「コの字のキッチンは設置できる？」「作業スペースが広いキッチンにしたい」「L字型のキッチンだと狭く感じる」などと考える人は多いのではないでしょうか？
家庭によってキッチンの形や配置は異なりますが、最近では「コの字型キッチン」が注目されています。
今回は、コの字キッチンのリフォームについて、工事費用だけでなく、メリットや工事期間も徹底解説します。
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住宅設備協同組合
東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人（神奈川県指令企支第3453号）、大阪府許認可法人（大阪府指令経支第1061-28号）。リフォームの専門家として、水回り（キッチン、浴室、トイレ）、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。
コの字のキッチンのリフォーム費用相場と工期
ここでは、コの字のキッチンの設置にかかる費用の相場や工期をご紹介します。
コの字のキッチンリフォームの費用相場
コの字のキッチンリフォームにかかる費用の相場は、本体価格と工事費で約140～230万円です。
コの字のキッチンにかかる費用は、素材や機能性、デザインなどによっても左右されます。
また、システムキッチンでは、食洗器やIHクッキングヒーターなどの追加機能がいくつか付けることができるため、機能によっても費用が異なります。
こちらの記事では、コの字以外のタイプのキッチンの交換リフォームの費用を誰でも分かるような説明で解説しています。
【2024年1月】キッチン交換リフォーム費用を部位別解説
コの字のキッチンリフォームの工期
コの字のキッチンの工期は、導入する工事の規模や内容によって異なります。
一般的にコの字のキッチンリフォームの工期は5～10日程度といわれています。
キッチンの大きさや配置を変更する場合は、配管や電気配線の工事が必要で、工期が長くなる傾向があります。また、キッチンの素材や設備によっても工期が異なり、工期がより長くなる可能性もあります。
コの字のキッチンとは
コの字型キッチンは、キッチンの四角いスペースを「コ」の字型に配置したものです。キッチンの三面に壁がある場合が多く、壁面には調理器具や収納棚を設置することができます。
ここでは、コの字のキッチンについてを解説していきます。
コの字のキッチンとは
コの字型キッチンは、「コ」のような形で設計されているキッチンで、U字型キッチンとも言われています。
主な特徴としては、ワークトップ（天板）が3面で設計されている、作業スペースが広い、収納が多いなどが挙げられます。
I型やL型などの他のキッチンと比べて、コの字型キッチンは作業スペースが広いのも特徴の一つです。
さらにキッチンの面積が大きい分、収納スペースも多く、全体的に大きなつくりになっています。
コの字のキッチンのレイアウト
コの字型キッチンには、2つのタイプのレイアウトがあります。
・対面型
対面型キッチンは、コの字のキッチンの1面か2面をダイニングやリビングに向けて設置するレイアウトです。
壁付けキッチンよりもスペースができるため開放感があります。
リビングにいる家族とのコミュニケーションを取ったり、小さな子供の様子を見ながら料理ができます。
・独立型
独立型キッチンは、キッチンが独立したスペースになっており、3つの面が壁に向かっているレイアウトです。
対面型のキッチンと異なり、リビングやダイニングの様子をうかがいながらの作業はできませんが、余計なことに気を取られることなく、料理や家事に集中できます。
また、全ての面が壁面に向いているため、キッチン上部の壁面を利用して、収納スペースを設置できるのも大きなメリットです。
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コの字のキッチンのメリットデメリット
ここでは、コの字のキッチンのメリットとデメリットについて厳選して解説します。
メリット①：動線が短いため、動きやすい
コの字のキッチンは3方向に作業台があるため、キッチンを使用する際の動線がとても短く、作業がしやすいです。
他のキッチンに比べて大きいキッチンであるコの字型を設置しようとすると、キッチンスペースの間取りが限られてしまう可能性もありますが、それでも効率の良い作業動線を確保できる点は非常に良いです。
メリット②：作業スペースが広い
コの字のキッチンは、シンク・コンロ・カウンターの3面を作業台として活用することができます。
また、作業スペースが広いため、ワークトップ上に調理家電や調理道具を置いていても邪魔になりません。
全ての作業をキッチンのみで終わらせることができるため、非常に作業効率が良くなるでしょう。
メリット③：収納スペースが多い
コの字型キッチンのメリットは、収納スペースが広いことです。
通常のキッチンよりも大きいため、キッチン下を収納スペースにすることで、かなりの収納部分を確保することができます。
高さを利用した食器棚の場合、身長が足りずに届かなかったり、地震の際に食器が落下する恐れがあったりしますが、キッチン下を収納スペースにすることで、安全性や利便性にも長けています。
デメリット①：隣接しているリビングやダイニングが狭くなってしまう
コの字キッチンは、一般的な壁付けキッチンなどと比べるとサイズが大きく、広い設置スペースが必要になります。
そのため、キッチンスペースを広げれば広げるほど、隣接している部屋が狭くなってしまいます。
寸法の工夫をすれば大きさを抑えることも可能ですが、その分キッチンでの作業スペースが狭くなるので、バランスを考えなければなりません。
デメリット②：複数人での作業に向いていない
コの字のキッチンの出入り口は、コの字の形状からして1箇所のみとなっています。
そのため、複数人での作業には向いていないでしょう。
ただし、出入り箇所が1箇所というのは、ペットや小さな子供がいるご家庭の場合、侵入を防ぐためのゲートが設置しやすいというメリットにもなります。
デメリット③：費用が高い
コの字型キッチンのデメリットとして、リフォームにかかる費用が高いことが挙げられます。
キッチン工事の主な内訳は、工事費用と本体価格の費用の2点であり、どちらもサイズに比例して費用は高くなります。
コの字型の場合、キッチンスペースとキッチン自体のどちらも大きいため、費用も高くなってしまいます。
コの字のキッチンで失敗しないためのポイント
ここでは、コの字のキッチン選びで失敗しないためのポイントをいくつかご紹介します。
キッチンのサイズを正確に測る
コの字型キッチンを設置する際は、広めのスペースが必要になります。
現在お住まいの家の間取りで、コの字型キッチンが設置可能かを確認するためには、正確なサイズを測ることが重要です。
キッチン自体のサイズだけでなく、調理スペースやワークトップに置きたい家電のサイズなども事前に測定し、レイアウトの参考にすることが役立ちます。
キッチンでの作業効率を考える
コの字型キッチンは広い作業スペースや収納スペースが特徴的ですが、サイズが大きすぎたり、レイアウトが不適切だと、快適な作業環境が損なわれてしまいます。
冷蔵庫、シンク、コンロなどの配置はもちろん、電子レンジやゴミ箱、コンセントの位置なども考慮してレイアウトを決めることが重要です。
これらの要素を慎重に考慮することで、使い勝手の良いキッチン空間を実現できます。
ショールームを見学する
サイズをしっかり測っても、実際に使ってみると使い勝手が悪く感じることがあります。
そのようなトラブルを防ぐためには、どの程度の作業スペースが必要で、通路幅は十分かなどを確認するために、ショールームで体感することがおすすめです。
特に複数人でキッチンを使用することが多い場合は、一緒にショールームを訪れることで、問題なくすれ違える通路幅や動作のスムーズさなど、見落としがちな重要なポイントを確認できます。
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コの字のキッチンリフォームまとめ
コの字のキッチンは、U字型キッチンとも呼ばれ、作業動線が短いことや収納スペースが多いメリットがあります。しかし、キッチンのスペースを多く取ってリビングが狭くなったり、費用が高かったりといったデメリットや注意点もあります。
ミスや後悔が残らないよう、しっかりと計画を立てて、信頼できる業者に相談し、ご希望に合ったプランを提案してもらいましょう。
ライフスタイルにあった良いコの字型のキッチンを実現しましょう。
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