【2024年版】ガレージ・カーポートの費用(価格)はいくら?

「ガレージやカーポートの設置にかかる費用は?」「設置するメリットが知りたい」などと思った方はいますか?
ガレージとカーポートのそれぞれのメリットを知って、自宅への設置の検討をしましょう。

今回は、ガレージ・カーポートの設置にかかる費用や、それぞれの特徴や設置のメリットなどを徹底解説します。

この記事の著者

住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

ガレージ・カーポートの設置にかかる費用

ここでは、ガレージ・カーポートの設置にかかる費用をそれぞれ解説します。

カーポートの設置にかかる費用の相場

カーポートの費用は、駐車スペースの数、面積、天井の形状、使用する屋根材などによって異なります。
一般的には40万円〜100万円程度が相場です。

ホームセンターでは、カーポートの販売に工事費が含まれている場合があり、その場合は価格がやや安くなっています。
費用を節約するためには、複数の業者から見積もりを取り、比較することがおすすめです。

インナーガレージ(ビルトインガレージ)の設置にかかる費用の相場

インナーガレージの建築費用相場は、1台用が約250万円から400万円2台用が約500万円から800万円程度と言われています。

ただし、新築の家と一緒に建てる場合が多く、間取りや素材、オプションによって費用は前後する可能性があります。

独立型ガレージの設置にかかる費用の相場

独立型ガレージの費用相場は、1台用で100〜300万円と言われており、木造ガレージは100〜200万円鉄骨ガレージは150〜300万円が相場です。

2台用だと200〜400万円、3台用だと250〜550万円ほどの費用がかかります。

外観にこだわりがなければ、既製品のガレージを設置することで費用を抑えることができます。

こちらの記事では、ガレージやカーポート以外の外構・エクステリアのリフォームについてを詳しく解説しています。

【2024年】外構・エクステリアのリフォームの費用相場と失敗事例

ガレージとは

ここでは、ガレージのメリットや種類を特徴ごとにご紹介します。

ガレージとは

カーポートとは異なり、屋根が付いた建物で、車を駐車するための場所を指します。

住宅に付随する形で建てられ、柱梁や壁、天井などで構成されています。

戸建て住宅においては、1〜2台の車を駐車するスペースとして利用され、門や扉がある場合もあります。

ガレージの種類

ビルトインガレージ(インナーガレージ)

ビルトインガレージは、住宅の1階部分にガレージを設置する方法で、敷地の有効活用や駐車スペースの確保に適しています。

趣味の空間としても利用可能ですが、空間を広くすると1階の住空間が狭くなる可能性があるため、バランスを考慮する必要があります。また、直接家と繋がっているため雨の心配はありません

独立型ガレージ

独立ガレージは、住宅とは別の建物として敷地内に設けられるガレージのタイプです。

独立ガレージの設置方法は、既製品のガレージを設置する方法と一から建設する方法の2つがあります。

既製品を使用する方法は費用を抑えられますが、オリジナリティに欠ける点があります。

一方、一から建設する方法では自分の希望に合わせてデザインや構造を決めることができます

どちらの方法を選ぶかは、スペースやこだわりの度合いによって異なります。

ガレージのメリット

室内のような空間を作れる

ガレージの魅力のひとつは、室内のような空間を作り出せることです。

ガレージ内には工具やスペアタイヤなどを保管することができ、作業中に突然の雨でも作業を中断する必要がなくなります

さらに、悪天候時に「スタッドレスタイヤに変えないと!」という場合でも、屋内で作業がしやすくなります

また、窓や棚、断熱材を取り付けることができ、照明も設置することができるため、オプションも豊富です。

外からの侵入を防げる

ガレージの最大の利点は、外部からの侵入を防ぐことができる点です。

ガレージは頑丈なシャッターと壁で作られており、その防犯性は非常に高いため、大切な車を保管するには理想的な場所といえます。

特に高級車を所有している方にとっては、相応しいガレージが必要不可欠です。

カーポートだけでは不安が残る場合には、ガレージは特に適しています。

雨風を防げる

ガレージは四方を完全に覆われているため、風雨を完全に防げます

そのため、カーポートと比較して洗車の回数が減り、自然災害にも強いため安心です。

以前のガレージのシャッターは開閉にかなりの力が必要でしたが、現在のモデルは非常に軽量化されています
さらに、電動シャッターの場合は、センサーを使った安全性確保ができるため、安心して使用することができます。

カーポートとは

ここでは、カーポートのメリットや種類を特徴ごとにご紹介します。

カーポートとは

カーポートは、屋根と柱のみで構成され、壁がなく、主に雨や雪、日光から車を守る屋根付き駐車場のことです。

ガレージとは異なり、簡易的な構造を持っており、屋根のみのバリエーションが多く見られます。

カーポートの種類

片側支持タイプ

片柱式カーポートは、柱が一方向にしかないタイプで、広いスペースを確保することができ、車を停めやすい特徴があります。

両側支持タイプ

両側に柱があり、安定性が高いタイプです。

天井部分が大きな荷重に耐えられるため、風や雪の多い地域に適しています。

ポリカーボネート

この素材は強度が高く、非常に耐久性があります

また、紫外線を遮る熱線吸収機能を持ったものもあり、車を太陽光から保護することができます。

また、この素材は防火性能も高く、様々な色のバリエーションがあります。

金属板

強度が必要な豪雪地帯などでは、頑丈なスチール板などが適しています

また、錆びにくく軽量なアルミ素材を使用したものもあります。

波板

波状の板であり、塩化ビニールなどで作られています。

ポリカーボネートや金属板に比べると安価で購入できますが、耐久性や紫外線対策に劣ります

簡易的な屋根をつけたい場合には適していますが、長期的な使用を考える場合には慎重に検討する必要があります。

カーポートのメリット

安価で設置ができる

カーポートには、ガレージと比較して最大のメリットとして価格が挙げられます

安価なものであれば、施工費を含めて10万円程度で購入できます。
それでいて、屋根としての効果が期待できるため、コストパフォーマンスが高いといえます。

加工がしやすい

カーポートには、敷地の特殊な形状に合わせて屋根を斜めにしたり、互い違いにしたりすることができるものもあります。

また、屋根と柱だけで構成されるタイプのカーポートでは、スペースが狭くても柱を建てることができるため、切り詰めなどで対応することができます。

ガレージ・カーポートの設置リフォームまとめ

ガレージやカーポートは、それぞれ特徴があります。ガレージとカーポートは車を保管するための施設で、車を雨や風から守ることができます。大切な車を完全に守りたい方には「ガレージ」、費用をできるだけ抑えたい方には「カーポート」がおすすめです。
綺麗に車を維持するために、ガレージやカーポートの設置を実現しましょう。