
アパートでキッチンをリフォームしたい方は「キッチン本体の交換やレイアウト変更ができるのか」「費用は誰が負担するのか」と疑問に思っているのではないでしょうか。結論として、アパートでも大家や管理会社に相談して許可を得れば、リフォームができる可能性があります。
本記事では、アパートでキッチンをリフォームする際のパターンや費用相場、実施する際の注意点などを詳しく解説します。
【この記事で分かること】
- アパートでキッチンをリフォームする際には、物件の管理者から許可を得れば実施できる場合がある
- アパートのキッチンをリフォームする際の費用の相場は、設置するキッチンの種類や工事内容によって異なる
- 入居者都合の交換や無断リフォームは、自己負担や原状回復の対象になりやすいため注意が必要
キッチン・お風呂リフォームに
圧倒的な強みがあります。

住宅設備協同組合
東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。
アパートでも相談次第でキッチンリフォームは可能

アパートは個人の所有物ではないため、大家や管理会社に無断でキッチンをリフォームすることはできません。ただし、工事内容によっては、事前に相談すればリフォームが認められる場合があります。
キッチンのリフォームの内容は、本体の交換だけではなく、設備の交換や床材・壁材の張り替えなど多種多様です。リフォームを検討している方は、まずは契約内容を確認した上で、大家や管理会社に希望する工事内容を具体的に伝え、実施してもよいかの判断を仰ぎましょう。
アパートのキッチンにおける代表的なリフォーム内容

アパートのキッチンにおける代表的なリフォーム内容は、以下の通りです。
- キッチン本体の交換
- キッチン設備の交換
- レイアウト変更
- 壁材・床材のリフォーム
キッチン本体の交換
キッチン本体の交換は、既存の設備を撤去し、新しいキッチンに交換する工事です。大きなレイアウト変更は行わず、既存の間取りに合わせて本体のみを交換します。
本体を交換すると、キッチンの使い方や見た目をまとめて一新できます。
キッチン設備の交換
キッチン設備の交換は、本体はそのまま残し、コンロや水栓、レンジフードなどの一部設備のみを入れ替える工事です。
キッチン設備の寿命は箇所によって異なりますが、ガスコンロや水栓、換気扇は10年~15年とされています。使用年数が長くなると、このような設備に何らかの不具合が出てくるケースも少なくありません。部分的な交換を検討している場合は、まずは大家に現状を伝え、リフォームが可能かどうかを確認しましょう。
レイアウト変更
キッチンのレイアウト変更とは、既存のキッチンの配置を大きく変えるリフォームです。例えば、壁付けキッチンから対面キッチンに変更するといった工事が挙げられます。代表的なキッチンのレイアウトは、大きく分けて以下の6つです。
| レイアウト | 特徴 |
| I型キッチン | コンロ・シンク・作業スペースを壁に沿って一直線に設置するタイプ |
| L型キッチン | シンクとコンロをL字に配置するタイプ |
| コの字型キッチン | コンロ・シンク・作業スペースをコの字に設置するタイプ |
| セパレートキッチン | シンクとコンロを分けて配置するタイプ |
| アイランドキッチン | キッチン本体を壁から離して設置するタイプ |
| ペニンシュラキッチン | キッチンの左右いずれか一方が壁に接したタイプ |
現在のキッチンの使い勝手が悪い場合、配置を変更することで快適に使えるようになるケースがあります。
なお、本体を撤去してレイアウトを大きく変更する方法だけではなく、キッチンの正面にある壁を撤去して開放感のある空間に仕上げるリフォームが選ばれるケースもあります。
壁紙・床材のリフォーム
キッチン本体を交換する際は、併せて壁紙や床材のリフォームを実施するケースがあります。
キッチンは水アカや油汚れが付着しやすいため、日々掃除を心掛けていても汚れが目立ってしまうこともあるでしょう。リフォームでは、汚れが付きにくい壁紙へ張り替えたり、水や油に強い床材に交換したりする場合があります。
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【種類別】アパートのキッチンをリフォームする際にかかる費用
ここでは、アパートのキッチンをリフォームする場合の費用相場をご紹介します。予算の計画を立てる際の参考にしてみてください。
なおここでご紹介する費用はあくまで目安であるため、詳細を知りたい場合はリフォーム業者に見積もりを依頼しましょう。
システムキッチンへの交換|30万~150万円
システムキッチンとは、シンク・コンロ・調理台・収納などが一体化したキッチンを指します。必要な機能がひとまとめになっているため、調理がしやすくなるのが大きな魅力です。システムキッチンへの交換費用の相場は、30万~150万円です。
ただし、レイアウト変更を伴う場合、工事の規模が大きくなるためさらに高額になる可能性があります。特に壁付けキッチンから対面式のアイランドキッチンに変更した場合、150万〜300万円と高額になるケースも少なくありません。
セパレートキッチンへの交換|15万〜60万円
セパレートキッチンはシンクとコンロが分かれており、調理中の作業効率が良く複数人での同時作業にも対応しやすい点が特徴です。
セパレートキッチンへの交換費用は、15万~60万円が目安です。システムキッチンよりも費用を抑えやすいですが、大がかりな工事を実施する場合、システムキッチンと同程度の費用になるケースもあります。
ミニキッチンへの交換|10万~50万円
ミニキッチンとは、シンク・コンロ・調理台・収納などが一体になったコンパクトタイプを指します。ワンルームや1Kなど、限られたスペースの住まいに多く採用されているキッチンです。
既に取り付けてあるミニキッチンを新しいものに交換する際の費用相場は、10万~50万円です。ただし、オプション工事や本体価格によっては、相場よりも高くなるケースがあります。
アパートのキッチンリフォーム費用は大家が負担するのが一般的
アパートのキッチンをリフォームする際にかかる費用は、設備の老朽化が原因であれば基本的には大家が負担します。ただし、入居者の自己負担となる場合もあるため、どのようなケースでどちらが負担するのかをしっかり確認しておくことが大切です。
ここからは、大家が負担するケースと入居者が負担するケースをそれぞれ具体的に解説します。
大家が負担するケース|設備の老朽化・経年劣化
設備の老朽化や経年劣化が原因で何らかの不具合が起きてキッチンをリフォームする場合、基本的には大家が修繕費用を負担します。これは、民法第606条1項で「賃貸物件を問題なく使用できる状態にするための修繕は、管理側が行う義務がある」と定められているためです(※1)。
つまり、日常的な使用によって起きた故障や劣化は、原則として大家が対応します。万が一入居者がリフォーム費用を立て替えていた場合、民法第608条1項に基づき、必要な修繕にかかった費用は大家へ請求できるとされています(※2)。
※1参考:e-Gov法令検索.「民法第六百六条1項」.民法
※2参考:e-Gov法令検索.「民法第六百八条1項」.民法
入居者が負担するケース|故意や過失による故障・自己都合での交換
入居者の故意や過失でキッチン設備の故障や破損が発生した場合、修理や交換にかかる費用は入居者の自己負担になる可能性が高いです。また「使い勝手を良くしたい」「デザインを新しくしたい」といった入居者側の希望による設備交換も、自己都合でのリフォームに該当します。
無断でキッチンのグレードをアップした場合も原則入居者の自己負担となるため、トラブル防止のために事前に大家や管理会社に相談しましょう。
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アパートのキッチンをリフォームする前に確認すべき注意点
アパートのキッチンをリフォームする際は、以下の4点に注意しましょう。
- 無断工事は契約違反になる可能性がある
- 電気容量不足でIHコンロを設置できないケースがある
- レイアウト変更ができない可能性がある
- 対面キッチンに交換すると部屋が狭くなる可能性がある
無断工事は契約違反になる可能性がある
賃貸アパートで無断でキッチンをリフォームすると、契約違反として扱われる可能性があります。退去時に原状回復費用を請求される可能性があるため、事前に管理規約を確認し、リフォームに関するルールが定められていないかを確認しましょう。
例えば、床材を変更する場合、管理規約で「指定の材料以外は使用不可」と定められているケースがあります。管理規約にリフォーム可と記載されている場合でも、後々のトラブルを避けるために事前に大家や管理会社に相談しましょう。
電気容量不足でIHコンロを設置できないケースがある
アパートやマンションでは、ガスコンロからIHコンロへ交換ができない可能性があります。
集合住宅では一戸当たりに供給される電力量が限られているため、建物の設備状況によってはIHコンロの使用に必要な電気容量を確保できないケースがあります。
電力を上げる工事を実施できる場合もありますが、共用部分の設備に影響が出る可能性があるため、まずは管理会社や大家にリフォームの可否を相談しましょう。
レイアウト変更ができない可能性がある
アパートのキッチンリフォームでは、建物の構造上の理由からレイアウト変更ができない可能性があります。
レイアウトの変更が可能かどうかは、キッチンの床下にどれだけスペースがあるかによって判断が分かれます。床下に十分な空間があり、排水管の位置が固定されていない場合は、リフォーム後でも排水に必要な勾配を確保しやすく、レイアウト変更に対応しやすいです。
一方で、床下の排水管の位置が固定されている場合やスペースにゆとりがない場合は、排水に必要な勾配を確保できず、配置の変更できない可能性があります。
レイアウト変更を検討する際は、事前にリフォーム会社による現地調査で施工が可能かどうかを確認しておくことが重要です。
対面キッチンに交換すると部屋が狭くなる場合がある
対面キッチンに交換した場合、設置位置によっては居住スペースが狭くなる可能性があります。
対面キッチンとは、リビングの方を向いて作業できるキッチンのことです。壁付けキッチンと比べて通路幅や作業スペースを確保する必要があるため、元々の間取りに余裕がないアパートでは、部屋が手狭に感じる可能性があります。
対面キッチンへの交換を検討している場合、普段のキッチンの使い方や暮らし方を考慮して設置するかどうかを検討しましょう。
アパートのキッチンリフォームはDIYで対応できる?
アパートのキッチンリフォームがDIYで対応できるのかどうかは、工事内容によって判断が分かれます。ここでは、DIYで対応できるケースと、専門業者へ依頼した方がよいケースをご紹介します。
DIYで対応できるもの
アパートのキッチンにおいて、DIYで対応できる内容は以下の通りです。
- 床にクッションシートを敷く
- 扉にカッティングシートを貼る
- 扉の取っ手を交換する
- 壁面に収納スペースを設置する
- 照明器具を交換する
これらはそこまで大がかりな工事を必要とせず、ホームセンターなどで購入した道具や材料を使って対応しやすい作業です。例えば、クッションシートは床のサイズに合わせてカットし、両面テープを使って貼り合わせていけば、専門的な工具を使わずに施工できます。
ただし、DIYで壁や床に穴を開けたり下地まで加工したりする作業は、退去時に原状回復が難しくなる可能性があります。DIYでキッチン空間をリメイクする場合、あくまで原状回復ができる程度にとどめましょう。
キッチンリフォームは基本的にプロに依頼した方がよい
キッチンは毎日使用する場所のため、仕上がりの美しさだけではなく、工事の正確性も重要になります。基本的には、専門知識を持ったプロに依頼するようにしましょう。
例えば、ビルトインガスコンロの交換では、ガス関連の資格が必要であり、専用コンセントの新設などの電気工事を行う場合は、電気工事士の資格が必要です。専門業者にリフォームを依頼しましょう。
またキッチンのレイアウト変更で壁を撤去したり、本体を交換したりする場合もプロに相談してください。誤った判断で工事を進めると、建物の構造に影響が及ぶ可能性があります。安全確保のためにも、信頼できるリフォーム業者に相談しましょう。
キッチン・お風呂リフォームに
圧倒的な強みがあります。
アパートのキッチンリフォームは信頼できる専門業者に相談しよう
アパートでキッチンのリフォームができるのかどうかは、管理規約によって異なります。無断での工事は契約違反に該当する可能性があるため、まずは大家や管理会社にリフォームを行いたい旨を説明しましょう。
キッチンのリフォームを成功させるには、施工実績が豊富で信頼できる業者に任せることが大切です。相見積もりをしてリフォーム業者の提案力や費用、保証の有無などを比較検討し、信頼できる業者かどうかを見極めましょう。
キッチンのリフォームは、年間の1,000件以上の実績を持つ神奈川県住宅設備協同組合にお任せください。10年の長期保証はもちろん、工事完了後のアフターサービスも充実しています。
補助金や助成金を活用したリフォームのご案内や申請手続きの代行も行っているので、まずはお気軽にご相談ください。
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