「外壁の汚れに悩んでいる」「汚れの原因は?」「壁の汚れの落とし方がわからない」などと、外壁の汚れに悩んでいる方はいますか?新築から年数が経過すると、外壁の汚れが目立ち始めることがあります。これは外壁の塗膜を劣化させるため、放置すると問題が増える可能性があります。そのため、定期的な掃除や洗浄が重要です。
今回は、外壁汚れについて、落とし方やそれにかかる費用などを徹底解説します。
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住宅設備協同組合
東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。
外壁の汚れの原因について
ここでは、外壁に付く汚れの原因の特徴についてを解説していきます。
ちりやほこり
・家全体が黒っぽく、グレー、茶色っぽい汚れでくすんで見える
・凹凸のある部分に引っかかって付着している
排気ガス
・家全体が黒やグレー、茶色っぽい汚れでくすんで見える
・すすや油の汚れがあり、広い範囲にわたって少しずつ付着している
・外壁が白っぽいため、これらの汚れが目立つ
カビ
・外壁に黒っぽい汚れが付着している
・特に日当りの悪い北面や風通しの悪い場所に繁殖している
・外壁が白っぽいため目立つ
苔や藻
・外壁に緑色の汚れが付着している
・ある程度の光があり湿気が多い場所に多く見られる
・山が近いエリアでよく見られる
・外壁が白っぽいため、緑色の汚れが目立つ
錆(さび)
・金属系サイディングや鉄製の建材の塗膜が劣化して、白サビや赤サビが見られる
・金属が腐食し始めた状態である ・赤サビは他の場所にもサビ汚れが広がる可能性がある
・塗り替えが必要な状況である
経年による塗料の変色
・長期間にわたり紫外線を浴び続けることで、色があせてしまう
・塗膜が完全に壊れると、チョーキング(白化)現象が起こる
・塗り替えが必要な状況である
外壁の汚れの落とし方
吹き付けタイルは、色や光沢のバリエーションが豊富であり、外壁仕上げ材の中で人気が高いです。
ここでは、ボンタイル(吹き付けタイル)の補修方法をご紹介します。
ちり・ほこりや排気ガスの落とし方
外壁の凹凸に大気中のホコリや排気ガスが入り込むことで、黒ずみのような汚れが発生することがあります。
この汚れはカビによる黒ずみとは異なり、やや茶色がかったり、油汚れのような特徴があります。
高圧洗浄機や重曹を付けたブラシを使用することで、落とすことができる場合もあります。
苔の落とし方
外壁のコケ汚れは、日当たりの悪い北向きの外壁などで発生しやすい汚れです。
湿気が多くなる日の当たらない箇所でコケが繁殖し、緑色の汚れが広がってしまいます。
軽度の場合は、自分で落とすことができます。
高圧洗浄機や外壁汚れ専用クリーナーを使用した洗浄がおすすめです。
カビの落とし方
外壁のカビ汚れは、コケ汚れと同じく日当たりの悪い外壁などで発生しやすい汚れです。
湿気によって黒いカビが発生し、徐々に広がっていきます。
軽度の場合は、自分で落とすことができます。
高圧洗浄機や外壁汚れ専用クリーナーを使用した洗浄がおすすめです。
錆(さび)の落とし方
外壁のサビは、外壁材の金属表面が経年劣化や損傷により酸化することで発生します。
また、外壁が金属でなくても、外壁に接する金属部分が錆びることで、外壁にもサビ汚れが広がる可能性があります。
洗浄だけでは落とすことができず、サビを解決したい場合は外壁の塗装が必要になります。
塗装の変色の対処法
外壁の塗膜が長期間の紫外線曝露により色あせし、汚れに見えることがあります。
この場合、外壁の色が塗装した当初よりも白っぽくなり、触れると粉が手につく現象をチョーキングと呼びます。
チョーキングは、塗膜が紫外線などによって劣化し、防水性を失うことで起こります。
洗浄だけでは解決できず、外壁塗装が必要になります。
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外壁の汚れ落としにかかる費用の目安
ここでは、外壁の汚れ落としにかかる費用の目安をそれぞれご紹介します。
高圧洗浄機による洗浄
高圧洗浄機は、強い圧力で水を吹きかけることで汚れを落とす機械です。
高圧洗浄機は、軽度のコケ・カビ汚れなどを効果的に落とすことができます。
ただし、使用方法を誤ると外壁の寿命を縮めてしまう可能性があるので注意が必要です。
高圧洗浄機は、圧力をかけて大量の水を放出するため、外壁を傷つける可能性があります。
使用には慎重さが必要であり、水道代や高圧洗浄機の購入費用を含めると、合計で12,000~13,000円ほどの費用がかかるでしょう。
専用のクリーナーによる洗浄
外壁は外部環境にさらされるため、どうしても汚れてしまうことがあり、専用のクリーナーが存在します。
コケやカビによる汚れは、専用クリーナーをモップで塗布することで落とすことができます。
クリーナーを塗布しておくだけで、カビやコケ、地衣植物の除去ができるため、水洗いは不要です。
ただし、塩素系洗剤や熱湯、お酢などを使用してコケやカビを除去する方法はおすすめできません。
これらの方法は外壁材を傷つけたり、変色を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
専用クリーナーの価格は3,000円~5,000円、ロングモップの価格は4,000円程度です。
合計で7,000円~9,000円ほどの費用で、外壁全面を専用クリーナーで洗浄することができます。
重曹やブラシによる洗浄
外壁の汚れがあまりひどくない場合は、ホースで水をかけてやわらかいブラシやスポンジで軽くこするだけで十分に洗浄できます。
また、重曹を水で薄めたものを塗布すると洗浄力がアップします。
ただし、長期間メンテナンスしていなかったり、排気ガスが多い地域でススや油汚れが付いていそうな場合は、高圧洗浄機を使用しないと汚れが落ちないこともあります。
外壁の素材や塗料によっては、強く洗うことで塗料自体が剥がれる可能性があるため注意が必要です。
およそ3,000円~4,000円ほどの費用で、外壁全面を重曹とブラシで洗浄することができます。
外壁塗装にかかる費用
チョーキングやサビによる汚れがひどい場合は、外壁塗装を専門の業者に依頼することがおすすめです。
外壁塗装の工事内容には高圧洗浄が含まれているので、別途費用はかかりません。
ただし、外壁塗装にかかる工事費用は塗料や外壁の面積によっても異なりますが、一般的には60万円から180万円程度の範囲になります。
こちらの記事では、外壁塗装だけでなく張り替えやカバー工法の費用も、誰でも分かるように詳しく解説しています。
外壁塗装の工事費用と塗料ごとの価格を比較|2023年版外壁の汚れ落としまとめ
外壁の汚れ落としの原因は様々あります。汚れの原因に沿った落とし方を選んで、外壁を綺麗に保ちましょう。
また、外壁塗装のリフォームでしか落とせない汚れもあります。外壁リフォームの施工経験が豊富な業者に相談し、 リフォーム費用や工期などのご希望に合うプランを提案してもらいましょう。
家全体を囲む外壁の見た目の維持を実現しましょう。