「シューズクロークって何?」「下駄箱と何が違うの?」「靴以外にもしまうことができる?」などと、シューズクロークについて気になっている方は多いのではないでしょうか?
玄関と下駄箱をリフォームしてシューズクロークにすることによって、収納力や外観だけでなく、利便性も大幅に向上します。
今回は、シューズクロークについてやメリットデメリット、活用方法やリフォーム費用などを誰でもわかりやすく解説します。
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住宅設備協同組合
東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。
シューズクロークとは
ここでは、シューズクロークについてやシューズボックスとの違いをご紹介します。
シューズクロークとは?
シューズクロークは、玄関周辺で使用するアイテムを収納するスペースを指し、土間収納、シューズクローク、またはシューズインクローゼットとも呼ばれます。
一般的に、玄関に隣接して設けられ、一部のタイプでは土足での出入りも可能です。
シューズクロークは、玄関周辺に物が増えがちな状況を整理し、すっきりとした印象を与えるため、近年人気が高まっています。
シューズクロークとシューズボックス(下駄箱)との違いは?
シューズクロークとシューズボックス(下駄箱)は、共に靴やブーツを収納するためのスペースですが、いくつかの違いがあります。
シューズボックスは靴の収納に特化しており、内部が20cm程度の高さで仕切られていることが一般的です。
大型のアイテムの収納には向いていません。
一方、シューズクロークは靴やブーツだけでなく、コートやアウトドア用品などの幅広いアイテムを玄関近くで収納することができます。
シューズクロークは、靴だけでなく他のアイテムも収納したい人におすすめです。
シューズクロークのメリット
シューズクロークの大きな利点は、高い収納能力です。
特に、靴以外のアイテムを収納したい人にとって、シューズクロークは非常に便利な設備です。
また、生活スタイルに合わせたシューズクロークの設置により、玄関を通るルートがスムーズになります。
例えば、小さな子供がいる家庭では、以前はベビーカーを外でたたみ、土間で靴を脱いで、室内のクローゼットにコートをかけるなど、さまざまな場所で作業を行っていましたが、シューズクロークを設置することでこれらの作業を1つの場所ですべて完結させることができます。
シューズクロークのデメリット
シューズクロークは土やホコリが入りやすいため、定期的な掃除が必要です。
また、玄関の横にもう1つ汚れやすいスペースができてしまうため、定期的なお手入れが必要です。
さらに、扉がないオープンタイプのシューズクロークでは、靴から発生する臭いが室内に流れ込む可能性があります。
そのため、消臭剤を使用したり、換気対策を行ったりする必要があります。
シューズクロークは便利な収納スペースですが、これらのデメリットに対処するために、定期的な掃除や臭い対策を行うことが重要です。
シューズクロークの活用方法
シューズクロークでは、靴以外にもコートやアウトドア用品などのアイテムを収納することができます。
ここでは、シューズクロークの靴以外の収納などの活用方法をご紹介していきます。
季節もののアイテム
季節ごとのアイテムをシューズクロークに収納しておくと便利です。
例えば冬場ではコート、手袋、冬用帽子、マフラーなどをまとめて収納し、梅雨時には長靴、レインコート、傘を収納し、夏には日傘や帽子を収納すると便利です。
特に冬場は、玄関先で身に着けていたコートやマフラーをシューズクロークに収納することで、ホコリやウイルスなどが室内に侵入するのを防ぐことができます。
アウトドア用品
登山グッズやガーデニングアイテムなどの汚れが気になるものは、室内ではなくシューズクロークで保管すると良いです。
特に、水に濡れた場合でも、ウォークスルーや小窓のあるシューズクロークならば内部で乾かすことができます。
アウトドア用品は通常重くて大きなものが多いため、シューズクロークに保管することで、車に積み込む際の移動距離を短くし、簡単に積み込むことができます。
家庭ゴミ
広々としたシューズクロークであれば、一時的な家庭ゴミの保管場所としても活用することができます。
資源ごみや不燃ごみなどの一時的な保管や、回収日まで時間が空く粗大ごみなども収納することができます。
特に玄関に近いシューズクロークにこれらのゴミを置いておけば、回収日の朝にはすぐにゴミを出すことができます。
ベビーカー
ベビーカーは収納場所に悩むアイテムの一つです。
玄関に置くと場所を取ってしまい、屋内に毎回運び込むのは手間ですし、室外では衛生的に保管するのも難しいです。
そんな場合には、シューズクロークがあればベビーカーの出し入れや保管が簡単にできます。
食料品
食料品の中でもかさばりやすいものでも、シューズクロークに収納することができます。
ペットボトル飲料やお米など、重い食料品をシューズクロークに保管することはおすすめです。
特にキッチンに直結した配置であれば、シューズクロークをパントリーとしても活用できます。
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シューズクロークのリフォーム費用
ここでは、自宅や住宅にシューズクロークを設置する際のリフォーム費用を詳しくご紹介します。
シューズクロークの設置リフォームの費用相場
シューズクロークをリフォームする際の費用相場は、施工方法によって異なります。
もし既存のスペースをリフォームする場合の費用相場は、20〜40万円程度です。
また、土間に新設する場合は、1畳あたり30〜50万円ほどの費用が必要となるでしょう。
ただし、実際の費用はデザインやサイズなどによって変動するため、上記の相場はあくまで目安として考えてください。
注文住宅でシューズクロークを設置する際の費用相場
注文住宅にシューズクロークを設置する場合、一般的な費用は20万円から50万円になります。
具体的な費用は、シューズクロークの広さやドアの有無、壁や床、棚の素材などによって変動します。
広さは、1畳から1.5畳ほどがシューズクロークとして一般的です。1.5畳のスペースがあれば、多くのシューズを収納することができます。
また、既存の住宅をフルリフォームする際に、間取りの変更と同時にシューズクロークを設置することもおすすめできます。
こちらの記事では、フルリフォームにかかる費用などを詳しく解説しています。
フルリフォームの費用は?戸建てマンションごとの工期やリフォーム時期は?シューズクロークのリフォームまとめ
シューズクロークは、靴以外にもコートやアウトドア用品などの幅広いアイテムを収納することができます。しかし、定期的な手入れが必要だったり、臭いの換気が必要だったりと対策も必要です。玄関に設置する際の費用はおよそ40万円程です。
高い収納能力をご自宅に欲している方は、ぜひシューズクロークの設置をおすすめします。