「シロアリ駆除はいくらかかる?」「事前に予防できる?」など、シロアリについて悩んでいる方はいますか?
シロアリは被害が大きく、非常に厄介な存在です。そのため、多くの方が駆除を依頼することを検討しているでしょう。
今回は、シロアリ駆除にかかる費用の詳細や費用が変動する理由、シロアリの予防策などを徹底解説します。
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東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。
シロアリ駆除の費用
ここでは、シロアリ駆除にかかる費用の相場をご紹介していきます。
シロアリ駆除にかかる費用の相場
シロアリ駆除の費用相場は、一般的には1平方メートルあたり約2,000円程度であり、1坪に換算すると約6,600円となります。
一般的な一軒家の広さは20〜30坪であるため、jがかかると予想されます。
また、専門会社によっては最低施工坪数の設定があり、例えば施工を希望する広さが15坪であっても、最低施工坪数が20坪であれば20坪分の料金が掛かる場合もあります。
費用が高い理由
シロアリ駆除には高額な費用がかかる理由の一つは、作業の過酷さに関連しています。シロアリを駆除するためには、まずシロアリの巣や居場所を特定する必要があります。
作業者は薄暗い床下などに潜り込んで、辛い体勢で一つ一つの場所を探索していきます。シロアリの居場所が見つかったら、大量の薬剤を均等に散布する作業が始まります。
このため、必要な薬剤の量もシロアリ駆除にかかる費用の一因です。
また、家の構造上などの理由で床下に入ることができない場合は、床の上から穴を開けて薬剤を注入する場合もあります。この場合、穴を開けた後には補修作業も必要となります。
作業の流れを専門の会社が行っても、通常は5〜6時間程度の時間を要するため、シロアリ駆除には高額な費用がかかるのです。
シロアリ駆除にかかる高額な費用の2つ目の理由は、修繕費用が発生する場合があるためです。
シロアリの被害が深刻化した家では、柱や壁、床、畳などの部分を新たに取り替える必要が生じることがあります。修繕には大規模な作業が必要となり、修繕費用は100万円を超えることもあります。
たとえば、柱を完全に取り替える場合、シロアリ駆除の専門会社ではなく、工務店やハウスメーカーなどに依頼することが必要となるでしょう。
このようなケースも考慮して、新築時に依頼した専門会社や他の工務店などに相談できるような情報を事前に控えておくことがおすすめです。
シロアリ駆除の費用が変動するポイント
シロアリの駆除費用は、被害の範囲や建物の構造、駆除方法などによって異なる場合があります。
ここでは、シロアリ駆除の費用が変動するポイントをそれぞれ解説していきます。
シロアリの被害の範囲
被害の深刻度が増すにつれて、費用も大幅に増えることがあります。
これは、シロアリの被害が拡大し、柱の交換や大規模な工事が必要になり、その際に材料費や廃材処理費用が別途発生するためです。
専門会社に工事を依頼する前には、必ず見積もりを依頼し、費用が高額になる場合もあることを事前に把握しておくことが重要です。
住宅や建物の構造
建物の構造によっても、シロアリ駆除にかかる費用は異なることがあります。
例えば、床下にアクセスしやすい高さがあるか、建物が木造か鉄骨かなどによっても、シロアリ駆除の費用が変動する場合があります。
シロアリの駆除方法
バリア工法は、液体の薬剤を散布してシロアリを駆除する最も一般的な方法です。
この方法は比較的費用が安く、即効性があり、費用は一般的に1坪あたり5,000〜8,000円程度です。
そのため、経済的であると言えるでしょう。ただし、デメリットとしては、作業中に発生する悪臭や、壁や床に穴を開ける必要がある場合もあることが挙げられます。
ベイト工法は、シロアリを根絶するために毒エサを使う方法です。
費用はバリア工法よりもやや高く、1坪あたりの価格は約6,000〜10,000円程度です。
ベイト工法では初期費用だけでなく、定期的な管理費用も必要ですので注意が必要です。
しかし、ベイト工法のメリットとしては、人や環境に配慮した優しい薬剤の使用や臭いの少なさが挙げられます。一方で、即効性はなく、完全にシロアリを駆除するまでには時間がかかるというデメリットもあります。
シロアリの種類
日本のシロアリ被害は主にヤマトシロアリとイエシロアリによるものです。これらのシロアリ被害に対する駆除方法は既に確立されており、予想を大きく上回るような高額な費用がかかる場合は少ないでしょう。
ただし、もし家の被害がアメリカカンザイシロアリによるものであった場合は、当初の予算を大幅に超える可能性があります。
アメリカカンザイシロアリは集団の規模が大きく、完全な駆除が困難であり、被害箇所の特定も難しいため、複数回の駆除が必要な場合もあります。
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シロアリ対策とは
ここでは、シロアリの発生を防ぐ方法をご紹介します。
風通しと日当たりを確保する
シロアリは高湿度で日の当たりにくい場所を好んで生息する性質があります。そのため、家の周囲の湿度を制御し、良好な風通しを確保することが重要です。
日当たりの良い場所でも、荷物を置くことにより影を作ると、空気の流れが阻害され、暖かく湿った環境が形成され、シロアリが集まる可能性があります。特に日が当たりにくい北側の外壁では、段ボールや廃材などを置かないように心掛けましょう。
また、植木が茂りすぎている場合や住宅周りの風通しが悪くなっている場合もありますので、確認してみましょう。もし植木にシロアリが発生してしまった場合は、切り株ごと処分する必要があります。
調温剤を使用すると床下の温度を適切に保ち、湿気を防ぐことができますが、使用時には床下に潜る必要があるため、注意が必要です。
シロアリの餌となるものを置かない
家の周囲を注意深く巡回し、シロアリの餌となる木片や紙類などの不要な物を確認して、適切に取り除きましょう。特に日光の当たりにくい北側の壁際には特に注意が必要です。
植木から落ちた枝などの木片は、シロアリにとって魅力的な餌となります。また、放置された段ボールや雑誌などもシロアリの巣となる可能性があります。
彼らはまずその周辺を活動拠点とし、徐々に家に近づいていき、最終的には住宅内に巣を作ります。そして建材に被害を広げていくのです。
外壁の損傷や雨漏りは早急にリフォームする
もし雨漏りや外壁の破損などの問題が発生した場合は、すぐにリフォームを行う必要があります。これはシロアリの侵入を許してしまう可能性があるためです。
シロアリはまず外側の表面に食いつき、蟻道を形成することから始めます。そして徐々に建材の内部に侵食していくのです。
もし雨漏りがあるということは、どこかに雨水が侵入する穴や隙間が存在していることを意味します。外壁のひび割れや剥がれも、雨水の浸入原因となる可能性があります。
建材の穴や外壁の損傷部は、シロアリが容易に蟻道を作ることができる箇所です。そのため、食害を防ぐためにも、問題のある部分は迅速にリフォームすることが重要です。
こちらの記事では、外壁のリフォームについてを分かりやすく解説しています。
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シロアリの駆除にかかる費用は、家全体だと13~20万程度かかる場合があります。この値段は、被害範囲や建物の構造、駆除方法によって異なります。シロアリを発生させないために、日当たりの悪いところに荷物を置かずに、風通しの悪いところを作らないようにしましょう。
シロアリが発生しない綺麗な家づくりを実現しましょう。