「トイレの気温が気になる」「夏は暑くて冬は寒い」などと悩んでいる人は多いのではないでしょうか？狭いスペースに建てられるトイレは、しばしば適切な換気や空調、断熱対策が行われていないため、夏には蒸し暑く、冬には寒さが厳しく感じられることがあります。
今回は、気温によるトイレの居心地が悪くなる原因やその対策リフォーム方法、工事費用を徹底解説します。
ユニットバス、トイレリフォーム
10年工事保証だから安心感が違う
住宅設備協同組合
東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人（神奈川県指令企支第3453号）、大阪府許認可法人（大阪府指令経支第1061-28号）。リフォームの専門家として、水回り（キッチン、浴室、トイレ）、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。
温度によるトイレの居心地が悪くなる原因とは
ここでは、暑さや寒さなどの温度によるトイレの居心地が悪くなる原因を詳しく解説していきます。
トイレの断熱性能
真夏や真冬のトイレ内の温度によって居心地が悪くなる理由は、複数あります。
特に季節を問わず不快感を引き起こす主な要因は、トイレ内の断熱の問題です。
壁や床、天井に十分な断熱材が不足していたり、気密性が低い場合、外部からの熱や冷気が進入して温度が変動してしまいます。
こちらの記事では、断熱リフォームに使える補助金情報を掲載しています。
断熱リフォームなら補助金を！工事費用やメリットは？
室内の空気がこもっている
トイレ内が夏に蒸し暑くなる主な理由は、トイレのサイズと換気不足です。
一般的なトイレは幅80cm、奥行160cm程度と狭いため、季節に関わらず締め切られた状態が多いです。また、窓のないトイレでは空気の循環が不十分で、室温が上昇しやすくなることがあります。
窓の種類や換気の効率の影響
冬にトイレが寒くなる理由として、トイレの配置や窓の有無が挙げられます。
トイレは他の主要な部屋に比べて、日照が少ない場所に設置されることが一般的です。
そのため、冬など日照時間が短いときには外壁からの熱が不足し、トイレ内が寒く感じられます。また、トイレに窓がある場合、窓の設置や断熱性能の不足によって外気が侵入し、室温が低下することもあります。
こちらの記事では、トイレの窓のリフォームについてを詳しく解説しています。
トイレの窓のリフォーム費用は？換気と採光を！
トイレの温度の対策リフォーム
ここでは、蓋の自動開閉機能がついたトイレについてを詳しく解説していきます。
換気扇を設置する
夏のトイレの暑さの原因は、熱気が閉じ込められることです。この問題に対処する方法として、空気の循環を促すことが効果的です。
その中でも最も効果的な方法は、換気扇を設置することです。換気扇を設置することで、トイレ内の熱気を外に排出する逃げ道が生まれます。特に、換気扇は脱臭効果もあるため、トイレ内の空気を清潔に保つのにも役立ちます。
換気扇を設置するには、トイレの天井や壁に穴を開け、配線工事を行った後に本体を取り付けます。電気工事の専門知識が必要ですが、一般的に1日ほどで工事が完了します。
また、より手軽な方法として、トイレの天井に扇風機や小さなシーリングファンを取り付けることも考えられます。これを使えば、猛暑の日にトイレを使用していない場合でも、ドアを開けて扇風機を稼働させることで空気を循環させることができます。ただし、トイレ使用中には空気の循環が難しいため、注意が必要です。
こちらの記事では、箇所ごとの換気扇の交換費用について解説しています。
換気扇の交換費用は？お風呂・キッチン・トイレごとに解説
窓を設置する
換気扇を設置する方法以外にも、トイレ内の空気の通り道を確保するために小さな窓を設けることも有効です。
窓は、断熱性の高い複層ガラスを使い、樹脂製のサッシがおすすめです。高い断熱性を持つ窓を選ぶことで、冬場の冷気の侵入を防ぐことができます。
窓を設ける際には、防犯対策も考慮して、ルーバーのついた開閉式の窓やすりガラスの窓を選ぶことが重要です。窓のないトイレに窓を設ける場合、約3日ほどの工期が必要となります。
既存の窓を小さくしたり交換する
冬のトイレが寒くなる主な原因は外気の侵入です。この問題を解決するためには外気の侵入を防ぐことが重要です。
トイレ内において外気は主に窓から入ってくるため、窓のあるトイレでは窓のサイズを小さくし、断熱性の高いガラスとサッシに交換することが効果的な対策です。
窓を小さくする際には、既存の窓を取り外し、新たに壁を作ってその中に小さな窓枠を取り付ける方法が一般的に使われます。
床暖房を導入する
窓のないトイレの寒さ対策として、床暖房の導入が挙げられます。この方法では、床を取り外して床下に床暖房を設置します。
床暖房には電気式と温水式の2種類があります。電気式はリーズナブルに設置できますが、室内が暖まるまでにやや時間がかかることがあります。一方、温水式は素早く暖まり、低温やけどの心配も少ないですが、やや高価で床の状態によっては施行できないこともあります。
こちらの記事では、床暖房の後付けリフォームに関する情報を詳しく記載しています。
床暖房は後付けできる？費用や注意点は？
トイレ全体の断熱性を上げる
暑さと寒さの双方の課題を解決するために効果的な方法は、トイレ内の断熱性を向上させることです。
壁や床を取り外し、断熱材を組み込むことによって、トイレ内の温度を一定に保つ効果が期待できます。ただし、窓などの気密性が低い場合は、トイレ内の温度変化に影響を与える可能性があります。
そのため、暑さと寒さへの対策として、これらの手法を組み合わせて実施することが有効です。
ユニットバス、トイレリフォーム
10年工事保証だから安心感が違う
トイレのリフォームにかかる費用
ここでは、トイレのリフォームにかかる費用を詳しくてご紹介していきます。
トイレの温度対策にかかるリフォームの費用相場
トイレの温度対策にかかるリフォームのおおよその費用目安を以下にまとめました。
- トイレに換気扇を取り付ける：3万〜5万円
- トイレに扇風機を設置する：1万円〜
- トイレに窓を新設する（複層ガラス＆樹脂サッシ）：20万〜30万円
- トイレの窓を小さなものに変更する（断熱性の高い窓含む）：35万〜50万円
- トイレ全体の断熱工事：20万円〜（トイレの幅80cm×奥行160cm程度の場合）
トイレのリフォームにかかる費用
- 節水型のトイレへの交換：約15～40万円
※既存のトイレの撤去・処分が必要を含めた価格 - 和式トイレから洋式トイレへの交換：約25～60万円
※便器の交換だけでなく、床や壁のリフォームも同時に行なった場合の価格
近々、ネット完結でトイレリフォームを注文できると謳い、工事費込みと記載しているのに、既存のトイレの撤去費用、回収費用は別だったり、壁と床を丸々交換する必要のある和式トイレの工事は扱っていないなどの悪質なリフォームサイトが増えています。リフォームを申し込む前に、必ず実績のあるリフォーム専門業者に自分のリフォームしたい部屋の状況と、細かい内容を問い合わせて、直接回答をもらうことをおすすめします。
トイレ交換はどこが安い？リフォーム費用や工期、交換時期の目安を徹底解説
暑さ・寒さ対策のトイレリフォームまとめ
トイレ内が暑く感じたり寒く感じ、日々ストレスが溜まっているのに「そんなもんか」と見過ごしてしまっていませんか？断熱シートの導入、窓の開け閉め（換気）をした上で治らないようであれば、思い切ってトイレ室内全体の断熱リフォームを行うのもありです。暑さと寒さの両方と無縁の、いつまでも快適に使用できるトイレを向かい入れましょう。
理想のマイホームは住宅設備協同組合のリノベで叶えませんか？
住宅設備協同組合では一人ひとりの予算や都合に合わせた理想の家づくりをお手伝い致します。
全てのお宅に直接訪問させて頂き、10年後のライフプラン、理想の暮らしを含めて徹底的にヒアリング。あなただけのリノベーションプランをご提案。施工後は安心駆け付けサービスを含む充実のアフターサポートで末長いお付き合いをさせていただきます。
