「外壁に木材を使ったリフォームを行いたい」「外壁におすすめの種類の板は?」「板張りとは?」などと考えたことはありますか?板張りの外壁とは、その名の通り、木の板を張って作った外壁のことです。本物の木に、なるべく余計な加工を施さずに使うため、ほかの外壁材にはない「自然のあたたかみ」を感じることができます。
今回は、外壁の板張りリフォームについて、種類やリフォーム方法、工事費用などを徹底解説します。
キッチン・お風呂リフォームに
圧倒的な強みがあります。
住宅設備協同組合
東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。
外壁の板張りの種類
日本の気候は、夏は暑く冬は寒く、湿度が高く、日差しが強いという特徴を持ちます。これは住宅にとっては厳しい気候条件です。そのため、外壁材としては耐久性や強度に優れた木材が選ばれる傾向があります。
ここでは、外壁の板張りの種類と特徴を詳しくご紹介します。
米杉
米杉(ベイスギ)は比較的庶民的な価格帯に位置し、耐久性や強度があります。別名でレッドシダーとも呼ばれます。
加工が容易であるため、施工も比較的簡単です。
カラマツ
唐松(カラマツ)は耐久性に優れ、比較的低価格で入手可能です。
日本の気候条件にも適しており、頑丈な外壁を提供します。
ヒノキ
檜(ヒノキ)は日本の伝統的な家屋で高級素材として使用されることが多く、美しい風合いが特徴です。
耐久性もあり、湿度変化に強く、防腐効果もあります。
ハードウッド
ハードウッドはさまざまな種類の木材を指し、耐久性と強度に優れています。
特に、頑丈さと耐久性を求める場合に選ばれることがあります。ハードウッドは高級な素材としても知られています。
外壁の板張り方法
ここでは、外壁の板張り方法である「縦張り」と「横張り」の2つの特徴をそれぞれ解説していきます。
縦張り
縦張り方式を用いたデザインは、建物の形状に適応しやすく、同時に洗練された印象を与えます。
縦張り方式の特徴は、以下の2点です。
- 建物の形状に柔軟に対応できること
- 複雑な形状を美しく表現できること
住宅は土地の形状に合わせて建てられますが、土地の形は四角形に限らず、三角形や曲線を含む様々な形状があります。
縦張り方式を採用することで、これらの多様な形状に対応できるだけでなく、建物全体がすっきりとした印象を与えることができます。
横張り
横張り方式は、板を横方向に配置して施工する方法です。
この工法は古くから一般的であり、伝統的な建物でもよく見られます。
デザイン的には、木目が横方向に走るイメージがあり、重厚で落ち着いた雰囲気を醸し出します。
横張り方式では、基本的には胴縁(どうえん)を縦に走らせ、その上に横に配置した板を下から張り付けていきます。この方法は施工性に優れており、DIYの上級者の中には自宅の外壁を横張りにリフォームする人もいるほどです。
キッチン・お風呂リフォームに
圧倒的な強みがあります。
外壁の板張りにかかる費用
ここでは、外壁の板張りにかかる費用の相場をご紹介します。
プライマーの種類と費用の相場
住宅の価格は、使用する外壁材によっても異なります。敷地の面積や延べ床面積が同じでも、建築単価は異なる場合があります。同様に、外壁の板張りにも価格の違いが存在します。
一般的に、外壁の板張りの設置費用は、平米単価で約7,000円から13,000円程度が相場とされています。
ただし、外壁材を他のものから板張りに変更する場合、既存の外壁材の撤去費用も追加で発生することがあります。
その他の外壁リフォームにかかる費用
外壁リフォームの費用は、素材や工法によって大きく異なります。
地域やリフォーム業者によっても価格が左右されるため、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。
外壁塗装にかかる費用:60〜180万円
カバー工法:130〜220万円
張り替え工法:150〜300万円
こちらの記事では、外壁リフォームについてを、誰でも分かるように詳しく解説しています。
外壁塗装の工事費用と塗料ごとの価格を比較|2023年版外壁の板張りリフォームまとめ
外壁の板張りには主に4種類の材質が使われています。それぞれの特徴にあったものを選びましょう。また、板張り方法には2つあり、ご自宅に合う方法を選ぶことをおすすめします。
また、外壁塗装を行う際には、信頼できる業者に相談し、ご希望に合うプランを提案してもらうことをおすすめします。
ご自宅の外壁に耐久性や強度に優れた木材を採用しましょう。