「キッチンパネルを設置したい」「キッチンパネルの選び方は?」「キッチンパネルで注意した方が良い点を知りたい」などとキッチンパネルについて考えたことある方はいますか?
キッチンパネルは、ガスコンロなどといった加熱機器周辺の壁面に取り付けるパネルで、 壁仕上げ材のひとつであり、耐火性が高いことから火の周りでも安心して使えます。
今回は、キッチンパネルの選び方についてや、実際にあった失敗例、素材ごとの特徴をご紹介します。
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住宅設備協同組合
東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。
キッチンパネルの選び方
キッチンパネルとは、コンロやその他の熱を発する機器の周囲に取り付けて、壁を熱から保護し、油汚れにも強くするためのパネルです。これにより、キッチンの安全性や衛生面が向上します。
ここでは、キッチンパネルを選ぶ際のポイントをそれぞれ解説します。
キッチンパネルの素材の選び方
キッチンパネルの素材を選ぶ際には、素材の特性に注目することが大切です。
油や水に強い撥油加工や撥水加工が施されたパネルは、お手入れがしやすくて便利です。
また、傷がつきにくい素材をお探しの場合は、金属製の鏡面仕上げよりもホーローまたは不燃化粧板のパネルがおすすめです。
素材によって異なる機能を持っているため、自分が重視する点を考慮しながら選んでみましょう。
キッチンパネルの色の選び方
キッチンパネルの色の選択には、インテリアの観点とメンテナンスの観点があります。
白系のパネルは空間に明るさと清潔感を与えることができますが、汚れが目立ちやすく、掃除には注意が必要です。
一方、ダークカラーのパネルは落ち着いた雰囲気を出しやすく、汚れが目立ちにくいため、掃除の手間が少なくて済みます。
キッチンパネルのデザインの選び方
キッチンパネルのデザインは、キッチン全体の統一感を考慮して選ぶことが重要です。
パール調は上品な印象を与え、石目調は落ち着いた印象を与えます。
同じ石目調でも、色によって印象が異なるため、キッチンの雰囲気に合わせた色選びが必要です。
キッチンの雰囲気やイメージを考慮しながら、デザインを選択することをおすすめします。
キッチンパネルのサイズの選び方
キッチンパネルのサイズを決める際には、いくつかのポイントに注意する必要があります。
キッチンパネルの奥行きはキッチンの奥行きよりも長めにすることが一般的であり、油や水はねを考慮して汚れがつきにくい設計になっています。
加熱器周辺の耐火性や油汚れにも配慮して設置することが必要です。
また、キッチン全体に設置するか、部分的に設置するかは、機能面だけでなくデザインのバランスも考慮して決める必要があります。
キッチンパネルの防汚性・耐熱性
汚れや熱に強い素材を選び、コーティングが施されていたり、凹凸のないツルッとした素材がお手入れしやすいです。
キッチンパネルは高温に耐えられる素材が一般的ですが、使用場所との相性も考慮する必要があります。
キッチンパネルの手入れのしやすさ
キッチンパネルは汚れや水はね対策として設置され、デザイン性だけでなくお手入れのしやすさも重要です。
素材によって落としやすさや必要なお手入れ方法が異なるため、事前に確認して素材選びをすることが大切です。
このようにすることで、長期的にきれいに保ちやすくなります。
キッチンパネルの失敗例4選
ここでは、キッチンパネルの実際にあった失敗例を解説していきます。
キッチンパネルを広範囲に張り、キッチンが暗くなってしまった
キッチン全体にパネルを貼ることは珍しくないですが、暗い色を選ぶとキッチンスペース全体が暗くなってしまうため、注意が必要です。
これを防ぐために、明るめの色や光を反射する金属素材のパネルを部分的に使用したり、キッチンの照明を増やす方法があります。
また、キッチン用の汚れにくい壁紙を貼っている場合は、キッチンパネルはコンロや水回りだけに使用するなど全体のバランスを見ながら調整することが大切です。
撥油加工や撥水加工が施されていないキッチンパネルを選んでしまった
キッチンパネルには、撥油や撥水の加工がされていないものもあります。
この場合、調理油や水はねによる汚れがつきやすくなります。
キッチンパネルを選ぶ際には、撥油や撥水の加工がされている商品かどうかを確認することが大切です。
キッチンパネルの範囲が狭すぎた
壁とコンロの距離が近い場合は特に注意が必要です。
キッチンの奥行きと同じ長さのパネルを貼ると、油や水の汚れが壁に付着しやすくなります。
そのため、油はねや水はねしやすい範囲を考慮して、パネルのサイズを決定することが大切です。
キッチン本体のリフォームと別に行った
キッチンパネルのリフォームをする際に、キッチン本体のリフォームと同時に行った方が、費用を抑えることが出来ます。
一般的なシステムキッチンの場合、70~90万円が相場となります。
対面型やアイランドキッチンは、90~120万円で施工出来ます。
100万円以上のハイグレードクラスのシステムキッチンには、大きなオーブンの搭載やより良い素材を使うことができます。
こちらの記事では、キッチンの交換リフォームの費用を分かりやすく解説しています。
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素材ごとのキッチンパネルの特徴
ここでは、キッチンパネルの種類や特徴をそれぞれ解説していきます。
ステンレスのキッチンパネル
キッチンで熱や火を扱うため、ステンレスは非常に適した素材です。
この素材は耐久性が高く、長期的に使用することができ、お手入れが容易なことが特徴です。
キッチンを清潔に保つためにも、中性洗剤で簡単に汚れを落とせる点はメリットとなります。
見た目はシンプルですが、ステンレスを使用する範囲によっては、無機質に感じられることがあります。
スタイリッシュなデザインやシンプルな印象を好む人には人気があります。
アルミのキッチンパネル
アルミはステンレスとよく似た印象を与える素材です。
火に強く、傷に強い製品もあります。
ステンレスとの主な違いは、光を反射する点です。
照明の光などを反射することで、キッチン全体が明るい印象を与えることができます。
ただし、直射日光が差し込む窓の近くなど、設置場所によっては反射した光が眩しく感じられる場合もあるため、設置箇所には注意が必要です。
ホーローのキッチンパネル
ホーローのキッチンパネルは、金属素材にガラス質の釉薬を塗って高温で焼いた板です。
この素材のメリットとして、熱や汚れに強く、傷にも耐性があり、光沢があるため高級感が出ることが挙げられます。
金属素材が持つ傷つきやすさを、ガラス質の表面でカバーしているため、強度が高い素材と言えます。
一方、デメリットとしては、価格が高めであることが挙げられます。
タイルに比べると費用は少ないものの、金属や不燃化粧板に比べると高価な傾向があります。
不燃化粧板のキッチンパネル
不燃化粧板のキッチンパネルとは、主にメラミン樹脂を使用した板のことです。
この素材のメリットとして、安価で豊富なデザインがあり、耐久性と耐水性に優れている点が挙げられます。
タイルや金属よりも費用が安く、表面が加工しやすいため、石目調や木目調などのデザインが選べます。
多様なデザインや色の選択肢がある一方で、本物のタイルと比較して質感が劣るという点がデメリットとして挙げられます。
キッチンパネルまとめ
キッチンパネルを選ぶための要素がたくさんあります。ご自宅のキッチンに合わせて選ぶことをおすすめします。また、素材の種類も様々で、それぞれ特徴が異なります。今回ご紹介した失敗例も参考にしてキッチンパネルを選びましょう。
リフォームを検討中の方は、施工経験が豊富な業者に相談して、自分に合うプランを提案してもらいましょう。
キッチンで安全に使え、ずっと新品のようなキッチンパネルを実現しましょう。