プラスチック障子紙の欠点や長所は?

「紙製からプラスチック製に変えたい」「プラスチックの障子の欠点は?」などと、障子について悩んでいる方はいらっしゃいますか?
和室では伝統的なパルプやレーヨン障子紙に加え、丈夫なプラスチック素材の障子紙も注目を浴びています。

今回は、プラスチック障子紙の欠点や長所、プラスチック製と紙製の特徴を徹底解説します。

この記事の著者

住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

プラスチック障子紙の欠点や長所

ここでは、プラスチック障子紙の欠点と長所について詳しく解説します。

プラスチック障子紙の欠点

プラスチック障子の欠点として以下の点が挙げられます。

  1. 価格が通常の障子紙に比べて高い。
  2. 自然な換気が制限される。
  3. 張り替えが比較的難しい。

プラスチック障子は、購入時の価格は他の障子紙に比べて高くなりがちですが、長い期間にわたって使用されることを考えると、コスト面でのデメリットは相対的に軽減されます。また、換気は部屋の開け閉めによって確保できるため、自然な換気が制限されることは致命的ではありません。

ただし、プラスチック障子は柔らかな紙と比較して張り替えが難しいため注意する必要があります。また、質感に対する好みも個人差がありますが、実際に製品を見て触れることで、予想外に障子紙に近い質感を感じることがあるでしょう。

こちらの記事では、障子の張り替え方法や綺麗に張り替えるポイントなどをまとめています。

障子の張り替え方法は?綺麗に張り替えるポイントとは?

プラスチック障子紙の長所

プラスチック障子の長所は以下の通りです。

  1. 高い耐久性: プラスチック障子は破れたり黄ばんだりすることがほとんどありません。
  2. 簡単なお手入れ: 汚れた場合、水ぶきなどで簡単に清潔に保つことができます。
  3. 頻繁な貼り替え不要: 耐久性が高いため、頻繁な貼り替えや補修が必要ありません。
  4. 優れた冷暖房効果: プラスチック障子は気密性が高いため、冷暖房の効率が向上します。

このように、プラスチック障子は家庭環境において非常に便利で、安心感を提供します。また、気密性の向上により、エネルギー効率も向上し、居住空間の快適性を高める役割も果たします。

紙製とプラスチック製の障子紙

ここでは、紙製とプラスチック製の障子紙の特徴をご紹介します。

プラスチック障子紙

近年注目されている障子紙は、プラスチック製の障子紙です。

以下がプラスチック障子紙の特徴です。

  1. 耐久性に優れ手入れもできる: プラスチック障子紙は耐久性に優れており、破れにくく日光による日焼けもしにくい特徴があります。また、汚れてしまった場合には水拭きができるため、簡単な手入れが可能です。さらに燃えにくい性質も持ち合わせており、安全性にも優れています。
  2. 頻繁に張り替える必要がない: プラスチック障子紙は耐久性に優れているため、破れたり劣化しにくく、頻繁に障子紙を張り替える必要がありません。障子紙を張り替える作業が減ることで、手間を省けるため大きなメリットとなります。
  3. 冷暖房効果がアップする: プラスチック障子紙は気密性が高く、冷暖房の効果が期待できます。また、光熱費の節約も期待できます。冬は暖かさを保ち、夏は熱を遮ることで、快適な室内環境を維持することができます。

パルプ(紙)障子紙

パルプ障子紙は、さまざまな種類がある障子紙のなかで、最も多く使用されています。

以下がパルプ障子紙の特徴となります。

  1. 価格が低め: パルプ障子紙は手ごろな価格で購入することができる量産紙であり、最も取り入れやすい障子紙の一つです。
  2. 直射日光を遮り柔らかな光を取り入れる: パルプ障子紙は室内に入り込む直射日光を遮ることができ、柔らかな光を部屋に取り入れる効果があります。
  3. 室内の温度を調節する: パルプ障子紙は通気性や吸湿性があり、室内の急激な温度変化をおさえることができます。夏や冬の時期にも部屋の中を適度な温度に保ち、快適に過ごすことができます。

 

障子紙の張り替えのことなら、県知事認可法人の住宅設備協同組合にお任せ!

メールリフォーム相談・見積り

お電話の対応時間:月〜土 10:00〜18:00

プラスチック障子紙まとめ

プラスチック製の障子紙は、購入費用が高くなりますが、寿命を考えると紙より長いため差異はあまりありません。また、紙と比べて換気性が悪いですが、部屋の開け閉めによって解決できます。また、高い耐久性だけでなく、お手入れも簡単で補修や頻繁な張り替えが不要です。
自分で張り替えることが不安に思う方は、信頼できる業者を選び、和室のリフォームなどと一緒に行ってもらうと良いでしょう。
常に綺麗で風情がある障子を実現しましょう。