トイレのクッションフロアの失敗事例3選|2023年版

「トイレの床をリフォームしたい」「トイレの床には何が良い?」「クッションフロアとは?」など考えたことがある人は少なくないのではないでしょうか?
トイレのクッションフロアは、水や汚れに強く、お手入れが簡単であることが求められます。また、トイレの床面積が比較的小さいことから、おしゃれなデザインのものを選ぶことができます。

今回は、トイレのクッションフロア選びの失敗例や注意点、クッションフロアのメリットなどリフォームに役立つ情報をご紹介します。

この記事の著者

住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

トイレのクッションフロア選びの失敗事例3選

トイレのリフォームにおいて、便器やウォシュレットに注目する傾向がありますが、実は床のカラーや素材も同様に重要です。
トイレで一般的に使用されるクッションフロアの選択は、失敗して後悔することも少なくありません。

ここでは、トイレのクッションフロアを選んで、実際に後悔したり失敗した経験を厳選して紹介します。

失敗①:真っ白のカラーのクッションフロアの採用

クッションフロアには多くの色やデザインがありますが、色の選び方に失敗することがあります。

たとえば、トイレに白いクッションフロアを選ぶと、明るく清潔感がある印象を与えますが、同時に汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。

他の部屋との統一感や好みの色で選ぶことも素敵ですが、トイレは汚れやすい場所であるため、汚れが目立ちにくい色を選ぶことが無難です

また、クッションフロアは洗面所でもよく使われますが、洗面所では特に髪の毛が落ちやすく、目立ちやすい傾向があります。
トイレは洗面所ほどではありませんが、使用中に髪の毛が落ちているのが気になることもあります

失敗②:デザインによって狭く感じる

ダークカラーや木目などの柄がある高級感のあるクッションフロアを選ぶと、トイレが狭く見えることがあるため、注意が必要です。

暗い色は「収縮色」と呼ばれ、部屋を狭く見せてしまう可能性があります。

リフォームは実際に完成するまでチェックすることができないため、イメージと違ってしまうことが少なくありません。

失敗③:溝に汚れが溜まってしまう

石材やタイル調のクッションフロアには、溝や凹凸があります。
毎日使用するうちに、黒ずんだ汚れがたまってしまうことがあります。

このような汚れは、簡単なふき掃除では落としきれず、たちまちたまってしまうため、後悔の原因になることが多いです。

特に、タイル調の目地の汚れは厄介ですが、石材調のリアルな凹凸も、ブラシなどでこすらないとなかなか落とせません。

トイレのクッションフロアの注意点

ここでは、トイレのクッションフロアの注意点を紹介します。

耐久性があまりない

クッションフロアの大きな弱点は、耐久性が低いことです。

湿気によってクッションフロアが剥がれたりカビが生えたりすることがあるため、湿気の高い時期には換気をこまめに行うことが重要です。
特にトイレは空気がこもりがちなので、梅雨時期や夏場などには特に注意が必要です。

本物と比較すると安物感が出てしまう

クッションフロアは最近、リアルな質感を持つ製品が増えているものの、本物の木材や石材を使用したフローリングやタイルと比べると、人工的で安物の印象を受けることがあります

床材を選ぶ場合は、質感や価格、機能性などをバランスよく考慮する必要があります。

クッションフロア単体でのリフォーム

トイレの床をクッションフロアにする際に、トイレ本体と一緒にリフォームすることで、費用を安く抑えることが出来る可能性があります。

節水型のトイレへの交換にかかる費用の相場は、一般的に15~40万円ほどと言われています。
既存のトイレを撤去し、便器を含めた一式の交換が必要のため、追加の工事費がかかります。

和式トイレから洋式トイレへの交換リフォームには、一般的に25~60万円ほどかかります。
洋式トイレに変更する際には、便器の交換だけでなく、床や壁のリフォームも同時に行います。

こちらの記事では、トイレのリフォームにかかる費用や施工事例を載せてあるので、誰でも分かるように詳しく解説しています。

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トイレのクッションフロアとは

ここでは、トイレのクッションフロアについてやメリットなど解説していきます。

トイレのクッションフロアとは

クッションフロアは、塩化ビニール系素材に表面プリントされたクッション性のある床材で、耐水性に優れており、水が浸み込まない構造のため、トイレ・洗面所・キッチンなど水がかかる場所で広く使われています。
また、掃除やお手入れがしやすい特長もあります

トイレのクッションフロアのメリット

耐水性に長けている

クッションフロアに使用される素材である塩化ビニルは、水を弾く性質があります。
そのため、フローリングに比べて防水性が高く、水まわりや子供部屋での使用が増えています。

軽い汚れは簡単に水拭きでき、粘り気のある食べ物をこぼしても手軽に拭き取ることができ、ジュースなどのシミも残りにくいといえます。

素材の費用が安い

クッションフロアは、フローリングに比べて素材の費用が安価です。

特に、低価格帯のクッションフロアは、非常にリーズナブルな価格で入手できることが多く、予算を抑えたリフォームに適しています。

豊富なデザイン

クッションフロアは、表面にデザインを印刷するため、豊富なデザインがあります。

ナチュラルなホワイト系からカラフルなものまで、さまざまなデザインから自分の好みに合ったものを選ぶことができます

また、木目調や大理石調などのデザインもあり、フローリングと同じような雰囲気を楽しみながら、クッション性のある床材で快適な生活を送ることができます。

トイレのクッションフロアまとめ

トイレのクッションフロアには、多くのメリットがありますが注意点もあります。トイレをリフォームをする際には、今回紹介した失敗談や注意するポイントを抑えながら、計画を企てましょう。
また、工事を決意したとき、施工経験が豊富な業者に相談し、費用や工期などご希望に合ったプランを提案してもらうとよいでしょう。
理想的で快適に使えるトイレのリフォームを実現しましょう。