【リフォーム情報】光庭をリビング・ダイニングに!費用や特徴は?

「リビングに彩光が足りない」「リビングの風通しをよくしたい」などと感じたことがある方は多いのではないでしょうか?「光庭」は、限られた敷地に家を建てる際に日光を部屋に取り入れるための手法です。

今回は、光庭についてやメリットデメリット、リフォームにかかる費用などの重要なポイントを徹底解説します。

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住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

光庭とは

ここでは、光庭についてや中庭との違いを詳しく解説していきます。

光庭とは

光庭は、光や風を取り込むことを目的として設けられる空間です。
別名を「ひかりにわ」や「こうてい」とも呼び、英語では「Light court(ライトコート)」とも呼ばれます。

光庭は主に採光が最も重視されるため、シンプルなデザインが一般的です。典型的な光庭は上部が吹き抜けとなっており、外壁や外構、床材は太陽光を反射しやすい白系色が好まれます。また、壁面には多くの窓(ガラス素材)が使用されます。

ただし、光庭のデザインには白色やシンプルさに固執する必要はありません。使用目的や好みに応じて、素材や色彩を自由に選択することができます。

光庭と中庭の違い

「光庭」と「中庭」の違いをわかりやすく解説します。

「光庭」は、常に適度な光を室内に取り入れるために設計されたスペースです。光庭を通じて、室内を自由に移動することができます。

一方、「中庭」は、周囲に建物があるエリアに人工的な庭を作ったスペースを指します。中庭は建物内部に太陽光を取り込んだり、風を通したりする役割も果たし、建物の中心部を明るく保つための工夫が凝らされた場所です。

こちらの記事では、住宅の外である庭や門扉などの外構・エクステリアのリフォーム情報を詳しくご紹介しています。

【2023年】外構・エクステリアのリフォームの費用相場と失敗事例

光庭のメリットデメリット

ここでは、光庭のメリットとデメリットをそれぞれご紹介していきます。

メリット①:風通しが良い

光庭に面する部分に窓を設けて開閉できるようにすると、良好な風通しを確保することができます

窓の設置が難しい場合でも、換気口を開けることで室内に空気の通り道を作ることができます。

メリット②:外から見えにくい

道路に面した窓の場合、外部からの視線を遮るために日中でもカーテンを閉めることがあります。

しかし、光庭では住宅の中心部に設計されているため、外部からの視線を気にせずに開放感を感じることができます

光庭の広さに余裕がある場合は、リビングの延長として活用することもできます。また、人目を気にせずにプライベートパーティーなどを開催することも素敵ですね。

メリット③:防犯対策になる

道路に面した窓やベランダ、庭は防犯対策をしっかりと行わなければ、空き巣などの被害に遭う可能性が高く、危険です。

しかし、光庭は周囲を住宅の壁に囲まれているため、外部からの侵入は困難であり、防犯対策として非常に効果的です

ただし、安全のためには施錠をきちんと行うことが重要です。

デメリット①:断熱性が劣る

光庭は住宅の中心部がガラスで構成されているため、断熱性能が低下する傾向があります。

このため、断熱性能を向上させるためには、高性能な窓ガラスを選択する必要があります。

デメリット②:メンテナンスに手間がかかる

光庭部分には壁や窓が存在するため、メンテナンスには時間と費用が必要です。

しかし、メンテナンス性に優れた高耐久性塗料や掃除が容易な樹脂窓を採用することで、メンテナンス作業を効率的に行うことができます。

デメリット③:部屋が狭くなってしまう

光庭を設けることにより、本来の居住スペースが狭くなる可能性があります。

この点については、設計士との綿密な相談が重要です。居住スペースと光庭のバランスを考慮しながら、できるだけ多くの採光を確保するために工夫する必要があります。

 

光庭のリフォームは、県知事認可法人の住宅設備協同組合へ

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光庭のリフォーム費用

ここでは、リビングやダイニングに光庭を取り入れる際にかかる費用をご紹介します。

リビングのリフォームにかかる費用の相場

リビングのリフォームにかかる費用は、選ぶ素材や施工箇所などによって左右されますが、15~200万円程度と言われています。

比較的小規模な工事でグレードの低い素材を選べば、50万円以下でも十分にリフォームが可能です。

光庭のリフォームには、デザインやレイアウトの変更、照明設備の最適化、断熱・遮熱材の追加が挙げられ、30万円から100万円程度になることが多いです。

こちらの記事では、リビングのリフォームについて詳しく説明しています。

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ダイニングのリフォームにかかる費用の相場

ダイニング全体のリフォーム費用の平均相場は50〜100万円程度です。

ただし、工事箇所の数が増えたり、細かな部分にこだわった工事を行ったりすると、費用は200万円を超える場合もあります。

光庭のリフォームまとめ

光庭は、リビングやダイニングの彩光や風通しをよくしたい方におすすめします。また、中庭と違い、立地条件に関係なく設置できます。しかし、断熱性が下がったり部屋が狭くなってしまったりと注意点も存在するので、対策や事前の計画が大切です。
快適に長く暮らせる自宅のために、光庭のリフォームを行いましょう。