ブロックキッチンは格安でリフォーム可能!撤去費用は?

「できるだけ安くキッチンをリフォームしたい」「ブロックキッチンの特徴は?」「システムキッチン以外におすすめのキッチンは?」などと、キッチンのリフォームを考えている人はいませんか?
現在は新築やリフォームを含めてシステムキッチンが主流となっていますが、価格が手頃で手軽なブロックキッチンも依然として根強い人気があります。

今回は、ブロックキッチンのリフォームについて、メリットデメリットやリフォーム費用などのポイントを徹底解説します。

この記事の著者

住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

ブロックキッチンとは

ここでは、ブロックキッチンの特徴やシステムキッチンとの違いをご紹介します。

ブロックキッチンとは?

ブロックキッチンは、「キッチンセット」とも呼ばれ、コンロ・流し台・シンクを一つずつ組み合わせて構成されます

以前はシステムキッチンが登場する前に、ブロックキッチンが一般的であり、築20年程度の住宅によく使われていました。
最近では新築住宅での使用は減少していますが、まだ多くのメーカーがブロックキッチンを販売しています。

ブロックキッチンは会社の事務所や賃貸住宅などでよく使われますが、一般住宅でも多くのメリットがあります。

ブロックキッチンとシステムキッチンの違いは?

システムキッチンとは、コンロ・調理台・流し台などが一つの天板で一体化されている形態であり、「キッチンセット」もしくは「ブロックキッチン」と呼ばれる、それぞれの部品が別々になっているキッチンとは異なります。

それぞれにメリット・デメリットがあり、違いを理解した上で選択することが大切です。

システムキッチンとは?費用は?交換できる?

ブロックキッチンのリフォーム工事費用の相場

ここでは、ブロックキッチンのリフォーム工事にかかる費用の相場を解説していきます。

ブロックキッチンのリフォームの費用相場

ブロックキッチンにリフォームする場合の費用相場は、約15~35万円となっています。

ブロックキッチンのリフォームは、具体的なリフォーム内容に合わせて見積もりを取ることが重要です。

また、地域や業者によっても価格が異なるため、複数の見積もりを比較することもお勧めです。

ブロックキッチンの撤去にかかる費用相場

ブロックキッチンを解体する際にかかる費用は、4.5万~8.2万円になります。内訳は以下の通りです。

  1. 取り外し・解体:1.5万~3万円 キッチンの機器や家具を取り外し、解体する作業にかかる費用です。
  2. タイルや壁の撤去:2万~4万円 キッチン周辺のタイルや壁の撤去作業にかかる費用です。これには、タイルの剥がしや壁の塗装の修復などが含まれます。
  3. 廃棄処理:1万~1.2万円 解体したキッチンや撤去した材料の廃棄処理にかかる費用です。これには、不要な機器や建材の運搬・処分費用が含まれます。

なお、上記は一般的な相場の範囲であり、実際の費用はキッチンのサイズや構造、解体業者の料金体系などによって異なる場合があります。また、地域によっても費用が異なる場合がありますので、具体的な見積もりを取ることをおすすめします。

ブロックキッチン以外のキッチンリフォームの費用

システムキッチンの価格は、材料、機能、デザインなどに依存し、高級素材や追加機能がある場合には費用が高くなります。

こちらの記事では、キッチンの交換リフォームの費用を分かりやすく解説しています。

【2024年8月】キッチン交換リフォーム費用を部位別解説

ブロックキッチンのメリットデメリット

ここでは、ブロックキッチンのメリットとデメリットを解説していきます。

ブロックキッチンのメリット

ブロックキッチンは、既製品を組み合わせることで安価な価格が最大のメリットとなります。

一方、システムキッチンはセミオーダーであり、一つひとつの部品がカスタマイズされます。

また、ブロックキッチンは在庫があれば即納可能であり、発注から完成までの期間が短いのも大きなメリットです。
一方、システムキッチンはセミオーダーとなるため、納期は通常2週間以上かかることが一般的ですが、ブロックキッチンは在庫と職人のスケジュールが合えばすぐに交換が可能です。

また、ブロックキッチンはコンロや扉などの部分だけを交換できるため、壊れた際に修理が容易であり、製品価格の安さは将来的なリフォームのコスト削減にも繋がります。

ブロックキッチンのデメリット

ブロックキッチンは、一つずつキャビネットを組み合わせるため、天板が分割されることがあり、その際にすき間に汚れが入りやすいという大きなデメリットがあります。

特に、幅広のキッチンやL形レイアウトになると、天板のつなぎ目が2か所以上になり、それが気になることもあります。

また、ブロックキッチンは据え置き型のコンロが一般的であり、ビルトインコンロと比べるとすき間が多く、汚れや食材の破片が溜まりやすいというデメリットもあります。

そのため、料理後には毎回拭き掃除などのマメなメンテナンスが必要となります。

さらに、システムキッチンと比較すると、ブロックキッチンの扉のカラーやオプションのバリエーションが少ないことがあり、こだわりのある方には物足りなさを感じるかもしれません。

ブロックキッチンリフォームまとめ

ブロックキッチンは、システムキッチンと違い、コンロ・流し台・シンクを一つずつ組み合わせて構成されています。他のキッチンと比べてコストを抑えてリフォームすることができますが、掃除やお手入れが大変などというデメリットもあるため、注意が必要です。
リフォームをする際には、しっかりと計画を立てて、信頼できる業者を選び、ご希望に合ったプランを提案してもらうとよいでしょう。
安く快適なブロックキッチンを実現しましょう。