人工・人造大理石のキッチンの費用は?汚れが目立たないって本当?

「大理石のキッチンにリフォームしたい」「人工大理石の天板にする際の利点を教えてほしい」など大理石のキッチンへの変更を考えている人は少なくないのではないでしょうか?
大理石のキッチンは、石目調や砂目調などのデザインも豊富で、お部屋のインテリアに合わせることが出来ます。

今回は、大理石キッチンへのリフォームについて、メリットデメリットや工事費用などのポイントを徹底解説します。

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住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

大理石の天板の交換費用

ここでは、大理石の天板に交換する際の費用の相場を解説していきます。

大理石の天板交換にかかる費用の相場

大理石はデザイン性に優れ、様々な色やテクスチャーを持つため、インテリアのコーディネートに適しています。

ただし、ステンレスに比べると価格が高く、一般的には10〜15万円で施工が可能です。

キッチン全体のリフォームと合わせる場合の費用

システムキッチンの費用は、素材や機能性、デザインなどによって異なります。
人工大理石やクォーツなど高級素材の場合には、費用が高くなります。

また、システムキッチンには、食洗器やIHクッキングヒーターなどの追加機能がいくつか付けることができるため、機能によっても費用が異なります。

一般的なシステムキッチンの場合、50~70万円が相場となります。
対面型やアイランドキッチンは、70~100万円で施工出来ます。

100万円以上のハイグレードクラスのシステムキッチンには、大きなオーブンの搭載やより良い素材を使うことができます。

こちらの記事では、キッチン全体の交換リフォームの費用を解説しています。

【2024年1月】キッチン交換リフォーム費用を部位別解説

大理石キッチンの特徴

ここでは、大理石キッチンに主に使われる素材の「人造大理石」と「人工大理石」の特徴をご紹介していきます。

人造大理石とは

人工大理石とは異なり、樹脂やセメントで固めた粉砕した天然大理石から作られる半人工素材を指す「テラゾー」または「テラゾ」とも呼ばれる人造大理石は、天然素材の使用や研磨作業が必要という点から、高価な素材となっています。

人工大理石とは

人工大理石は、天然大理石を使用せずにポリエステル樹脂やアクリル樹脂を主成分として作られる人工素材であり、色の加工や形状の自由度が高いといった特徴があります。

一方で、人造大理石よりも価格が安価である傾向があります。

 

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大理石キッチンのメリットデメリット

ここでは、大理石キッチンのメリットデメリットをそれぞれ解説していきます。

メリット①:水垢や汚れが目立ちにくい

人造大理石(人工大理石)のキッチンが白やベージュ系であれば、水垢汚れが目立ちにくいという利点があります。

水垢をこまめに掃除することが望ましいですが、掃除を怠ってしまった場合でも、白やベージュ系の人造大理石(人工大理石)キッチンであれば、水垢が目立つことはありません。

また、水垢がついてしまった場合でも、スポンジと食器洗い用洗剤で簡単に落とすことができます

メリット②:デザインが豊富

人造大理石(人工大理石)は、ホワイトやベージュ、パステルカラー、ダークカラー、ピンク、ブルー系など多彩なカラーバリエーションがあります。

また、石目調や砂目調などのデザインも豊富で、お部屋のインテリアに合わせて最適なキッチン天板を選ぶことができます。

メリット③:食器を置いたときの音が静か

人造大理石(人工大理石)製のキッチンは、食器を置いたり水を流した際の音が静かであるという利点があります。

特に、ステンレス製のキッチンで食器が当たった時の金属音が苦手な人には、人造大理石(人工大理石)製のキッチンは静音性が高くおすすめです。

デメリット①:熱に弱く変色しやすい

昔から人造大理石(人工大理石)は耐熱性が低いという評価があります。

そのため、高温の鍋やフライパンを直接人造大理石(人工大理石)の天板やシンクに置くと、変色の可能性があります。

デメリット②:大理石が割れる場合がある

人造大理石(人工大理石)のキッチン天板を使用する場合、硬くて重い調理器具や食器等を誤って落としてしまうと、天板が破損する可能性があります。

そのため、ステンレスキッチンよりも、より注意深く取り扱う必要があります。

デメリット③:シミができやすい

また、人造大理石(人工大理石)には、醤油や油などによるシミができやすいというデメリットもあります。

しかし、現在の人造大理石(人工大理石)キッチンは、耐熱性や耐汚染性が向上しており、これらの問題に対応する商品も増えています。

キッチンを選ぶ際には、耐熱性や耐汚染性にも注目して選ぶことが大切です。

大理石キッチンのリフォームまとめ

大理石キッチンは、汚れが目立ちにくく、静音性も高く、デザインが豊富で様々なインテリアに合います。しかし、熱によって変色したり、天板が割れる危険性だったりとデメリットもあります。これらを考慮した上でリフォームを行いましょう。費用は、一般的に使われる「ステンレス」より値が張ります。
施工経験が豊富な業者に相談し、費用や工期などご希望に合ったプランを提案してもらうとよいでしょう。
デザイン性の高い大理石キッチンを、ご自宅に設置しましょう。