「外壁のリフォームを考えている」「外壁塗装の費用を知りたい」「いまの雰囲気を残しつつ違うデザインに変えたい」などと考える人は多いのではないでしょうか?
外から見て劣化を感じられなくても、壁は劣化しているはずです。破損や異変を感じたら、外壁のリフォームを検討しましょう。
今回は、外壁塗装のリフォームについて、工事費用の相場や塗料の種類・価格、最適な時期や工期などのポイントを徹底解説します。
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住宅設備協同組合
東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。
外壁塗装リフォームの費用相場
ここでは、外壁塗装や張り替えリフォームなどの概要や費用相場を詳しく紹介します。
外壁リフォームではなにをするの?
外壁リフォームの工法として、主に以下の3つが挙げられます。
- 塗装(重ね塗り)
建造物の外壁がそれほど劣化していない場合に行うリフォームです。建物を保護することや、防水機能を持たせること、美観を保つことなどの目的で行われています。塗装は、建造物の大きさや、劣化の状態によって使用する塗料の量が変化したり、塗料の機能や耐久性などによって、工事に要する金額が変化します。 - カバー工法(重ね張り)
現在の外壁材の上に新たな外壁材を貼り付けるリフォームで、外壁の重ね張りとも呼ばれることもあります。カバー工法の場合、既存の外壁を撤去するための費用がかからないため、張り替えより安く済むことが多いです。
ただし、外壁の種類や条件によってはカバー工法で施工できない場合があります。 - 張り替え
建造物の外壁材をすべて剥がし、新しい外壁材に交換するリフォームのことで、多くの外壁は20~50年ほどで寿命がきます。寿命が過ぎて、そのまま使用していると雨漏りや骨組みの劣化などの原因となるため、新しい外壁材に交換することで家を長持ちさせます。
外壁リフォームの費用相場はいくらくらい?
外壁リフォームの工法ごとの費用相場一覧は以下のようになります。
工法 | 費用相場 |
塗装 | 60~180万円 |
カバー工法 | 130〜220万円 |
張り替え | 150~300万円 |
安く外壁をリフォームする方法は?
- 他のリフォームと合わせて行う
外壁リフォームを行う際に、ほとんどの場合足場が必要になります。足場だけで15万円ほどかかってしまうため、屋根のリフォームや雨どいの交換などの足場を使うリフォームを外壁リフォームに合わせて行いましょう。 - 塗料のグレードを落とす
塗料の種類によって、値段はさまざまです。グレードによって防汚性や耐熱性は変わり、外壁にとって必要かどうか考えましょう。施工業者に進められるまま塗料を選ぶと、思わぬ高額な出費になってしまう可能性がありますので、提案された塗料の特徴を聞いて、自分にとって必要か検討してください。 - 交換工事費用が安いリフォーム業者にお願いする
外壁のリフォームをするなら、明朗価格な住宅設備協同組合にお任せください。
リフォーム事業を中心に、住宅設備関連事業を行っており、住宅設備のリフォームに特化した協同組合として事業活動をしております。外壁のリフォームだけでなく、システムキッチンの導入、ユニットバスやトイレ、洗面台のリフォーム・取付けも行っており、施工後のアフターサービスも充実しています。
地域ごとに施工事例を載せていますので、ご検討中の方はぜひご覧ください。
外壁リフォームの塗料の種類と価格
ここでは、外壁塗装に使われる塗料の種類や特徴、価格をご紹介していきます。
アクリル塗料の特徴
アクリルの耐久年数は3~8年といわれており、塗料の中で最も安価です。
最近では外壁のリフォームにほとんど使われなくなった塗料で、他に比べて汚れやすく、耐久性が低いです。
アクリル塗料の1㎡あたりの値段は、約1,000〜1,800円です。
ウレタン塗料の特徴
ウレタンの耐久年数は5~10年といわれています。
塗料の中でも、価格・耐久性・機能性の3つにおいてバランスが良く、以前は外壁塗装の主流となっていました。ウレタンは、密着性に優れ、複雑な面の塗装にも使いやすいですが、あまり耐久性は高くないです。
10年以内に塗り替えたい、目先のリフォーム費用はとりあえず抑えたいという方には、このウレタン塗料が最も適しています。
ウレタン塗料の1㎡あたりの値段は、約1,700〜2,500円です。
シリコン塗料の特徴
シリコンの耐久年数は7~15年といわれています。シリコンは「アクリルシリコン樹脂塗料」のことで、最も人気のある塗料です。
特徴として、湿気を通しやすい素材のため、塗装膜が剥がれにくく、カビや藻が生じにくいことが挙げられます。また、内部結露を防止する効果もあるため、シリコン塗料で結露対策として外壁をリフォームする方もいます。
ウレタンなどの塗料に比べると弾性が低いため、地震で外壁がヒビ割れした場合に、シリコンの塗膜も一緒に割れてしまうことが多いです。また、シリコンには塗料を弾く性質を持っているため、数年後に塗り替える際に塗膜の密着性が悪くなってしまう可能性もあります。
シリコン塗料の1㎡あたりの値段は、約2,300〜3,500円です。
フッ素塗料の特徴
フッ素の耐久年数は12~20年といわれており、他の塗料に比べると高い耐久性を持っています。
フッ素はフライパンなどの身近なものから高層ビルなどの建造物にも使われており、耐摩耗性・耐熱性・防汚性に優れています。また、水が密着しやすい性質であるため、雨で自然に汚れが落ちていくなど様々な特徴があります。
大きなデメリットとして、塗料の価格が高く、従来外壁で使われていたウレタンの約2倍の値段になります。外壁は広範囲に施工するため、予算的に手が届かないことが多く見られます。
シリコン塗料の1㎡あたりの値段は、約3,500〜5,000円です。
ラジカル塗料の特徴
ラジカルの耐久年数は8~16年といわれています。
ラジカル塗料は、2015年発売の最新塗料で、フッ素塗料と比較して機能面では変わらないが、値段がとても安いです。例として、30坪の戸建て住宅の外壁塗装をする場合、30万円近く安くなります。
ラジカル塗料は「高耐候酸化チタン」が主成分で、白色顔料のため、製品によっては濃い色が選べません。また、最新の塗料であるため、正確な耐久年数が分からないこともデメリットとして挙げられます。
ラジカル塗料の1㎡あたりの値段は、約2,200〜4,000円です。
断熱・遮熱(セラミック)塗料の特徴
断熱と遮熱の耐久年数は、どちらも10~20年といわれています。
断熱塗料は、熱伝導を抑える塗料で、熱や冷気の侵入を防ぎ、室内の温度上昇を抑えます。
遮熱塗料は、光を反射して熱の発生を抑える塗料で、外壁や屋根などが受ける熱の影響を減らし、室内の温度上昇を抑えます。
2つの塗料の違いとして、断熱塗料は室内外の熱の移動を抑える機能があるため、夏は涼しく冬に保温が可能ですが、遮熱塗料は熱の発生しか遮断できないため、夏は涼しく快適ですが、冬には室温が下がりやすくなってしまいます。
セラミック塗料の1㎡あたりの値段は、約2,300〜4,500円です。
光触媒塗料の特徴
光触媒の耐久年数は10~20年といわれており、大きな特徴として耐用年数の長さと外壁が汚れにくい点です。
光触媒塗料には、汚れを分解して雨で洗い流すセルフクリーニング効果があります。雨が降ると汚れと塗膜の間に水が入り込み、汚れなどを流して綺麗な状態を保ってくれます。また、自動車の排気ガスなどに含まれる窒素酸化物や硫黄酸化物などを酸化させて、空気中から除去する性質も持っています。
光触媒塗料は、一般的に普及している塗料と比べて高い耐久性だけでなく、多くの機能も備えていますが、費用が高くつきます。また、太陽の光があたることによって効果を発揮する塗料のため、土地や塗装部分を確認した上で選びましょう。
光触媒塗料の1㎡あたりの値段は、約3,500〜5,500円です。
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外壁塗装リフォームのよくある質問
外壁リフォームの工期は?
塗装にかかる工期は、外壁リフォームでも最も短い5~14日です。
塗装は一回だけではなく、「下塗り」「中塗り」「上塗り」と3回に分けて行うため、平均7日間かかります。
外壁リフォームの最適な時期は?
新築住宅では、一般的に築8年から12年の間に外壁塗装を行うことがおすすめされています。
外壁塗装の必要なタイミングは、使用されている材料や劣化の状態によって異なります。
こちらの記事では、外壁塗装の最適な時期や季節についてをご紹介しています。
外壁塗装はまだするな!適切なタイミングの見分け方は?外壁リフォームと屋根リフォームは一緒にやるべき?
外壁と屋根は、どちらもリフォームをするときには家の周囲に足場を立てます。そのため、外壁と屋根のリフォームを近々行うのであれば、同時にしてしまった方が費用を抑えることが出来ます。また、リフォーム前の業者の現地調査や見積もりなどの手間も省けるためおすすめです。
一度のリフォームにかかる費用が高額になってしまったり、工期が延びたりするため、決められた予算や時間で検討している方には、別々でリフォームすることをおすすめします。
定期的に塗装を行う理由は?
建造物の壁を定期的に塗装するのは、綺麗な美観をつくりだすと同時に、雨水が建物の内部に入り込み、その水分で柱や梁(はり)が腐食してしまうのを防ぐためです。これを怠ると壁の内部に水が回り込み、腐食し傷んで耐震性など低下に繋がります。
柱や梁を交換するとなると費用と手間がかかってしまうため、定期的な塗装が必要となります。
外壁塗装リフォームまとめ
外壁のリフォームは、工事方法を自由に選べることが魅力のひとつです。 塗装は、塗料の種類を自宅にあったものを事前に情報を収集することが大事です。
また、施工経験が豊富な業者に相談し、費用や工期などご希望に合ったプランを提案してもらうとよいでしょう。
理想的で快適に暮らせる住宅の外壁のリフォームを、実現しましょう。