スタッコ仕上げとは?起こりやすい症状とは?

「スタッコ仕上げとは?」「スタッコ仕上げのメリットを知りたい」「起こりやすい症状は?」などと、スタッコ仕上げについて気になっている方はいますか?一般住宅、マンション、ビルなど、様々な建物の外壁にスタッコ仕上げが採用されています。

今回は、スタッコ仕上げについて、工法や起こりやすい症状の特徴、メリットデメリットなどを徹底解説します。

ここでは、スタッコ仕上げについてやリシン仕上げとの違いを徹底解説していきます。

スタッコ仕上げとは

スタッコ仕上げは、モルタル壁や湿式工法の壁面に模様を付ける一つの仕上げ方法です。

近年はサイディング外壁の普及やジョリパットの人気により、スタッコ仕上げは減少しています。

伝統的なスタッコ仕上げは、塗り材を塗り付けて叩いたり引き起こしたりする方法でしたが、最近の工法ではセメント系や合成樹脂エマルジョン系の厚塗り塗材を吹き付けて石造建築風の凹凸模様を作ります。

スタッコ仕上げの工法

コテ塗り

コテ塗りは、職人がコテという道具を使いながら手作業で塗り込む技法です。
金ゴテや木ゴテなど、さまざまな道具を用いて、個性的な仕上げを施していきます。

このコテ塗りの特徴は、職人の技術力によって仕上がりに大きな差が生じることです。

職人たちはコテ塗りを通じて自身の腕を試し、やりがいを感じることが多いです。

吹き付け塗装

吹き付け塗装は、スプレーガンと呼ばれるミスト状の塗料を噴射する機械を使用して行われる塗装方法です。

スタッコ仕上げでは、吹き付け塗装が一般的に利用されます。

吹き付け塗装には、以下の2つの仕上げ方法があります。

  1. 吹き放し仕上げ: 塗料を吹き付けた後、そのまま固める方法です。
  2. ヘッドカット仕上げ: 塗料を吹き付けた後、ローラーやコテで押さえつける方法です。

吹き付け塗装の特徴は、コテ塗りとは異なり、職人の技術力に左右されることが少なく、安定的に仕上げることができる点です。

リシン仕上げとの違い

スタッコ仕上げとリシン仕上げは似ているように見えますが、実際には模様や雰囲気に違いがあります。

リシン仕上げは骨材のざらざらとしたテクスチャが表面に現れるだけですが、スタッコ仕上げは模様が大きく塗膜にボリューム感があります(厚みは約5〜10mm程度)。

また、リシン仕上げの塗膜は薄く、防水性や耐久性はスタッコ仕上げよりも劣ります(約7〜8年での塗り替えが必要)。

リシン仕上げはセメントリシンやアクリルリシンを吹き付けて仕上げるため、細かい砕石が混ざったテクスチャが表面に現れます。

スタッコ仕上げの起こりやすい症状

ここでは、スタッコ仕上げに起こりやすい症状の特徴や原因を詳しく解説していきます。

コケ・カビ・藻の発生

凹凸のある外壁は、平らな外壁と比べてカビやコケの根が付きやすい傾向があります

特に日の当たりにくい北側の外壁などでは、コケやカビの発生がより顕著になることがあります。

凹凸に入り込んだ汚れが落ちにくい

スタッコ仕上げは凹凸があり、その凹凸の隙間に汚れがたまりやすく、埃や排気ガス、雨だれなどが原因でコケやカビが繁殖しやすくなります。

これらの汚れが付着してしまうと、洗浄しても完全に取り除くことが難しくなります。外壁の美観を維持するためには、早めのメンテナンスが必要です。

部分的なひび割れ

モルタル壁は乾燥収縮により微細なひび割れ(クラック)が生じることがあります。

また、建物の歪みによる大きなひび割れも発生することがあります。

スタッコ仕上げの厚い塗膜でも経年劣化により柔軟性が低下し、ひび割れが目立つようになります

塗膜の剥がれ

スタッコ仕上げに限らず、外壁の塗膜は経年劣化により保護機能が低下し、剥がれてくることがあります。

塗膜が剥がれると、雨水が侵入して建物の劣化を進める可能性が高まります。そのため、早めの塗り替えが必要です。

塗膜の膨れ

施工の不備やミスにより、弾性スタッコ仕上げの外壁の塗膜に膨れが生じることがあります。

特に塗り替え時に弾性系塗料を使用する場合、凹凸した部分に含まれる空気が熱や他の要因によって塗膜内で膨張し、膨れを引き起こすことがあります。

また、高圧洗浄後に十分な乾燥が行われずに塗装されると、塗膜が厚くなり水蒸気を含みやすくなります。

このため、湿気が抜けにくくなり、塗膜が膨れる原因となります。

 

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スタッコ仕上げのメリットデメリット

ここでは、スタッコ仕上げのメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。

メリット①:安価で耐久性がある

スタッコのベースにはアクリル塗料が使用されているため、他の外壁材と比較して低コストで施工することができます

さらに、スタッコは耐久性も高いため、費用対効果が優れていると言えます。

メリット②:高級感や重厚感がある仕上がりになる

スタッコ塗装は、厚さ約5mmから約10mmまでの塗膜を形成するため、外壁に石材のような堂々とした厚みを与えることができます

この厚みにより、外壁には高級感が演出され、個性的でスタイリッシュな外観を実現することができます。

デメリット①:汚れが目立つ

スタッコ仕上げを施した場合、表面がザラザラしていたり凹凸があるため、汚れがたまりやすくなります

特に窓枠の下など雨がかかりやすい場所では、雨水の通り道が黒ずんで汚れが蓄積されることがあります。

デメリット②:ひび割れ(クラック)が起こりやすい

スタッコ塗装を施した場合、小さなひび割れや大きなひび割れが発生しやすくなります。

こちらの記事では、ひび割れの対処法や補修費用について詳しく説明しています。

クラック補修の費用は?ひび割れの種類や対処法とは?

スタッコ仕上げまとめ

スタッコ仕上げは様々な建物に使われていますが、最近では減少しています。スタッコ仕上げは、アクリル塗料が使われるため、価格が安く耐久性がありますが、汚れが溜まりやすくひび割れが起こりやすいなどのデメリットもあります。
スタッコ仕上げを施工する際は、外壁の施工経験が豊富な業者に依頼して、 ご希望に合うプランを提案してもらいましょう。
高級感のある外壁を実現するために、スタッコ仕上げを行いましょう。