
「100万円で希望のキッチンリフォームはできるの?」このように思う人も多いかもしれません。結論として、予算が100万円あれば理想のキッチンリフォームはできます。また、システムキッチンの交換も100万円以内でできることが多いです。
ただし、既存の位置から変更しないなど、費用を抑えるにはコツがあります。本記事では、予算100万円以内でどの程度キッチンリフォームができるのか、費用を抑えるコツとともに紹介します。
【この記事で分かること】
- 100万円あればキッチンリフォームは可能。ただし、ポイントを押さえて計画する必要がある
- 大幅な間取り変更のような、大規模なキッチンリフォームは100万円以内では難しい
- リフォームでは予算だけでなく、優先順位を明確にして、複数の業者に見積もりを取ることも大切

住宅設備協同組合
東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。
キッチンリフォームは100万円で十分可能!
100万円の予算があれば、工夫次第で十分理想のキッチンリフォームができます。キッチンリフォーム費用は、大まかに本体価格・工事費・諸経費の3つから成り立っています。
| 費用内訳 | 配分目安 | 内容 |
| 本体価格 | 55~70% | キッチン本体にかかる費用 |
| 工事費 | 25~35% | 既存キッチンの撤去、給排水の接続、ガス電気工事など。 |
| 諸経費 | 5~10% | 養生費、廃材処分、申請費用、人件費など。 |
予算100万円以内に収めたい場合は、まずはこれらの費用構成と配分目安を確認しましょう。例えば本体価格を70万円に抑えれば、工事費20万円、諸経費10万円、合計100万円でキッチンリフォームができます。
予算100万円でできるキッチンリフォームの具体例

100万円あれば、システムキッチン本体の交換だけでなく、食洗機などのオプションを追加できることもあります。
またコンロの交換や背面収納の増設など、部分リフォームだけであれば、100万円以下で済むことがほとんどです。
コンロの交換や背面収納の増設などの部分リフォーム
コンロや換気扇、食洗機の交換や設置、背面収納の増設など、部分的なリフォームなら50万円未満で済むことがほとんどです。
システムキッチン自体は新しいものの、使い勝手が悪いなどの不満があるなら、部分リフォームを組み合わせて利便性を向上しても良いでしょう。
高コスパシステムキッチンへの交換
システムキッチンの多くは「ベーシック」「ミドル」「ハイグレード」の3つのグレードがあります。このうち、コストパフォーマンスに優れるベーシックタイプの本体価格は40~80万円が相場です。
ベーシックタイプの基本的な性能は次の通りです。
- ステンレスワークトップ
- ステンレスシンク
- レンジフード
- ホーロートップコンロ
- シングルレバー水栓
- 引き出し
メーカーやモデルによっては、素材やカラーを細かく選べるため、予算の枠内で理想に近づけられます。
便利なオプションの追加
予算配分の方法次第では、ビルトインタイプの食洗機や掃除しやすいワークトップなどオプションの追加も可能です。またメーカーによっては、同じベーシックモデルでも、必要な部分だけ高性能のモデルに取り換えることもできます。
例えば、食洗機を高性能のものにして、家事負担や水道代を軽減するなど、それぞれの家庭の事情に合わせてカスタマイズしましょう。
予算100万円だと難しいキッチンリフォームは?
大幅なレイアウト変更のように、工事が複雑になりやすいキッチンリフォームは100万円をオーバーすることがあります。
またシステムキッチン本体をハイクラスのものにするときも、100万円を超えがちです。
レイアウト変更を伴うキッチンリフォーム
壁付けから対面式に変えるなど、システムキッチンの位置変更を伴うリフォームでは費用が100万円を超えることがあります。位置変更では、給排水管や電気配線、ガス管の移動が必要になることが多く、その分、工事費用が加算されやすいためです。
またリフォームに伴い、壁を壊して空間を広くするなどの間取り変更を伴うと、その分の費用が追加されます。
キッチンの階層の変更
キッチンを1階から2階に移動するなど、フロア変更を伴うリフォームでは、費用が100万円を超えることが多くなります。階層の変更リフォームの費用の相場は、90~250万円で、構造によってはそれ以上かかります。
費用が高額になりやすい理由は、給排水管などの工事だけでなく、構造の補強や内装など、さまざまな工事が必要になるためです。なお、建物の構造によっては移動ができないこともあります。
高級システムキッチンの導入
キッチンリフォーム費用の5~7割は、キッチンの本体価格が占めています。そのため、選ぶ製品のグレードが総額に大きく影響します。高価格帯のシステムキッチンは100万円以上するものも多く、その分、リフォーム費用も高額になりがちです。
またオーダーメイドキッチンや特注キッチンもグレードや素材により価格変動が大きく、80〜300万円の費用がかかります。
【予算別】キッチンリフォームできることまとめ
これまでの内容を踏まえ、キッチンリフォームでできることを、以下で予算別にまとめました。
| 予算 | リフォーム内容 |
| ~100万円 | 部分リフォーム収納の増設システムキッチン本体の交換オプションの追加 |
| 100~150万円 | レイアウト変更を伴うシステムキッチン本体の交換素材のグレードアップ高性能オプションの追加 |
| 150万円~ | 間取り変更を伴うキッチンリフォームキッチンの階層変更高級システムキッチンへの交換 |
工期は2日~1週間が目安ですが、移動やレイアウト変更など、工事が複雑なときは1カ月程度かかるケースもあります。
予算100万円でかなえるキッチンリフォームプランニング
100万円で理想のキッチンリフォームをかなえるには、事前のプランニングも重要です。予算の決め方や優先順位の決定方法、見積もりの取り方を紹介します。
キッチンリフォームの予算を設定する
まずは、キッチンリフォームの予算を設定します。例えば、100万円以内にリフォーム費用を収めたい場合は、総予算は100万円です。次に、総予算の範囲内でどの程度のリフォームが可能か確認します。キッチンリフォームであれば、システムキッチンの交換はできても、間取りの変更までは難しいでしょう。
なお、リフォームでは床の解体時に必要な工事が発覚するなど、追加費用が発生することもまれではありません。工事中に慌てないためにも、総予算の10~20%の予備費を設定しておくのがおすすめです。
リフォームの優先順位を明確にする
予算が決まったら、キッチンリフォームでかなえたいことの優先順位を明確化します。予算と希望が定まっていると要件を明確に伝えやすく、リフォーム業者も代替案を出しやすくなるためです。
「機能性を最優先にする」「システムキッチンは絶対に交換したい」などの希望だけでなく「壁紙はこだわらない」など、妥協できる部分も詳しく決めましょう。
何を希望するかはそれぞれの家庭により異なります。家族と話し合い、できるだけ全員の意見を取り入れ、納得できる案を作ることも大切です。
同条件で複数業者に相見積もりを取る
予算と希望が固まったら、複数のリフォーム業者から見積もりを取りましょう。1社ではなく複数社の提案を比べることで、適正価格が把握できます。また競合がいると分かれば価格競争が生まれ、より踏み込んだ提案を受けられることもあります。
なお、リフォーム業者は、コストを抑えたキッチンリフォームに定評のある業者を選びましょう。ノウハウがある業者の方が、価格を抑えて満足度の高いリフォームができる可能性が高いためです。
100万円以内に!キッチンリフォーム費用を抑える6つのコツ

100万円以内に収めたいのにリフォーム費用がややオーバーしたときは、次の6つのコツを試してみましょう。
- レイアウトを大幅に変更しない
- 妥協できる部分はグレードを下げる
- キッチン本体の価格を下げる
- 活用できる既存設備は活用する
- 施主支給をする
- 補助金や助成金を活用する
以下でそれぞれについて、解説していきます。
1. レイアウトを大幅に変更しない
先に解説した通り、キッチンリフォームの費用は工事が複雑になるほど上がります。100万円以内に収めたいのであれば、既存のレイアウトを活かしたリフォームがおすすめです。
システムキッチンの場所は変えずに新しいものに交換する、収納を今ある間取りに追加するなどが良いでしょう。
2. 妥協できる部分はグレードを下げる
キッチンリフォームの優先順位に従い、妥協できる部分はグレードを下げたり、素材を変更したりしましょう。例えば、ワークトップを高価なセラミックから安価ながら機能性の高いステンレスに変更すれば、費用の削減につながります。
キッチンパーツや内装を一つずつ確認するのは手間ではあるものの、積み重ねれば大きな費用削減効果が期待できます。
3. キッチン本体や設備の価格を下げる
キッチン本体は、リフォーム費用の多くを占めるため、削減できれば金銭的負担を大きく減らせます。キッチン本体は、型落ち品や展示品、在庫限りの商品を狙いましょう。割引品を活用すれば、上位グレードを安く導入できることもあります。
4. 活用できる既存品を活かす
キッチンパネルや食器棚、壁紙、床材など、活用できる既存品はできるだけ再利用しましょう。例えば内装単独のリフォームであれば、10畳程度のクロスの張り替えでも5~10万円かかります。
汚れが気になるのであれば、掃除などをして既存の内装を活かせば、コストの削減につながります。
5. 施主支給をする
施主支給とは、リフォームの依頼者(施主)が自ら設備や建材などを購入し、工事を依頼する方法です。自分で商品を選べるため、コストコントロールがしやすく、価格を抑えやすくなります。
ただし、施主支給には以下のデメリットがあり、リフォーム会社によっては対応していません。
- リフォーム会社の保証対象外になる
- リフォームローンの適用外になることがある
- かえって施工費が上がる可能性がある
施主支給を希望するときは事前によく相談し、どのような注意点があるか確認しましょう。
6. 補助金や助成金を活用する
国や都道府県・市区町村では、条件を満たすキッチンリフォームに対し、助成金や補助金を支給していることがあります。特に、省エネ性能の向上や、バリアフリーなどは対象となりやすいです。
なお、補助金や助成金は多くの場合、リフォーム着工前に申請手続きが必要です。事前に要件を確認し、必要書類を準備して申請してからリフォームをはじめましょう。
予算100万円のキッチンリフォームの注意点
キッチンリフォームは住宅の形状や築年数によっても、費用に差が生まれやすいです。予算100万円以内に抑えるときの、住宅形状別の注意点を紹介します。
マンションはリフォーム内容が制限されやすい
マンションは構造や管理規約の関係から、水回りのリフォーム内容が制限されやすいです。その分、戸建てよりも費用を抑えやすい反面、搬入経路が限られることから「希望するシステムキッチンを導入できない」などのトラブルが生じることもあります。
壁付けから対面式に変更するなど、レイアウト変更も考えているときは、現地調査でよく確認し、見積もりを取りましょう。
戸建ては築年数により工事費用に幅が出やすい
戸建ての場合、キッチンリフォームの自由度が高い分、希望を詰め込み過ぎて予算をオーバーしやすい点に注意しましょう。また、築40年以上の家屋では、給排水管や換気扇、電気系統の補修や交換が必要になり、工事費用が上振れするケースが多いです。
予算が100万円なら、はじめから工事費用を総額の25~35%に設定し、その分、本体価格を下げるなどして収めるのも方法です。
100万円で理想のキッチンにするには業者選びも大切!
ポイントを抑えれば、予算100万円でキッチンリフォームは十分できます。リフォームで実現したいことに優先順位を付けておけば、万が一見積もりで予算オーバーになっても修正もしやすくなります。なお、コストを抑えてリフォームするためには、業者選びも重要です。
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100万円以内にリフォーム費用を抑えたい方は、お気軽にご相談ください。
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