ユニットバスメーカー4社を比較!機能の違いや選び方を解説

ユニットバスは、メーカーや製品によって価格、浴槽・床の素材、保温性能、掃除のしやすさなどが異なります。同じような外観でも、標準仕様や選べるオプションが違うため、どの製品が自宅に合うのか迷うこともあるでしょう。

本記事では、LIXIL・TOTO・クリナップ・タカラスタンダードの4社を比較し、代表的な商品や目的別の選び方、見積もりで確認したいポイントを解説します。

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住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3463号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

ユニットバスの主要メーカー4社の特徴を比較

ユニットバスを取り扱う主要メーカーには、LIXIL、TOTO、クリナップ、タカラスタンダードがあります。それぞれが力を入れる技術やシリーズ展開を把握すると、比較する製品を絞り込めます。

メーカー代表的な特徴
LIXIL戸建て・マンション向けの豊富なシリーズ、清掃・断熱機能
TOTO床の踏み心地や浴槽の保温、清掃機能
クリナップ浴室のトータルコーディネート、断熱・清掃への配慮
タカラスタンダードホーローの壁パネル、サイズ調整に対応する商品

LIXIL

LIXILは、戸建て向けの「リデア」、マンション向けの「リノビオV」、上位シリーズの「スパージュ」などを展開しています。住宅の条件や希望する機能に応じてシリーズを選べることが特徴です。

「キレイサーモフロア」は、皮脂汚れが付きにくい表面処理を施し、スポンジが溝の奥まで届きやすい形状にした床です。また「サーモバスS」は、浴槽とふたの断熱構造によってお湯の温度低下を抑えます。搭載される機能や標準仕様はタイプによって異なります。

TOTO

TOTOは、戸建て向けの「サザナ」、マンション向けの「マンションリモデルバスルーム」、上位シリーズの「シンラ」を展開しています。床の踏み心地や浴槽の保温性、日々の清掃性に配慮した商品が特徴です。

「お掃除ラクラクほっカラリ床」は、内側のクッション層による柔らかな踏み心地と断熱性を備えています。「魔法びん浴槽」は、断熱構造によってお湯の温度低下を抑える浴槽です。自動洗浄や肩湯などの機能は製品・タイプ・オプションによって異なります。

クリナップ

クリナップは「ラクヴィア」と「セレヴィア」を展開しています。壁や天井、浴槽の側面を覆うエプロン、床などを組み合わせ、浴室全体のインテリアを整えられる点が特徴です。

清掃面では、床や排水口の溝を掃除しやすくする構造や、カビの侵入を抑えるパッキンなどに工夫が見られます。また入浴姿勢や出入りのしやすさに配慮した設計を採用しており、デザインだけではなく日常の使い勝手を重視する方にとっても、選択肢となるでしょう。

タカラスタンダード

タカラスタンダードは、ホーロー素材を生かした住宅設備で知られ、ユニットバスには「グランスパ」「プレデンシア」などがあります。浴室の壁に用いられる「ホーロークリーン浴室パネル」は、汚れを落としやすく、マグネット式の収納用品を取り付けられる点が特徴です。

「ぴったりサイズシステムバス」は、所定の範囲で寸法を調整して設置スペースを生かせる製品です。ただし梁や配管などの条件で設置できない場合もあるため、現地調査が欠かせません。

ユニットバスメーカー4社の代表的な商品・シリーズを比較

比較対象を具体的にするため、現行の代表的なシリーズを紹介します。実際の価格と仕様はサイズ・タイプ・オプションによって異なるため、製品ごとの見積もりで確認してください。

メーカーシリーズ
LIXILリデア(戸建て向け)/リノビオV(マンション向け)/スパージュ(上位モデル)
TOTOサザナ(戸建て向け)/マンションリモデルバスルーム(マンション向け)/シンラ(上位モデル)
クリナップラクヴィア(ベーシック)/セレヴィア(上位モデル)
タカラスタンダードグランスパ(ベーシック)/プレデンシア(上位モデル)

LIXIL|リデア・リノビオV・スパージュ

リデアは主に戸建て向けのシステムバスで、使いやすさや清掃性に配慮した機能を組み合わせられます。リノビオVはマンションリフォーム向けで、限られたスペースに対応するサイズ展開が特徴です。

スパージュは入浴時間の快適性やデザイン性を重視した上位シリーズです。シリーズごとに浴槽の形状、シャワーやカウンターの仕様、対応サイズが異なります。

TOTO|サザナ・マンションリモデルバスルーム・シンラ

サザナは戸建て向けの主力シリーズで、浴槽や床、シャワーなどに使いやすさを考慮した仕様を採用しています。マンションリモデルバスルームは集合住宅の施工条件に配慮した商品で、限られた設置スペースを生かす工夫が特徴です。

シンラはデザインや入浴体験に力を入れた上位シリーズで、肩・腰まわりにお湯を流す「楽湯」などを選べるタイプがあります。自動洗浄や照明機能などは機種・オプションによって異なるため、公式のタイプ別仕様を確認する必要があります。

クリナップ|ラクヴィア・セレヴィア

ラクヴィアは、壁や浴槽エプロン、収納などの色を組み合わせ、自分好みの浴室を作れるシリーズです。

セレヴィアはハイエンドモデルで、壁・天井・床などを含めたコーディネートに加え、リラックスできる浴槽や照明などを用意しています。両シリーズとも、清掃性や安全性に配慮した機能が採用されていますが、価格・標準仕様・オプションには違いがあります。

タカラスタンダード|グランスパ・プレデンシア

グランスパは、清掃性や保温性能、使い勝手を重視したシステムバスです。

プレデンシアは、「鋳物ホーロー浴槽」などを備える上位シリーズです。鋳物ホーロー浴槽は、金属を型に流し込んで作った浴槽にガラス質の釉薬を焼き付けたものです。素材の質感や入浴時の快適性にこだわりたい場合の選択肢となります。ぴったりサイズへの対応や選べる設備は商品・仕様によって異なるため、設置条件と併せて確認しましょう。

重視するポイント別に見るユニットバスメーカーの選び方

どのメーカーが適しているかは、予算や日々のお手入れ、浴室の寒さ、設置スペースなどによって変わります。重視する条件を整理した上で、各社の具体的な製品を比較しましょう。

リフォーム費用を抑えたい場合

費用を抑えたい場合は、各社の標準的なグレードから比較します。浴室暖房乾燥機や自動洗浄、上位素材の浴槽などは便利ですが、全てを追加すると費用が大きくなることがあります。

そのため、断熱性や清掃性など、日常的に必要な機能の優先順位を決めることが重要です。壁柄や照明、カウンターなどは標準仕様を中心に選び、工事費まで含めた総額を確認するとよいでしょう。

掃除や日々のお手入れの負担を減らしたい場合

掃除のしやすさを優先する場合は、床・壁・浴槽・排水口を個別に見比べます。例えばTOTOの「お掃除ラクラクほっカラリ床」、LIXILの「キレイサーモフロア」、クリナップの「足ピタフロア」、タカラスタンダードの「ホーロークリーン浴室パネル」などを比較できます。

床に汚れがたまりにくいか、カウンターを取り外せるか、排水口に手が届きやすいかも確認しましょう。清掃機能が付いていても、必要なお手入れの頻度や方法は製品ごとに異なります。

浴室の寒さやお湯の冷めやすさを改善したい場合

冬の寒さを改善したい場合は、断熱浴槽だけではなく、床・壁・天井の保温構造を含めて比較します。LIXILのサーモバスSやTOTOの魔法びん浴槽などは、お湯の温度低下を抑えるための機能です。

浴室全体が冷えやすい住宅では、窓の断熱改修や浴室暖房乾燥機なども検討対象となります。床の断熱構造や浴室全体の断熱仕様について、希望する商品の標準装備かどうかを確認するとよいでしょう。

浴室の広さを有効活用したい場合

浴室が狭い場合や、既存の浴室より大きくしたい場合は、各シリーズのサイズ展開と施工条件を確認します。特にマンションでは梁や配管の位置が制約となるため、希望する内寸の商品が設置できるとは限りません。

タカラスタンダードのぴったりサイズシステムバスや、マンションリフォーム向けの商品も候補です。ただしサイズ表記は浴室の内側の寸法を示すことが多く、設置に必要な外側のスペースとは異なります。現地調査を踏まえて判断しましょう。

デザインや入浴時の快適性にこだわりたい場合

デザインやくつろぎを重視する場合は、LIXILのスパージュ、TOTOのシンラ、クリナップのセレヴィア、タカラスタンダードのプレデンシアなどの上位シリーズが比較対象となります。

浴槽の質感や入浴姿勢、シャワー機能、照明など、力を入れている部分は製品によって異なります。高い価格の製品が必ずしも自分に合うとは限りません。見た目だけではなく、日常のお手入れや使い方も考慮して選ぶことが重要です。

ユニットバスメーカーを比較する際の注意点

比較表やカタログを見る際には、同じ条件で比較しているかを確認することが大切です。価格と仕様に加えて、設置条件やショールームでの確認事項も整理しましょう。

同じ価格帯・グレードの商品を比較する

同じメーカーでも、標準モデルと上位モデルでは設備の素材や機能が大きく異なります。あるメーカーのベーシックモデルと別のメーカーの高級モデルを比べても、メーカーごとの特徴を公平に判断できません。

浴室サイズ、浴槽の素材、暖房・換気設備、壁パネルなどの仕様をそろえ、同じ価格帯の商品を比べることが大切です。比較条件を明確にすると、価格差がどの仕様によるものかを検討しやすくなります。

標準仕様と有料オプションの違いを確認する

カタログに掲載されている機能やショールームで展示されている設備が、標準仕様とは限りません。浴室暖房乾燥機や自動洗浄、特殊な浴槽素材、上位グレードの壁柄などは、追加費用が必要な場合があります。

商品を比べるときは、基本価格に含まれるものと有料オプションを区別しましょう。展示品と同じ仕様を希望する場合は、有料オプションも全て見積もりに含まれているか確認しましょう。

商品価格だけではなく工事費を含めた総額で比較する

メーカー希望小売価格には施工費が含まれていない場合があるため、見積もりでは商品代と工事費の内訳を確認する必要があります。浴室の解体・撤去、給排水管の工事、新しいユニットバスの組み立て、内装の補修などで総額が変わります。

壁や床を現場で作る在来工法の浴室から変更する場合や、下地の補修が必要な場合は、さらに追加費用が発生する可能性もあるでしょう。メーカーごとに見積もりを比較するときは、工事範囲と諸経費をそろえる必要があります。

自宅の浴室に設置できるサイズ・仕様を確認する

希望するシリーズでも、建物の構造によっては設置できないことがあります。天井高、梁や柱、床下の配管スペース、搬入経路などが影響するためです。

特にマンションでは、サイズの他に管理規約や共用部分の制限にも注意が必要です。カタログに記載された浴室の内寸だけで判断せず、施工業者の現地調査を通じて、設置できる機種と仕様を確認しましょう。

ショールームで浴槽の広さや床の質感を確かめる

浴槽の深さや背もたれの角度、床の踏み心地は、写真やカタログの数値だけでは分かりにくい要素です。実際に浴槽に入って姿勢を確かめたり、洗い場で動いたり、設備を操作したりすると、商品選びの参考になります。

また壁パネルの色味や質感も照明によって印象が変わります。展示品には有料オプションが含まれる場合があるため、見積もりに記載された仕様と同じかも確認しましょう。

まとめ

LIXIL・TOTO・クリナップ・タカラスタンダードの4社は、それぞれシリーズ展開や素材、保温性能、清掃性、デザインなどに特徴があります。同じメーカーでもシリーズによって性能や価格帯が異なるため、必要な機能と予算を整理し、具体的な商品を比較することが大切です。

商品価格だけではなく、標準仕様とオプション、設置条件、施工費を含めた見積もりの総額まで確認しましょう。住宅設備協同組合では、東京・神奈川・大阪・兵庫エリアを中心に浴室リフォームのご相談に対応しています。希望するメーカーや設備について、お気軽にお問い合わせください。