洗面台のリフォーム!おしゃれで快適な空間に仕上げるポイントと費用の抑え方を解説

洗面台のリフォーム! おしゃれで快適な空間に仕上げるポイントと費用の抑え方を解説

家族みんなで使う洗面台は、すぐにものがあふれてしまい、生活感満載の場所になりがちです。洗面台のリフォームをきっかけに、「おしゃれな洗面台にしたい」「ホテルのようなスタイリッシュな空間にしたい」と考える方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、洗面台の種類や、おしゃれかつ快適にリフォームするためのポイント、費用を抑える方法などについて解説します。これらのポイントを押さえることで、費用を抑えながら理想の洗面台を実現することもできます。

ぜひ本記事を参考にして、ご自宅にぴったり合う洗面台リフォームに役立ててください。

【この記事で分かること】

  • おしゃれな洗面台に仕上げるには、理想のテイストや求める機能を決めた上で、洗面ボウルや鏡などの設備にこだわることが大切。
  • ただしデザイン性だけを重視すると使いにくくなるので、サイズ感や使い勝手を向上させる機能、収納量などを確認することも欠かせない。
  • 費用を抑えるためには、既製品を取り入れる、オープン収納にする、複数の業者に見積もりを依頼する、他のリフォームも同時に行うといった方法が効果的。

この記事の著者

住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

洗面台の種類

洗面台といっても、さまざまな種類があることはご存知でしょうか。まずは洗面台の種類ごとの特徴をご紹介します。

洗面台

シンプルな洗面台は、洗面ボウル・水栓・鏡で構成された基本的なタイプです。洗顔や手洗いができれば十分という方におすすめです。

洗面化粧台

洗面化粧台とは、洗面台に収納や鏡面収納などが付いているタイプです。洗面化粧台には、主に3つの種類があります。

ユニット洗面化粧台

ユニット洗面化粧台は、サイズや幅が規格化された据え置き型の洗面化粧台です。以下の基本設備が付いています。

  • 洗面ボウル
  • 水栓
  • 照明
  • カウンター収納
  • コンセント

狭いスペースでも設置可能な一般的な洗面化粧台です。

システム洗面化粧台

システム洗面化粧台は、パーツを自由に組み合わせてカスタマイズできる洗面台です。基本的な設備はユニット洗面化粧台と同じですが、オプションで収納棚などを追加できます。

上部や左右に収納棚を設置すれば、ものがあふれがちな洗面台周りをすっきりきれいに見せることが可能です。また、洗面ボウルや水栓、鏡、カウンターなどのデザインの自由度が高く、洗面所全体を統一感のある仕上がりにできます。

サイズも自由に調整でき、間取りにぴったりな洗面台を設置できることも、システム洗面化粧台のポイントです。

カウンター洗面化粧台

カウンター洗面化粧台とは、洗面化粧台に座ってメイクができるカウンターを取り付けたタイプです。

基本設備はユニット洗面化粧台や、システム洗面化粧台と同じですが、カウンターを広く取り、洗面台とカウンターを分けて鏡や照明を設置します。デザインの都合上、システム洗面化粧台と比べると収納スペースは少なくなりますが、メイクルームを洗面台と一緒にすることで、効率良く朝の準備ができるようになるでしょう。

壁やカウンターに別途収納棚を設置すれば、収納が少ないというデメリットをカバーできます。

洗面台をおしゃれで快適にリフォームするポイント

洗面台をおしゃれで快適にリフォームするためには、どのようなポイントを押さえておけば良いのでしょうか。6つのポイントをご紹介します。

1. 理想のテイストや求める機能性を決める

まず理想のテイストや求める機能性を決めましょう。洗面台といってもさまざまな種類があり、デザインや機能のバリエーションも豊富です。

「開放的でホテルのようなスタイリッシュな洗面台にしたい」「ナチュラルな雰囲気にしたい」「収納力が高く、ものが全て見えないようにしたい」など、テイストや求める機能性を決めることで、洗面台選びがスムーズにできるようになります。施工事例やSNSなどを参考に、理想の洗面台を考えてみましょう。

特に今の洗面台に不満がある場合は、何が不満なのかを考え、それをカバーするデザインや機能を選んでリフォームを行うことが大切です。

2. 洗面ボウルの形状にこだわる

洗面台をおしゃれで快適にリフォームするためには、洗面ボウルの形状にこだわることも大切です。

洗面ボウルはカウンター一体型の「埋め込み型」以外にも、カウンターの上にボウルを設置する「置き型」、壁に取り付ける「壁付け型」などがあります。ボウルの素材や色、形などもさまざまなので、理想のテイストに合わせてぴったりなものを選ぶと良いでしょう。

3. 鏡のデザインにこだわる

鏡のデザインも、洗面台の印象を大きく左右します。

洗面台の鏡の形状は長方形が一般的で、このタイプであれば鏡の裏に収納スペースを作ることが可能です。デザイン性を重視したい場合は、円形などの形を選ぶこともできます。また、壁一面を鏡張りにして、開放感のある空間を演出することも可能です。

4. 水栓金具にこだわる

一見小さなパーツですが、水栓金具も洗面台の印象を変える要素の一つです。

シンプルでスタイリッシュなデザイン、アンティーク調のデザインなど、さまざまなバリエーションがあるため、洗面台や洗面所のテイストと合わせて選ぶと良いでしょう。

洗面台で髪を洗うことがあるのなら、シャワー機能が付いた水栓がおすすめです。また近年では、センサーで自動的に水が出るタイプも増えています。

5. 照明にこだわる

洗面台の照明にこだわることで、洗面台はもちろん、空間全体の印象が大きく変わります。

一般的には、洗面台上部に照明を設置するケースが多いです。洗面台上部に取り付ける「ブラケットライト」は、デザイン性が高い製品も多いため、テイストに合わせて選べるでしょう。

その他にも、天井に埋め込む「ダウンライト」や、鏡の周りに取り付ける「ライン照明」などがあります。

6. 壁紙や床の色合いと統一性を持たせる

おしゃれな洗面台にリフォームしたいなら、壁紙や床の色合いと統一感を持たせることが大切です。

いくらスタイリッシュな洗面台を設置しても、洗面所の他の箇所とテイストが合っていなければ、ちぐはぐな印象になってしまいます。色合いだけでなく、素材感にもこだわると、より統一感が出やすいです。

場合によっては洗面台のリフォームだけでなく、洗面所全体のリフォームを検討すると良いでしょう。

洗面台のリフォームを行う前に確認すべきこと

後悔のない洗面台のリフォームを行うには、事前に確認しておくべきこともあります。リフォームを行う前に、これからご紹介する3つのポイントを確認しておきましょう。

1. サイズ

洗面台のリフォームをする前には、サイズを確認しましょう。

サイズを確認しないままリフォームをすると、「思ったよりも小さかった」「洗面ボウルの位置が低過ぎた」といった事態に陥ってしまいがちです。使いやすい洗面台に仕上げるために、今の洗面台のサイズを基に、新しく設置する洗面台の大きさを検討してみましょう。

なお、洗面化粧台のカウンターの高さは、「身長 ÷ 2」を目安にすると良いといわれています。家族全員が使いやすい高さを、この目安から考えてみましょう。

また、使いやすいサイズを求めて、洗面台を大きくし過ぎると、洗面所に圧迫感が出てしまいます。出窓空間を生かせば、空間をうまく利用して、広々とした洗面台を作ることも可能です。

2. 使い勝手

洗面台のリフォームをする際は、使い勝手を考えることも大切です。

いくらおしゃれな洗面台でも、「収納が足りない」「照明が少なくてメイクがしにくい」など、使い勝手が悪いと日々ストレスを感じてしまいます。デザイン性と使いやすさの両方を考慮した洗面台を選ぶことが重要です。使い勝手で後悔しないためにも、ショールームで実際に製品を見て触ってみることをおすすめします。

また、日々のお手入れの手間を省くためには、メンテナンスしやすい工夫がなされているかも確認しましょう。汚れが付きにくい加工や、水はねしにくい形状のものを選ぶことで、汚れやすい洗面台周りも、手間なくきれいに保てます。

3. 収納量

洗面台のリフォーム時には、収納量も確認しておきましょう。

ご家庭によって、洗面台周辺にどの程度の収納スペースが必要かは異なります。今洗面台周りにあるものの量を参考に、減らせるものはあるのか、どの程度の収納量を確保するのが適切かを検討してみましょう。

収納量だけでなく、ものの出し入れがしやすいかどうかも確認しましょう。細かいものが増えやすい洗面台周りだからこそ、必要なものがすぐに取り出せる収納を選ぶと便利です。

洗面台リフォームの費用相場は?

洗面台のリフォームをする際、「どの程度の費用がかかるんだろう」と不安に感じている方も多いかもしれません。

洗面台本体を交換する場合の一般的な相場は、10万~30万円とされています。ただし、これは基本的な機能を備えたシンプルな洗面台を交換する場合の費用です。デザインや機能性にこだわれば、その分、費用がかかります。特に、空間に合わせて自由に設計できる造作タイプの洗面台は、費用がふくらみがちです。

リフォームの内容や使用する素材などによって費用は大きく変動するので、業者に相談しながら、どの部分にお金をかけるのかを検討すると良いでしょう。どこに頼むか迷ったら、まずは複数の業者に相談して見積もりをもらい、料金と内容を比較することをおすすめします。

近年はDIYブームということもあり、ご自身で洗面台リフォームをすることを検討している方もいるかもしれません。確かにDIYで洗面台をリフォームすれば、費用は抑えられますが、失敗してしまうケースも多く、けがをしてしまうなどのリスクもあります。DIYに慣れていない方は、リメイクシートを使った簡単なリフォームにとどめ、複雑な作業は業者に依頼するのがおすすめです。

費用を抑えておしゃれな洗面台リフォームを実現する方法

こだわるほど費用がかかる傾向にある洗面台のリフォームですが、費用を抑えるには、どうすれば良いのでしょうか。ここからは、費用を抑えておしゃれな洗面台リフォームをする方法をご紹介します。

既製品の洗面台設備を選ぶ

費用を抑えて理想の洗面台にリフォームするには、既製品の洗面台を選びましょう。既製品の洗面台設備は大量生産されているため、オーダーメイドのものと比べて、価格が抑えられている傾向にあります。

ただし、全ての設備を既製品にしてしまうと、理想の仕上がりにはなりにくいこともあります。そこでおすすめなのが、既製品の設備とオーダーメイドの部材を組み合わせる方法です。

例えば、洗面ボウルや水栓金具を既製品にして、鏡や照明などこだわりたい部分だけをオーダーすることで、費用を抑えつつ理想の洗面台に近づけられるでしょう。また、洗面台自体は既製品のものにし、壁紙やタイル、床などにこだわってリフォームするのも一つの方法です。

オープン収納にする

オープン収納にすることで、リフォーム費用を抑えられる可能性もあります。

造作タイプの洗面台の場合、扉が付いていないオープン収納は、扉付きの収納と比べて、費用を抑えやすいのが一般的です。扉の材料費や施工費がかからない分、費用総額がどの程度変わるのか、見積もり時に業者へ相談してみると良いでしょう。

オープン収納の場合は、カウンターの下に空間ができます。そこに自分好みの収納家具を設置できるので、より自分好みの洗面台にしやすいです。キャスター付きの収納にすれば、掃除がしやすくなるため、汚れやすい洗面台周りをきれいに維持しやすくもなります。

複数の業者に見積もりを依頼する

複数の業者に見積もりを依頼することも、洗面台リフォームの費用を抑える方法です。同じリフォーム内容でも、業者によって費用が大きく異なるケースは珍しくありません。複数の業者に見積もりを依頼すれば、費用を比較して、妥当な価格設定の業者を選べます。

ただし、料金の安さだけで業者選びをすると、思ったような仕上がりにならないこともあるため注意が必要です。業者によって得意な工事内容やテイストなどが異なるため、施工事例や評判なども踏まえて、業者選びをすることをおすすめします。

他の水回りのリフォームも同時に行う

他の水回りのリフォームを同時に行うことで、単体でするよりも費用が安くなる可能性があります。

複数のリフォームを同時に行うと施工費用の削減につながるため、単体よりも安いプランを用意している業者は多いです。水回りのリフォームのタイミングは、10年〜20年とされているため、同じタイミングで洗面台を含めた洗面所とお風呂、トイレ、キッチンのリフォームも検討してみると良いでしょう。

特に洗面所と浴室を同時にリフォームすると、空間全体に統一感を持たせられるため、より洗練された印象の空間に仕上げられます。また、リフォームに合わせて、同じメーカーで設備をそろえておくと、お手入れも簡単です。

工期も短縮できるため、在宅が必要な日数も減らせるでしょう。

ポイントを押さえておしゃれで使いやすい洗面台にリフォームしよう

朝の準備に欠かせない洗面台がおしゃれだと、一日を気分良く始められます。今回ご紹介したポイントをふまえて設備選びにこだわり、理想の洗面台を目指しましょう。ただし、こだわりが強過ぎると費用も増えてしまうため、費用を抑える方法も合わせて参考にし、予算内でおしゃれな洗面台を実現してください。

また、洗面台のリフォームに補助金が利用できる場合もあるため、利用できる補助金についても調べてみると良いでしょう。

東京・神奈川・大阪・兵庫で洗面台のリフォームを検討している方は、住宅設備協同組合にご相談ください。一流メーカーの洗面台を取りそろえており、毎週リフォーム相談会も実施しています。戸建てにもマンションにも対応しており、10万件の施工実績を生かし、ご家庭に適した洗面台をご提案します。ぜひお気軽にお問い合わせください。