【腰痛回避】洗面台の高さ・低さが合わないとどうなる?

「洗面台のおすすめの高さは?」「洗面台が低すぎるんだけどどうすればいい?」などと感じたことがある人は多いかと思います。
毎日の生活で洗面台の高さが合わないことに苦労していませんか?適切な高さでないまま使い続けると、腰の負担が増えてしまう可能性があります。

今回は、洗面台の高さについて、選び方や高さを適切にしないとどうなるか、選ぶ際の注意点を徹底解説します。

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住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

洗面台のおすすめの高さ

ここでは、洗面台の一般的な大きさや決め方を解説していきます。

一般的な洗面台の大きさ

洗面台の一般的な寸法は以下の通りです。

  1. 幅(間口): 600mm、750mm、900mm
  2. 全体の高さ: 約1900mm
  3. 奥行き: 約400mm~600mm
  4. 洗面ボウルまでの高さ: 750mm、800mm、850mm

洗面台の高さの決め方は「身長÷2」

洗面台の高さには厳格な規定はありませんが、一般的に「身長÷2」が適しているとされます。

たとえば、170cmの身長なら85cmが適切であり、160cmの身長なら80cmが適しています。

家族全員の身長を考慮し、洗面台の高さを80cm前後に調整することが一つの良い方法です。

ただし、家庭による用途や頻度の違いもあるため、「身長÷2」はあくまで参考にしてください。

洗面台の使いやすい高さが合わないとどうなる?

洗面台は、利用する人の身長などによって、それぞれが使いやすい高さが存在します。

ここでは、洗面台が高すぎる場合と低すぎる場合の例をそれぞれご紹介します。

洗面台が高すぎる場合

洗面台の高さが適切でない場合、顔を洗った際に水が腕を伝って肘に垂れてくることがあります。

この状態では、周囲の服や洗面台、床などが濡れたり汚れたりし、掃除や洗濯の手間が増えます
さらに、洗顔時に腕を上げる必要があるため、肩こりの原因となる可能性も考えられます。

また、洗面台の高さが増すと、収納棚も高い位置になるため、収納棚へのアクセスが難しくなることもあります

洗面台が低すぎる場合

洗面台が身長に対して低すぎる場合、洗顔時に腰をかがめることになり、腰痛の原因となる可能性があるため注意が必要です。

特に腰の健康に気を付けることが重要で、古い洗面台は昔の日本人の身長に合わせて作られていることが多く、新しい洗面台の方が高さが適しています。

古すぎる洗面台の場合は、新しいものへの交換も検討すべきであり、新しい洗面台は機能的にも優れています。

こちらの記事では、洗面台のリフォームにかかる費用や施工事例を載せてあるので、誰でも分かるように詳しく解説しています。

洗面台の交換・リフォームのタイミングは?工事費用や施工事例は?

洗面台の高さが合わない時の対処法

  • 踏み台を使う
    洗面台が高い場合や子供がいる場合、踏み台を使ったり折り畳み式の踏み台を利用したりして高さを調整できます。踏み台が場所を取ることを嫌う人は折り畳み式を選び、必要な時に使える便利な方法です。
  • 洗面台全体を交換する
    家族全員が不便さを感じている場合は、洗面台を丸ごと交換することを検討すべきです。しかし、交換は専門業者に依頼するのが安全であり、DIYでは水漏れや漏電などのトラブルが起こる可能性があるため注意が必要です。
    安さだけでなく、専門業者による設置を考えましょう。
  • 水栓を交換する
    洗面台の高さが合わない場合、洗面台全体を交換する代わりに、水栓だけを交換することで解決できることがあります。水栓の高さを変えることで、使い勝手が改善できますが、既存の水栓と同じタイプのものを選ぶ必要があります。
    これにより費用を抑えながら問題を解決できます。

 

洗面台のリフォームは、県知事認可法人の住宅設備協同組合へ

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洗面台を選ぶ際の注意点

洗面台を選ぶ際、ストレスなく快適に利用できるものを見つけるためには、どのポイントを注意すれば良いでしょうか。

ここでは、洗面台を選ぶ際の大きさやサイズに関する注意点を厳選して紹介します。

適切な高さを理解する

洗面台の適切な高さを見つけるためには2つの方法があります。

ひとつは身長を2で割る計算式を使っておおよその目安を求める方法で、もうひとつはショールームなどで実際の洗面台を確認する方法です。

例えば、子供からお年寄りの方まで様々な人が使う公共交通機関の施設では、75cm〜80cmの高さが標準です。

将来の成長や家族の身長などを考慮して高さを決定しましょう。

間口や奥行のバランスを考慮する

洗面台の選ぶ際には高さ・低さだけでなく、間口や奥行も重要です。

ご自宅の間取りを兼ね合いを見た上で適切なサイズを選ばないとスペースの問題や隙間の発生があり、物が落ちたり汚れが溜まりやすくなります。

バランスを考慮し、収納や家電の配置を検討し、スペースを事前に採寸することが大切です。

洗面台の高さまとめ

洗面台の高さは「身長÷2」が適していると言われ、80cm前後で調整すると良いです。洗面台が高すぎると、水に濡れたり汚れたりし、掃除や洗濯の手間が増えます。一方低すぎると、腰をかがめることになり、腰痛の原因となる可能性があります。
適切な高さや洗面台のバランスをあらかじめ理解することで、自分に合ったものを見つけることができます。