キッチンシンクの交換費用は?素材ごとの特徴や耐用年数

「シンクだけのリフォームはできる?」「システムキッチンでもシンクを交換できる?」「素材は何がおすすめ?」などと、キッチンシンクのリフォームについて悩んでいる方はいますか?
キッチンシンクのリフォームは、キッチンの見た目をリフレッシュするだけでなく、シンクの機能性や耐久性を向上させることができます。また、古くなったシンクの交換により、水漏れや汚れの原因となるカビや菌の発生を防ぐことができるため、衛生面にも効果的です。

今回は、キッチンシンクのリフォームについて、耐用年数や工事費用、素材の特徴を徹底解説します。

この記事の著者

住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

キッチンシンクの交換リフォームにかかる費用

ここでは、キッチンシンクの交換リフォームにかかる費用の相場をご紹介します。

システムキッチンのシンクの交換リフォームにかかる費用

システムキッチンのシンク交換にかかる費用相場は以下の通りです。

シンクと天板が独立している場合:シンクのみの交換に約7万円程度の費用がかかります。

シンクと天板が一体型の場合:シンク+天板の交換には約15~20万円程度の費用がかかります。

ただし、シンクの素材や種類、リフォームの内容によって費用は異なるため、注意が必要です。

セクショナルキッチンのシンクの交換リフォームにかかる費用

セクショナルキッチンは、シンクと下台が一体化しているため、シンクのみの交換はできず、下台ごと交換する必要があります。

このため、シンク+下台の交換費用は約10万円であり、システムキッチンのシンク交換に比べてやや高めですが、ガスコンロや換気扇、吊り戸棚など、交換する必要のない設備はそのまま利用できる利点があります。

キッチン全体のリフォームと合わせる場合の費用

キッチンのシンクと一緒にキッチン本体のリフォームをすると、費用を抑えることが出来ます。

こちらの記事では、キッチンの交換リフォームの費用を分かりやすく解説しています。

【2024年1月】キッチン交換リフォーム費用を部位別解説

キッチンシンクとは

ここでは、キッチンシンクについてや耐用年数などを解説していきます。

キッチンシンクとは

シンクとは、キッチン内にある流し台で、食器や食材を水で洗うために使われる水槽のことを指します。

一般的には、シンクはステンレス製が多く使われますが、人工大理石や琺瑯(ほうろう)、陶器などの素材で作られたものもあります。

キッチンシンクの種類

キッチンには、シンクを天板の上に設置する「オーバーシンク」と、天板の下側に設置する「アンダーシンク」という2つの種類があります。

オーバーシンクは、市販のシンクと同じサイズであれば、シンクのみの交換が可能です。

しかし、アンダーシンクの場合は、天板を外して作業する必要があります。
また、シンクと天板が一体化したタイプの場合、シンクのみの交換はできず、天板を一体で交換する必要があります。

キッチンシンクの耐用年数

キッチンシンクの耐用年数は、材質や使用頻度、メンテナンス方法などによって異なり、一般的には15~20年といわれています。

人工大理石やほうろう、陶器などの素材で作られたシンクは、ステンレス製に比べて耐久性が劣ることがあります。
特に、キズやひび割れが発生すると水漏れの原因になるため、注意が必要です。

 

キッチンシンクのリフォームなら、県知事認可法人の住宅設備協同組合にお任せ

メールリフォーム相談・見積り

お電話の対応時間:月〜土 10:00〜18:00

キッチンシンクの素材について

ここでは、キッチンシンクの素材を特徴と合わせてご紹介します。

ステンレス

ステンレス製のキッチンシンクの寿命は、一般的に10〜15年程度です。

ステンレスは非常に耐久性が高く、高温にも強く錆びにくい素材であるため、優れた特性を持っています。

ただし、傷がつきやすく、近くにさびた金属製品があると、傷からさびが発生することがありますので、注意が必要です。

人工大理石

人工大理石製のキッチンシンクの寿命は、通常15〜20年程度で、主にアクリル樹脂やポリエステル樹脂などを固めて作られています。

人工大理石シンクの優れた特性には、高い耐熱性、耐久性、耐薬品性があり、また、キッチンシンクと天板を一体化することができる点が挙げられます。

一方で、年月とともに黄ばみが現れたり、熱やシミによって変色することがあるなど、いくつかのデメリットも存在します。

琺瑯(ほうろう)

ほうろうは、金属にガラスの釉薬を高温で焼き付けることで作られる素材で、非常に耐熱性が高く、傷がつきにくく、匂い移りも少ない利点があります。
また、耐久性や耐薬品性にも優れています。

ただし、重い物を落とすとガラスの釉薬にひびが入る可能性があるため、長期間使用すると釉薬が剥がれて錆びやすくなるといった欠点があります。

陶器

陶器製のシンクは、約20年程度の耐用年数があります。
陶器はさびにくく、汚れがつきにくい素材ですが、時間の経過によって表面が割れやすい傾向があります。

陶器は耐久性に優れていますが、耐熱性には劣ります。
また、衝撃に弱く、重い物や硬い物を落とすと表面が欠けることがあります。

キッチンシンクのリフォームまとめ

キッチンシンクにはシンクのみで交換リフォームできるのもあれば、できないものもあるため注意しましょう。一般的にはステンレス製が多く使われますが、様々な素材でリフォームをすることが出来ます。特徴を考慮しながら素材を選びましょう。
施工経験が豊富な業者に相談し、 リフォーム費用や工期などのご希望に合うプランを提案してもらいましょう。
耐久性が高く長期間使えるキッチンのシンクを実現しましょう。