「ディスポーザーとは」「キッチンから嫌な臭いがする」「シンク掃除を楽にしたい」などと、ディスポーザーの設置を悩んでいる方はいますか?ディスポーザーは手軽で衛生的なため、非常に優れた処理装置です。
今回は、ディスポーザーについて、メリットデメリットや費用、よくある質問などを徹底解説します。
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住宅設備協同組合
東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。
ディスポーザーとは
ここでは、ディスポーザーについてや使い方をご紹介していきます。
ディスポーザーとは?
ディスポーザーとは、キッチンシンクの下に設置できる生ゴミ処理機のことで、生ゴミがたまらず衛生的な環境を保つことができます。
通常、ディスポーザーは60秒で三角コーナー一杯の生ゴミを高速で処理することができます。
そのため、マンションなどでは人気があり、掃除が簡単になり、ニオイも防ぐことができます。
ディスポーザーの使い方は?
ディスポーザーの使い方には、製品によって異なる部分もありますが、一般的な手順としては、以下のようになります。
- 水を流しながら生ゴミを投入する。
- ディスポーザーのふたを閉める。
- スイッチを入れて、生ゴミを粉砕する。
ディスポーザーには、連続投入方式やバッチフィード式など、さまざまな種類があります。
使用する際には、生ゴミを詰めすぎないように注意し、毎分8リットル程度の水量を流すことが必要です。
ディスポーザーの排水処理は?
ディスポーザーで粉砕された生ゴミを下水に流すことには、環境上の問題が懸念される場合があります。
一般的に、ディスポーザーから排出された生ゴミは、敷地内の処理設備で固形物を分離し、微生物によって分解された後、公共下水道に流されます。
しかし、処理設備がない場合は、多くの自治体でディスポーザーの設置が禁止または自粛されています。
都内23区では、ディスポーザーを導入する場合は、届出が必要であり、日本下水道協会が認定した製品のみが設置可能です。自治体によって取り決めが異なるため、設置前には確認が必要です。
ディスポーザーのメリットデメリット
ここでは、ディスポーザーのメリットとデメリットをそれぞれ詳しく解説していきます。
メリット①:三角コーナーが不要
ディスポーザーの利点の一つは、キッチンシンクに置かれる三角コーナーが不要になることです。
三角コーナーは外観が悪く、嫌な臭いがすることもあります。
また、衛生的に使うためには手入れが必要で、キッチンシンクのスペースを占有します。
しかし、ディスポーザーを使用すれば、三角コーナーを置く必要がなく、キッチンシンクをスッキリとさせることができます。
メリット②:環境への配慮が出来る
一般的に、生ごみは燃えるゴミとして焼却場で処理されますが、生ごみには水分が多く含まれるため、処理に時間がかかり、二酸化炭素の排出量が増加し、環境に負荷をかける問題があります。
一方、ディスポーザーは生ごみを細かく粉砕し、水と混ぜて液体にし、専用の浄化槽を通して下水に排出するため、焼却処分が不要になり、環境への負荷を低減できます。
また、ディスポーザーを使うことで、生ごみをゴミ出し場所に出す手間も省けます。
メリット③:害虫の発生を防げる
ディスポーザーを使用することで、料理や洗い物をするたびに生ごみをすぐに処理できるため、キッチンに生ごみをためることがなくなります。
このことにより、生ごみから発生する腐敗臭が抑えられ、ゴキブリやコバエなどの害虫の発生を防止しやすくなります。
デメリット①:様々なコストがかかる
ディスポーザーの欠点としては、コストがかかることが挙げられます。
初期費用として、ディスポーザーの購入費用や設置費用がかかり、さらに維持費やメンテナンス費用も必要になります。
また、集合住宅でディスポーザーを導入する場合は、自治体やマンションの管理組合の許可が必要であるため、設置ができない場合が多いです。
デメリット②:水道代や電気代がかかる
ディスポーザーは、水と電気を使用するため、従来よりも水道代や電気代がやや増える可能性があります。
ただし、ディスポーザーの製品によって消費電力や水量は異なるため、1日に何度使用するかによっても異なります。
一般的には、1日3回の使用で、毎月数百円から1,000円程度の水道代や電気代がかかるとされています。
デメリット③:騒音の原因になる可能性がある
ディスポーザーを作動させると、排水溝からミキサーのような音が発生します。
製品によっては、この音が予想以上に大きい場合があります。
特に集合住宅では、この作動音が騒音となってしまい、トラブルにつながることもあります。
使用する時間帯や、使用時間の長さには注意が必要です。
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ディスポーザーによくある質問
ここでは、ディスポーザーによくある質問をそれぞれ詳しくご紹介していきます。
ディスポーザーに入れてはいけないものは?
ディスポーザーには、処理できないものもあります。
例えば、繊維質のものや固いもの、同じものを大量に入れたり、大量の油や熱湯を流したりすると、ディスポーザーが故障したり排水管が詰まったりすることがあります。
また、ガラス片や輪ゴム、ラップ、キッチンペーパー、竹串なども、処理できないので注意が必要です。
ディスポーザーを途中で止めるとどうなる?
ディスポーザーを作動させた際には、途中で処理を止めず、自動的に停止するまで待つようにしましょう。
処理されなかった生ごみがディスポーザー内部に残ってしまい、腐食や悪臭の原因になる可能性があるためです。
ディスポーザーに使っていけない洗剤はある?
ディスポーザーを清潔に保ちたいと思っても、塩素系漂白剤を使用するのは避けた方が良いです。
塩素系洗剤はディスポーザーの金属部品を腐食させ、亀裂や穴を作る原因となり、漏水の原因にもなるためです。
ディスポーザーの設置にかかる費用は?
ディスポーザーを交換する場合の費用相場は、約8万円から16万円になります。
このうち、工事費用は約5万円から8万円、本体の価格は約3万円から8万円程度が一般的です。
一方、修理費用は、工事費用と出張費、部品代を含めて1.3万円から2万円程度が相場とされています。
ディスポーザーの設置は、キッチンのリフォームと一緒に行うことをおすすめします。
一般的なシステムキッチンの場合は50~70万円、対面型やアイランドキッチンは70~100万円で施工出来ます。
こちらの記事では、キッチンの交換リフォームの費用を分かりやすく解説しています。
【2024年8月】キッチン交換リフォーム費用を部位別解説ディスポーザーまとめ
ディスポーザーは、設置をすると生ゴミがたまらず衛生的な環境を保つことができます。シンクの三角コーナーが不要になったり、害虫発生の防止などの大きなメリットがあります。しかし、費用がかかったり、騒音の原因になってしまったりすることがあるので、注意しましょう。
快適に清潔に使えるキッチンのため、ディスポーザーの設置を実現しましょう。