「バスタブから水漏れしてきた」「浴槽が古くなってきた」「浴槽を綺麗にしたい」などと、浴槽について悩んでいる方は少なくないのではないでしょうか?
浴槽塗装は、バスタブを取り外すことなく、簡単にリフォームができ、効果的な方法として人気があります。バスタブを綺麗にしたい方は、ぜひ浴槽塗装のリフォームを検討しましょう。
今回は、浴槽塗装のリフォームについて、特徴や工事費用、メリットデメリットを徹底解説します。
キッチン・お風呂リフォームに
圧倒的な強みがあります。
住宅設備協同組合
東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。
浴槽塗装とは
ここでは、浴室塗装についてやDIY、塗料選びの注意点を解説していきます。
浴槽塗装とは?
浴槽塗装は、古くなった浴槽を新しく見せるために、表面に新しい塗料を塗ることです。
浴槽を取り外すことなく、簡単にリフォームができるため、リーズナブルな価格で効果的な方法として人気があります。
浴槽塗装はDIYできる?
浴槽の塗装は見た目には簡単そうに見えますが、実際には高い技術と経験が必要な複雑な作業です。
塗料の特性や塗装技術によって、美しい仕上がりを保つことができますが、不適切な技術で行うと、短期間で劣化してしまうこともあります。
そのため、DIYでの浴槽の塗装はお勧めできず、専門家に相談することが重要です。
塗料選びの注意点は?
浴槽の素材によって選ぶべき塗料は異なりますが、ホームセンターやネットショップで購入する場合は必ず「浴室用」と表示されたものを選ぶようにしましょう。
一般的なFRP素材の浴槽に関しては、水性アクリル系の塗料を使わず、通常は二液性アクリルウレタン樹脂系の塗料を使用します。
浴槽塗装のリフォームにかかる費用
ここでは、浴槽塗装のリフォームにかかる費用の相場をご紹介します。
浴槽塗装にかかる費用の相場
浴槽の大きさや素材、傷み具合によって異なりますが、浴槽塗装には8万円~10万円程度かかることが一般的です。
この価格には、高度な技術や手間を要するため、塗料の値段だけではなく職人の技術費も含まれています。
したがって、数千円の塗料代と比べると高額に感じるかもしれませんが、その価格には仕上がりの品質と耐久性が保証されるという価値があると言えます。
浴室全体のリフォーム費用
浴室全体をリフォームする場合の一般的な相場は、60万円から150万円ほどです。
ただし、商品のグレードや撤去などの工事内容によって変動することがあります。また、ユニットバスを交換する場合には、選ぶユニットバスの本体価格によっても費用が異なることがあります。
こちらの記事では、お風呂のリフォームを誰でも分かるように、詳しく解説しています。
【2024】お風呂のリフォーム費用は?浴室乾燥機・ドアは意外と安いお風呂リフォームの流れ
弊社ユニットバスリフォームの解体から納品まで工事の流れを動画で公開
キッチン・お風呂リフォームに
圧倒的な強みがあります。
浴槽塗装のメリットとデメリット
ここでは、浴室塗装のメリットとデメリットを厳選して解説していきます。
メリット①:浴槽の解体がないため廃材が少ない
浴槽塗装は、解体作業が不要で改修工事のみで済むため、廃材の発生が少なく、環境への影響も小さいという利点があります。
在来浴槽をユニットバスにリフォームする場合、解体によって大量の廃材が出るため、その処理や廃棄に関する問題が発生する可能性があります。
また、解体費用が追加されるため、費用が高くなることもあります。
浴槽塗装は、環境への負荷が少ないことから、地球環境に優しい方法と言えます。
そのため、環境に配慮したリフォームを希望する人にとって、浴槽塗装は魅力的な選択肢の一つとなります。
メリット②:浴槽のサイズや形状に左右されない
浴槽塗装の利点の一つは、浴槽のサイズや形状に左右されず、ほとんどの浴槽に対応できることです。
これは、在来浴室をユニットバスに変更する場合など、浴槽のサイズが合わないためにリフォーム工事が行えないという問題を回避することができます。
さらに、住宅の構造上、浴室周辺に重要な柱や梁がある場合には、大規模な改修工事を行うことができないことがあります。
しかし、浴槽塗装であれば、リフォームが可能であるため、柱や梁の影響を受けることなく、浴室の雰囲気を一新することができます。
このように、浴槽塗装は、様々な制約に左右されずに、簡単かつ迅速に浴室を改修できるというメリットがあります。
メリット③:デザインが豊富
浴槽塗装に使用される塗料は、多様な種類が存在し、それぞれが異なったデザインや仕上がりを実現することができます。
このため、浴槽塗装では、幅広い選択肢から好みや用途に合わせた塗料を選ぶことができる点が特徴的です。
また、浴槽のカラーを変えるだけでも、浴室の雰囲気を大きく変えることができます。
明るい色や鮮やかな色を選ぶことで、入浴中の気分を明るくし、リラックス効果も高めることができます。
このように、浴槽塗装は、簡単に浴室のイメージをアップデートできるという利点も持っています。
デメリット①:塗装工事ができる職人が少ない
浴槽塗装は、高い技術力と経験が必要とされるため、塗装工事を受けられる業者数が限られているというデメリットがあります。
また、保証をつけない業者も存在することがあります。
このような状況から、塗装工事を依頼しても、実際の施工が行われるまでに時間がかかることや、見積もりの金額が高くなることも考えられます。
さらに、一定数の技術を持った職人がいないため、季節によっては工事ができないといった制約も存在します。
デメリット②:塗装が剥がれる可能性がある
浴槽塗装では下地の塗りこみが不十分だと、工事完了後に塗料が剥がれる可能性があります。
剥がれた塗料が小規模な場合は重ね塗りで修復できますが、広範囲な場合には全ての塗料を剥がしてから再度塗り直す必要があります。
そのため、無料のアフターサービスや保証期間を提供している業者を選ぶことをおすすめします。
そうすることで、工事完了後に不具合があった場合にも安心して修理してもらうことができます。
デメリット③:浴槽の機能性は上がらない
浴槽塗装を行っても、浴槽の耐熱性や保温性などの機能性は向上しません。
これは、浴槽自体は変わらずそのまま使用するためです。
浴槽を交換する場合には、保温性が高い商品や追い焚き機能やジェットバス機能を備えた商品を選択できますが、浴槽塗装では機能面の追加はできません。
浴槽塗装リフォームまとめ
浴槽塗装のリフォームは、既存の浴槽の表面に塗料を塗って綺麗に見せることができます。簡単そうに見える作業ですが、適切でない技術で塗装すると、短期間で塗料が剥がれる可能性があるため、DIYで行う際は注意が必要です。また、メリットデメリットを考慮しながらリフォームを行いましょう。
快適でずっと綺麗に保てる浴槽を実現しましょう。