いぶし瓦の費用は?寿命は30年以上!

「屋根のリフォームをしたい」「いぶし瓦はの特徴は?」「施工費用はどれくらいかかる?」などと考える人は多いのではないでしょうか?いぶし瓦は、独特の銀色の輝きと風合いを持つ特徴的な瓦です。

今回は、いぶし瓦のリフォームについて、工事費用や耐用年数、メリットデメリットなどを徹底解説します。

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住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

いぶし瓦のリフォームにかかる費用

ここでは、いぶし瓦のリフォーム費用を詳しく解説していきます。

いぶし瓦のリフォームにかかる費用の相場

いぶし瓦の施工費用は、1平方メートルあたり約8,000円から13,000円程度とされています。

ただし、これはあくまで瓦の費用であり、屋根全体の施工費用には屋根の面積や構造、下地の状態などの要素も含まれます。

また、メンテナンス工事や下地の補修なども必要になる場合がありますので、それらの費用も考慮する必要があります。

いぶし瓦以外の瓦屋根にかかる費用

瓦は、いぶし瓦以外にもそれぞれ特徴を持ったものがあります。

釉薬瓦の費用は、1平方メートルあたり5,500円から16,000円の範囲です。

素焼き瓦の費用は、1平方メートルあたり5,000円から9,000円程度です。

セメント瓦の費用は、1平方メートルあたり5,000円から10,000円程度です。

こちらの記事では、瓦屋根の費用や特徴を詳しく解説しています。

【種類別】瓦屋根の費用や特徴とは?

いぶし瓦とは

ここでは、いぶし瓦についてや耐用年数などをご紹介していきます。

いぶし瓦とは?

いぶし瓦は、高温で焼き上げられた後に密閉された状態で蒸し焼きされ、独特の銀色の輝きを持つ瓦のことです。

この瓦は中まで色がついているため、わずかな欠けでも目立ちにくいです。

いぶし瓦の耐用年数は?

いぶし瓦の耐用年数は30~50年とされています。

ただし、下地が弱くなることがあるため、定期的な点検を行いながら、約5年ごとにメンテナンス工事を行う必要があります

いぶし瓦はどんな方に向いている?

いぶし瓦は、他の瓦には見られない特別な輝きを持ち、特に日本の和風住宅によく合います。

ただし、凍害のリスクを考慮すると、寒冷地ではあまり適していないでしょう。

この瓦は、日本建築に興味のある方や、温暖な気候地域に住んでいる方におすすめです。

 

いぶし瓦での屋根リフォームは、県知事認可法人の住宅設備協同組合へ

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いぶし瓦のメリットデメリット

ここでは、ご自宅に瓦屋根を採用したときのメリットとデメリットをそれぞれ解説していきます。

いぶし瓦のメリット

いぶし瓦のメリットは以下の2つあります。

  1. 独特の輝きと美しさ:いぶし瓦は他の瓦では表現できない独自の光沢があり、日本らしい風情や美しさを演出します。
  2. 屋根の温度調整:いぶし瓦は吸水性があります。夏の雨上がりなどで瓦が水分を吸い込むと、日差しによって水分が気化し、打ち水のような効果が生じます。これにより、屋根の温度が調整され、熱環境を快適に保つことができます

いぶし瓦のデメリット

いぶし瓦には以下の2つのデメリットがあります。

  1. 汚れやコケの付着:いぶし瓦は非常に繊細で、汚れやコケが付きやすい特性があります。施工時には手袋を使用しないと手アカがつくほど敏感です。年月が経つと色のムラが目立ち、特定の場所にはコケが生えてくることもあります。
  2. 寒冷地に向かない:いぶし瓦の吸水性はデメリットとなる場合もあります。冬季の気温が氷点下になる地域では、吸収した水分が凍って膨張し、瓦が割れる危険性があります。寒冷地においては、耐久性が高く凍害に強いいぶし瓦を選ぶ必要があります。

いぶし瓦のリフォームまとめ

寿命が30年以上もあるいぶし瓦は、日本の和風住宅によく合います。1平方メートルあたり約8,000円から13,000円程度と、他の瓦屋根に比べるとすこし費用がかかります。しかし、他の瓦では表現できない光沢や、水を吸収する性質から屋根で温度調節して快適に環境を保つことができます。
施工経験が豊富な業者に依頼し、長く快適に使える屋根を実現しましょう。