「ベランダを後から付けたいけど費用はいくらかかる?」「ベランダの増築リフォーム方法はどんなものがある?」など、ベランダの後付けを悩んでいる方はいますか?
ベランダを広くすることは、方法によっては意外に気軽にできてしまいます。ベランダは洗濯物干しなどの実用性があることはもちろん、身近なアウトドアの場にもなります。
今回は、ベランダ(バルコニー)の拡張・増築リフォームの注意点や、各所ごとの工事にかかる費用などを分かりやすく解説します。
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住宅設備協同組合
東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。
ベランダの増築・拡張リフォームの注意点
ここでは、ベランダ(バルコニー)を増築または拡張するリフォームの注意点を詳しくご紹介します。
近隣住宅の日射を遮らないか
ベランダの増築においては、建ぺい率や容積率などの建築基準法に適合していれば、日照権に関する問題はほとんどありません。
しかし、隣家との間で小さなトラブルが発生する可能性は否定できません。
そのため、事前に増築の意図を隣家に説明し、十分に配慮することが重要です。
増築許可を得なければいけない場合がある
ベランダの増築を行う際には、行政からの増築許可を得るために確認申請が必要な場合があります。
確認申請には専門的な知識が必要な書類が多く、一般的にリフォーム会社や設計事務所に依頼して行われることが一般的であり、その費用は15万円から25万円程度が相場となります。
この確認申請の費用は、リフォームの見積りに「申請代行費」として含まれることが一般的です。
ただし、「増築面積が10㎡以下であること」と「建物の所在地が防火地域または準防火地域でないこと」のどちらも満たす場合には確認申請が不要となります。
建ぺい率・容積率に余裕があるか
建築基準法には、建物の大きさを制限するための建ぺい率と容積率が設定されています。
建ぺい率は、敷地に対して建物の投影面積(建築面積)が占める割合を示します。
ベランダの場合、1m以上突き出した部分は投影面積に含まれます。
容積率は、延べ床面積(建物の全階の床面積の合計)を敷地面積で割った割合を示します。
ベランダの場合、2m以上突き出した場合にのみ、2mより先の部分が延べ床面積に含まれます。
ただし、建ぺい率や容積率は地域ごとに細かく設定されているため、合致しているかどうかを判断するのが難しい場合があります。そのため、業者に確認することをお勧めします。
ベランダの増築・拡張リフォームにかかる費用
ここでは、ベランダ(バルコニー)の増築や拡張のリフォームにかかる費用の目安をご紹介します。
1階の庭にベランダ(バルコニー)を設置する際の費用
ベランダやバルコニーを1階の庭に設置するリフォーム工事の費用は約15万円から始まります。
洗濯物を干すためを主目的とする人も多いでしょう。
日常的な利便性を考えると、洗濯機が1階にある場合、ベランダを1階に設置すると洗濯物の干し上げが便利です。
2階への設置に比べ、1階のベランダまたはバルコニーの設置は一般的に費用が抑えられることが多く、庭作りの一部としても魅力的です。
屋根の上にベランダ(バルコニー)を設置する際の費用
ベランダまたはバルコニーを屋根の上に設置するリフォーム工事の費用は約15万円から始まります。
屋根置式は、2階に設置する場合において、費用を最も抑える方法の一つです。
こちらの記事では、住宅の増築にかかる費用などのリフォーム情報を詳しく解説しています。
住宅の増築にかかる費用は?改築との違いや事前に確認することは?ベランダ(バルコニー)を柱で設置する際の費用
ベランダまたはバルコニーを2階に柱で建てるリフォーム工事の費用は約15万円から始まります。
柱建て式は、2階に設置する場合に一般的な方法の一つであり、1階に屋根がなくても設置が可能であり、柱の存在により強度に関する安心感もあります。
柱なしで壁にベランダ(バルコニー)を設置する際の費用
ベランダまたはバルコニーを2階に壁につける(柱なし)リフォーム工事の費用は約30万円から始まります。
柱の無い設置方法により、1階の庭の生活空間が広がります。金具を使ってバルコニーを支える方法です。
この方法には、胴差し納まりと柱芯納まりの2種類があります。しっかりと取り付けて強度を確保する必要があり、柱立て式と比べると工事は難しくなります。
全面リフォームの際に他の工事と一緒に行うと比較的容易ですが、バルコニー設置のみの場合は柱立て式の方が適しています。
既存のベランダ(バルコニー)の拡張にかかる費用
既存のベランダ・バルコニーを拡張するリフォーム工事の費用は約30万円から始まります。
拡張する際には、既存のバルコニーの壁面や手すりの一部を取り除き、新しいバルコニーを接続する形で行われます。
L字型のベランダ(バルコニー)の設置にかかる費用
ベランダ・バルコニーをL字型に設置するリフォーム工事の費用は約60万円から始まります。
L字型のバルコニーは、2方向の景色を楽しむことができるだけでなく、洗濯物干しスペースを広く取ることもできます。
また、バルコニーを通じて他の部屋に移動することも可能であり、機能性が向上します。
ベランダ・バルコニーの増築リフォームは、県知事認可法人の住宅設備協同組合へ
お電話の対応時間:月〜土 10:00〜18:00
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ベランダ・バルコニーとは
ここでは、ベランダとバルコニーの違いや、それらを設置するメリットを詳しく解説していきます。
ベランダとバルコニーの違い
ベランダとバルコニーの大きな違いは屋根の有無です。
ベランダは2階以上にあり、戸外の専用スペースから少しはみ出る程度の屋根がついています。これにより雨や風が当たりにくく、洗濯物を干すのに便利です。
一方、バルコニーは屋根がないため、プランターを使ったガーデニングに向いています。バルコニーは日本の一戸建てによく使われています。
ベランダ・バルコニーの設置するメリット
洗濯物を一度に干したり、大きな布団を干したりすることができます。
太陽の光をたっぷり浴びた洗濯物は気持ちよく乾きますので、家族の人数が多くて毎日たくさんの洗濯物を干す家庭にはぴったりです。
また、室内干しで心配されるスペースやにおいの問題もありません。
ベランダへの洗濯物の動線を良くすることで、洗濯の家事も効率的にこなせるでしょう。
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バルコニーやベランダがリビングなどに面していることで、外からの距離が生まれ、リビングへの視線を遮ることができ、プライバシーを守ることができます。
また、バルコニーやベランダに設けた柵や手すりも目隠し効果があります。
2階の部屋にエアコンを設置する場合、室外機を壁に設置したり配管を伸ばして1階に置いたりする必要があり、エアコンの設置費用が高額になる可能性があります。
しかし、2階にバルコニーやベランダがあれば、そこをエアコンの室外機を置くことができ、エアコンの設置費用を抑えることができます。
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ベランダリフォームまとめ
ベランダを設置することで、家事の効率化やプライバシーの保護、エアコンの室外機の設置などの恩恵を受けることができます。また、ベランダは庭や2階、屋根の上など様々な場所に設置することができます。増築・拡張するにあたって、注意点もあるのでしっかりと抑えておきましょう。
施工経験が豊富な業者に相談し、ご自宅の外観に合うプランを提案してもらうの良いかもしれません。
快適に暮らせる自宅のために、綺麗で素晴らしいベランダを実現しましょう。