
壁面キッチンは、料理中に家族とコミュニケーションが取りにくい場合があります。「家族との会話を楽しみながら料理したい」「配膳をスムーズにしたい」とお考えの方におすすめなのが、カウンターキッチンです。
カウンターキッチンはリビングと向かい合わせになるため、家族を近くで感じながら料理ができ、家事効率の向上にも役立ちます。
本記事では、カウンターキッチンの種類やメリット・デメリット、リフォームする際の費用相場などをご紹介します。
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- カウンターキッチンは、家族とのコミュニケーションを取りやすく、家事の効率やデザイン性の向上につながる
- においが広がりやすい場合がある・生活感が出やすい場合がある・広いスペースが必要など、カウンターキッチンならではのデメリットもある
- リフォーム費用の相場は50万~200万円だが、キッチン本体の価格や工事内容によって異なる
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東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3463号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。
カウンターキッチンとは?

カウンターキッチンとは、調理スペースの前にカウンターを設け、リビング側に向いて作業できるキッチンのことです。
形状はさまざまで、腰壁の上部にカウンター板を取り付けたり、天板を伸ばしてカウンターとして使用したりするものもあります。
カウンターキッチンの主な種類・レイアウト
カウンターキッチンは、キッチンの開放度によってセミオープンタイプ・フルオープンタイプに分けられます。また、キッチンの形状にはI型・セパレート型・L字型などがあり、壁との接し方によってペニンシュラキッチン・アイランドキッチンなどに分けられます。
ここからはそれぞれの特徴をご紹介します。
セミオープンタイプ

セミオープンタイプは、キッチンとリビングの間に壁を設け、空間を緩やかに区切るタイプです。キッチンとリビングを完全に分けるのではなく、一部分に壁や仕切りを設けることで、キッチンからリビングに視線を送れるようになっています。
コンロの前に壁を設置すれば、油はねや水はねがリビング側に広がりにくくなります。さらに吊り戸棚を設置すれば収納量をしっかり確保でき、調理器具や食器を整理しやすいのもポイントです。
セミオープンタイプには、I型・セパレート型・L字型など、さまざまな形状のキッチンを採用できます。
I型
I型は、シンク・コンロ・作業台を一列に並べたタイプのキッチンです。シンプルな形状で、省スペースでも設置しやすいという特徴があります。直線的な動線で調理でき、作業しやすいレイアウトです。
セパレート型
セパレート型は、コンロとシンクを別々のカウンターに分けて配置するスタイルです。「Ⅱ型」「2列型」と呼ばれることもあります。
セパレート型はカウンターが2つ設置される分、作業スペースを広く取れる点が特徴です。振り向くだけでシンクとコンロを行き来できるため、移動距離を短くしやすく、作業効率の向上につながります。
L字型
L字型は、シンクとコンロをアルファベットのLのようなレイアウトで並べたタイプです。シンク・コンロが直角に配置されているため、調理時の動線を効率化できます。
コーナー部分がデッドスペースになりやすいですが、作業スペースや収納スペースとして活用すれば、使い勝手が良くなります。
フルオープンタイプ

フルオープンタイプは、リビングとキッチンの間に壁を設けず、フラットな状態で設置するタイプです。リビング・ダイニングとの一体感を得やすく、開放感があります。
セミオープンタイプでは、キッチンの前に手元を隠す腰壁を設け、その上部を配膳などに使えるカウンターにする形が一般的です。一方、フルオープンタイプには、天板をリビング・ダイニング側まで広げ、そのままカウンターとして使えるものがあります。デザイン性の高いキッチンを導入したい方や、LDKを大きな空間として見せたい方におすすめです。
フルオープンタイプの代表的なレイアウトには、ペニンシュラキッチン・アイランドキッチンがあります。ただし、腰壁などを設けてセミオープンタイプにすることも可能です。
ペニンシュラキッチン
ペニンシュラキッチンは、キッチンの片側が壁に接した形で設置するタイプです。ペニンシュラは「半島」を意味し、壁に付いた側が陸地、通路側へ突き出た部分が半島のように見えることからこの名称が使われています。
アイランドキッチンよりも省スペースで設置しやすい他、カウンターをインテリアで彩りやすいという特徴があります。
アイランドキッチン
アイランドキッチンは、その名の通り、島のように独立した形で配置されるタイプのキッチンです。キッチンの両端が壁に接していないため、左右どちらからでも出入りできます。
視界が開けることでリビングとの一体感が生まれ、開放的なLDKにしやすい点も魅力です。複数人で調理したい方にもおすすめです。
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カウンターキッチンにリフォームする3つのメリット

カウンターキッチンにリフォームすると、以下に挙げるメリットを感じられます。
- 家族との会話を楽しみながら調理できる
- 効率良く配膳できる
- おしゃれで開放的なキッチン空間になる
それぞれについて詳しくご紹介します。
家族との会話を楽しみながら調理できる
壁面キッチンは壁に向かって作業するため、リビングにいる家族の様子が見えにくく、孤独感を覚えやすい点がデメリットです。
カウンターキッチンならリビングと向かい合う形で設置されるため、調理中でも家族の様子が視界に入り孤独を感じにくくなります。家族との会話が生まれやすくなるだけではなく、来客時にもゲストと話しながら料理の準備が可能です。
効率良く配膳できる
キッチンにカウンターがあると、完成した料理の仮置きや受け渡しに活用できます。 調理する人がカウンターに料理を並べ、家族がダイニング側から受け取れば、調理する人がテーブルまで何度も往復する手間を減らせます。食後の食器もカウンターを通して受け渡せるため、配膳や片付けを家族で分担しやすくなるでしょう。
おしゃれで開放的なキッチン空間になる
デザインのバリエーションが豊富で、リビングの雰囲気や好みに合った素材を選びやすい点も魅力の一つです。例えば、おしゃれなタイルを使って洗練された印象に仕上げたり、木目調で温かみを感じる空間にしたりと、演出の幅が広がります。
仕切りや壁がないフルフラットタイプを選べば、より開放的なキッチン空間を実現できるでしょう。
カウンターキッチンにリフォームする3つのデメリット
カウンターキッチンには多くのメリットがありますが、その一方で「後悔する」「やめておいた方がよい」といったネガティブな意見が寄せられることもあります。
リフォームを検討する際は、メリットだけではなくデメリットも考慮しましょう。主なデメリットは以下の通りです。
- リビングににおい・油はねが広がりやすい場合がある
- フルオープンタイプは生活感が出やすい
- 広いスペースを確保する必要がある
リビングににおい・油はねが広がりやすい場合がある
カウンターキッチンにリフォームする際に注意したいのが、リビングに調理中のにおいや油はねが広がりやすい場合がある点です。
壁や仕切りが少ないオープンなカウンターキッチンは、炒め物や揚げ物のにおいがリビングまで届きやすくなります。中でもフルオープンタイプのアイランドキッチンは周囲を遮る壁がないため、におい・油はねが気になりやすくなります。
このようなデメリットをカバーするには、換気効率が高いレンジフードを導入したり、コンロ前にガードを設置したりするとよいでしょう。
フルオープンタイプは生活感が出やすい
フルオープンタイプのカウンターキッチンは、壁や仕切りがない分、調理中の様子やキッチン周りの物がリビング側から見えやすくなります。手元が見えると生活感が出てしまい、せっかくのおしゃれな空間が雑然とした印象になることがあります。
生活感を出さないことを優先する場合、カウンターの高さを少し上げて手元を隠す工夫をしたり、セミオープンタイプを選んだりするのがおすすめです。
広いスペースを確保する必要がある
カウンターキッチンは、選ぶレイアウトによっては広いスペースを確保する必要があります。
例えば壁面キッチンからアイランドキッチンにする場合、本体を移動するだけではなく、キッチンの周囲に通路や作業スペースを確保しなければなりません。そのためリビングを圧迫する可能性があります。
LDK全体のバランスを保つには、リビングを狭め過ぎないレイアウトを事前に検討し、無理のない配置計画を立てることが大切です。
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カウンターキッチンにリフォームする際の費用相場

壁面キッチンからカウンターキッチンへリフォームする場合の費用相場は、50万~200万円です。ただし、既存のキッチンの位置や新しく設置するキッチンの種類、本体のグレード、工事範囲によって費用は大きく変わります。配管の大幅な移設や間取り変更を伴う場合は、200万円を超えることもあります。
リフォーム費用が高くなりやすいケース
特に費用が高くなりやすいのは、壁面キッチンからアイランドキッチンへ変更するケースです。給排水管やガス管、電気配線を床下に通す工事や、天井吊り下げ型のレンジフードを設置する工事などが必要になります。造作壁付きやフラットタイプの対面キッチンへ変更する場合でも、キッチン本体の交換に加えて、腰壁やカウンターの造作、壁や床の補修、配管・配線の移設が発生するため、費用は高くなる傾向にあります。既存の壁の撤去や広範囲な補修に伴う追加費用も発生しやすいため、必ず現地調査と見積もりで総額を確認しましょう。
リフォーム費用を抑える方法
費用を抑えるためには、キッチン本体のグレードを下げる、オプション設備を必要最低限にする、既存の配管位置をできるだけ変えないといった方法が考えられます。ただし、安さだけを優先すると使い勝手に影響する可能性もあるため、必要な機能や設備を整理した上で適切に予算を配分することが大切です。
さらに費用を抑えたい場合はカウンターのみの新設も検討する
キッチン本体を移動・交換せず、既存のキッチンに配膳台や収納を兼ねたカウンターだけを新設する方法もあります。キッチン本体や給排水管、換気設備をそのまま使用できれば、大掛かりな設備工事が発生しにくく、カウンターキッチンへ変更するよりも費用を抑えられる可能性があります。
ただし、壁面キッチンの向きを変えずにカウンターだけを設置する場合、調理中にリビングと向かい合える対面キッチンにはなりません。配膳スペースや作業台、間仕切り収納としての使い勝手を高める部分的なリフォームと考えるとよいでしょう。
費用はカウンターの大きさや素材、下部収納の有無、壁の撤去・造作が必要かどうかによって変わります。カウンターだけで希望する使い方を実現できるか、キッチン本体の移動も必要かをリフォーム業者に相談しましょう。
カウンターキッチンのリフォームで利用できる補助金
カウンターキッチンへのリフォームは、条件を満たすと国や地方自治体の補助金を利用できる場合があります。
2026年時点の「みらいエコ住宅2026事業」では、「キッチンセットの交換を伴う対面化改修」が1戸当たり10万6,800円の補助対象です。改修前のキッチンが対面式ではなく、改修後はシンク・調理台・コンロのうち少なくとも2つに向かって立った位置から、リビングまたはダイニングの過半を見渡せることなどが要件となります。キッチンセットを交換せず、既存の設備を移設するだけの工事は対象になりません。
また、対面化改修だけで制度を利用できるわけではなく、対象となる居室で所定の断熱・省エネ改修を行う必要があります。対象住宅や施工業者、工事時期などにも要件があり、予算の上限に達すると受け付けが終了します。
地方自治体が独自の補助制度を実施している場合もあるため、利用を希望する方は自治体のWebサイトを確認しましょう。補助対象となる工事内容を変更すると申請できなくなる可能性があるため、リフォーム計画を決める前に施工業者へ相談することが大切です。
※参考:みらいエコ住宅2026事業.「リフォーム」.https://mirai-eco2026.mlit.go.jp/reform/point4.html ,(2026-09-01).
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カウンターキッチンへのリフォームを後悔しないためのポイント
カウンターキッチンへのリフォームで後悔しないためのポイントは、以下の通りです。
- 使いやすい高さ・幅のカウンターを設置する
- キッチンの使い方に合わせて通路幅を設定する
- 収納スペースを確保する
- マンションの場合は管理規約・構造上の制約を確認する
- 戸建ては撤去できない壁や柱がないか確認する
それぞれの詳細についてご紹介します。
使いやすい高さ・幅のカウンターを設置する
リフォームする際はキッチンのデザイン性や機能性だけではなく、カウンターの高さや幅にもこだわりましょう。
高さの目安は、立って使用するなら100~110cm前後を確保するとよいでしょう。カウンターを軽食コーナーやワークスペースとして活用するなら85cm〜90cmが適しており、高さのある椅子や昇降式のチェアを合わせると利用しやすくなります。子どもの学習スペースとして使う場合は、一般的なデスクと同じ70cm前後に設定するのがおすすめです。
幅については、配膳スペースとして使うだけなら30cm以上、ワークスペースとして使用するなら45cm以上を確保すると快適に使えます。用途に合わせた寸法を検討し、生活スタイルに合ったカウンターキッチンを設置しましょう。
キッチンの使い方に合わせて通路幅を設定する
通路幅はキッチンの使い勝手を大きく左右するため、慎重に設定しましょう。
一人でキッチンを使用するなら、80~90cmの通路幅を確保できれば動きやすくなります。複数人で作業する場合は、100~125cm確保するとすれ違う際の窮屈さを感じにくくなります。
スペースが足りない場合は、I型など、比較的コンパクトに設置できるカウンターキッチンを検討しましょう。
収納スペースを確保する
カウンターキッチンを設置する場合、収納スペースをどの程度確保するかを事前に検討しましょう。収納量が足りないとカウンターの上に物が溢れやすくなり、見た目の美しさが損なわれる可能性があります。
例えば、フルオープンタイプは吊り戸棚を設けないレイアウトが多く、カウンター下の収納だけでは容量が不足する場合があります。必要に応じて、背面に収納家具を配置したり、パントリーを設けたりするのがよいでしょう。
マンションの場合は管理規約・構造上の制約を確認する
マンションでカウンターキッチンへのリフォームを実施する場合、工事前に管理規約を確認しましょう。管理規約では、リフォームに関するルールが設けられている可能性があります。管理組合への届け出や事前承認が必要になる場合もあるため、工事計画を進める前に確認しておくことが重要です。
また壁の撤去が可能かどうか、キッチンの位置移動に伴う配管工事が実施できるのかといった構造上の制約も確認しましょう。リフォームの内容によっては配管の移設が必要になりますが、マンションの構造上の問題で対応できない場合があります。現地調査で工事の可否を確認しましょう。
戸建ては撤去できない壁や柱がないか確認する
戸建てで壁面キッチンからカウンターキッチンへリフォームする場合は、キッチンとリビングの間にある壁や柱を撤去できるか確認しましょう。
撤去したい壁が、筋かいや構造用合板によって建物を支える耐力壁であったり、柱が建物の強度に関わっていたりする場合、むやみに取り除くことはできません。建物の構造によっては、壁や柱を残したレイアウトへの変更や、梁・柱などを用いた補強工事が必要になることもあります。
安全性を損なわずに希望のレイアウトを実現するためにも、図面の確認や現地調査を依頼し、構造上問題がないことを確かめてから工事計画を立てましょう。
カウンターキッチンにリフォームして家族とのつながりを深めよう
カウンターキッチンは、料理中でも家族との会話が自然と生まれやすい人気のスタイルです。キッチンとリビングとの距離が近くなるため、家事をしながら家族の様子を確認でき、日常のコミュニケーションを増やすきっかけにもなります。信頼できるリフォーム業者に施工を依頼し、快適でおしゃれなキッチン空間を整えましょう。
カウンターキッチンへのリフォームは、神奈川県住宅設備協同組合にお任せください。行政庁の認可を受けた事業者として、施工からアフターサービスまでサポート可能です。リフォーム・リノベーションは年間約500件、部分リフォームを含めると年間1000件以上の施工実績があり、適正価格でサービスを提供します。
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