キッチンの色で失敗をしないためには?選び方や色の特徴

「システムキッチンの導入を考えているが色に悩んでいる」「どんな色がおすすめか」などと悩んだりしている人は多いのではないでしょうか?キッチンの色は、リビング・ダイニングの雰囲気にも大きな影響を与えるため、とても重要な要素になっています。

今回は、キッチンの色について、選び方や色ごとの特徴、注意点を厳選してご紹介します。

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住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

キッチンの色の選び方5選

ここでは、キッチンの色の選び方について紹介していきます。

キッチンの広さを考える

キッチンの場所や広さに合わせて配色を選ぶことが重要です。

狭い場所では濃い色は圧迫感を生じる可能性があり、広い場所では明るい色や統一感のある色を検討すると良いです。

デザインに不安がある場合は、リフォーム業者に立体図を作成してもらって空間全体のイメージを確認することも一つの方法です。

床や壁などの周りと合わせる

既存の床や壁、そしてカーテンや家具などとの調和を考えることが非常に重要です。キッチンの色合いが他のインテリアと合わないと、色選びを後悔することがあります。

特に、交換が難しい床や壁との調和は欠かせません。同系色を使うことで調和を図ることがおすすめです。

例えば、床が濃い色ならキッチンは明るめの色を選び、逆に淡いフローリングなら濃い色のキッチンを選んでメリハリを出すことができます。

色だけでなく素材にも注目する

キッチンは、扉の質感によって雰囲気が大きく変わる要素です。木目調の場合、材料ごとに異なる模様が出ます。

同じ色でも、素材によってポップな印象やエレガントな印象など、全く異なるイメージを持つことがあります。

キッチンの扉のカラーを選ぶ際には、まずどのような雰囲気にしたいかをイメージしてから素材を選ぶようにしましょう。

また、ワークトップ(天板)にもさまざまな材質があります。人造大理石やステンレスなどの素材の違いによって、重厚感や雰囲気も変わります。ワークトップと全体のバランスを考えた上で、見た目に良い組み合わせを選ぶことが大切です。

こちらの記事では、キッチンの天板リフォームについて素材ごとの費用などを詳しく解説しています。

【2024】キッチンの天板素材の選び方と費用相場

日当たりや照明も考慮する

キッチンの色を選ぶ際には照明や日当たりを考慮しましょう。

ショールームで見る色と、実際の自宅の環境では異なることがあります。ショールームの照明やコーディネートが影響することがあります。

ご自宅の照明下でキッチンの色がどのように見えるか確認し、日当たりもチェックしましょう。

暗い場合は濃い色のキッチンは暗く見え、逆に明るすぎる場合は光沢感のある材質や真っ白い色のキッチンが眩しい場合があります。

カラーシミュレーションを行う

キッチンの色選びに迷った場合は、カラーシミュレーションを活用することをおすすめします。

施工業者によっては、丁寧なカラーシミュレーションを提供してくれる場合もありますので、業者選びの際に確認してみましょう。

ただし、注意点として、カラーシミュレーションのイメージは自宅の照明と異なることがあります。これを考慮しつつ、キッチンの色選びを検討しましょう。

キッチンのそれぞれの色の特徴

ここでは、ホワイトやブラックなどのキッチンの色のそれぞれの特徴を詳しく解説します。

木目柄

木目のキッチンは、トーンによってインテリアの雰囲気が大きく変わります。もし家具に木製のアイテムがあるなら、そのトーンを合わせるとバランスが取れます。

明るいトーンならナチュラルな雰囲気が、ダークトーンならスタイリッシュな印象が生まれます。

明るめのトーンの木目キッチンは、北欧風や韓国風などの人気のあるインテリアスタイルにも調和し、部屋全体の雰囲気にマッチします。木目のキッチンは、無機質な感じを抑え、家具としての一体感を部屋にもたらします。

ホワイト

ホワイトはキッチンの色として非常に人気があります。

これはLDK全体を明るくし、清潔感を演出し、他の家具との相性も良いからです。

北側にキッチンがある場合は特に明るい色がおすすめされますが、ホワイトは汚れが目立ちやすいため、光沢のある素材や拭き取りしやすいワークトップを選ぶなどの工夫が必要です。

ブラック

ブラックのキッチンは、スタイリッシュな空間を求める人々に非常に人気です。

ただし、狭い空間にブラックのキッチンを配置すると圧迫感が出ることがあります。そのため、空間が狭い場合は明るい色を選ぶことをおすすめします

ブラックの一色のキッチンを選ぶこともできますが、ワークトップや引き出しの取っ手などにシルバーを組み合わせることで、ブラックの印象をやや和らげることができます。

また、他の家具がステンレス製の場合は、リンクさせることで統一感を出すこともできます。このような工夫をすることで、スタイリッシュなイメージを保ちながらも、空間に調和をもたらすことができます。

シルバー

スタイリッシュさ、お手入れのしやすさ、頑丈さの面で評価され、シルバーのステンレスキッチンは広く人気です。

ブラック系やホワイト系のインテリアとの相性が良く、洗練された雰囲気を醸し出します。

ただし、素材の質感からナチュラルやカントリーな雰囲気のインテリアには適さないことがあります。それでも、工夫次第で例えば白の壁などで囲うことで、ナチュラル系インテリアの中にも違和感なく取り入れることができます。

グレー

モノトーンインテリアが不動の人気を持っていますが、その中でもグレーのキッチンはおすすめです。

ただし、グレーといっても色調によって大きく異なります。ライトグレーからチャコールグレーまで幅広い色合いがありますが、他の家具との相性を考慮してトーンを選びましょう

キッチンの色選びの注意点

ここでは、キッチンの色選びの際の注意点を詳しく解説します。

壁や床の色合いに合っているか

キッチンの扉カラーはフローリングの色に合わせるとバランスが取れます。

木目の扉ならフローリングに近い色を選ぶのが良いです。
明るいナチュラル系フローリングにはホワイトやペールカラーのキッチンが馴染みやすく、濃い色のキッチンは調和が難しいこともあります。

アクセントウォールやキッチンパネルの色がある場合は同系色にまとめると良いでしょう。

キッチンやダイニングに合っているか

独立型のキッチンでは色合いを気にする必要は少ないが、LDKが一体となる場合は色のバランスが重要です。

リビングにはソファやカーテンなどの色が影響しますので、部屋全体のコーディネートが大切です。

個性的な強い色を使う場合、キッチンの色との調和も考える必要があります。

大きな家具との組み合わせにも注意が必要で、部屋のカラーが多すぎると統一感が欠けます

フローリングと同じ木目のキッチンなら、近い色合いで統一することで失敗が少なくなります。

冷蔵庫や食器棚と合っているか

冷蔵庫や食器棚はキッチン内でキッチン扉のカラーに次ぐ大きな面積を占めます。

最近では、システムキッチンの一部として同色の食器棚を選ぶ人も増えていますが、既存の食器棚や冷蔵庫との組み合わせの場合は、同じくバランスを考慮することが重要です

調理家電などの色合いと合っているか

調理家電を収納扉に隠さない場合、カウンターや見せる収納に配置する際には、調理家電の色合いとの調和が重要です。

最近ではレッドやミントグリーンなど特徴的な色合いの家電も増えていますので、色の数が過剰にならないように注意すると良いでしょう。

キッチンの色選びまとめ

キッチンの色は、独立したキッチンでない限り、リビングやダイニングなど他の部屋にも影響を及ぼします。また、キッチンの部屋が狭いと圧迫感が出たり、床や壁と色調を合わせないと後悔したりします。日当たりや照明によっても色は変化するので注意しましょう。
キッチンをリフォームをする際には、色だけでなくサイズなどの計画を立てて、信頼できる業者を選んでご希望に合ったプランを提案してもらうとよいでしょう。
いつまでも美しいキッチンをリフォームしましょう。