「キッチンのリフォームを考えている」「キッチンのリフォームでの注意点は?」「家族みんなが快適に使えるキッチンにしたい」などと考えている方はいますか?
キッチンを快適に使うためには、横幅の長さを考えることはとても重要です。キッチンの横幅は、調理スペースや収納スペース、移動スペースなどを確保するために考慮する必要があります。
今回は、キッチンの通路幅について、後悔した点や注意すべきポイントなどを徹底解説します。
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住宅設備協同組合
東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。
キッチンの通路幅でおすすめの長さ
キッチンの通路幅については、実際にキッチンを使う主婦の方や、施工会社のスタッフなど、意見が分かれることがあります。建物全体の広さやキッチンの設置場所、使用頻度や家族構成などによって異なるため、それぞれの状況に合わせて適切な通路幅を設定する必要があります。
ここでは、キッチンの通路幅ごとの特徴などを詳しくご紹介します。
70cmのキッチンの通路幅
一般的に、キッチンの通路幅が70cmだと多くの人が狭いと感じます。
通路幅70cmは、1人がキッチンに立ち、もう1人が通るための最低限必要な幅です。
しかし、冷蔵庫の扉や食器棚の引き出しを開けたりすると、2人がすれ違うことが困難になります。
そのため、1人暮らし用の物件であれば問題ありませんが、夫婦2人暮らしや家族世帯には、あまり適していない幅と言えます。
80〜90cmのキッチンの通路幅
キッチンで料理をする人の身体サイズによって異なりますが、主に一人で作業する場合は、通路幅は80~90cmほどが適切です。
身長の低い方でも背面収納に手が届くようにするために、この幅は適しています。
100cm以上のキッチンの通路幅
もしキッチンの通路を2人で行き来することが多い場合は、90cmの幅では狭く感じられるかもしれません。
そのような家庭では、多くの業者が100~125cm程度の通路幅を確保することを勧めています。
たとえば、ファミリー世帯に人気のある対面キッチンで大きなカップボードを背面に置く場合は、扉や引き出しを開けた時や奥行きを考慮すると、最低でも110cmの幅が必要です。
また、ご自宅の間取りによっては、通路幅を広げることでダイニングスペースが狭くなってしまう場合もあります。
もしダイニングの広さを重視したい場合は、キッチンの通路幅を100cm程度に抑えておくことが望ましいでしょう。
こちらの記事では、キッチンの交換リフォームについて、誰でも分かるような解説をしています。
【2024年8月】キッチン交換リフォーム費用を部位別解説キッチンの通路幅での後悔したポイント
キッチンの周りの幅は、キッチンを使う上で大切です。通路幅を狭く設定した場合や広くしすぎた場合などで、それぞれ後悔してしまうポイントがあります。
ここでは、キッチンの通路幅で後悔するポイントを厳選して解説します。
キッチンの通路幅が広すぎる
通路幅が狭いと様々な不便が生じますが、逆に広くすることが必ずしも使いやすくなるとは限りません。
例えば、キッチンを主に使用する方が小柄な場合、通路幅が広すぎると背面の収納に手が届かない可能性があります。
わずかな差ではあるものの、毎日の作業で不必要な動きを強いられるとストレスを感じることもあり、キッチンの通路幅は使用する人の身長や体格などにも合わせて考慮することが重要です。
冷蔵庫前の通路幅が狭い
キッチンの通路幅における後悔談の中で、特に多いのは冷蔵庫周辺の狭さです。
この原因は、キッチンや冷蔵庫の規格サイズの違いにあります。
システムキッチンなどの導入の際に、キッチン規格サイズの違いによって、冷蔵庫周辺のスペースが狭くなってしまうことがあります。
そのため、冷蔵庫を置く場所やサイズを事前に確認し、スペースを十分に確保することが大切です。
キッチン全体の広さの優先度を考慮する
キッチンの通路幅が広い方が使い勝手は良いですが、通路幅を広げるためには建物全体の面積が大きくなったり、他の空間を狭くする必要があります。
特に隣接するダイニングやリビングに影響を与えることもあります。
しかし、キッチンは1日の中で使用時間が長い場所であり、多くの人が使用する場所でもあるため、広さを優先する場合もあります。
キッチンの通路幅を決める際には、建物全体のバランスやダイニングやリビングの広さも考慮しながら、バランスの取れたデザインを目指すことが重要です。
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キッチンの通路幅での注意点
キッチン選びは、設置してから想定外のトラブルが起こるケースが少なくありません。リフォーム時の注意点を把握して、対策を立てましょう。
ここでは、キッチンの通路幅を決めるときの注意点をご紹介します。
隣接するリビングやダイニングの広さも考慮する
キッチンの通路幅を優先することで、隣接するリビングやダイニングのスペースが狭くなり、家族がくつろぎにくい環境になる場合があります。
しかしながら、大人数でキッチンを利用する場合は、朝食時などにキッチンの冷蔵庫周辺が混雑し、ストレスがたまる可能性があるため、キッチンの通路幅を優先することが望ましい場合もあります。
どちらを優先するかは、家庭ごとに異なるため、家族でよく話し合って決定することが重要です。
通路幅が狭すぎると収納スペースを有効活用しにくい
現在のキッチンでは、引き出しタイプの収納が一般的であり、開き戸タイプよりも取り出しやすく、多くの物を収納できる利点があります。
ただし、引き出しタイプの収納を使用する場合、通路幅を広めに設計する必要があります。
90cm以下の通路幅だと、引き出しを開けながら横にズレて物を取り出す必要があり、非常に不便な場合があります。
そのため、最低でも90cm以上の通路幅を確保することが望ましいです。
キッチンの通路幅まとめ
キッチンの通路幅は、頻繁に利用するキッチンや隣接するダイニングやリビングに大きく影響します。ご自宅の環境にあった通路幅を採用し、注意点などにも気をつけながらリフォームを行いましょう。
キッチンのリフォームを行う際は、信頼できる業者を選び、費用や工期などご希望に合ったプランを提案してもらってください。
キッチンの通路幅を考慮して、家族全員が快適に使えるキッチンにリフォームしましょう。