古民家リノベーションにかかる費用|2023年版

「古民家をリノベーションしたい」「リノベーションとは?」「費用はどれくらいかかるのだろう」などと考える人は多いのではないでしょうか?
古民家リノベーションは、伝統的な日本家屋を活かしながら、現代の空間デザインに合わせた改修を行い、住居としての機能を向上させることができます。

今回は、古民家のリノベーションについて、工事費用やメリット、リノベーションの詳しい情報などを徹底解説します。

この記事の著者

住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

古民家リノベーションにかかる費用

リノベーションにかかる費用の内訳は、主に「人件費」「資材・設備」「設計費」です。
また、リノベーションといっても、間取りの変更、収納棚や家具を造作するかなど、工事内容はケースバイケースで異なり、費用も左右されます。施工内容が多くなればなるほど、予算を高く見積もることが必要になってきます。

ここでは、古民家のリノベーションにかかる費用の相場を解説します。

古民家リノベーション費用の相場は?

古民家のリノベーションを検討する際、最も気になることは費用です。

ただし、古民家の費用相場は元の家の状態によって異なるため、一概には言えません。

一般的には、最低でも300~500万円程度の費用がかかると考えられます。

ただし、柱や梁などの構造物が劣化している場合は、修復にかなりの費用がかかる可能性があるため、注意が必要です。また、素材やデザイン、設備にこだわる場合は、1000万円や2000万円を超える費用がかかることもあります。

こちらの記事では、戸建てやマンションのリノベーション費用についてを詳しく解説しています。

リノベーションにかかる費用を戸建てやマンションごとに解説

安くフルリフォームをする方法は?

  • 既存の使える箇所は残してリノベーションをする
    フルリノベーションは部分的なリノベーションと異なり、費用が高額になります。既存の設備や変える必要のない内装など、まだ使えるものをそのまま活かせば、リフォーム費用をかなり抑えることが出来ます。
  • 補助金を利用してリノベーションをする
    お住まいの自治体が出す補助金・助成金を受けることで、工事にかかる費用の一部を補助してくれます。また、介護保険の中にも補助金制度があり、ご家族に被保険者がいる場合ぜひご利用ください。
  • 交換工事費用が安いリフォーム業者にお願いする
    ご自宅のリノベーションなら、明朗価格な住宅設備協同組合にお任せください。
    リフォーム事業を中心に、住宅設備関連事業を行っており、住宅設備のリフォームに特化した協同組合として事業活動をしております。フルリノベーションや、ユニットバスやシステムキッチンの導入、トイレや洗面台のリフォーム・取付けなどの部分的なリノベーションも行っております。また、施工後のアフターサービスも充実しています。
    地域ごとに施工事例を載せていますので、ご検討中の方はぜひご覧ください。

古民家のリノベーションによるメリット

ここでは、古民家のリノベーションによるメリットについて解説していきます。

①趣がある日本家屋を維持できる

古民家の魅力は、昔ながらの住まいにしかない独特の趣があることです。

多くの場合、柱や梁が露出しており、経年劣化によって独自の色合いや質感を持った太い木材が生まれます。
この特徴を活かすことで、リノベーション後も和モダンな雰囲気を演出しやすくなります

古民家ならではの特別な空間として、吹き抜けや土間、縁側などがあります。
これらの要素を残しながらリフォームを行うことで、味わい深い空間を実現することができます。

②強度が高く、自然保護になる

古民家の柱や梁には、一般的にヒノキやケヤキなどの木材が使用されています。

ヒノキは約1200年、ケヤキは約800年と言われるまで強度を保つことができるため、古民家は非常に頑丈な基礎を持つ建物として知られています。

また、現在ではこのような古民家で使用されている柱や梁の木材は入手困難となっており、貴重な資源となっています。

そのため、歴史的な建築物や建材をそのまま残すことは、資源の保護にもつながる重要な取り組みと言えます。

③固定資産税を軽減することができる

リノベーションによる古民家の改修は、固定資産税の面では新築に比べて税金を軽減するメリットがあります。

固定資産税は築年数に基づいて決まるため、リノベーションによって改修された家は築年数を変更せずに済むため、税金負担が軽減されるのです。

ただし、固定資産税に関しては自治体によって解釈が異なるため、増築を行う場合には注意が必要です

特に築年数の古い住宅では、増築の許可が下りないことも多くあります。増築を検討する場合は、まず該当する自治体の窓口で相談することが重要です。

また、増築を行わずに部屋を増やしたい場合には、間取り変更リフォームを検討することをおすすめします。これにより、既存のスペースを有効活用して部屋を増やすことができ、税金面でも柔軟な対応が可能です。

 

古民家のリノベーションは、県知事認可法人の住宅設備協同組合へ

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リノベーションとは

最近注目を集めている住宅改修の方法の一つである、リノベーションという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

ここでは、リノベーションについて詳しく解説していきます。

リノベーションとは?

リノベーションは、建物の内装や設備を改修することで現状よりも高い性能にすることです

ご自宅のライフスタイルに合わせて間取りや内外装を新しく変えることで、快適な暮らしを実現する現代的な住まいに再生することができます。

また、リノベーションは、建物の構造を変えずに改修できるため、コストを抑えることができます。さらに、リノベーションは、家族の思い出が刻まれた部屋や箇所、歴史ある梁や柱など、残したいところは残しつつ施工することが可能です。

リノベーションとリフォームの違いは?

リノベーションとリフォームは、一見同じように見えて厳密には異なります。

リノベーションは既存の建築物に工事を加え、既存のものよりも価値を高めることを指し、リフォームは老朽化した建築物を新築に近い状態に戻すことを指します。

リノベーションは、中古物件を購入して、間取りや配管を工夫することでライフスタイルに合った部屋にしたり、家族の増減などで理想の住まいに作り替えたりしたい場合などに活用されます。
それに比べ、リフォームは、経年劣化による設備の損傷や水回りの水漏れなどの老朽化した箇所を改修し、新築に近い状態に近づけることです。

スケルトンリノベーション(フルリノベーション)とは?

スケルトンリノベーションとは、中古住宅の内装や設備、間仕切り壁などをすべて取り払い、建物の骨組みとなる構造体そのものになった状態からリノベーションすることを指します。

中古物件では配管や配線が老朽化している可能性があります。このような目に見えない部分をあとから改修するのは極めて困難です。内装や間取りはもちろんのこと、配管や配線まで交換できるのが大きなメリットになります。

古民家のリノベーションまとめ

古民家をリノベーションすることは、使われている資材の自然保護や趣ある住宅の維持、固定資産税の軽減などさまざまなメリットがあります。費用をできるだけ抑えるには、既存の箇所を残して改修したり、自治体が出す補助金を使いましょう。
古民家をリノベーションをして、快適な暮らしを実現しましょう。