ルーフィングは屋根の防水性能を上げます|種類や価格

「ルーフィングとは?」「屋根をより防水にしたい」「屋根のリフォームするけどルーフィングは何が良いのだろうか」などと考える人は多いのではないでしょうか?
屋根のリフォームや新築住宅で屋根の仕様を検討するときに、屋根を水に強くするためにはルーフィングが最も重要です。

今回は、ルーフィングについての機能性や役割、種類や工事費用についてを徹底解説します。

この記事の著者

住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

ルーフィングとは

家の劣化を早める一番の要因は、です。
屋根は、内部構造に水分が浸透してしまうと、腐食や劣化を早めてしまいます。

ここでは、防水の機能を持つルーフィングについてご紹介します。

ルーフィングとは

ルーフィングとは、屋根材の下に敷く防水シートのことで、屋根下葺き材やルーフィングシートとも呼ばれています。

ルーフィングは屋根材の下に敷いてあるので、外から見えません。
そのため、劣化や破れになかなか気づきにくく、気づいたときには雨漏りなど甚大な被害が出た後になってしまうケースが多くあります。

ルーフィングの機能性

ルーフィングをしっかりと屋根に施工しないと、雨漏りや屋根構造の主要な部材である野地板の腐食の危険性が高まってしまいます。

しっかりとチェックできるのは一から屋根を作る新築の時か、屋根の葺き替え工事の時だけなので、注意しましょう。

ルーフィングの役割

ルーフィングの役割は主に防水です。

しかし実際には、屋根材だけで防ぎきれずに侵入してしまった雨などの水を屋根内に入れず外に流す役割をしています。

単体での防水機能ではなく、屋根材の機能とセットでの防水効果になります。

ルーフィングの種類について

ここでは、ルーフィングの種類を厳選して解説していきます。

アスファルトルーフィング

アスファルトルーフィングは、一般的に広く使われているルーフィングです。

このルーフィングは、道路のアスファルトと同じ成分で作られていて、原紙と呼ばれるフェルト状のシートに、アスファルトを染み込ませてつくられています。

中でも、改質ゴムアスファルトという素材を使ったゴムアスファルトルーフィングと呼ばれるものは、自己接着性があり伸びや曲げに強いため、木造住宅のルーフィングにおすすめです。

遮熱ルーフィング

アスファルトルーフィングの約150倍の透湿性能があり、湿気を速やかに屋外に逃がして凍結と腐敗を防ぎます

夏は外からの熱を反射し、冬は屋内の熱を逃がさず、効率のよい冷暖房の効果を高めることができます。

透湿ルーフィング

透湿ルーフィングは、透湿性・耐久性・防水性に優れていて、熱と圧力で結合させた不織布状のシートです。

強度と耐久性能に長けており、ルーフィングの中でも高い評価を得ています。

湿気を素早く屋外に放出する効果もあり、結露の発生を抑制して腐敗や変形を防ぎます
さらに、熱に対する耐久性能もあります。

 

ルーフィングについては、県知事認可法人の住宅設備協同組合へ

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ルーフィングや屋根修理の費用について

ここでは、ルーフィングの費用について、それに合わせた屋根のリフォーム工事にかかる費用についてもご紹介していきます。

ルーフィングの費用

メーカーや種類によって、ルーフィングの価格は変わります。

代表的なルーフィングに厳選して、以下の表にまとめました。

ルーフィングの種類価格
アスファルトルーフィング1㎡あたり200円~
遮熱ルーフィング1㎡あたり700円〜900円
透湿ルーフィング1㎡あたり500円〜700円

屋根の修理にかかる費用

屋根の葺き替えにかかる費用は、60〜150万円です。
葺き替えは、古い屋根を撤去して、下地を張り替えたり補修後に新しい屋根材を設置する工事です。

屋根のカバー工法にかかる費用は、80〜250万円です。
カバー工法は、古い既存の屋根の上に新しく下地を作り、その上に新しい屋根材を乗せる修理方法です。

こちらの記事で、屋根のリフォームの費用や特徴などをわかりやすく説明しています。

屋根修理費用は履き替えで120万円!工事別の相場価格は?

屋根のリフォームを安くする方法は?

  • 足場を使う他のリフォームと合わせて行う
    屋根修理の際に必要な足場代は約15万円です。この足場代を節約するために、外壁リフォームや雨どいの交換など、他の足場を必要とするリフォームと同時に行うことを検討しましょう。
  • 火災保険を領する
    屋根を修理する理由の多くが、自然災害によって屋根が壊れてしまったという理由です。火災保険によっては自然災害でも保険の対象に入っていることがあり、ご自宅が火災保険に入っている場合は一度確認してみましょう。
  • 交換工事費用が安いリフォーム業者にお願いする
    スレート屋根のリフォームをするなら、明朗価格な住宅設備協同組合にお任せください。
    リフォーム事業を中心に、住宅設備関連事業を行っており、住宅設備のリフォームに特化した協同組合として事業活動をしております。屋根修理だけでなく、システムキッチンの導入、トイレや洗面台、ユニットバスのリフォーム・取付けも行っており、施工後のアフターサービスも充実しています。
    地域ごとに施工事例を載せていますので、ご検討中の方はぜひご覧ください。

ルーフィングまとめ

ルーフィングは、ご自宅の屋根にはかかせない存在です。屋根の腐食や劣化を防ぐために、必ずルーフィングを導入しましょう。また、状態を確認できる時が新築かリフォーム工事の時だけなので注意しましょう。
施工経験が豊富な業者に相談し、ご希望に合うプランや種類を提案してもらうの良いかもしれません。
快適に暮らせる家づくりのために、高性能なルーフィングを取り入れましょう。