「和室の押し入れをクローゼットにしたい」「クローゼットにする際の注意点は?」など押し入れからクローゼットへのリフォームを検討している方はいますか?
押し入れは奥行きがあり広々としたスペースですが、収納しにくく整理整頓がうまくいかないと感じることもあります。また、部屋の雰囲気と合わないという悩みもあるかもしれません。
今回は、押し入れからクローゼットにする方法だけでなく、工事にかかる費用やリフォーム時の注意点などを徹底解説します。
ユニットバス、トイレリフォーム
10年工事保証だから安心感が違う
住宅設備協同組合
東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。
押し入れをクローゼットにする方法
ここでは、押し入れをクローゼットにするリフォーム方法を詳しく解説していきます。
押し入れの中棚の撤去
押し入れには、中棚や天袋が設置されており、空間を仕切っています。
押し入れの内部を解体せずに利用する場合でも、上段にハンガーパイプを追加することはできます。
ただし、長い服を掛ける場合は、裾が中棚に当たってしまうため、中棚があると短い丈の服しか掛けられなくなります。
このような場合は、中棚を取り外すことで、スペースを縦方向に広く確保でき、クローゼットのように使えるようになります。
また、中棚を撤去した後、収納するものに合わせて追加の棚板を設置することで、使い勝手の良いクローゼットが完成します。
ハンガーパイプの設置
押し入れの中段や天袋を取り外して、オープンな空間を作り、ハンガーパイプを設置することで洋服を掛けることができます。
ハンガーパイプの高さは、使う人の身長や掛ける洋服の長さ、収納する物によって異なります。
例えば、シャツを掛けて下のスペースに衣装ケースを置きたい場合は、洋服を掛けても裾が衣装ケースに当たらない高さを考慮しなければなりません。
また、押し入れの奥行きを利用して、前後に1本ずつハンガーパイプを設置することで、収納力を増やすことができます。
事前に何を掛けるか、何を収納するかを考慮して計画することで、使い勝手の良いクローゼットを作ることができます。
扉の変更
押し入れをクローゼットとして利用する場合、多くの場合襖を扉に変更する必要があります。
この場合、既存の鴨居や敷居、縦枠を撤去して、新しいクローゼット用の枠やレールなどを取り付けてから、扉を取り付ける必要があります。
- 折れ戸
クローゼットの扉の中でも、最も一般的に使用されているのは折れ戸です。
折りたたんで開閉するアコーディオンタイプの扉であり、ほぼ全開できるため、クローゼット内部を見渡しやすく、収納スペースを有効活用できるという利点があります。 - 引き戸
引き戸は、押し入れと同様に、扉を左右に引いて使用するタイプの扉です。
扉を開閉する際には、扉が外側に出っ張ることがなく、前後にスペースを取られずに使える点が特徴的です。
このため、荷物を扉の前に置きたい場合や限られたスペースのある部屋でも使いやすいという利点があります。 - 開き戸
開き戸は、通常のドアと同じように手前に引いて開くタイプの扉です。
クローゼットに開き戸を設置すると、扉を完全に開くことができるため内部を見渡しやすくなりますが、扉を開閉するために広いスペースが必要になります。
和室工事の流れ
弊社の和室工事(畳交換&襖交換)の打ち合わせから納品までの流れを動画で公開。業界最大手だから安心。
押し入れからクローゼットへのリフォームにかかる費用
ここでは、押し入れをクローゼットへのリフォーム費用の相場を解説していきます。
押し入れからクローゼットへのリフォーム費用の相場
押し入れの襖2枚分をクローゼットにリフォームする場合、一般的にかかる工事費用は11万円から20万円程度です。
以下の表に示すような内訳で構成されるため、これを参考にしてください。
中段の解体 | 約15,000~20,000円 |
棚板・ハンガーパイプの設置 | 約15,000~20,000円 |
クローゼットの壁・床の補強 | 約10,000~20,000円 |
壁にクロスを貼る | 約25,000~45,000円 |
扉本体・取り付け工事 | 約60,000~100,000円 |
壁や床の補強・張替え | 約10,000~40,000円 |
廃棄物の処分などの諸経費 | 約20,000円 |
和室から洋室へのリフォームにかかる費用の相場
押し入れからクローゼットへのリフォームに合わせて、和室から洋室へのリフォームを検討しませんか?
クローゼットとの外観を合わせるためにおすすめです。
こちらの記事では、和室から洋室へのリフォームのメリットや工事費用を詳しく解説しています。
和室から洋室のリフォーム費用や工期は?注意点は?ユニットバス、トイレリフォーム
10年工事保証だから安心感が違う
押し入れからクローゼットへのリフォームの注意点
ここでは、押し入れをクローゼットへリフォームする際の注意点をご紹介していきます。
クローゼットの扉選び
クローゼットの扉は、使い勝手や部屋の状況に大きく影響するため、引き戸、折れ戸、開き戸などから最適なものを選ぶことが重要です。
見た目だけでなく、それぞれの扉の特徴を活かして収納スペースを効果的に使えるようにすることがポイントです。
押し入れの壁・床の構造の確認
押し入れをリフォームする際には、家の状況によっては補強工事が必要になることがあります。
特に、築年数が古い家では、押し入れの内部に薄いベニヤ板が取り付けられているだけで、重量に耐えられない場合があります。
そのままの状態では、棚や収納を設置することができないため、クローゼットを設置する際には、床の構造を確認して必要な補強工事を行うことが重要です。
内部の結露対策
押し入れは内部に湿気がたまりやすく、カビが発生しやすい場所です。
特に外壁に接している押し入れの場合は、結露が生じる可能性が高いため、断熱材を使用して対策を行うことが重要です。
壁面には調湿機能のあるクロスを貼ることで、結露対策を行うことができます。
また、クローゼットの内部に空気が通るようにするために、ルーバータイプの扉を追加することも有効です。
長期間使えるクローゼットを作るために、必要な対策をしっかりと行いましょう。
押し入れからクローゼットへのリフォームまとめ
押し入れからクローゼットにすることで、収納スペースを大きく確保出来たり、使い勝手が良くなったりします。リフォーム時には、扉の選び方や押し入れ内の構造、結露対策などの注意点に気をつけましょう。クローゼットと合わせるために、和室から洋室へのリフォームもおすすめです。
また、施工経験が豊富な業者に相談し、費用や工期などご希望に合ったプランを提案してもらうとよいでしょう。
家族全員が快適に使えるクローゼットにしましょう。押し入れからクローゼットへのリフォームは、県知事認可法人の住宅設備協同組合へ