黒いお風呂で後悔するって本当?しないためにはどうすれば良い?

「黒いお風呂にリフォームしたい」「黒色のユニットバスのメリットやデメリットは?」などと考えている人は少なくないのではないでしょうか?
お風呂のリフォームを考える際、多くの人が浴槽の色を選ぶ際に迷うことがあります。おしゃれや個性的なお風呂を求める方にとって、黒色は魅力的な選択肢でしょう。

今回は、黒色のお風呂の後悔しないためのポイントやメリットデメリット、実際のお手入れ方法を徹底解説します。

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住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

黒いお風呂のリフォームで後悔しないためには

ここでは、黒いお風呂にリフォームしたときに後悔しないためのポイントをいくつかご紹介します。

理想の黒色を決める

「黒色のお風呂」と一言で言っても、実際の色味はメーカーによって異なり、時には同じメーカーでも複数の黒色バリエーションが存在することがあります。

たとえば、LIXILのスパージュの浴槽には5つの異なる黒色の選択肢があり、その中には「パールブラック」と「ツートンブラック」という2つの異なる黒色も含まれています。

このため、単に「黒いお風呂が欲しい」というイメージだけで色を選ぶのはリスクが高いです。具体的な希望や要望を明確にしましょう

完全に真っ黒なお風呂を望むのか、黒とグレーのツートン仕様が好みなのかなど、具体的な希望を伝えることで、理想に近い色を選ぶ際の誤りを避けることができます。

こちらの記事では、LIXILのお風呂にかかる費用や特徴を詳しく解説しています。

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カラーシミュレーションを行う

お風呂を黒にするかどうか悩んでいる方におすすめする方法の一つは、各メーカーがウェブ上で提供しているカラーシミュレーションツールを活用することです。これを使うことで、浴槽だけでなく壁や床の色など、お風呂全体の色の組み合わせを様々な角度から試すことができます。

ただし、一つ注意すべきポイントがあり、色の面積効果です。面積が広がるほど、明るい色はより明るく、暗い色はより暗く見える傾向があります

カラーシミュレーションツールを活用することで、お風呂の色を検討する際の不安を軽減し、理想のデザインを見つけるのに役立つでしょう。

こちらの記事では、お風呂のリフォームにかかる費用や実際の施工事例などを、誰でも分かるように詳しく解説しています。

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ショールームで実際の色を見る

具体的な黒色の選択肢が絞られたら、次におすすめするのはショールームを訪れることです。

色の選択においてよくある誤算は、思い描いていた色と実際の色が異なることです。ショールームで実物を見ることで、画面上での印象とのギャップをなくすことができます

特に写真だけでは分かりにくい要素、例えば素材の手触りや光の当たり方から受ける印象も、ショールームで確認することができます。

色だけでなく、製品の使い勝手や機能も実際に体験することができるため、ショールームを訪れることは非常に有益です。行って後悔することはありません。

黒いお風呂のメリットとデメリット

ここでは、黒いお風呂のリフォームのメリットとデメリットをそれぞれ解説します。

黒いお風呂のメリット

お風呂の色を黒に選ぶ最大のメリットは、高級感を演出できることです。

黒色は暗めの色合いで、落ち着いた雰囲気を醸し出し、おしゃれで洗練された空間を作り出すのに適しています。特につやや光沢のある素材を選ぶと、さらに高級感が増します。

浴槽は白色が一般的で、シンプルなデザインが主流です。そのため、個性的な要素を取り入れるのは難しいことがあります。その点、黒のお風呂は少し冒険的で個性的な選択と言えます。

お風呂空間に独自の魅力を加えたい方には、黒のお風呂が魅力的な選択肢となるでしょう。

黒いお風呂のデメリット

黒いお風呂にはいくつかのデメリットも考慮すべきです。

まず、白い水垢の汚れが目立ちやすく、定期的なお手入れが必要です。白い浴槽に比べて、黒いお風呂は汚れが目につきやすく、清潔感を保つために頻繁な掃除が必要です。普段のお手入れが負担に感じられる方には、黒いお風呂はおすすめしづらいかもしれません。

さらに、黒いお風呂はお湯の色が他の色のお風呂と比較して分かりにくい傾向があります。入浴剤を使った場合も、色があまり楽しめないことがあります。お湯の透明感や入浴剤の色を楽しみたい方には、他の色のお風呂を検討することをお勧めします。

 

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黒いお風呂のお手入れ方法

ここでは、黒いお風呂のお手入れ方法をいくつかご紹介します。

水垢の落とし方

軽度の汚れについては、浴室用のクリームクレンザーを使うことで十分に綺麗にすることができます。しかし、水垢が発生した場合は、すぐに放置せず、早めに対処することが大切です。水垢が固着してしまうと、取り除くのが難しくなります。

頑固な水垢汚れに対処する際に有効な方法は、クエン酸を活用することです。水垢汚れはアルカリ性のため、酸性のクエン酸が効果的です。

水100mlに対して小さじ1のクエン酸を溶かして、クエン酸水を作ります。その後、水垢が気になる箇所にスプレーし、ラップで覆います。数時間後に、こすりながら洗い流すと、水垢の汚れが効果的に除去されます。

水垢がつかないための対策

黒いお風呂で水垢が目立つのは、水分がそのまま残り、時間をかけて乾燥して水垢となるためです。この問題に対処する最も効果的な方法は、水滴を残さないようにすることです。

手間がかかるかもしれませんが、入浴後には浴槽をしっかり拭き上げることが重要です。特に水垢がたまりやすい浴槽の縁などに注意して拭き取りましょう。これにより、水垢の発生を防ぎ、黒いお風呂を美しく保つことができます。

黒いお風呂のリフォームまとめ

黒いお風呂は落ち着いた雰囲気を醸し出し、高級感を演出できます。しかし、水垢が目立ちやすく普段のお手入れが大切になってきます。また、そのような水垢はクリームクレンザーなどで落とすことができます。さらに、浴槽などに水滴を残さないようにしっかりと拭き取ると水垢が付きにくくなります。
設置してからの失敗や後悔がないよう、施工経験が豊富な業者に相談し、ご希望に合ったプランを提案してもらうとよいでしょう。
高級感あふれるお風呂のリフォームを行いましょう。