お風呂リフォームは、リフォーム専門会社や工務店、住宅設備の販売店など、さまざまな業者に依頼できます。ただ、依頼先によって対応できる工事や施工体制、保証の内容が異なるため、どこに頼むべきか迷う方もいるでしょう。
満足できる浴室に仕上げるには、費用だけではなく、施工実績や説明の分かりやすさ、工事後の対応も確認することが重要です。本記事では、お風呂リフォームの依頼先の種類、業者選びのポイント、見積もりの確認事項、契約時の注意点を解説します。

住宅設備協同組合
東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3463号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。
お風呂リフォームを依頼できる業者の種類
お風呂リフォームは、住宅の改修を専門とする会社だけではなく、さまざまな事業者が取り扱っています。得意とする工事や相談窓口、実際の施工体制には違いがあるため、依頼先の特徴を把握しておくことが大切です。ここでは代表的な6種類を紹介します。
リフォーム専門会社
リフォーム専門会社は、既存住宅の設備交換や内装改修などを中心に扱う業者です。ユニットバスの交換、在来工法の浴室からの変更、洗面所を含む水回りの改修などに対応する会社があります。
既存設備の状態や工事中の生活への影響を踏まえ、施工内容を相談できる点が特徴です。複数メーカーの製品を取り扱う会社もあり、予算や希望に合わせた選択肢を整理できます。ただし、扱うメーカーや工事範囲、自社で施工するかどうかは会社ごとに異なります。希望する工事に近い施工事例も確認するとよいでしょう。
地域の工務店
地域の工務店は、新築や増改築、住宅の修繕などを幅広く手掛ける業者です。浴室の設備交換だけではなく、隣接する洗面所の床や壁、傷んだ下地の補修をまとめて相談できる場合があります。
住宅を建てた工務店であれば、建物の構造や過去の施工内容を把握していることもあるでしょう。一方、水回りの施工実績や取り扱い製品は工務店によって違います。浴室工事の経験があるか、給排水や電気などの専門工事を誰が担当するかも確認しておきたいところです。
ハウスメーカー
ハウスメーカーの中には、新築住宅の建築だけではなく、建築後のリフォームを扱う会社があります。自宅を建てた会社へ依頼する場合、図面や設備仕様などの情報を基に工事を検討できることがあります。
浴室と洗面所を同時に改修する工事や、住宅全体の設備更新について相談できる場合もあります。ただし、扱う製品や施工体制、費用は会社や契約内容によってさまざまです。既存住宅がそのメーカーの建物ではない場合も含め、相談できる範囲を問い合わせてみるとよいでしょう。
住宅設備メーカー・販売店
ユニットバスを製造するメーカーや、その商品を扱う販売店も相談先の一つです。希望するメーカーやシリーズが決まっている場合は、設備の仕様や対応サイズ、オプションについて詳しい情報を得られるでしょう。
ただし、メーカー自体が工事を直接請け負うとは限りません。販売店や提携するリフォーム会社などが契約・施工を担当する場合もあります。相談窓口と工事の契約先が同じなのか、保証や施工後の問い合わせはどこが受け付けるのか、事前に整理しておくことが大切です。
ガス・電力会社
ガス会社や電力会社、その関連会社などでも浴室リフォームを取り扱う場合があります。給湯器や浴室暖房乾燥機などの設備交換をきっかけに、ユニットバスの改修を相談できる事業者もあります。
給湯設備や温水式暖房など、エネルギー設備と関係する工事をまとめて考えたい場合の選択肢です。ただし、設備交換が中心の窓口もあれば、浴室全体の改修まで扱う窓口もあります。希望する施工内容、対応エリア、実際に工事を担当する会社を確認する必要があります。
ホームセンター・家電量販店
ホームセンターや家電量販店の中には、ユニットバスなどの住宅設備と取り付け工事をまとめて受け付ける店舗があります。店頭の展示や商品案内を利用しながら、リフォームについて相談できる点が特徴です。
施工は提携会社が担当することもあり、店舗や地域によって扱う商品や工事内容は異なります。設備の販売価格に工事費が含まれるか、追加工事が必要な場合の説明や連絡は誰が担当するかも確認しましょう。保証についても、製品と工事のそれぞれの窓口を把握しておくことが重要です。
お風呂リフォーム業者の選び方
お風呂は毎日使用する設備のため、交換後の使い勝手だけではなく、施工の品質や不具合が起きた際の対応も大切です。ここでは、依頼先を見極めるための9つの観点を紹介します。
お風呂リフォームの施工実績が豊富か
業者を選ぶ際は、お風呂リフォームの施工実績を確認します。ユニットバスの交換経験が多くても、在来工法からの変更やマンションの浴室改修など、工事の種類によって求められる経験は異なります。
自宅と似た条件の施工事例があるか、工事内容や写真、施工期間が具体的に紹介されているかを見ると参考になるでしょう。施工件数の多さだけではなく、希望する工事に対応した経験を重視することが大切です。
希望する工事内容に対応しているか
浴室リフォームといっても、ユニットバスの交換、浴槽だけの交換、窓の断熱改修、浴室の拡張など、工事内容はさまざまです。業者ごとに得意分野が異なるため、希望する内容を依頼できるか確認しましょう。
給排水管の移設や下地の補修など、解体後に必要になる工事もあります。マンションの場合は管理規約や建物の構造によって制約が生じることもあるため、住宅の条件に応じた対応が可能かどうかも判断材料になります。
工事に必要な資格や許可を取得しているか
浴室の工事には、内容によって建設業許可や電気工事などに関する資格が関係します。建設業許可は全ての浴室リフォームで必須というわけではなく、軽微な建設工事のみを請け負う場合には不要なことがあります。
一方、浴室暖房乾燥機の配線など、資格が必要な作業もあります。給水設備などの工事では、自治体の指定や施工条件が関係する場合もあるでしょう。工事を担当する会社・作業者が、必要な資格や許可を備えているか確認することが大切です。
施工体制や工事の責任者が明確か
相談した会社の社員が施工する場合もあれば、協力会社が工事を担当する場合もあります。どちらの方式でも、現場の責任者や工事中の連絡先が明確であることが重要です。
工事の進捗を誰が説明するのか、予定外の補修が必要になった場合に誰から連絡があるのかを把握しておくと、認識の違いを防げます。協力会社への委託自体ではなく、現場管理と工事後の対応に責任を持つ体制が整っているかを見極めましょう。
見積もりの内容や費用の説明が分かりやすいか
見積もりを受け取る際は、金額だけではなく、工事が必要な理由や費用の根拠を分かりやすく説明してもらえるかも確認しましょう。専門用語を並べるだけではなく、設備の仕様や工事の違いを具体的に伝えてくれるかが判断材料になります。
質問に対して明確に回答し、不明点を残さず説明してくれる業者であれば、工事内容を理解した上で契約を判断できます。
要望に合わせた提案をしてくれるか
浴室をリフォームする目的は、寒さの改善、掃除の負担軽減、バリアフリー対応など家庭によって異なります。現在の不便な点や予算、家族構成などを聞き取った上で、必要な工事を提案してくれるかが重要です。
例えば、浴室の寒さが気になる場合、浴室暖房乾燥機だけではなく窓の断熱改修も選択肢になるかもしれません。希望に対して複数の方法があるときは、それぞれの効果や費用、施工上の制約を説明してもらえると判断しやすくなります。
保証やアフターサポートが充実しているか
浴室リフォームでは、設備メーカーによる製品保証と、施工会社による工事保証を分けて考える必要があります。保証期間だけではなく、対象となる故障や不具合、保証を受ける条件も確認しましょう。
工事後に水漏れや動作不良が見つかった場合の連絡先、点検や修理の受付方法なども重要です。保証が長くても対象範囲が限定されている場合があるため、実際に何をどこまで対応してもらえるか把握しておくことが大切です。
自宅が対応エリアに含まれているか
リフォーム会社には、それぞれ施工できる地域があります。自宅が対応エリアに含まれるかを確認し、現地調査から施工後の点検まで対応できるかを見ておきましょう。
地域によって出張費が追加されたり、緊急時の対応に条件が設けられたりする場合もあります。会社の所在地が近いかどうかだけではなく、実際の対応範囲や連絡体制まで確認することが重要です。
口コミや評判に不安な点がないか
口コミや評判からは、担当者の説明、工事中の連絡、施工後の対応に関する利用者の感想を知ることができます。ただし、個人の経験に基づく評価であり、口コミだけで施工品質を判断することはできません。
評価点の高さだけではなく、投稿時期や工事内容を見て、同じ不満が繰り返し指摘されていないか確認しましょう。口コミに加えて施工事例や現地調査時の説明なども踏まえて、総合的に判断することが大切です。
お風呂リフォームの見積もりで確認するポイント
見積書を受け取ったら、金額だけではなく工事範囲や設備の仕様まで確認することが重要です。内容が曖昧なまま契約すると、希望していた工事が含まれていなかったり、追加費用が発生したりする場合があります。ここでは確認したい5つの項目を紹介します。
工事内容や使用する設備が希望と合っているか
見積書に記載された工事範囲と、希望するリフォームの内容が一致しているかを確認します。ユニットバス本体だけではなく、浴室ドア、換気設備、給排水管、洗面所の内装など、どこまで施工する予定なのかを把握しましょう。
設備についてはメーカー・シリーズ・型番・サイズ・色・オプションなども確認が必要です。口頭で依頼した内容が見積書や仕様書に反映されているかを見ておくことで、完成後の認識の違いを防げます。
工事費用の内訳が明確か
浴室リフォームの費用には、設備本体の価格の他、既存設備の撤去、取付工事、給排水・電気工事、廃材処分などが含まれる場合があります。見積書でそれぞれの費用がどのように計上されているかを確認しましょう。
「工事一式」という表記があること自体が問題なのではありません。その中に何が含まれるのか、説明を受けて理解できるかが重要です。金額の根拠や数量が分からない場合は、契約前に確認しておきます。
見積もりに含まれていない工事がないか
見積書に含まれる工事だけではなく、対象外となる作業も把握しておくことが大切です。浴室周辺の壁や床の補修、洗面所のクロス張り替え、給湯器や窓の交換などは、工事の範囲に含まれない場合があります。
希望する仕上がりに必要な作業が不足していると、完成後に別途工事を依頼することにもなりかねません。何を施工し、何を施工しないのかを確認しましょう。
追加費用が発生する条件が明確か
浴室を解体すると、下地の腐食や配管の劣化など、事前の調査では分からなかった問題が見つかることがあります。その場合、補修のために追加工事が必要になることもあるでしょう。
どのような場合に追加費用が発生するのか、その際の連絡・見積もり・承認の流れを事前に確認することが大切です。追加工事が必要になった場合は、工事内容、費用、工期への影響について説明を受けてから進めるようにします。
保証内容や工事後の対応が明記されているか
製品保証や工事保証の内容が、見積書や契約書、保証書などの書類で確認できるかを見ておきましょう。保証期間、対象となる不具合、対象外となる条件などが重要です。
見積書に全て記載されていなくても、別紙で内容を提示してもらえる場合があります。不具合が起きた際の連絡先や対応方法も含め、契約前に確認しておくことが大切です。
お風呂リフォーム業者を選ぶ際の注意点
施工実績や見積もりに納得できても、契約前には別の確認事項があります。契約を急いだり、口頭での約束だけで工事を進めたりすると、後からトラブルになる恐れがあります。ここでは注意したい5つの点を紹介します。
費用の安さだけで判断しない
浴室リフォームの金額は、設備のグレードや工事範囲、既存浴室の状態によって変わります。安い見積もりでも、必要な補修や希望する設備が含まれていなければ、完成時の条件が想定と異なるかもしれません。
価格の安さ自体が問題ではありません。提示された工事内容と設備の仕様、保証などを踏まえて、費用の妥当性を考えることが大切です。
大幅な値引きや契約を急かす業者に注意する
「今日契約すれば大幅に安くなる」などと告げられ、十分な説明がないまま契約を求められる場合は注意が必要です。値引きがあること自体ではなく、判断に必要な時間や情報が確保されているかが重要になります。
契約書や見積書を読み、工事範囲・支払い条件・保証などを理解してから判断しましょう。不明点が残っている場合は、その場で契約する必要はありません。
現地調査をせずに提示された見積もりで判断しない
浴室の寸法、梁や配管の位置、下地の状態などは、工事内容や設置可能な設備に影響します。写真や図面から概算費用を示せる場合でも、工事内容の確定には現地調査が重要です。
特にユニットバスの交換や浴室の拡張では、建物の構造を確認する必要があります。概算の金額と現地調査後の正式な見積もりを区別し、施工条件を把握してから契約しましょう。
契約前に工期や支払い条件を明確にする
工事の開始日と完了予定日、浴室を使用できない期間、支払い時期や方法を契約前に確認しておきましょう。浴室が使えない間の入浴方法や、家族の生活への影響も考慮して日程を決める必要があります。
着手金や中間金の有無、残金の支払い時期は契約によって異なります。工期が延びた場合の連絡方法なども含め、条件を明確にすることが大切です。
工事内容や保証に関する約束は書面に残す
工事内容や設備の型番、オプション、工期、保証などについて合意した内容は、見積書や仕様書、契約書などで確認できる状態にしておきましょう。口頭だけの約束では、後から認識が食い違う場合があります。
工事途中に設備の変更や追加工事が決まった場合も、金額と内容を記録に残しておくことが重要です。契約書類や保証書は、工事後の問い合わせに備えて保管しておきます。
お風呂リフォーム業者に関するよくある質問
業者を探している段階では、工事の依頼先だけではなく、マンションでの対応や見積もりの料金なども気になるものです。ここでは、よくある5つの疑問に回答します。
お風呂リフォームはどこに頼むのがよい?
リフォーム専門会社、工務店、ハウスメーカー、住宅設備の販売店などが依頼先になります。どの種類の業者が最適かは、希望する工事と住宅の条件によって変わります。
まずは希望に近い施工実績があるかを確認し、工事内容の説明、施工体制、保証やアフターサポートも踏まえて判断するとよいでしょう。
マンションのお風呂リフォームはどの業者にも依頼できる?
マンションの浴室リフォームに対応していない業者もあります。管理規約や工事可能な時間帯、共用部分の養生、搬入経路、給排水設備の制約などに対応する必要があるためです。
マンションの施工経験があるか確認するとともに、管理組合への申請や承認が必要かどうかも把握しておきましょう。
お風呂リフォームの見積もりは無料?
無料で見積もりに対応する業者もありますが、全ての業者が無料とは限りません。現地調査や詳細な設計、遠方への出張などに費用がかかる場合もあります。
住宅設備協同組合では、浴室リフォームの無料相談・見積もりを受け付けています。依頼前に料金の有無と無料になる範囲を確認しておくと安心です。
お風呂リフォームの工事には何日かかる?
工事内容によって期間は異なります。一般にユニットバスの交換は数日程度から、在来工法の浴室からの変更では解体や下地工事を伴うため、さらに日数が必要になる場合があります。
浴槽やドアなど一部分の交換であれば、比較的短期間で終わる工事もあります。既存の下地や配管の状態で日数が変わるため、具体的な工程と浴室を使えない期間は施工業者に確認しましょう。
お風呂リフォームで補助金を利用できる?
断熱改修や高断熱浴槽の導入、手すり設置などは、工事内容や住宅の条件によって国や自治体の補助制度の対象になる場合があります。ただし、浴室を交換すれば必ず利用できるわけではありません。
補助金には対象設備の性能や申請期間などの条件があり、年度によって制度も変わります。利用を考える場合は、工事を契約・着工する前に最新の公式情報と申請条件を確認することが重要です。
まとめ
お風呂リフォームの依頼先には、リフォーム専門会社や工務店、ハウスメーカーなど、さまざまな種類があります。業者を選ぶ際は、施工実績や対応できる工事、施工体制、保証内容などを確認することが大切です。
見積もりでは工事範囲や設備の仕様、費用の内訳、追加工事の条件を把握し、契約前に工期や支払い条件も明確にしておきましょう。住宅設備協同組合では、東京・神奈川・大阪・兵庫エリアのお風呂リフォームについて、無料相談・見積もりを受け付けています。浴室の設備交換や改修をお考えの方は、お問い合わせください。









