますが、適切な補修方法は素材や損傷の程度によって異なります。自己判断でコーキング材を使うのではなく、メーカーや専門業者に状態を確認してもらいましょう。ひびが大きい場合や、浴槽・洗い場全体が劣化している場合は、ユニットバスそのものの交換を検討するのがおすすめです。

シャワー・カランから水が漏れている

シャワーホースやシャワーヘッド、カランの結合部分やパッキンが劣化すると、水漏れが発生します。

シャワーヘッドやホース、交換可能なパッキンなどは、適合する部品と作業方法を確認できれば自分で交換できる場合があります。一方、カラン本体や内部の部品が劣化している場合は、専門業者への依頼が必要です。浴槽や床などにも経年劣化が見られる場合は、ユニットバスの交換と合わせてメンテナンスすることで、修理を繰り返す手間を抑えられるでしょう。

スムーズに排水されない

排水口や排水トラップ、排水管に髪の毛や汚れが詰まると、水の流れが悪くなります。

簡単な詰まりであれば、排水口や排水トラップの掃除によって解消できる可能性があります。掃除をしても改善しない場合は、手の届かない排水管で詰まりや不具合が生じていることもあるため、まずは専門業者に点検を依頼しましょう。

排水管の詰まりだけで、ユニットバス全体を交換する必要があるとは限りません。ただし、排水管の破損による水漏れが発生している場合や、浴槽・床・壁などにも経年劣化が見られる場合は、ユニットバスの交換を検討する必要があります。

ここまで、ユニットバスの交換を検討するタイミングの目安についてご紹介しました。なお、上記のようなトラブルが発生していなくても、使い勝手が悪いと感じる場合は交換を検討するのがおすすめです。

例えば「浴室が寒く、ヒートショックが心配」「掃除の手間を省きたい」など、現在利用しているお風呂に悩みや不満がある場合、部分的な補修や改善では解決できないこともあります。そのようなときには、ユニットバスの交換を検討してみましょう。

ユニットバス交換にかかる費用相場

ユニットバス交換にかかる費用相場

ユニットバス交換にかかる費用は、ユニットバスのグレードやオプションの有無などによって異なります。標準的な交換工事の場合、マンションなら50~100万円、一戸建てなら60~150万円が相場とされています。ただし、ハイグレードの製品を選んだり、オプションや追加工事が多くなったりすると、相場を超えることもあります。

価格帯に幅があるのは、ユニットバスのグレードによって価格に差が生じるためです。グレードの名称や区分はメーカーによって異なりますが、価格や機能を比較する際は、一般的にはローグレード(ベーシックグレード)、ミドルグレード(スタンダード)、ハイグレードの3種類に分類されます。

ローグレードは基本的な機能を備えたシンプルなタイプで、価格は50~75万円が目安です。費用を抑えてユニットバスを交換できる点がメリットですが、製品によっては選べるドアやデザインが限られていたり、浴槽の断熱仕様などがオプションになっていたりします。

ミドルグレードはスタンダードな仕様のグレードで、価格帯は70~90万円です。保温性に配慮した浴槽や、乾きやすく滑りにくい床材、メタル調のシャワーやカランなどを選べる製品も多く、デザイン性と機能性のバランスが取れています。ただし、標準仕様に含まれる機能は製品によって異なるため、見積もり時に確認しましょう。

ハイグレードはミドルグレードよりも素材やデザイン、機能の選択肢が充実したタイプです。製品によっては、ドアや壁パネルのデザインを幅広く選べる他、肩湯やジェットバスなどの設備も取り入れられます。

特に上位のモデルは、150万円前後~200万円以上と高めに設定されています。また、選べるオプションはメーカーやシリーズによって異なるため、導入したい機能に対応しているかをあらかじめ確認しておきましょう。

ユニットバスを選ぶ際は、グレードだけで判断せず、標準仕様に含まれる機能と追加するオプションを確認することが大切です。重視したい機能に優先順位を付け、予算とのバランスを考えて選びましょう。

ユニットバス交換費用の内訳

ユニットバス交換費用には、以下のような製品代や工事費が含まれています。

費用の区分含まれる主な工事・項目費用相場
製品代ユニットバス本体25~120万円
撤去・設置費既存ユニットバスの解体・撤去、新しいユニットバスの組み立て・設置12~20万円
設備工事費給排水管工事、照明・換気扇などの電気工事4~13万円
仮設・周辺工事費搬入出・養生、間仕切り壁・袖壁・浴室入口ドア枠の工事7~9万円
諸経費現場管理費や運搬費など5~15万円

交換費用の中でも、ユニットバス本体が占める割合は大きいため、グレードの選び方によって総額に差が生じます。また、工事項目の名称や含まれる作業範囲は業者によって異なります。見積もりを比較する際は、総額だけでなく、必要な工事が含まれているかも確認しましょう。

※複数の工事項目をまとめた概算であり、各金額を単純に合計したものが実際の工事費になるとは限りません。

タイル張りの浴室からユニットバスに交換する費用

タイル張りの在来浴室からユニットバスに交換する費用は、90~180万円程度が目安です。ユニットバス同士の交換に比べて費用が高くなりやすいのは、既存のタイルや浴槽、土間コンクリートの解体に加え、基礎工事や給排水管・ガス・電気の工事などが必要になるためです。

また、在来浴室ではタイルや目地の隙間から水が入り込み、下地や土台、柱などが腐食している場合があります。解体後に腐食やシロアリ被害が見つかると、補修・補強工事の費用が別途かかる可能性があるでしょう。

既存の窓や2穴式の風呂釜などが新しいユニットバスに合わない場合も、交換や位置の調整が必要です。見積もりを確認する際は、本体価格だけでなく、解体・撤去費や基礎工事費、配管工事費、下地補修費などが含まれているかを確認しておきましょう。

お風呂のタイルを張り替える費用

タイル張りの浴室は、劣化の程度に応じて、目地の補修やタイルの部分張り替え、全面張り替えなどを行えます。それぞれの費用相場は以下の通りです。

リフォーム方法費用相場
タイル・目地の補修2~3万円程度
タイルの部分張り替え3万円~
床タイルの全面張り替え6~15万円
壁タイルの全面張り替え10~40万円

一部のヒビや欠けであれば、補修や部分張り替えによって費用を抑えられます。劣化が広範囲に及んでいる場合や浴室の印象を大きく変えたい場合は、全面張り替えを検討するとよいでしょう。実際の費用は、施工範囲やタイルの種類、下地の状態によって変わります。

なお、床や壁のタイルを剥がす際に下地や防水部分を傷つけると、床下や階下への水漏れにつながる恐れがあります。広範囲の張り替えはDIYを避け、専門業者に依頼するのがおすすめです。

ユニットバス交換にかかる工期

ユニットバス交換にかかる工期は、現在の浴室の工法や工事内容によって異なります。一般的な目安は以下の通りです。

工事内容工期の目安
ユニットバスからユニットバスへの交換3~4日程度
タイル張りの在来浴室からユニットバスへの交換5~6日程度

ユニットバス同士の交換では、既存設備の解体・撤去、配管や電気配線の調整、新しいユニットバスの組み立て、入口周辺の内装復旧などを行います。一方、タイル張りの在来浴室から交換する場合は、タイルや土間コンクリートの解体、基礎工事などが加わるため、工期が長くなる傾向があります。

また、解体後に下地や土台の腐食が見つかった場合や、配管・窓の調整、浴室の拡張などが必要な場合は、1週間以上かかる可能性もあるでしょう。工事期間中は基本的に自宅のお風呂を使用できないため、事前に銭湯や親族宅などの入浴場所を確保しておくと安心です。正確な工期については、現地調査後にリフォーム業者へ確認しましょう。

ユニットバス交換費用を抑えるコツ

ユニットバス交換の費用をなるべく抑えたい場合は、以下のコツを押さえてリフォーム計画を立ててみましょう。

複数の業者から相見積もりを取る

ユニットバス交換の見積もりは、複数の業者から取り寄せるのがおすすめです。

1社のみでは業者から提示された金額が適正か判断しにくく、施工費用が相場より高くなる可能性があります。同じ製品や工事条件で複数の業者に見積もりを依頼し、金額や工事内容を比較した上で、適切な条件を提示した業者を選びましょう。

なお、見積もりをチェックする際は価格だけでなく、細かい内訳や工事範囲、追加費用が発生する条件などが記載されているかも確認することが大切です。

例えば「リフォーム工事一式」などと曖昧に記載されている場合は、具体的な工事内容や対象範囲が分かりにくくなります。追加費用を巡るトラブルを防ぐためにも、内訳が不明な場合は契約前に業者へ確認しましょう。

適切なグレードを選ぶ

前述の通り、ユニットバス交換費用の中でも、ユニットバス本体の価格が占める割合は大きくなっています。そのため、適切なグレードを選択すれば、費用を抑えやすくなるでしょう。

コストを重視する場合は、基本的な設備・機能を備えたローグレードのユニットバスを選ぶことで、全体の費用を抑えられます。ただし、ローグレードはミドルグレードやハイグレードと比べて、選べるデザインや標準仕様に含まれる機能、追加できるオプションが限られる場合があります。

「せっかくユニットバスを交換したのに、必要な機能が付いていなかった」と後悔しないよう、標準仕様やオプションの内容を確認し、自分や家族のニーズを満たせるグレードを選びましょう。

不要なオプションを付けない

ユニットバス交換では任意でオプションを付けられますが、オプションが多くなるほど費用もかさむため、不要なものを付けないこともコストを抑えるコツの一つです。

例えば、浴室乾燥機には衣類乾燥だけでなく、換気や暖房などの機能があります。乾燥機能付きの洗濯機を主に使用しており、浴室暖房も必要ない場合は、使用する機会が少ないかもしれません。

便利だと思って追加したオプションが実際にはほとんど使わなかったというケースもあります。家族の生活スタイルや使用頻度を具体的に考え、必要性を慎重に見極めることが大切です。

補助金・助成金制度を利用する

国や自治体が実施している補助金・助成金制度を利用すれば、ユニットバス交換費用の一部を補助してもらえる場合があります。原則として返済の必要がないため、対象になれば費用負担を軽減できるでしょう。

ただし、補助金・助成金制度を利用するには一定の要件を満たす必要があります。対象となる住宅や工事内容、補助額、申請時期などは制度によって異なるため、ユニットバス交換を検討する際は、利用できる制度があるか事前に確認しておきましょう。

補助金・助成金制度について、詳しくは次章で説明します。

※補助金・助成金制度には予算や申請期限が設けられており、受付期間中でも予算上限に達すると終了する場合があります。着工前の申請が必要な制度もあるため、必ず最新の情報をご確認ください。

ユニットバス交換で利用できる補助金・助成金制度

ユニットバス交換では、国の補助事業や介護保険の住宅改修費、自治体独自の補助金・助成金制度を利用できる可能性があります。

ただし、ユニットバスを交換するだけで、必ず補助を受けられるわけではありません。対象となる住宅や設備、併せて実施する工事などの条件を確認した上で申請しましょう。

国が実施する補助金・助成金制度

2026年9月時点で、ユニットバス交換と併せて利用できる可能性がある主な補助事業は以下の通りです。

  • みらいエコ住宅2026事業
  • 給湯省エネ2026事業

以下では、それぞれの制度について解説します。

みらいエコ住宅2026事業

みらいエコ住宅2026事業は、既存住宅の省エネ性能を高めるリフォームなどを支援する制度です。原則として、2016年12月31日以前に新築された住宅が対象となります。

ユニットバス交換に関連する工事では、高断熱浴槽の設置に4万8,000円/戸、節湯水栓の設置に9,000円/箇所、浴室乾燥機の設置に2万7,600円/戸が補助される可能性があります。対象として登録された製品を使用するなど、工事ごとに定められた要件を満たすことが必要です。

ただし、浴室以外の居室で開口部や躯体の断熱改修などを組み合わせて実施する必要があり、ユニットバス交換だけでは利用できません。申請は登録事業者が行います。交付申請の期限は遅くとも2026年12月31日までですが、予算上限に達した場合は早期に終了するため、リフォーム業者へ早めに相談しましょう。

※参考:国土交通省.「みらいエコ住宅2026事業」.https://mirai-eco2026.mlit.go.jp/reform/ ,(2026-09-04).

給湯省エネ2026事業

給湯省エネ2026事業は、家庭で使用するエネルギーの削減を目的として、高効率給湯器の導入費用を支援する制度です。ユニットバス交換と同時に給湯器も取り替える場合に利用できる可能性があります。

基本の補助額は以下の通りです。ヒートポンプ給湯機(エコキュート)が7万円/台、ハイブリッド給湯機が10万円/台、家庭用燃料電池(エネファーム)が17万円/台です。エコキュートやハイブリッド給湯機については、一定の性能要件を満たすと補助額が加算されます。

この制度では、ユニットバス本体の交換費用は補助対象になりません。対象製品を設置し、登録された給湯省エネ事業者を通じて申請する必要があります。予算上限に達すると受付が終了するため、給湯器の交換も検討している場合は、対象製品や申請条件を早めに確認しておきましょう。

※参考:経済産業省.「給湯省エネ2026事業」.https://kyutou-shoene2026.meti.go.jp/about/ ,(2026-09-04).

介護保険の住宅改修費を利用できる場合もある

要支援または要介護の認定を受けている方が暮らす住宅では、介護保険の住宅改修費を利用できる可能性があります。浴室における主な対象工事は、手すりの設置や段差の解消、滑りにくい床材への変更、引き戸などへの扉の交換です。

支給限度基準額は20万円で、所得に応じて対象工事費の7~9割が支給されます。1割負担の場合の支給上限は18万円です。ただし、ユニットバスの交換費用がすべて対象になるわけではなく、対象工事に該当する部分のみが支給対象となります。

原則として工事を始める前の申請が必要です。利用を検討している場合は、着工前にケアマネジャーや市区町村の介護保険窓口へ相談しましょう。

※参考:厚生労働省.「介護保険における住宅改修」.https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001016043.pdf ,(2026-09-04).

自治体が実施する補助金・助成金制度

自治体によっては、独自のリフォームに関する補助金や助成金制度を設けている場合があります。対象となる住宅や工事内容、補助額などは自治体ごとに異なるため、詳しい情報は各自治体のWebサイトを確認するか、役所に直接問い合わせてみましょう。

地域密着型のリフォーム会社であれば、施工エリアで利用できる制度について相談できる場合もあります。

なお、申請方法や必要書類は、制度によって異なります。リフォーム業者が手続きをサポートしている場合もあるため、契約や着工の前に、申請の流れやサポート範囲を確認しておきましょう。

ユニットバス交換を検討する際は費用相場や補助金をよく理解しておこう

ユニットバスの交換費用は、選ぶグレードやオプションなどによって異なりますが、一般的には50~150万円が目安です。ハイグレードの製品を選ぶ場合や、タイル張りの在来浴室から交換する場合、下地補修が必要な場合は、さらに費用がかかることもあります。

交換費用をなるべく抑えたい場合は、複数業者への相見積もりやグレードの見直し、不要なオプションを外すといった工夫を取り入れましょう。

要件を満たせば、国の補助事業や介護保険、自治体独自の制度を利用できる可能性もあります。契約や着工の前に、対象条件や申請方法を確認することが大切です。

住宅設備協同組合では、ユニットバスの交換をはじめとする浴室リフォームや、その他の水回り全般の改修工事を承っています。県内で豊富なリフォーム実績があり、お客さまのご要望やご予算に適したリフォームプランを提案します。補助金の活用を検討している場合も、まずはご相談ください。

ご相談はお電話の他、Webサイトの問い合わせフォームやLINEでも受け付けています。ユニットバスの交換を検討されている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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