「和室が寒く困っている」「障子の断熱性を上げるには?」「障子風の窓の設置にはいくらかかる?」など、障子の断熱性について困っている方はいますか?障子は断熱性が低く、隙間風や冬の室温低下の原因となることがあります。障子紙を交換する方法もありますが、最も効果的な断熱性向上の方法は障子風の内窓を設置することです。内窓を設置することで断熱性が高まり、より暖かく過ごすことができます。
今回は、障子の断熱性を上げる方法について、障子風の内窓のメリットや設置費用を徹底解説します。
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住宅設備協同組合
東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。
障子の断熱性を上げる方法
ここでは、障子の断熱性を高めるための3つの方法をそれぞれ解説していきます。
障子を太鼓貼りにする
障子は、木を組んで作られた「組木」の片面に障子紙を貼ったものであり、「太鼓貼り」とはこの組木の両面に障子紙を貼る手法を指します。
組木の厚みは約1cm程度であり、両面に障子紙を貼ることで、この厚み分の空間ができ、空気の層が作られます。
これは複層ガラスと似たような仕組みです。
断熱性の障子シートに張り替える
障子紙は一般的に和紙を使用していますが、調湿効果や採光・通風性に優れている一方、断熱性が低いというデメリットがあります。
しかし、最近では「断熱障子シート」という商品が販売されており、DIYで張り替えることも手軽な方法です。
断熱障子シートは和紙ではなく、発泡ポリウレタンシートが使用されており、シート内部に細かな気泡があり、熱を逃がさない層を形成して断熱性を高めています。
また、採光も可能であり、UVカット効果もあるため、日差しが気になる部屋や畳の日焼け対策にも効果的です。
障子風の内窓を設置する
内窓を設置することが最も高い断熱性を持つ方法であり、内窓は現状の窓の内側に別の窓を設置することにより、窓の断熱性を向上させる方法です。
寒冷地などでよく採用されており、高い断熱性を持つことが知られています。
また、内窓には障子風のデザインを持った商品もありますので、現状の障子の部分をこのような障子風の内窓に交換することで、断熱性を高めつつ内装インテリアにも調和させることができます。
障子風の内窓は和紙ではなく、和風デザインのガラスで作られており、和紙の温かみまでは完全に再現できませんが、外見は障子そのもののデザインとなっています。
障子風の内窓のメリット
ここでは、障子風の内窓の設置した際のメリットを解説していきます。
障子紙でないため破れない
小さなお子様やペットを飼っているご家庭では、障子紙が破れてしまうことが日常的に起こることがあるかもしれません。
破れた障子紙を貼り直す手間や費用がかかる上、破れたままにしておくとお部屋の印象も損なわれてしまいます。
そこで、障子風の内窓はガラス製であるため、破れる心配がありません。
また、障子風のデザインを保ちながら、和室にぴったりなおしゃれな内窓として使用することができます。
施工時間が短い
内窓の設置は、既存の窓の内側に設置することができ、施工時間は約60分程度と非常に短時間です。
そのため、工事の期間中に家にずっといなければならない、工事に伴う騒音や生活の妨げを我慢しなければならないといったリフォームにまつわる悩みがありません。
メンテナンスが容易
一般的な障子は、経年劣化による破れや変色が起こることがあります。
また、「太鼓貼り」でない場合には木枠にほこりが溜まりやすく、こまめな掃除が必要です。
しかし、障子風の内窓であれば材質がガラスなので変色の心配もなく、複層ガラスであれば木枠にほこりが溜まることもありません。
さらに、水拭きが可能でお手入れも簡単です。
防犯性が上がる
一般的な障子との違いは、障子風の内窓がガラス窓であるため、窓と同様に鍵をかけられる点です。
外側の窓と障子風の内窓の両方に鍵をかけることができるので、防犯対策を強化することができます。
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障子風の内窓の設置にかかる費用と期間
ここでは、障子風の内窓の設置にかかる費用をご紹介します。
障子風の内窓の設置にかかる費用の目安
障子風の内窓を設置することで、既存の障子に比べて断熱性を向上させることができます。
ただし、気になるのは内窓の設置費用です。
内窓の価格は、窓のサイズやガラスの単板・複層などによって異なり、一枚あたり約5万円~程度から設置が可能です。
一般的に、内窓の設置にはおおよそ10万円~30万円程度の費用がかかることが目安とされています。
こちらの記事では、内窓(二重サッシ)のメリットや障子風以外の窓にかかる費用を、詳しく解説しています。
内窓・二重サッシにするリフォームの費用相場と工事期間障子風の内窓の設置にかかる工期の目安
窓1か所あたり約30分~1時間です。
内窓のリフォームは、既存の窓の内側に新しい窓を設置するだけなので、施工作業は素早く終わります。
複数箇所の施工を行う場合は、より時間がかかるのでご注意ください。
障子風の内窓まとめ
一般的な障子は断熱性が低く、隙間風や冬の室温低下の原因となることがあります。断熱性を高める方法はいくつかありますが、最も効果的な方法は障子風の内窓を設置することです。障子風の内窓は、障子紙でないため破れず、掃除などのメンテナンスがしやすく、防犯性が上がるなどのメリットがあります。
施工経験が豊富な業者に相談し、ご希望に合うプランを提案してもらいましょう。
いつでも暖かく過ごせるために、障子風の窓を実現しましょう。障子風の内窓の設置リフォームなら、県知事認可法人の住宅設備協同組合まで