古いお風呂のリフォーム費用・注意点・ユニットバス交換方法は?【2024年】

実家のお風呂、古くなっていないですか?

古いお風呂の床が汚れていたり、タイルが剥がれていてなんだか気持ち良くない、お風呂に入ってもリラックスできないといったちょっとした不満も毎日積み重ねればストレスになります。

お風呂の老朽化によって、段差があって転びそうになったり、水漏れリスクがあったり危険な場合もあります。

古いお風呂のリフォームというのは今後の人生をより豊かにするために「できたらいいな」ではなく「やらなくてはいけない」リフォームなのです。

具体的に古いお風呂をリフォームするための価格相場、気をつけたほうが良いこと、ユニットバスへの変更方法について解説していきます。

この記事の著者

住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

古いお風呂の特徴や不満

ここでは、古いお風呂のよくある不満や特徴を紹介していきます。毎日古いお風呂を使っているのであれば「確かに」と思う内容もあるでしょう。また自分は使っていないけれども実家のお風呂をリフォームを考えているのであれば、「口にはわざわざ出さないけれど必ず両親は一度は思ったことがある」といった内容になっています。

入浴中の室内が寒い

古い風呂は、壁や床にタイルが多く使われており、断熱材も老朽化している場合があるため、気温の低い冬になると足元が冷たく感じることがあります。

タイルの破損や目地の劣化が見える

タイル同士の隙間に使われる目地材が傷んだり、そこから水が浸入することで、腐食が引き起こされる可能性があります。

浴槽が深く狭い

浴槽に段差があって転びそうになったことはありませんか?

昔ながらの和式の浴槽は、座った状態で肩まで浸かることができますが、その一方で深さがあるため、足を引っかけやすく転倒のリスクが存在します。

また、肩まで浸かることによる水の圧力が心臓に負担をかける可能性もあるため、高齢の方には適さないとされることもあります。

ヒートショックを起こす危険性がある

昔のお風呂では、壁や床がタイルで覆われていることが一般的でした。

そのため、居室との温度差により血圧が変動し、ヒートショックを引き起こす可能性があります。

転倒のリスクがある

脱衣所と浴室の間に段差があったり、床がタイルであることがある場合、高齢の方にとって転倒の危険性が高まります。

さらに、手すりがないことが多く、浴槽への出入り時には注意が必要です。

水漏れによるシロアリ被害の可能性

長い間にわたり、タイルの目地にわずかずつ水がしみこんでしまうことがあります。

さらに、ひび割れなどが存在する場合、水が浸透してしまう可能性が高まります。

浸透した水の影響で、基盤や窓台の木材が腐食することがあり、水気が大好きなシロアリの被害によって木部が傷ついてしまうこともよく見られます。

古いお風呂からユニットバスへのリフォーム

ここでは、古いお風呂からユニットバスへリフォームする際の費用や注意点を詳しく解説しています。

古いお風呂からユニットバスへのリフォームにかかる費用

古いお風呂(在来浴室)からユニットバスへのリフォームにかかる費用は、およそ60万~150万円ほどかかります。

ユニットバスのサイズや素材、商品によって価格は変動します。

こちらの記事では、お風呂のリフォームについてを誰でも分かるように、詳しく解説しています。

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古いお風呂からユニットバスへのリフォームで気を付けたほうが良いこと

  • 浴室のサイズが変わってしまう
    ユニットバスはあらかじめ規格化されたサイズが設定されています。
    在来工法からユニットバスにリフォームする際、お風呂の寸法が変更されることがあるため、事前に確認することが重要です。
    また、一部のメーカーでは完全に合わせたサイズのユニットバスを提供するオプションも用意されています。
  • 土台の腐食やシロアリ被害に追加費用がかかる
    在来工法のお風呂は、目には見えない部分での腐食やシロアリの影響が進行していることがあります。
    工事が開始されてから、予想以上に被害が進行していることが判明することもあります。
    そのため、追加の費用や工期が必要となる可能性も考慮しておくことが大切です。

古いお風呂からユニットバスへのリフォームのメリット

ここでは、在来浴室などの古いお風呂から最新のユニットバスにリフォームするメリットを詳しく解説していきます。

高い断熱性を持っている

ユニットバスは浴槽の部分が一体化しており、断熱性に優れており、冬でも暖かさを維持できます

家族が異なる時間に入浴しても、お湯の温度が急激に下がることは少ないです。

さらに、暖房乾燥換気扇を取り付ければ、ヒートショック対策にも有効です。

お手入れが容易になる

最新のユニットバスには、水が効率的に排水される床材が使用されたり、排水口に髪の毛やごみが自然に集まる仕組みが組み込まれたりするなど、お掃除にかかる時間と手間が大幅に減少する特徴があります。

バリアフリー化により転倒のリスクが軽減される

最新のユニットバスはバリアフリーの設計が採用されており、洗面所の床とユニットバスの洗い場は平らになります。

浴槽の入り口も低くなっているため、ご高齢の方でも入浴しやすくなっています。

古いお風呂のリフォームまとめ

古いお風呂のリフォームは思い立ったらやってしまいましょう。

別に最新の機能やおしゃれなデザインのお風呂である必要はありません。スタンダードなユニットバスにリフォームにするだけでも、寒さからは解放され、転倒リスクは下がり、これから先何十年と健やかな生活を送ることができます。

浴室の施工経験が豊富な業者に相談し、ご希望に合ったプランをもらい、快適で安全に使えるお風呂を実現しましょう。最新のお風呂のリフォームなら、県知事認可法人の住宅設備協同組合へ!