「トイレが水漏れしてしまった場合はどうすればいい？」「自分で修理しても問題ないのか」「業者に依頼する際はどのくらいの費用がかかる？」など思った方は多いのではないでしょうか。
水漏れは、トイレでよく発生するトラブルの一つです。
今回は、トイレの水漏れの原因や修理方法、業者に頼む際の費用などを解説します。
キッチン・お風呂リフォームに
圧倒的な強みがあります。
住宅設備協同組合
東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人（神奈川県指令企支第3453号）、大阪府許認可法人（大阪府指令経支第1061-28号）。リフォームの専門家として、水回り（キッチン、浴室、トイレ）、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。
トイレの水漏れの原因
水回りのトラブルの中でも、トイレの水漏れは比較的頻繁に起こる問題です。
ここでは、トイレの水漏れの原因についてご紹介していきます。
トイレタンク内の故障
トイレの水漏れは、水まわりの問題の中でも比較的頻繁に起こることがあります。
便器内に水が流れていたり、水面が揺れていたりする場合は、トイレのタンク部品に不具合がある可能性が高いです。
この場合、ボールタップと呼ばれる部品やフロートゴムが劣化していることが原因の場合が多く、これらの部品を修理または交換することで解決できます。
異物が詰まっている場合は取り除き、破損している場合は新しい部品に交換しましょう。
水漏れの状況を冷静に確認し、必要であれば専門業者に相談することも重要です。
給水管・止水栓やタンク便器の接合部分の劣化やゆるみ
水回りのトラブルの中でもよくあるのが、給水管や壁・床から出ている止水栓、あるいは止水栓の接続部分からの水漏れです。
原因としては、接続部分のナットの中にあるパッキンの劣化が挙げられます。
パッキンを新しいものに交換するだけで、水漏れを解消できることが多いです。
ただ、単にナットがゆるんでいるだけの場合もあるため、その場合はナットを締め直すことで漏水を止めることができます。
止水栓周辺で修理を行う際には、必ず元栓を閉めた上で作業を行いましょう。
止水栓が劣化している場合は、固くてまわらないこともあり、最悪の場合は止水栓や給水管が破損することもあるため注意が必要です。
また、タンクの下側や便器との接続部分からの水漏れの原因としては、接続部分のパッキンの劣化が考えられます。
固定ボルトに付いているパッキンの劣化やゆるみが原因となる場合もあります。
ウォシュレットの故障
温水洗浄便座（ウォシュレット）からの水漏れは、主にノズルから出る水の止水弁の故障や本体内のタンク・配管の破損、または基盤など電気系統の故障が原因です。
修理には電気と水を扱うため、危険が伴うため、専門業者に依頼することが望ましいです。
故障の判断が難しい場合は、専門業者に診断してもらい、修理依頼をすることをおすすめします。
壁掛けリモコンが電池切れの場合が多いため、リモコンボタンを押してもノズルから出る水が止まらない場合は、リモコンの電池が切れている可能性があります。
こちらの記事では、ウォシュレットの後付けなどのリフォーム情報を紹介しています。
ウォシュレットはDIYできる？取り付け費用は？
便器の故障
トイレの床が湿っている場合、様々な原因が考えられますが、深刻な場合には便器自体が破損していて水漏れが発生していることがあります。
便器に物をぶつけたりしてヒビが入ると、修理して使用を継続することは危険です。
放置するとヒビが広がっていくため、早めに便器本体を交換する必要があります。
便器の交換は自分で行うことはできないため、水まわりの専門業者に依頼することをお勧めします。
トイレの水漏れの修理方法
ここでは、トイレの水漏れの修理方法についてご紹介します。
トイレの給水管や排水管接続部分からの水漏れ
トイレの水漏れがナットの緩みやパッキンの劣化による場合、ナットを締めるかパッキンを交換する必要があります。
ナットが空回りする場合は部品交換が必要です。
作業時にボールタップが動く場合は押さえながら作業し、作業後は水漏れが収まっているか確認しましょう。
改善されない場合は専門家に相談する必要があります。
トイレタンク内の水漏れ
浮き玉やボールタップが故障している場合、それぞれの部品を交換する必要があります。
交換時には止水栓を閉め、古い部品を外して新しい部品を取り付けます。
部品交換後には、水漏れが改善されたか確認する必要があります。
また、自分で交換する場合は水位が変わる可能性があるため、水位調節リングで調整する必要があります。
ウォシュレットからの水漏れ
温水洗浄便座（ウォシュレット）の水漏れを修理する場合は、まず止水栓を閉めてノズルを引き出します。
ノズルを取り外して新しいものに交換し、止水栓を開けて水漏れが改善されたか確認します。
作業中は感電に注意し、無理に力を加えないようにしましょう。
自分で修理する自信がない場合は、業者に依頼するのが安心です。
トイレの水漏れの対処リフォームなら、住宅設備協同組合にお任せください
お電話の対応時間：月〜土 10:00〜18:00
キッチン・お風呂リフォームに
圧倒的な強みがあります。
トイレの水漏れを業者に依頼する場合の費用
ナットの調整や簡単な部品の交換であれば自分でできるものもありますが、基本的に業者に依頼することをおすすめします。
ここでは、トイレの水漏れを業者に依頼する場合の費用や業者に依頼した方が良い例をご紹介します。
トイレつまりによる水漏れ
トイレがつまって水漏れが生じている場合、修理を依頼する場合の料金相場は、一般的に8,000円から20,000円程度です。
もしトイレつまりが深刻な場合、便器を取り外して修理する必要がある場合があります。
便器を取り外す場合の料金相場は、3万円から5万円程度であり、最も安い場合でも1万円から2万円程度かかることがあります。
給水管が原因による水漏れ
トイレを流した際に給水管から水が漏れる場合、給水管に問題がある可能性があります。
特に、築年数が古い建物や長期間使用されているビルでは、給水管が劣化し、水漏れが発生することがよくあります。
給水管から水漏れが起きる原因の一つとして、パッキンの劣化が挙げられます。
パッキンの交換の場合、4,000円から始まり、給水管の交換になると5,000円以上の料金がかかることが一般的です。
トイレタンクが原因による水漏れ
タンク内部の部品が劣化や破損により水漏れすることがあります。
タンクを開けて部品を確認し、修理が必要であれば業者に依頼しましょう。
業者に修理を依頼する場合、タンクを脱着するかどうかで料金が異なります。
・タンクを脱着せずに修理する場合：約6,000～15,000円程度
・タンクを脱着して修理する場合：約11,000～30,000円程度
便器からの水漏れ
便器のヒビ割れや破損による水漏れは交換が一般的であり、配管の劣化も交換の可能性があります。
便器交換には3～5万円が相場で、種類によって料金が変わります。
便器本体の料金は10～30万円かかるため、古いモデルを選ぶと安く済ますことが出来ます。
トイレの水漏れの修理を業者に依頼した方が良い例
トイレにおける以下の水漏れに対して修理を行うには、すべてトイレ本体を動かす大掛かりな作業が必要です。
・トイレタンクと便器の間からの水漏れ
トイレタンクと便器の間からの水漏れを修理するには、重いトイレタンクを持ち上げて密接パッキンの交換を行う必要があります。
・便器本体からの水漏れ
便器本体からの水漏れはひび割れが原因である場合が多く、コーキングで一時的な応急処置ができますが、交換が必要です。
・便器と床の間の水漏れ
便器と床の間の水漏れを修理するには、トイレ本体を取り外してフランジパテの取り付け作業を行う必要があります。
これらの作業は素人には難しく、時間や手間がかかる上、修理を誤ると症状を悪化させる恐れがあるため、業者に相談して修理を行うことをおすすめします。
トイレの交換リフォームにかかる費用
節水型のトイレへの交換リフォームにかかる費用は約15～40万円、和式トイレから洋式トイレへの交換にかかる費用は約25～60万円です。
こちらの記事では、トイレのリフォームにかかる費用や施工事例を載せてあるので、誰でも分かるように詳しく解説しています。
トイレ交換はどこが安い？リフォーム費用や工期、交換時期の目安を徹底解説
トイレの水漏れまとめ
トイレの水漏れはよく発生するトラブルで、修理方法や対策を知っておくことが重要です。トイレの水漏れは、自分でも修理をすることは出来ますが、業者に任せる方が安心かつおすすめです。
原因が分からない方は、業者や専門家に相談して、正しい修理方法を提案してもらうとよいでしょう。
快適なトイレを利用するために、正しく失敗のない修理を実現しましょう。
