トイレドアの交換方法とは?種類ごとの費用や注意点は?

「トイレのドアを交換したい」「ドアのタイプを引き戸から中折れ戸にしたい」「掃除がしにくいところが汚くなっている」などと感じている方はいますか?
トイレのドアが経年劣化による汚れや傷が目立ったり、開き方が気になる方は、リフォームをおすすめします。

今回は、トイレのドアの3つの交換方法や工事にかかる費用、リフォーム時の注意点を徹底解説します。

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住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

3つのトイレのドアの交換方法

トイレのドアの交換リフォームには、「ドア本体のみ交換」「ドア本体と周りの枠を交換」「ドアの表面の張り替え」の3種類が主に挙げられます。

ここでは、それぞれのトイレドアの交換方法について詳しく解説していきます。

トイレドアの本体のみを交換する

ドア本体のみの交換は、既存のドアをドライバーで外し、新しいドアを取り付けるだけで作業が完了します。

ドア本体のみを交換する場合は、既存のドアと同じサイズのドアを設置する必要があります。

ドアは統一規格がないため、まったく同じサイズのドアを見つけることは難しく、場合によっては既存のドアをオーダーメイドで作ってもらう必要があります。
それにより、枠ごと交換するのと費用面では変わらなくなってしまうため、まずは既存のドアと同じサイズのドアがあるか確認しましょう。

また、同じサイズのドアが見つかったとしても、色まで完全に揃えられることはほとんどありません。

そのため、枠とドアの色味の違いが気になってしまうこともあります。
この場合は、枠がブラウンならドアを白にするなどして、同系色で揃えないようにすると、枠の色味の違いが気にならなくなります。

トイレドアの枠ごと交換する

ドアだけでなく枠も交換する場合には、まず既存のドアと枠を取り外し、新しいドアの枠サイズに合うように壁面の造作を行います。
場合によっては壁紙も剥がす必要があります。

新しいドア枠を取り付けたら、枠に合わせて壁紙を張り、新しいドアを取り付けて完成です。
このような工事は、枠の取り外しや壁の造作作業が必要なため、トイレのドア交換の中で最も時間と費用がかかるものです。

ただし、ドアと枠を同時に変えることでデザインに統一感を出せるというメリットがあります。
予算が限られているが見た目にもこだわりたい場合には、既存の枠の上から新しい枠を取り付けるカバー工法での交換もお勧めです。

トイレドアの表面のみ張り替えをする

もし、ドアの動きに問題がなく、見た目が古くなったり穴が開いてしまったりしただけであれば、表面のみを張り替える方法が最適です。
内装材を既存のドアに貼り付けるだけなので、予算も3万円程度でドアをキレイにすることができます。

この方法ではドアの廃材も発生せず、撤去費用もかからないため、コストを大幅に削減することができます
そのため、トイレリフォームにあまり多くの費用をかけたくない場合には、表面のみの張り替えを選択肢の一つとして考慮すると良いでしょう。

トイレのドア交換の費用相場

ここでは、トイレドアの交換リフォームにかかる費用の相場を解説していきます。

ドアのみ交換にかかる費用

ドアのみを交換する場合の費用相場は、シンプルなドアであれば約4~6万円程度ですが、ハイグレードなドアになると約8~10万円に価格が上がります。

ドアの交換前後でサイズに変更がない場合、枠の交換などの工事が不要なため、比較的安価に交換できます。

ただし、素材やデザインによって相場が大きく異なり、また、古いドアやネジの撤去・処分にかかる費用も加算されることがあります。

枠・ドア両方の交換にかかる費用

ドアと一緒に枠も交換する場合だと、シンプルなドアなら約9~14万円かかり、ハイグレードなドアなら約13~18万円ほどです。

トイレのドアの枠部分も一緒に交換する場合、選択によっては費用が大きく増加することがあります。

例えば、以前のドアと開き方が異なる場合、壁を広範囲に取り壊して新しい枠を造作する必要があるかもしれません。
また、引き戸タイプや観音開きなど、ドアの形状によって工事内容が異なるため、ドアのみを交換する場合にはない費用項目が追加される可能性があります。

ドアの表面のみ張り替えにかかる費用

内装材を既存のドアに貼り付けるだけなので、比較的低予算でドアをキレイにすることができます。
費用は約3万円程度です。

ドアの動きに問題がなく、見た目が古くなったり穴が開いてしまったりした場合には、表面のみを張り替える方法が最適です。

3つのトイレドアの交換方法による費用の違いの理由

トイレドアの交換費用には、ドアのみの交換か、枠も一緒に交換するかによって大きな違いがあります。

枠も一緒に交換する場合は、周囲の壁や壁紙の工事も必要になることがあります。

さらに、枠も一緒に交換する場合は、ご自宅のドアのスタイルや内装のリフォームの範囲によって費用が異なります。

こちらの記事では、トイレのリフォームにかかる費用や施工事例を載せてあるので、誰でも分かるように詳しく解説しています。

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トイレのドア交換リフォームの注意点

ここでは、トイレドアの交換リフォームの注意点を厳選してご紹介していきます。

内開きのドアの場合開閉スペースが必要

トイレのドアを内開きにする場合には、自宅のトイレのスペースを確認し、開け閉めがスムーズにできるか確認しましょう

また、内開きのドアは万が一中で倒れてしまった場合に外から開けられなくなってしまう可能性があるため、高齢の方がいらっしゃるご家庭では注意が必要です。

引き戸にすると音が漏れやすくなってしまう

引き戸をトイレのドアに使用すると、開き戸に比べて密閉性が低くなるため、音や臭いが漏れやすくなる可能性があります。

バリアフリーの観点から引き戸を選択することも考えられますが、注意すべきは引き戸のデメリットであることを理解しておくべきです。

こちらの記事では、トイレのバリアフリー化である手すりのリフォームについて詳しく解説しています。

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オーダーメイドのドアはドアだけの交換でも費用が高くなる

トイレのドアだけ交換した場合と枠も一緒に交換した場合は、3~5万ほど費用に違いがでます。

しかし、ご自宅のドアが特注のドアだった場合は、どちらの場合も費用は変わりません。
なぜならドアだけ交換した場合でもドアに合う枠を作らなければならず、費用がかさむからです。

ご自宅のドアが特注品だった場合は注意しましょう。

トイレのドア交換リフォームまとめ

毎日使うトイレは、常に綺麗さを維持したいです。トイレの顔でもあるドアは、劣化具合や機能性に目の向きにくいですが、とても重要な役割を担っています。トイレドアが古く劣化してしまった場合は、ドアの交換が厳しければ、表面の張り替えリフォームだけは行いましょう。
トイレのリフォーム経験が豊富な業者に相談し、工事費用や工期などご希望に合うプランを提案してもらいましょう。
注意点を考慮しながら、ご自宅のトイレに合うドアを実現しましょう。