外壁塗装はDIYで出来る?費用やDIYのよくある失敗3選

「外壁の塗装を自分で行いたい」「外壁塗装はどのような道具を用意すればよいか?」「よくある失敗を知りたい」など、外壁塗装のDIYについて悩んでいる方はいますか?外壁塗装は住宅の外観を美しく保ち、住宅劣化を防止するために重要な工事です。そのため、外壁塗装をDIYで行う際には、順序やよくある失敗を把握して注意しながら作業しましょう。

今回は、外壁塗装のDIYについて、手順や必要な道具、よくある失敗などを徹底解説します。

この記事の著者

住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

外壁塗装のDIYについて

ここでは、外壁塗装を自分で行う際に必要な道具や、メリットデメリットを解説していきます。

外壁塗装のDIYで必要な道具は?

DIYで外壁塗装を行う際に必要な道具には、一般的に以下のようなものがあります。

・家庭用高圧洗浄機
・バケツ ・ブラシ
・中性洗剤
・シート(養生用テープ)
・サンドペーパー
・コーキング材
・ローラー
・ハケ
・下塗り塗料
・上塗り塗料

これらの道具は、ホームセンターや通販などで手に入れることができます。

外壁塗装のDIYのメリットは?

好きなタイミングで外壁塗装ができる

外壁塗装を業者に依頼すると、工事の日程が合わないことがあります。

しかし、DIYであれば自分の都合に合わせて塗装を行うことができます
また、業者との打ち合わせや手続きも不要なため、施工期間を短縮できます。

費用を安く抑えることができる

DIYで外壁塗装を行うと、業者に依頼するよりも費用を半額程度に抑えることができます

30坪の住宅の場合、塗料や道具の購入費用を含めておおよそ50~60万円ほどの費用がかかります。

しかし、DIYには仕上がりの差や作業の危険性があるデメリットがあります。
外壁塗装をきれいに仕上げたい方や作業に不安がある場合は、業者に依頼することをお勧めします。

こちらの記事では、業者に外壁塗装を依頼したときの費用などを、誰でも分かるように詳しく解説しています。

外壁塗装の工事費用と塗料ごとの価格を比較|2023年版

外壁塗装のDIYのデメリットは?

下地処理ができない場合がある

外壁塗装では、下地処理が不十分だと雨漏りや住宅の劣化の原因となることがあります
また、破損がひどい場合、素人では修理が難しいことがあります。

下地に深いヒビや傷がある場合には、自己修理をせずに専門の業者に依頼することが安心です。

作業に危険が伴う可能性がある

外壁塗装は高所作業であり、危険が伴います

足場の設置が難しい場合や危険な箇所の塗装は、業者に依頼するようにしましょう。

外壁塗装をDIYする手順

ここでは、外壁塗装をDIYで行う時の手順を1から解説していきます。

外壁の洗浄

塗装する箇所をブラシや高圧洗浄機で洗浄しましょう

カビやコケなどの汚れがある場合は、中性洗剤を使ってブラシでこすり、水で洗い流します。

洗浄後には十分に乾燥させ、次の作業に進んでください。

塗装を行わない箇所の養生

塗装しない箇所にはシートなどを使って養生しましょう

これにより、塗料の飛沫から住宅を守ることができます。

特に窓や植木、車などを保護するようにしましょう。

下地処理

外壁の下地にヒビや傷などがある場合は、必ず補修を行いましょう

外壁の傷を放置すると、雨水が内部に浸透して住宅の劣化を引き起こす可能性があります。
そのため、塗装前には下地処理が欠かせません。

小さなヒビや欠けであれば、コーキング材を使って補修することができます

コーキング材は弾力性を持つ充填材であり、ヒビや傷を埋める役割を果たします。
コーキング材をヒビや傷に充填し、サンドペーパーで表面を整えることをお勧めします。

下塗り

外壁塗装では、外壁と上塗りの塗料をしっかりと密着させるために、まず下塗りを行います
下塗りには外壁が塗料を吸収することを防ぐ役割もあります。

下塗りの作業は丁寧に行う必要があります。
不十分な下塗りでは、塗料が剥がれやすくなり、塗りムラが生じる可能性があります。

そのため、広い面にはローラーを使い、角などの細かな部分にはハケを使って丁寧に塗装しましょう。

中塗り・上塗り

下塗りが完全に乾燥したら、同じ塗料を使用して2回の上塗りを行います

2回の上塗りが必要な理由は、1回の塗装では耐久性が低くなり、耐用年数が短くなるためです。
2回の上塗りにより塗装面が厚くなり、耐用年数が長くなります。

さらに、2回の上塗りにより塗り残しを防ぐことができます。
見た目も美しく仕上がり、耐用年数も長くなるため、必ず2回以上の上塗りを行いましょう。

 

外壁塗装なら、県知事認可法人の住宅設備協同組合まで

メールリフォーム相談・見積り

お電話の対応時間:月〜土 10:00〜18:00

外壁塗装のDIYのよくある失敗3選

ここでは、外壁塗装を自分で行なった時のよくある失敗を厳選してご紹介します。

外壁の洗浄をしっかりと行う

外壁塗装を行う際には、塗装する箇所を徹底的に洗浄し、外壁の表面を整えることが大切です。

塗装面に汚れや異物がないと、塗料がしっかりと密着し、耐用年数が長くなります。

したがって、外壁塗装を成功させるためには、必ず洗浄を行うことが必要です。

養生を適切に行う

養生を怠らずに、塗装しない箇所を丁寧に保護することが重要です。

塗料で周囲を汚してしまったり、塗装に集中できずに失敗してしまう可能性もあるため、注意して作業を行うことが必要です。

安全に作業を進めるためにも、塗装しない箇所の養生を手抜きしないようにしましょう。

高所での作業は安全第一に考える

高い場所の外壁塗装を行う際には、足場をしっかりと固定し、ヘルメットなどの安全具を使用して、安全第一で作業を行いましょう

また、2階以上の高所や屋根などを塗装したい場合には、危険が伴うため、専門の業者に依頼する方が安心です。

外壁塗装のDIYまとめ

外壁塗装のDIYは、好きな時にできたり、費用を安く抑えたりすることができます。しかし、作業に危険性が伴ったり、塗りの漏れがあったりとデメリットもいくつか存在します。しっかりと手順や注意すべきポイントは把握しながら外壁塗装を行いましょう。
綺麗に格安で外壁塗装を実現しましょう。