間仕切り壁の設置費用は?子供部屋におすすめです!

「部屋に仕切りが欲しい」「自宅にプライベートなスペースを作りたい」「部屋の一室を子供部屋にしたい」などと思っている方には、間仕切り壁のリフォームをおすすめします。間仕切り壁は、個人のプライバシーを守るエリアを作ったり、子供の成長に合わせて部屋を区切るなど、目的に合わせた自由な空間づくりができる素晴らしい選択肢です。

今回は、間仕切り壁のリフォームについて、メリットデメリットや工事費用、部屋ごとのおすすめを徹底解説します。

この記事の著者

住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

間仕切り壁とは

ここでは、間仕切り壁についてやメリットデメリットを詳しく説明していきます。

間仕切り壁とは

間仕切り壁は、建物内の部屋や空間を区切るために使われる壁です。

住宅だけでなく、オフィスビルやショッピングセンターなどのさまざまな建物で使用されています。

例えばオフィスビルでは、各階を構築した後、必要に応じて間仕切り壁を使って区切り、企業に貸し出すことがあります。
さらにオフィス内でも会議室や応接室など、部屋を作るために間仕切り壁が使用されます。
ショッピングセンターでも更衣室やバックヤードなどで利用されます。

間仕切り壁のメリット

間仕切りを設置することには、いくつかのメリットがあります。

  • プライバシーの確保…仕切りがあることで同じ家にいても、家族の視線を妨げることができるため、同居していても1人の空間を作ることができます。
  • 電気代の節約…部屋を細かく区切ることで、エアコンや暖房機器などの効率が向上し、光熱費の節約にもつながることがあります。
  • 防音効果...仕切りを設けることでテレビの音、ホームシアターの音などのボリューム削減ができ、隣の部屋に聞こえる音漏れのリスクを下げる効果があります。

間仕切り壁のデメリット

間仕切りの設置にはいくつかのデメリットがあります。まず、既存の広い部屋を間仕切り壁で区切ることで、各部屋のスペースが狭くなる可能性があります

また、間仕切り壁の施工方法によっては、撤去が難しくなることもあります。例えば、壁内に柱などの構造物がある場合、撤去が困難になる可能性があります。

しかし、これらのデメリットを軽減する方法も存在します。
例えば、柱を壁内に入れないようにする、パネルドアやパーテーション、引き戸などの取り外し可能な仕切りを選ぶことが挙げられます。

これらの方法を採用することで、撤去が容易になり、部屋を元の広さに戻すことができます。

部屋の広さについてはある程度妥協する必要がありますが、撤去のしやすさを考慮することで、柔軟な間取り変更が可能となります。

間仕切り壁のリフォームにかかる費用

ここでは、間仕切り壁の取り付けや取り外しのリフォームにかかる費用について、それぞれ詳しくご紹介していきます。

間仕切り壁の取り付けにかかる費用の相場

間仕切り壁の施工自体は比較的簡単で費用もそこまで高くなりませんが、壁紙の張り替えなどの付随工事も考慮する必要があります。

一般的には、約20万円ほどの費用を見込んでおくと良いでしょう。

部屋の間仕切りを新築時に行う場合は、照明やスイッチ、コンセント、エアコンの位置などを希望に合わせて設置できます。

後から間仕切り壁を設ける場合は、事前に部屋のイメージを考慮し、照明やコンセントの位置などに配慮する必要があります。

また、窓の位置や数も間仕切り壁の設置を考慮して検討することが重要です。

なお、新築時と後から設ける場合の施工費用には大きな差はないため、状況に応じて適切なタイミングで取り組むことが望ましいです。

間仕切り壁の取り外しにかかる費用の相場

間仕切り壁の取り外しにかかる費用は、間仕切り壁の設置と同様に比較的簡単な工事です。

クロスや床の張り替えが必要な場合、おおよそ10万円を見込んでおくと良いでしょう。

クロスや床の張り替えが不要な場合は、より低価格で取り外すことができます。

ただし、新築時に間仕切り壁を設けていた場合は、住宅の構造上重要な支柱に間仕切り壁がある可能性があるため、注意が必要です。

間仕切り壁の取り外しを検討する際には、建築家や専門家と相談することをおすすめします。

 

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部屋ごとのおすすめの間仕切り壁

ここでは、部屋ごとの特徴に合わせたおすすめの間仕切り壁を詳しくご紹介します。

子供部屋におすすめの間仕切り壁

子供部屋を作るためや子供用の個室に間仕切りを設置する場合、生活音や照明の漏れを完全に防ぎたいという要件がある場合には、間仕切り壁の設置がおすすめです。

間仕切り壁は通常の壁と同じように石膏ボードなどの板材を使用して作られ、外観や性能は普通の壁とほとんど同じです。

ただし、このタイプの間仕切りを設置する場合、施工や撤去には手間がかかるため、将来的に撤去する予定がある場合にはあまりおすすめできません

撤去の可能性を考慮する場合、引き戸タイプの可動式間仕切りやパーテーションの設置が良い選択肢となります。これらは手軽に取り付けや取り外しができるため、柔軟な間取りの変更が可能です。

寝室におすすめの間仕切り壁

寝室を作る場合、通常の壁と同じ間仕切り壁を設置することをおすすめします。

明かりや音の漏れを最小限に抑えるために、本格的な間仕切り壁を設置することが重要です。

壁タイプの間仕切りを選ぶと、内部に防音材や断熱材を組み込むことができ、より高い防音効果を得ることができます。
これにより、外部からの騒音や明かりに悩まされることなく、快適な睡眠環境を実現できます。

一方、広い部屋の一角を寝室スペースに区切りたい場合は、可動式間仕切りが適しています。

可動式間仕切りは防音効果は限定的ですが、簡単に取り外すことができるため、昼間と夜間で間取りを柔軟に変更できます。この方法は、日中はオープンな空間を使いたい場合や将来的な間取りの変更を考慮する場合に便利です。

来客対応用のスペースを作るための間仕切り

LDKを区切って来客対応用のスペースを作りたい場合、素早く部屋を区切れるタイプの間仕切りが便利です。

引き戸タイプの間仕切り壁やパーテーション、天井から床までカバーできるカーテンタイプの間仕切りがおすすめです。

特に引き戸やアコーディオンカーテンなど、収納時に無駄なデッドスペースが生じない収納方法を選ぶことが重要です。

カーテンタイプや引き戸タイプの間仕切りは、必要な時に素早く部屋を区切ることができるため、来客に合わせた柔軟な使い方が可能です

このようなタイプの間仕切りは、リビングとの一体感を保ちつつ、必要な時にプライバシーを確保するのに適しています。

間仕切り壁のリフォームまとめ

間仕切り壁は、部屋にプライベートな空間を作りたい方や防音効果を付けたい方におすすめです。それぞれの部屋の状況に応じた間仕切り壁を選びましょう。
施工経験が豊富な業者に相談し、工事費用や期間などのご希望に合ったプランを提案してもらうとよいでしょう。
快適な暮らしのために、間仕切り壁を部屋に導入しましょう。