「風呂釜を交換したい」「給湯器との違いは?」「自宅の風呂釜が古くなってしまって壊れそう」などと考える人は多いのではないでしょうか?
風呂釜は、追い焚き機能が搭載された装置で、電気を使わずにお風呂のお湯を温めることができます。
今回は、風呂釜の交換リフォームについて、工事費用や耐用年数、メリットデメリットなどのポイントを厳選して徹底解説します。
キッチン・お風呂リフォームに
圧倒的な強みがあります。
住宅設備協同組合
東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。
風呂釜の交換にかかる費用
風呂釜を交換する場合の費用は、一般的に5万円から15万円程度となります。
ただし、古い風呂釜を使用している場合は、同じ製品が生産中止になっていることがあるため、代替品を探す必要があります。
また、浴室の状況によっては、追加の工事費用が発生することがあるため、予算を余裕を持って計画することが重要です。
また、浴室全体をリフォームする場合の平均相場は、60万円から150万円程度です。
こちらの記事では、お風呂のリフォームを誰でも分かるように、詳しく解説しています。
【2024】お風呂のリフォーム費用は?浴室乾燥機・ドアは意外と安い風呂釜とは
ここでは、風呂釜ついてや耐用年数、給湯器との違いなどを詳しく解説していきます。
風呂釜とは
「風呂釜」とは、一般的には「追い焚き」機能を備えた装置のことであり、浴槽に貯めた水を沸かしてお湯にすることや、温度が下がってしまった残り湯を再加熱することができます。
製品によっては、お風呂場のみで利用できるものやシャワーを使用できるものもあります。
風呂釜の耐用年数
風呂釜の寿命は10年から13年程度であると言われています。
この期間を過ぎると、突然に動作が不安定になることが多いようです。
風呂釜と給湯器の違い
風呂釜と給湯器は異なる装置であり、風呂釜は浴槽の穴が2つあり、浴槽の隣に設置されています。
風呂釜には、BF式、FF式、CF式、BFD式などがあり、浴槽に水をためてからお湯を沸かす方式です。
一方、給湯器は現代の主流であり、浴槽の穴が1つであり、水道から直接給湯器に入り、浴槽にお湯を溜めることができます。
給湯器には、ガス、灯油、電気温水器、エコキュート、電気温水器などがあります。
エコキュートと電気温水器は似ており、深夜電力の安い時間帯に貯湯タンクにお湯をためておきます。
風呂釜はDIYできるか
風呂釜の交換には15万円程度かかることがあり、自分でやりたい方もいるかもしれませんが、結論から言えば、自分で交換することはおすすめできません。
作業は基本的に古い配管や配線を取り外し、新しいものに取り付けるだけですが、強引に行うと配管を折ったり、配線を切ったりすることがあります。
特に、ガスや電気を使用している風呂釜では、作業に細心の注意が必要であり、ガスや電気の配管に関する作業には資格が必要です。
DIYで作業すると工事費用を1万円程度に抑えることができますが、事故を起こす可能性があるため、専門の業者に依頼した方が安心です。
お風呂リフォームの流れ
弊社ユニットバスリフォームの解体から納品まで工事の流れを動画で公開
キッチン・お風呂リフォームに
圧倒的な強みがあります。
風呂釜のメリットデメリット
ここでは、風呂釜のメリットとデメリットをそれぞれ詳しくご紹介します。
メリット①:停電の時でも使える
風呂釜は、現在一般的な給湯システムとは異なり、浴室内に液晶画面がなく、温度設定や追い炊きなどの操作を行いません。
また、電気を使った着火を行わず、アルカリ乾電池を使用するため、停電時でもお風呂に入ることができます。
冬場には身体を温める方法が限られているため、通常のお風呂よりも緊急時に頼りになるという特徴があります。
メリット②:追い焚きができる
浴槽に貯まっているお湯を再び温めることができる追い焚き機能は、家族が順番に入浴する場合や、長時間の半身浴などで浴槽を使用する際に非常に便利です。
ただし、使用方法を誤ると危険な場合があるため、注意が必要です。
デメリット①:水圧が低い
最も欠点とされるのは、タンクレス給湯器のバーナーの容量が小さいため、水圧が低くなることです。
水圧が低くなると、シャワーから出るお湯の量が減り、寒い冬の時期などには温まりにくくなってしまいます。
この場合、浴槽にお湯を張ってから入ることで対処できますが、蛇口からも同様に水圧が低くなるため、お湯を貯めるのに通常の給湯器よりも時間がかかってしまいます。
時間がかかるため、お湯が貯まる頃には最初に入れた分がぬるくなってしまう可能性もあります。
デメリット②:浴槽が狭くなってしまう
風呂釜は、蛇口やシャワーホースが伸びているため、浴槽に沿うように設置する必要があります。
このため、風呂釜の幅は約25cmから30cm程度になります。そのため、浴槽の使用面積が狭くなってしまうことになります。
風呂釜の交換リフォームまとめ
風呂釜は追い焚き機能がついた装置のことで、停電の時にも使えます。しかし、水圧が低かったり浴槽が狭くなったりと、いくつかのデメリットもあります。古い風呂釜を交換する際は、同じ製品が生産中止になっていることがあるため、代替品を探す必要があるため、注意しましょう。
快適なお風呂ライフを送るために、風呂釜の交換を実現しましょう。