【大手4社】キッチンメーカーのおすすめはどこ?費用相場や特徴

「キッチンリフォームしたいけど、どのメーカーのキッチンがいいのか分からない」「ブランドごとの特徴、長所を知りたい」などと考える人は多いのではないでしょうか。
家庭におけるキッチンは、調理する場所としてだけでなく、家族が集まり会話をする場所としても重要な役割を果たします。そんなキッチンリフォームをする際に、どのメーカーを選ぶか迷ってしまいますよね。

今回は、キッチンのリフォームについてをメーカー別に費用や特徴、失敗しないコツなどを徹底解説します。

この記事の著者

住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

システムキッチンメーカー人気ランキング

実際に年間1000件以上のリフォームを施行するリフォーム会社「住宅設備協同組合」で施工したシステムキッチンの商品名とブランドをランキング形式でご紹介します。

順位キッチンメーカー商品名
1位クリナップラクエラ
2位Panasonic(パナソニック)リビングステーション V-style
3位LIXIL(リクシル)シエラS
4位クリナップステディア
5位Panasonic(パナソニック)ラクシーナ
6位TOTOミッテ
7位クリナップセントロ

インテリアの組み合わせで楽しめる、クリナップの「ラクエラ」が一番人気です。とにかく安い費用でキッチンのリフォームをしたい方には、LIXILの「シエラS」をおすすめします。お手頃な価格でコストパフォーマンスの高いものを求めている方には、TOTOの「ミッテ」がおすすめです。

高い品質で洗練されたデザインのキッチンを求めている方には、クリナップの「セントロ」をおすすめします。

各メーカーごとのシステムキッチンの違い

システムキッチンとは、シンクやカウンター、収納スペースや調理器の基本セットに、食洗器や浄水器などの機能を組み込んで一体化したキッチンのことです。

ここでは、システムキッチンを例に各メーカーごとの価格や特徴を厳選してご紹介していきます。

TOTOのシステムキッチン

水まわりの設備に強さで知られるTOTOのシステムキッチンは、水を節約しながらシンクを清潔に保つための機能が豊富です。節水効果のある「水ほうき水栓」やゴミが貯まりにくい「すべり台シンク」などが特徴的です。

水ほうき水栓は、ほうきのように幅広い形状に広がるシャワーが付いていて、洗い物に対して水が広がるため、広範囲を洗い流すことが出来ます。長時間水を出す必要がないため、節水効果につながります。

すべり台シンクは、シンク内にすべり台のような形状があり、水やごみが簡単に排水口へ流れます。シンクの端から水を流して掃除する必要がないので、常に清潔さが保たれるのが特徴です。

TOTO「ザ・クラッソ」

「ザ・クラッソ」はシンプルなデザインと、透明感のあるカウンターが人気のシステムキッチンです。

汚れがシミになりにくい素材で、熱や衝撃にも強いため、常に新品のようなきれいな状態を楽しめます。

  • I型:538,800円~
  • L型:712,100円~
  • スリム対面・収納充実型:1,119,300円~
  • スリム対面・フラット型:1,068,800円~
  • フラット対面型:1,205,000円~

TOTO「ミッテ」

お手頃な価格でシステムキッチンの導入を考えている方には、「ミッテ」がおすすめです。

扉やカウンター、シンクなど豊富なカラーと素材からカスタマイズ可能で、デザイン性に長けています。

  • I型・I型スリム:585,800円~
  • L型:799,200円~
  • スリム対面・フラット型・壁付型:1,075,800円~
  • スリム対面・フラット型・アイランド型:1,126,800円~

こちらの記事では、TOTOのキッチンについてをより詳しく解説しています。

LIXILのシステムキッチン

LIXILのシステムキッチンは、デザインの豊富さや使い勝手の良さが特徴です。
キッチン周りのお手入れや掃除を楽にする機能が充実しており、中でも「よごれんフード」「ひろびろシャワー」が注目の機能となっています。

よごれんフードは、換気扇のファンとフード内部の掃除をほぼ不要にしてくれます。
一般的なレンジフードは、汚れをそのままにしておくと、油汚れの臭いが部屋に広がったり、溜まった油汚れが料理の中に落ちたりする可能性があります。しかし、よごれんフードはお手入れをしなくても油汚れを気にせずに使うことが出来ます。

ひろびろシャワーは、下に向かって水が広がるため、洗い物の大小関係なく効率よく洗えます。また、水圧があるため、水洗いがうまくできない道具でも簡単に洗うことが出来ます。

LIXIL「シエラS」

「シエラS」は、スタイリッシュな見た目で、リーズナブルな価格が人気なブランドです。

シンクは、スムーズに汚れを流せるナイアガラフロー方式を採用したステンレスの「スキットシンク」と、排水口が見えないように配置され人造大理石の「キレイシンク」から選べます。

  • I型:551,000円~
  • L型:799,000円~
  • ペニンシュラI型:883,500円~

LIXIL「リシェルSI」

「リシェルSI」は、使いやすさを追及した収納が人気のシステムキッチンです。

使いたい道具が最小限の動きで取れるように設計された収納キャビネットが搭載されており、取りやすい高さのため足腰への負担が軽減されます。

シンクに2段のレーンと2種類のプレートを組み合わせて、作業台として使うことも出来ます。

  • 壁付I型:782,000円~
  • 壁付L型:1,174,000円~
  • センターキッチン:1,124,500円~

こちらの記事では、LIXILのキッチンについてをより詳しく解説しています。

リクシルのキッチンのおすすめのシリーズは?費用や特徴は?

パナソニックのシステムキッチン

パナソニックのシステムキッチンは、家電メーカーならではの料理のしやすさを追求した機能性の高さが特徴的です。
お手入れが頻繁にできない方でも、「ほっとくリーンフード」「スゴピカ素材」のようなきれいにキッチンを保てる機能が豊富です。

ほっとくリーンフードは、レンジフードに付きやすい油汚れを自動で掃除する機能が付いています。中にあるプレートは、簡単に着脱ができ、年に1回食器洗い乾燥機で洗えます。

スゴピカ素材は、水や油をはじく性質を持っています。シンクやカウンター、水栓部分に使われていて、ふき取るだけで掃除が完了してしまう魅力的な機能です。これによって水垢を簡単に対策することが出来ます。

Panasonic「ラクシーナ」

「ラクシーナ」は、料理のしやすさを追求した機能が特徴のブランドです。

3口横並びの「ワイドコンロ」が付いており、フライパンや鍋ののサイズを気にせずに使用できます。また、横に広いため二人で並んでの料理も圧迫感なく楽しめます。

  • 壁付け・I型:748,000円~
  • L型壁付け:1,109,240円~

Panasonic「Lクラス」

「Lクラス」は、パナソニックの中でもハイグレードなシステムキッチンです。

「スゴピカ素材」のカウンターは傷にも強く、汚れは拭き取るだけなので日々のお手入れが簡単です。

また、このシステムキッチンは、隙間をなくした形状のため、汚れが溜まりやすい場所を作りません。

  • グラリオシンプルプラン:934,000円~
  • セミフロート対面オールラクテクプラン:2,023,800円~

こちらの記事では、Panasonicのキッチンについてをより詳しく解説しています。

パナソニックのキッチンのおすすめのシリーズは?費用や特徴は?

クリナップのシステムキッチン

日本で初めてシステムキッチンを発売したクリナップは、高品質なステンレスを採用し、耐久性が高いキッチンが多いことが特徴です。システムキッチンが長持ちする秘訣として、「ステンレスエコキャビネット」「流レールシンク」などの機能があります。

ステンレスエコキャビネットは、シンクや作業スペースだけでなく、キャビネットの骨組みにもステンレスを使っています。ステンレスは湿気に強いため、カビや臭いの元を寄せ付けません。

流レールシンクは、シンク内がゴミを自然と排水口へ流せるような作りになっています。さらに、ゴミが溜まる網かごもステンレス素材でできているため、つなぎ目がなく掃除しやすいです。

クリナップ「セントロ」

「セントロ」は、クリナップの中でもハイグレードなシステムキッチンです。

作業スペースを広げることが出来る「クラフツマンデッキシンク」や、ガスコンロとIHクッキングヒーターを使い分けられる「ハイブリッドコンロDual Chef」などの機能を付けることが出来ます。

シンプルプランB-STYLE・I型:815,000円~
L型プランB-STYLE:1,536,500円~
フラット対面プラン・壁付けI型B-STYLE80:1,453,000円~

クリナップ「ステディア」

「ステディア」は、デザイン性やお手入れのしやすさに追及したシステムキッチンで、中価格帯のブランドです。

料理の作業スペースであるワークトップは、ステンレス以外にも、セラミック・コーリアン・アクリストンから選べます。

I型:727,000円~
L型:946,000円~
フラット対面:1,107,500円~

こちらの記事では、クリナップのキッチンについてをより詳しく解説しています。

クリナップキッチンのおすすめシリーズを費用別に解説

 

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キッチンメーカー選びに失敗しないコツ

ここでは、キッチンのメーカー選びに失敗しないコツをご紹介します。

メーカーだけでなくリフォーム・施工会社にも相談

各メーカーのキッチンの特徴を知りたい場合は、契約している施工会社に相談することがおすすめで、以前に施工したメーカーのキッチンについて詳しい情報を持っている可能性があります。

また、施工会社との協力により、キッチンの状態や家の環境に合わせて最適なキッチンを選ぶこともできます。

キッチンの組み合わせについても、同メーカーの異なるシリーズや他メーカーの組み合わせなど、さまざまなオプションがあるため、施工業者と相談して自分に合った機能を選ぶことが重要です。

メーカーのショールームに訪問する

キッチンメーカーや特定のキッチンに興味がある場合は、実際のショールームでそのキッチンを体験することが重要です。

ショールームでキッチンを操作し比較することで、自分にとって使い勝手や快適さがどのようなものかを確認できます。また、メーカーの専属アドバイザーからの情報や、展示された空間提案も参考になります。

施工業者の担当者と一緒にショールームを訪れることもおすすめです。彼らと協力して、自宅のキッチンのイメージに合った商品を選ぶことができます。

優先順位を決める

キッチンメーカーを比較する際には、価格帯、機能性、デザイン性の3つの要素を考慮することが重要です。

しかし、これらの要素の中で最も重要な点を決定し、妥協できる要素も明確にすることで、メーカーや商品の絞り込みを効果的に行うことができます。

キッチンの耐用年数と交換時期

耐用年数とは、その設備が正常に機能し続ける期間を指します。ここでは、キッチンの耐用年数と交換時期を解説します。

キッチンの耐用年数と交換時期は?

キッチンには、食器棚、カウンター、シンク、オーブンなど様々な設備がありますが、それぞれの設備には異なる耐用年数があります。

食器棚やカウンターは20~25年、シンクは15年程度、オーブンは10~15年が耐用年数の目安とされています。
ただし、使用頻度やメンテナンスのされ方によって耐用年数は大きく変わることがあります。

キッチンの交換時期は、修理が必要になった時点で交換するのが最善策です。しかし、予算の問題がある場合は、修理できる範囲内で対処することもできます。

また、キッチンのデザインに関しては、好みによって異なります。自分が気に入っているキッチンでも、他の人には古く見えるかもしれません。そのため、どのタイミングで交換するかは個人の判断によるところが大きいです。

キッチンの耐用年数が切れるとどうなる?

耐用年数や寿命が切れると、古くなったキッチンは機能性が低下します。

ドアや引き出しがスムーズに開閉できなくなったり、シンクの排水が悪くなったりすることがあります。
火を扱うコンロやグリルは、火事の原因となるため、壊れる前にメンテナンスやリフォームをおすすめします。

キッチンの寿命を長持ちさせる方法

キッチンを長持ちさせるためには、定期的な清掃や適切な使用方法が重要です。

食品の調理や調理器具の洗浄を行うために使用されるキッチンは、油や汚れで汚れやすく、そのまま放置するとカビや菌が繁殖することがあります。汚れを放置すると、キッチンのシンクやカウンターなどが痛んでしまいます。そのため、定期的な清掃を行うことで、キッチンの寿命を延ばすことができます。また、掃除やお手入れをする際には、適切な洗剤やクリーナーを使用し、汚れをしっかりと落とすことが大切です。

熱い鍋やフライパンを直接カウンターやシンクに置くことは避けるべきです。また、鋭利なものを直接カウンターに置いたり、シンクに落としたりすると、傷やへこみが生じる可能性があります。キッチンの寿命を延ばすためには、適切な使用方法を確保することが大切です。

キッチンのリフォームまとめ

キッチンリフォームにおいて、キッチンの種類は様々で各種特徴があります。メーカーやシリーズによって、手入れのしやすさや耐久性がある素材などの強みはそれぞれです。
リフォーム工事にも注意点がありますので、信頼できる業者を選び、事前にしっかりと見積もりを依頼することが大切です。
将来の住まいのために、理想的で快適に暮らせるキッチンを実現しましょう。