シーリングファンは効果ないって本当?風向きはどうすればいい?

「シーリングファンとは?」「シーリングファンは意味がないって本当?」「風向きは時計回りと反時計回りどちらが良い?」などと疑問に思っている方はいますか?シーリングファンの効果は、ファンが生み出す風によって部屋の空気が循環し、皮膚の水分が気化することで体感温度を下げることです。

今回は、シーリングファンについて、おすすめの住宅や風向き、メリットデメリットや設置費用などを徹底解説します。

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住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

シーリングファンとは

ここでは、シーリングファンについてやおすすめの住宅、おすすめの風向きを徹底解説していきます。

シーリングファンとは?

シーリングファンは、天井に設置する大型のファンのことです。

その役割は、部屋の中の空気をかき混ぜて循環させることです

日本でも吹き抜けや天井の高い家庭などで採用されるケースが増えています

シーリングファンはリビングやダイニングにおすすめです。
こちらの記事では、リビングのリフォームに関する情報を発信しています。

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高い天井の住宅におすすめ

シーリングファンは、特に吹き抜けのある天井の高い家屋でその効果を発揮します。

特に天井までの高さが5m以上ある場合、エアコンだけでは暖かい空気が上に、冷たい空気が下に溜まってしまう傾向があります。

しかし、シーリングファンを取り付けることで、部屋の上と下の空気をかき混ぜて温度を均一化する効果があります。

風向きはどちらがおすすめ?

シーリングファンは、時計回りと反時計回りで風向きを変えることができます。

取扱説明書には「夏は下向き、冬は上向きに風を送る」と記載されていることが多いですが、実際には風向きにこだわらずに使用することができます

どちらの風向きでも空気は循環しますが、高さが5m以上ある吹き抜け空間では、上向きに風を送ると天井に当たった空気がなかなか1階の床まで届きません。そのため、下向きに風を送る方が空気の循環効率が良くなります。

「下向きに風を送ると、冬は風が直接当たって寒く感じるのではないか?」と心配されるかもしれませんが、実際には5m離れた位置からの風は緩やかであり、天井に溜まった暖気を下に降ろしてくるため、それほど寒さを感じることはありません。

シーリングファンのメリットデメリット

ここでは、シーリングファンのメリットデメリットをそれぞれご紹介します。

メリット①:冷暖房の効率がよくなる

空気には暖かくなると上に上昇し、冷たくなると下に沈むという性質があります。

この特性を利用することで、シーリングファンを使用することで上下の空気をかき混ぜることができます

これにより、空気の層が分かれることなく、部屋全体を均等に温度調整することが可能となります。

メリット②:部屋干しでもすぐ乾く

シーリングファンの下で洗濯物を干すと、通常の部屋干しに比べて乾く速さが早くなる効果があります。さらに、洗濯物が生乾きの臭いを残しにくいという利点もあります。

シーリングファンは風を常に当てている状態に近いため、洗濯物が素早く乾燥するのです。

特に、梅雨の時期など、屋外で洗濯物を干すことが難しい場合には、シーリングファンが大いに役立つことでしょう。

メリット③:電気代を削減できる

シーリングファンを取り付けることで、部屋の空気をかき混ぜることができます。

これにより、冷暖房の効率を向上させることができるため、電気代の節約につながります

例えば、シーリングファンを取り付けることでエアコンの設定温度を1度下げることができれば、約10%の省エネ効果が得られます。ただし、シーリングファン自体も電力を使用しますが、その消費量はそれほど高くなりません。

デメリット①:天井の低い部屋には向いていない

シーリングファンは、天井の低い部屋に設置しても効果があまり得られないことがあります

天井が低い部屋では、通常エアコンや空気清浄機などが十分に空気循環を行っている場合が多いためです。

もし天井の低い部屋にシーリングファンを設置する場合は、軽量で薄型のタイプを選ぶ必要があります。また、ファンが頭の近くになるため、ファンの回転音が気にならないかや、頭にぶつかることがないかなども事前に確認する必要があります

デメリット②:天井の強度が必要

シーリングファンを取り付ける際には、天井の強度が十分に必要です

特に和室の天井に多いサオブチ天井や、凹みやすい天井などは、シーリングファンを設置することができない場合があります。

購入したファンが設置できないという事態を避けるためには、事前に天井の強度を確認することが重要です。しっかりと確認を行い、設置が可能かどうかを事前に把握することが大切です。

デメリット③:掃除が面倒

シーリングファンのデメリットとして、掃除がしにくいという点が挙げられます

シーリングファンは通常、高い位置に設置されるため、ファンのホコリを取るには高い位置に届く掃除道具が必要となります。

また、高い位置にあることから、通常の掃除に比べて行動に移すまでのハードルも高く感じられることがあります。そのため、面倒くさがりの方や掃除が苦手な方にはあまり向いていないかもしれません。

シーリングファンにかかる費用

ここでは、シーリングファンの設置にかかる費用や電気代についてを詳しく解説していきます。

シーリングファンの設置にかかる費用の相場

シンプルなデザインのシーリングファンであれば、1万円台で購入することができます。

一方、有名ブランドやデザイン性の高いシーリングファンは、2万円から7万円程度の価格帯になります。

また、シーリングファンの設置にかかる工事費用は、設置場所によって異なります。一般的に設置には3,000円から8,000円程度の工事費用がかかりますが、天井が高い場合は工事費用が増える可能性がありますので、注意が必要です。

シーリングファンにかかる電気代

シーリングファンの電気代は、1時間あたり約1.2円となります。

もし24時間使用し続けた場合、1日の電気代は約27円になります。1か月(30日)使用し続けても、約855円ほどの電気代となります。

ただし、電気料金は各家庭の料金プランによって異なりますので、電気会社の料金プランを見直すことでさらに電気代を抑えることができるかもしれません。

シーリングファンの効果まとめ

シーリングファンは、部屋の中の空気をかき混ぜて循環させるため、吹き抜けのある天井の高い家屋におすすめです。風向きはどの向きでも空気が循環しますが、下向きの方が一階などの下まで空気が届きます。天井が低い部屋や強度がない天井には向いていないため注意が必要です。
シーリングファンの施工経験が豊富な業者に相談しながら、ご希望に合うプランを提案してもらいましょう。
おしゃれなシーリングファンを設置して、快適な住まいを目指しましょう。シーリングファンの設置なら、県知事認可法人の住宅設備協同組合まで