お風呂リフォーム前に準備することは?工事中の生活への影響や注意点を解説

お風呂のリフォームでは、設備選びや契約だけではなく、工事に向けた生活面の準備も必要です。浴室や脱衣所の片付け、代わりの入浴場所の確保などを忘れると、着工後に慌てることにもなりかねません。

この記事では、リフォームの依頼前に整理することから、工事に備えた荷物の移動や近隣への連絡、施工業者との最終確認まで解説します。

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住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3463号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

お風呂リフォームを依頼する前に準備すること

リフォーム会社に相談する前に、希望する工事内容や予算を整理しておくと、具体的なプランを検討できます。ここでは、依頼前に準備・確認したい5つの項目を紹介します。

リフォームの目的と希望する設備を整理する

最初に、現在のお風呂で不便に感じていることを洗い出しましょう。例えば、冬場に浴室が寒い、床や壁の掃除に時間がかかる、浴槽が狭い、設備の老朽化が進んでいるといった悩みが挙げられます。

改善したい点が明確になれば、ユニットバス全体の交換が必要なのか、水栓や浴槽などの部分交換で対応できるのかを考えられます。また断熱性の高い浴槽や掃除が簡単な床、浴室暖房乾燥機など、希望する機能も整理しておくとよいでしょう。

希望を全て取り入れると予算を超える場合があるため、譲れない条件と、予算次第で採用する条件に優先順位をつけておくことが大切です。

予算と工事の希望時期を決める

リフォームに使える予算の上限と、いつまでに工事を終えたいかを決めておきましょう。浴室全体の交換と設備の部分交換では費用が異なり、ユニットバスのサイズやグレード、オプションによっても金額が変わります。

既存浴室を解体した後に下地や配管の傷みが見つかると、予定外の補修が必要になる場合もあります。こうした追加費用に備え、予算には一定の余裕を持たせておくと安心です。

また浴室全体の工事中は、数日間お風呂を使えないことがあります。家族の予定や仕事、旅行などを踏まえて希望時期を決め、リフォーム会社に伝えましょう。

現在の浴室の状態や寸法を把握する

相談の前に、浴室の広さや設備の状態を大まかに把握しておくと、希望を伝えやすくなります。ユニットバスなら「1216」「1616」などのサイズ表記を調べ、分からなければ浴室の幅や奥行きを測っておきましょう。

併せて、浴槽・水栓・シャワー・換気扇などの種類や不具合も整理します。タイルのひび割れや落ちないカビ、水漏れ、異音など気になる箇所は写真に残しておくと、担当者に状況を説明する際に役立ちます。

なお、室内の寸法だけで設置できるユニットバスを判断することはできません。設置スペースや配管の位置、建物の構造については、施工業者に現地調査で確認してもらう必要があります。

見積もりの工事範囲と追加費用の条件を確認する

見積もりが提示されたら、商品本体の価格だけではなく、どの工事まで含まれているかを確認しましょう。既存浴室の解体・撤去、廃材の処分、給排水管や電気配線の工事、浴室ドア周辺の内装補修などが主な確認項目です。

また解体後に土台の腐食や配管の劣化が判明すると、追加工事が必要になる場合があります。どのような状態で追加費用が発生するのか、追加分の見積もりはどの段階で提示されるのかを確かめておくことが重要です。

想定外の工事を施主の了承なく進められることを防ぐため、金額や工事内容の変更について、説明と承認を受ける手順も契約前に取り決めておきましょう。

マンションの管理規約や申請手続きを確認する

マンションで浴室をリフォームする場合、管理組合への届け出や承認が必要になることがあります。工事できる曜日・時間帯、エレベーターの利用、共用廊下の養生など、建物ごとにルールが設けられている場合もあるためです。

また窓や一部の配管など、共用部分に関わる工事では実施できる内容に制限が生じることがあります。専有部分の工事だから自由に施工できるとは限りません。

管理規約を確認し、申請書類の提出期限や必要な図面も管理会社などに問い合わせましょう。承認に時間がかかる場合があるため、施工業者と役割を分担して早めに進めることが大切です。

お風呂リフォームの工事前に片付けておく場所

浴室の解体や新しい設備の搬入では、脱衣所や廊下なども作業場所になります。荷物の汚れや破損を防ぎ、工事を円滑に進めるため、次のような箇所を片付けておきましょう。

浴室内のシャンプーや洗面用品

浴室内に置いているシャンプー、ボディソープ、洗顔用品、掃除道具などは、着工前に全て取り出します。風呂いすや洗面器、バスマット、取り外せるラックなども忘れずに移動しましょう。

既存浴室を解体する場合、壁付けの収納や鏡などは工事の対象になることがあります。自分で外す必要があるか迷ったときは、施工業者に確認してください。

工事期間中に使うタオルや洗面用品は、別の場所にまとめて保管しておくと便利です。浴室内に私物を残さないことで、撤去作業を始める際の手間を減らせます。

脱衣所の収納用品や洗濯機周辺

脱衣所は、浴室ドアの交換や給排水管の作業、新しい部材の搬入などで使われる場所です。洗濯かごや収納ラック、洗剤、衣類など作業の妨げになる物を移動しておきましょう。

洗濯機や洗面台の位置によっては、工事のために設備を動かす必要があります。大型の設備を無理に移動させると、床の傷や配管の破損につながる恐れがあるため、施工業者に移動の要否と担当範囲を確認してください。

また工事期間中に洗濯機を使えない日がある場合は、事前に洗濯を済ませるなど家事の予定を調整しておくとよいでしょう。

玄関・廊下などの搬入経路

ユニットバスの浴槽や壁パネルなど、大きな部材を運ぶための通路も確保しておく必要があります。玄関や廊下、階段に置いてある段ボール、収納用品、家具などが通行の妨げにならないか確認しましょう。

また搬入中に触れて落下する恐れのある額縁や装飾品、割れやすい置物などは、あらかじめ別の場所に保管します。通路の幅が狭い場合は、どの部材をどう運び込むかを現地調査の際に相談しておくとよいでしょう。

床や壁の養生は通常、施工業者が行いますが、養生する場所や家具の移動範囲については事前に確認しておくことが大切です。

お風呂リフォーム中の生活に備えて準備すること

工事期間中は、自宅での入浴ができなくなる他、断水や騒音、作業員の出入りが発生する場合があります。普段の生活への影響を抑えるため、次の5項目を準備しておきましょう。

工事中に利用する入浴施設を確保する

浴室全体を交換する場合、既存浴室の解体から新しい設備の使用開始まで、自宅のお風呂を使えない期間が生じます。その間の入浴方法を、工事が始まる前に決めておきましょう。

候補としては、近隣の銭湯や温浴施設、スポーツジムのシャワー、親戚・知人宅のお風呂などがあります。施設を利用する場合は、営業時間、定休日、料金、自宅からの距離を確認しておくことが必要です。

家族全員が利用できる施設か、帰宅時間に営業しているかも見ておきましょう。追加工事などで工期が延びる場合に備え、代替候補を複数用意しておくと対応できます。

断水や設備の使用制限に備える

浴室リフォームでは、給排水管の接続や切り替えの際に、一時的な断水が必要になることがあります。工事の内容や住宅の配管によっては、キッチンやトイレ、洗面台、洗濯機などにも影響する場合があります。

施工業者に断水の日時と影響する設備を確認し、必要に応じて飲料水や生活用水を準備しておきましょう。トイレの使用制限がある場合は、外出先で利用するなどの対応も考えておく必要があります。

洗濯や食事の支度も、断水の予定に合わせて調整しましょう。浴室を使えない期間と、家全体の水道が止まる時間は同じとは限らないため、区別して確認することが大切です。

在宅・立ち会いが必要な日時を確認する

浴室のリフォームでは、工事期間中ずっと施主が在宅しなければならないとは限りません。ただし着工時の作業内容の説明や、想定外の工事が必要になった場合の判断、完成後の確認など、立ち会いを求められる場面があります。

施工業者には、在宅が必要な日や時間帯を事前に聞いておきましょう。外出する予定がある場合は、鍵の受け渡し・管理方法や、作業中の戸締まりについても取り決める必要があります。

仕事などで立ち会えない場合は、家族による対応が可能か、日程を変更できるかを相談してください。工事中に確認事項が生じた際、連絡を受けられるようにしておくことも重要です。

子どもやペットが安全に過ごせる場所を確保する

工事中は工具や資材を運搬し、解体作業も行うため、子どもやペットが作業区域に近づかないようにする必要があります。浴室や搬入経路から離れた部屋を確保し、必要に応じて扉やゲートで区切りましょう。

特にペットは、工事の音や知らない作業員の出入りに驚き、逃げ出したりストレスを感じたりすることがあります。玄関の開閉が増えることも想定し、脱走を防ぐ対策を取っておくことが大切です。

家庭内で安全な場所を確保できない場合は、工事中だけ家族や知人に預けるなどの方法もあります。子どもの昼寝やペットの生活リズムも考慮して準備するとよいでしょう。

騒音や振動が発生する時間帯を把握する

浴室の解体や床・壁の補修、新しい設備の搬入などでは、騒音や振動が生じることがあります。特にタイル張りの在来浴室を解体する際は、大きな音が出る場合があります。

施工業者に、どの工程で大きな音が発生するか、作業時間はどの程度かを聞いておきましょう。在宅勤務の会議や子どもの昼寝などがある場合は、別室への移動や外出など、事前に予定を調整できます。

また解体作業では粉じんが発生することもあります。居室への影響を抑える養生や換気についても、必要に応じて確認しておくとよいでしょう。

お風呂リフォームの近隣トラブルを防ぐための準備

浴室の解体音や工事車両の出入りは、近隣住民の生活にも影響する場合があります。工事前には、日程の案内や搬入場所の確認など、次の3つを済ませておきましょう。

近隣住民に工事日程を知らせる

工事が始まる前に、近隣住民へ工事期間や作業時間を知らせておくとよいでしょう。特にマンションでは、解体時の音や振動が上下階や隣接住戸にも伝わることがあります。

あいさつの際は、工事を行う日程と時間帯、騒音が生じる可能性、施工業者の連絡先などを簡潔に伝えます。工事内容を細かく説明する必要はありませんが、相手が生活への影響を把握できる情報を伝えることが大切です。

施工業者が近隣へのあいさつを担当する場合もあります。誰がどの範囲の住戸に連絡するのかを確認し、案内が重複したり漏れたりしないようにしましょう。

工事車両の駐車場所を確保する

浴室のリフォームでは、ユニットバスの部材の搬入や、解体した浴室の廃材の搬出などで車両が出入りします。自宅の駐車スペースを利用できるか、近隣の駐車場が必要かを施工業者と確認しましょう。

道路に長時間停車すると、近隣住民の通行や車の出入りを妨げる場合があります。またマンションでは、敷地内への車両の乗り入れに事前申請が必要な場合もあります。

駐車場所の手配は施工業者が行うことも多いため、施主が準備する必要があるか、駐車料金は見積もりに含まれているかなども確認しておくとよいでしょう。

マンションの共用部分の利用ルールを確認する

マンションでは、エントランスや共用廊下、エレベーターを使って資材を搬入するため、管理規約に従う必要があります。搬入できる時間帯、エレベーターの利用方法、養生の範囲などを確認しましょう。

廃材の仮置き場所や工事車両の停車場所についても、建物ごとにルールが定められている場合があります。共用部分を無断で使うことがないよう、管理会社や管理組合と事前に調整することが重要です。

届け出や承認が必要な工事では、必要書類をそろえ、着工までに手続きを済ませてください。確認した内容は施工業者にも共有しましょう。

お風呂リフォームの着工前に施工業者へ確認すること

荷物の片付けや入浴場所の手配と併せて、施工業者との認識をそろえておくことも重要です。着工前には、日程や役割分担などの5項目を最終確認しましょう。

工事日程と当日の作業時間

着工日と完了予定日だけではなく、毎日の作業開始・終了時刻も確認しましょう。既存浴室の解体や設備の搬入、仕上げなど、主な工程の日程を把握しておくと、家族の予定を調整できます。

土日祝日の作業の有無や、工期が変更になったときの連絡方法も確認が必要です。施工業者から工程表が渡される場合は、入浴できない日や立ち会いが必要な日と併せて見ておきましょう。

浴室を使用できない期間

浴室を使えない期間は、工事期間と必ずしも一致しません。浴室全体の交換では、既存浴室の解体から設備の設置・接続が終わるまで入浴できないことが一般的です。

また工事が完了しても、コーキング材などが十分に硬化するまで、浴室を使用できない場合があります。いつからシャワーや浴槽を利用できるのか、施工業者の案内を確認してください。

代わりの入浴場所を何日分確保すべきか判断するためにも、入浴できない日数と、予定が変更になった場合の連絡方法を具体的に聞いておくことが重要です。

荷物の移動や養生の担当範囲

浴室・脱衣所の片付けは、施主が行う部分と施工業者が対応する部分を分けて確認しましょう。シャンプーや収納用品などの私物は自分で移動する一方、洗濯機や大型家具の移動は業者に任せる場合もあります。

玄関や廊下、階段などの養生をどこまで行うかも確かめておきます。家具を動かす必要がある場合は、移動する日や元に戻す作業の担当についても決めておくと、当日の認識違いを防げるでしょう。

追加工事が必要になった場合の連絡方法

浴室の解体後、下地の腐食や配管の劣化、水漏れなどが見つかる場合があります。その際は、補修のための追加費用や工期の延長が生じる可能性があります。

追加工事が必要になった場合、誰からどの方法で説明を受けるのか、金額や日程の変更についていつ判断するのかを確認しておきましょう。施主の承認を得る前に工事を進めないよう、変更時の手順をあらかじめ明確にすることが大切です。

口頭だけではなく、必要に応じて追加工事の内容や金額を文書で共有してもらうと、後から確認できます。

工事期間中の連絡先と緊急時の対応

工事中に疑問や問題が生じた場合に備え、担当者や現場責任者の連絡先を確認しておきましょう。水漏れなどの緊急事態や、工事日程の変更が発生した際に、誰へ連絡すればよいかを把握しておくことが重要です。

施工業者には、施主側の連絡先と連絡の取りやすい時間帯も伝えておきます。担当者が不在の場合の連絡先や、夜間・休日に問題が発生した際の対応についても確認しておくと安心です。

お風呂リフォーム前の準備チェックリスト

着工前に確認しておきたい事項を、以下のチェックリストにまとめました。すでに対応した項目に印をつけ、未対応のものが残っていないか確認しましょう。

  • リフォームの目的・希望する設備・優先順位を整理した
  • 予算の上限と希望する工事時期を決めた
  • 浴室の状態・寸法を把握し、気になる箇所を記録した
  • 見積もりの工事範囲と追加費用の条件を確認した
  • マンションの管理規約や必要な届け出を確認した
  • 浴室内の洗面用品・掃除道具を取り出した
  • 脱衣所や洗濯機周辺の荷物を整理した
  • 玄関・廊下などの搬入経路を確保した
  • 貴重品を移動し、作業員の立ち入り範囲を共有した
  • 工事中の入浴場所を確保した
  • 断水や設備の使用制限を確認した
  • 在宅・立ち会いが必要な日時を確認した
  • 子どもやペットの安全な居場所を確保した
  • 騒音・振動が発生する時間帯を把握した
  • 近隣住民への案内と工事車両の駐車場所を確認した
  • 荷物の移動・養生の担当範囲を決めた
  • 追加工事の承認手順と緊急時の連絡先を確認した
  • 入浴を再開できる時期を確認した

まとめ

お風呂のリフォームでは、目的や予算を整理してリフォーム会社に相談することに加え、工事前の片付けや入浴場所の確保など、生活面での準備も大切です。浴室と脱衣所だけではなく、資材の搬入経路や近隣への影響も考えておきましょう。

また工事日程や断水の予定、立ち会いの要否、追加工事が発生した場合の対応について、施工業者と事前に確認しておく必要があります。

住宅設備協同組合では、東京・神奈川・大阪・兵庫エリアを中心に、浴室をはじめとする水回りのリフォームに対応しています。工事内容や費用、着工前の準備についてお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。